住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

リフォーム・リノベーションで後悔したことは?注意点を知っておこう

リノベーションをするなら、できるだけ失敗したくないもの。しかし、住宅の購入やフルリノベーションの機会は人生に何回もないものです。そこで参考になるのが、実際にリフォーム・リノベーションをした人の意見。どのような点を後悔しているのでしょうか?また、満足度の高いリフォーム・リノベーションを実現するためのポイントも解説します。

リフォーム リノベーション 後悔

CONTENTS

■中古物件選びの後悔

・「思っていたより治安が悪かった」

下見の時点では街に荒れた雰囲気はないと思ったのに、住み始めてから治安の悪さを感じるようになることもあります。都道府県県警が地域ごとに犯罪の発生率を可視化した「犯罪マップ」も判断材料のひとつに加えてみてください。

→ぼうはん日本│全国読売防犯協力会
https://www.bouhan-nippon.jp/knowledge/hanzai_map.html

・「利便性に不満がある」

住まいを選ぶ条件として、最寄り駅までの距離を重視する人は多いはずです。「駅から徒歩◯分」の表記は、道のり80m=徒歩1分で算出されていますが、信号の待ち時間等は考慮されていません。また、実際に歩くとゆるやかな坂道で疲れる、「開かずの踏切」があり一度遮断器が降りるとなかなか開かない、といったケースもあります。そのため、住まいと駅との間の行き来に想定よりも時間がかかってしまうことがあるのです。

近隣に商業施設があると、毎日の買い物に便利です。しかし、近隣にスーパーがあるものの品揃えや鮮度が良くない、閉店時間が早いため仕事帰りに立ち寄れない、といったケースもあります。

・「交通騒音が気になる」

仕事が休みの週末に下見に行ったところ静かな印象だったのに、平日は車の交通量が多く騒音に悩まされる、というケースもあります。また、大きな国道沿いなど週末の深夜に不正改造車が多く集まることで有名なエリアもあるため、不動産会社に事前に聞いておきましょう。

・「隣人との相性が悪い・トラブル」

中古物件探しの際、建物の状況や室内の様子に目が行きがちですが、ご近所の雰囲気も忘れずに確認しておきたいポイントです。もし隣家の人と顔を合わせることがあれば、明るく挨拶をしてみましょう。挨拶をしても無視された・ベランダにゴミが放置されている・庭が荒れているなど、違和感を覚える点があれば要注意です。

・「共用部分が使いづらい」

エントランスや共用廊下がバリアフリー化されていないと、お年寄りや障害を持つ人は暮らしにくいもの。若く健康な人でも、怪我をしたときに使いづらさに気づくこともあります。また、住戸数に対してエレベーターが少なすぎると、朝の通勤時間帯に「エレベーター待ち渋滞」が生じストレスを感じる要因になります。

■リノベーション費用に関する後悔

・「当初の予算を大幅にオーバーしてしまった」

リフォーム・リノベーションの素敵な事例を見ていると、新しい住まいへの夢は広がるもの。あれもこれもと採用していると、予算は際限なく膨らんでしまいます。特にキッチンや浴室など水回りの設備は高額になりがちです。

・「予算に合わせたら希望が実現できなかった」

限られたリフォーム・リノベーション予算のなかで、希望をすべて実現するのは難しいもの。とはいえ、予算に合わせてあまりにも妥協を重ねてしまうと、念願の新しい暮らしのはずが「あまり心が弾まない…」ということにもなりかねません。

・「補強工事に想定外のお金が掛かった」

一見きれいに見える中古物件でも、内装を解体してみたら内部で痛みが進んでいる場合もあります。その補強工事に想定外の費用が掛かってしまい、その分リフォーム・リノベーション費用を削らざるを得なくなることがあるのです。

・「税金や修繕積立金の負担が大きかった」

マイホームを購入すると、毎月のローン返済のほか固定資産税を毎年支払うことになります。さらにマンションの場合は、共益費・修繕積立金の支払いが必要です。住宅ローンは「いくら借りられるか」だけでなく、借入金以外の出費を合わせても「無理なく返済できるかどうか」を考えることが大切です。

