住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

オーダーリノベーションの
プランニングで考えること

グローバルベイスマイリノ株式会社
設計
釘宮 愛美(くぎみや あいみ)

気になることがあればお気軽にお問い合わせください。リノベーションアドバイザーが何でもお答えいたします。(10:00-19:00)

■ 設計事例① 港区 単身女性
『秘密基地のようなベッドスペースと壁面収納で趣味を満喫』

間取りもデザインも金額も、希望される内容により近づけながら、気持ちよくて過ごしやすい居心地のいいお部屋になるよう、お客様と2人で打ち合わせを進めました。取材後にお話しされていた暮らしが実現している様子を見て嬉しい気持ちになりました。

Q1.
お客様との設計打ち合わせで印象に残っていることは?

どんな部屋が欲しいかというよりかは、お家で何がしたいかという話をたくさんしました。
打ち合わせの当初は部屋ごとや廊下に扉がある間取りで進めていました。室内窓を個室につけたいというお話もありましたが、完成形は1ルームのように開け放った間取りになりました。
扉を減らすことで、金額を抑えることができ、予算とのバランスも取れるということで、思い切って扉を取ってみようという話になりました。
賃貸の時にもドアはいつも開けっ放しにしていたということで、ドアは無くてもいいかという話になりました。その分、うまく死角をつくることを考えました。どんな暮らしをしているかというイメージを2人でたくさんシミュレーションしました。
お家としては大きな1ルームのような形ですが、場所ごとにどのような暮らしをするかたくさん考えたので、各コーナーが分かれて見えるような気がしています。お家で何をしたいかを中心に話を進めたプラン打ち合わせは印象に残っています。

Q2.
お客様とのエピソードで嬉しかったことは?

完成後にお客様と物件を確認に行くのですが、どこを見ても喜んでくれる姿を見ると嬉しく思います。トイレひとつとっても喜んでくださいました。
完成後はまだ家具も小物も何も入っていない状態です。イスやソファなどインテリアのお話もしながら打ち合わせを進めていたこともあり、お引き渡しを終えた後は、どんなふうに住まれているかいつも気になっています。お引越し後は自由に過ごしてもらえるようにと思っていたので、取材記事を見て、より使いこなしている様子を知れたのは嬉しかったです。「帰りたくなるお家」「リノベーションの打ち合わせが楽しかったので、出来ればもう一回やりたいです」というお客様から素敵な言葉もいただきました。

■ 設計事例② 渋谷区 ご夫婦
『ダイニングテーブルを中心に内装設計。お家サウナでととのう住まい』

「最初はしばらく住んだら賃貸に出そうかと考えていましたが、もし貸したとしてもまた戻って来たい!大好き!と思えるお家になりました。」と嬉しいお言葉をいただきました。

Q3.
お客様との設計打ち合わせで
印象に残っていることは?

初めてお会いしたときに、すでに新居に入れるダイニングテーブルが決まっていたのを覚えています。形が三角型でどう配置するかが難しかったです。
対面キッチンの計画もありましたが、限られた空間でリビング・ダイニング・キッチン(LDK)を広く使うために、壁付けキッチンを提案しました。反対向きにカウンターをつけて、対面の雰囲気も残しつつ広くLDKを使えるようにしています。

Q4.
打ち合わせはどれくらいの期間行いましたか?

物件が既に決まっていたこともあり、着工までの1ヵ月半、毎週打ち合わせをしました。
打ち合わせの時間が濃く楽しかったので、完成してお顔を合わせる機会が減ると思うと少し寂しかったです。
打ち合わせが進むにつれてお互いの理解度が高まり、改めて前を振り返ってプランを見返すこともあります。そうすることで、好みにさらに合わせていくことが出来ます。例えば、もともと水栓やドアのハンドルは黒だったのが、途中で銀色になりました。その際に床の見切りも黒から銀色に変えるなど、全体のバランスを見返して微調整を行っていきました。

Q5.
難しい要望はありましたか?

難しい要望とは違うかもしれませんが、最後のほうの打ち合わせでご家族の意向もあり、急きょカーペットの計画からフローリングになりました。
その日にすぐご夫婦でショールームを見てくださり、無事に床の素材が決定しました。
また、サウナがあるお家なので大きな機械は生活の中であまり気にならないように、鏡の映り込みなども無いように配置を検討しました。

Q6.
設計はどのように考えて提案していますか?

こちらからご提案するためにも、まず何かきっかけになるヒントをお客様からいただいています。こちらのお客様の場合、きっかけになったのは置きたいダイニングテーブルでした。
打ち合わせを進めていく中でお客様のことを知り、その方に合いそうなものや、今までの打ち合わせの中で選んできたものに合いそうなものを見つけてご提案しています。
また、ご提案するときは、その理由も添えるようにしています。
ひとつひとつ納得して進めていただけることが大切だと思っています。

■ 設計事例③ 東京都下 ご夫婦
『北欧と韓国インテリアをドッキング、広いリビングのある家』

広さや明るさがたっぷりの空間になり、担当させていただきながらも感激いたしました。
完成したお部屋を見渡して、奥様がうるっとしつつも喜んでくださりとても嬉しかったです。どこを切り取っても素敵なお部屋です。

Q7.
設計のポイントはどこですか?

ゴールドを使いたいことと韓国カフェのイメージを取り入れたいと一番におっしゃっていたので、見栄えするようにキッチンとヘリンボーンの床をつくりこみました。
実はキッチンの石の素材は、カウンターと壁で質感が違います。
壁のほうはツヤのある石材です。最近はマットなものを選ばれる方が多いのですが、ゴールドの水栓が美しく映りこむようツヤのあるものを採用しました。
新築では出せない、ピカピカすぎずちょうどいいクラシックな美しさや上品さを出しました。リノベーションでは共用部は変えられないので、そこともきれいになじむような風合いがでるようにデザインを意識しています。

Q8.
お客様との思い出はありますか?

リノベーション前の状態を見たときの玄関の横の廊下にある窓についての意見がお客様とまったく真逆だったのを覚えています。私は玄関に窓があると暗い廊下に光を入れることができるので良いと感じましたが、お客様はカーテンボックスや垂れ壁に圧迫感を感じ、窓はつぶしてもいいのではないかと思われていたそうです。
廊下に出た大きなカーテンボックスは確かに圧迫感がありましたが、リノベーションで取り払い、めいっぱい窓を活用することで光がひろがってきれいにできることをご説明すると、窓のある玄関で進めることになりました。光の入る空間は、好評でほっとしています。
無いものをご提案するので、言葉で表現することは難しいですが、理由を納得して信頼していただきながら進めていきました。

Q9.
設計する際に大事にしていることは何ですか。

「居心地がいい部屋」であることを大事にしています。
居心地がいいと感じる要素は、触れていて気持ちいい、ふと見たときにきれい、すっきり片付いている、などお客様により様々です。
目の前にいるお客様にとって居心地がいいとは何か、お話ししながら理解を深めることを大切にしています。

グローバルベイスマイリノ株式会社 設計 
釘宮 愛美(くぎみや あいみ)

ワンストップリノベーションサービス「マイリノ」の設計担当。
インテリアに携わる仕事をしたい思いがあり、コーディネーターの勉強をし、マンションだけではなく、戸建て注文住宅の設計施工管理の経験もあり。
スノーボードが趣味のひとつ。シーズン中は月に1回は滑りに行く。

気になることがあればお気軽にお問い合わせください。リノベーションアドバイザーが何でもお答えいたします。(10:00-19:00)