・「引越しや家具の購入にお金が掛かった」

中古住宅の物件価格と工事費用のほかにも掛かるお金があります。引越し費用や新しい家具・カーテンの購入費用も計算に入れておきましょう。既存の住まいをリフォーム・リノベーションする場合は仮住まいの家賃も必要です。

■建物の構造・マンションの規約による後悔

マンションでは原則的に専有部分(室内)のリフォーム・リノベーションが可能ですが、条件によっては希望の工事ができないこともあります。

・「構造上の問題で希望の間取りにできなかった」

建物の構造上、撤去ができない柱や壁があり希望通りの間取りにできない場合があります。縦方向に配管を通す「パイプスペース」の位置も移動できません。また、床下を通る排水管のレイアウトによっては水回り(キッチン・浴室)の大きな移動が難しいケースもあります。

・「規約上の制限で希望の工事ができなかった」

一般的にマンションでは管理規約でリフォーム・リノベーションに関する規定が設けられており、建物の構造上とくに問題がなくても、希望の工事ができないケースがあります。規約の内容はマンションごとに異なりますが、フローリング材は一定以上の遮音等級を満たした製品を使用するように定められていることが多いです。その程度の制約であればプランニング作成の妨げにはなりませんが、なかにはカーペット以外の床材を禁じているマンションもあります。

■リノベーションの間取りに関する後悔

・「動線が悪い・扉が干渉する」

居室や建具をやみくもに配置すると、同時に開けるとぶつかってしまうドアがある、収納を開けていると部屋のドアが開けられない、扉を開けると壁のスイッチが隠れてしまうなど、思わぬ不便が生じることがあります。また、生活動線が短くまとまるほど生活はしやすくなります。例えば脱衣所・洗濯機置き場・物干し・クローゼット、それぞれが離れすぎない位置にあると家事がこなしやすいでしょう。

・「収納が足りない・使いづらい」

持ち物の量に対して収納が足りないと、新たに収納家具を購入しなければなりません。また、収納は大きさ(容量)だけでなく、使いやすさも重要です。例えば仕舞う物に対して奥行きが深すぎると、手前の空間が無駄になってしまいますし、さらに手前に物を置くと奥の物が出しにくくなります。また、物を使う場所と収納が離れていると片付けが億劫になるため、散らかりやすくなる原因です。

・「トイレの位置が悪い」

トイレがリビング・ダイニングに隣接していると、家族の食事中やくつろぎの時間に、使いづらくなってしまうもの。音やニオイで気まずい思いをしないためにも、収納や廊下などワンクッション挟んだ配置がおすすめです。

・「排水管の音が気になって眠れない」

マンションで、排水を階下に流す配管スペースが寝室に隣接していると、水が流れる音で安眠を妨げられる場合があります。昼間は問題なくても、静かな夜間になると気になるものです。配管スペースは移動できないため、クローゼット内になる間取りする、配管に遮音シートを巻くなどの対策を講じると良いでしょう。

・「玄関を開けると室内が丸見え」

近年は居室を細かく区切らず開放的な間取りが人気傾向です。しかし、間取りによっては、玄関を開けるとキッチンやリビングが丸見えになることがあります。来客や通行人からの視線がLDKにまっすぐ届かない間取りがおすすめです。

・「部屋が広すぎて冷暖房効率が悪い」

広々とした空間は開放感があり魅力的ですが、冷暖房効率が悪いというデメリットもあります。暖かい空気は上に昇り、冷たい空気は下に降りる性質があるため、吹き抜けリビングなど高さのある空間では、特に冬場の冷え込み対策を重視しましょう。床暖房の採用や窓の断熱対策がおすすめです。

■リノベーション後の環境に関する後悔

・「冬寒く・夏暑い」

リフォーム・リノベーションのプランニングでは、デザインだけでなく過ごしやすさも忘れずに考えましょう。断熱性能が低い住まいは冷暖房効率が悪いだけでなく、結露やカビの原因にもなります。熱の出入りの多くは開口部(窓やドア)のため、内窓を取り付けて断熱性能を高めると良いでしょう。

・「床を上げたため天井が低くなった」

キッチンなど水回りの大きな移動を希望する場合、床を上げて配管スペースを確保することがあります。床を高くすると、その分天井高が低くなるため、住む人の身長によっては狭苦しさを感じるかもしれません。

・「天井を上げたら騒音が気になる」

既存の天井が2重天井の場合、天井材を取り払って天井高を挙げることが可能です。配線や配管がむきだしの天井(スケルトン天井)は、リノベーションならではのラフな印象で人気があります。しかし、騒音を軽減する役目も果たす天井裏の空間がなくなるため、上階の足音や物音が直接響きやすくなることがあります。

・「部分リフォームでなくフルリノベーションすれば良かった」

住まいの一部をリフォームすると、新品になった部分との対比から、それまで気にならなかった場所が、急に古ぼけて見えてくることがあります。部分リフォームを何回も繰り返すのであれば、最初からフルリノベーションする方が工事費用が割安となる可能性が高いです。

■デザイン面の後悔

・「デザイナーとセンスが合わなかった」

デザイナーの提案してくる案が、いまいち自分の感性にフィットしないケースもあります。リフォーム会社を探す際、施工実績を多く公開している会社から選ぶと、センスのずれを防ぎやすいです。

・「途中で疲れて適当に決めてしまった」

新築住宅のなかにもクロスやフローリング材のオプションに応じているケースがありますが、限定的な選択肢のなかから選ぶことになります。その点、リフォーム・リノベーションは自由度が高く、決めなければいけないことが多いため、プランニングの途中で疲れてしまうこともあります。しかし、深く考えずに決めてしまうと、住み始めてから後悔するかもしれません。ある程度任せてしまっても後悔の少ない住まいになるよう、信頼できるリフォーム会社を選んでおくことが大切です。

・「手持ちの家具と雰囲気が合わない」

手持ちの家具をそのまま使用するつもりだったのに、リノベーション後の住まいに持ち込んでみたらテイストが合わないケースもあります。

・「流行のインテリアにしたら飽きてしまった」

インテリアのテイストには流行があります。雑誌やインターネットで多く見かける内装を「流行っているから」という理由だけで採用すると、数年後に流行遅れに感じたり、飽きてしまったりする可能性があります。

・「個性が強い間取りで売却しづらかった」

将来的な売却を視野に入れている場合は、一般的な間取りにしておくほうが無難かもしれません。リフォーム・リノベーションは住まいへのこだわりを自由に反映できることが魅力ですが、間取りや内装が個性的な物件は、売却に時間が掛かることが多く、結果的に値下げすることになる可能性があります。

■リフォーム業者に関する後悔

・「“何でもできる”と言われて契約したのに…」

リフォーム・リノベーションでは建物の構造や管理規約上の制約が生じる可能性があるため、「どんな条件でも絶対にできる」ということはあり得ません。無責任に何でもできると断言する業者には要注意です。プランニングの段階になってから「それはできない」と断られることになるかもしれません。

・「施工内容に不満がある」

施工会社の技術力が低いと「壁紙がきれいに貼られていない」「フローリングに隙間がある」など内装の仕上がりが雑だったり、作業中の養生が不十分で、リフォーム直後なのに汚れや傷が付いていたりすることがあります。なかには、やり直しを希望しても「機能面では問題がない」として対応してもらえないケースもあるようです。

・「プランニングに時間が掛かりすぎた」

担当者に連絡をしても毎回返信が遅く、プランニングがなかなか進まないケースもあるようです。あまりに時間がかかりすぎると、リフォーム・リノベーションに対する気持ちも冷めてしまいます。

・「相談窓口が多くて疲れてしまった」

住宅の購入と併せてリフォーム・リノベーションをする場合、物件購入は不動産会社、設計・施工は工務店、住宅ローンは銀行に相談するなど、窓口が複数になり、それぞれの窓口でアンケートに答えたり、同じような質問を受けることもあります。窓口が複数になると無駄な時間と労力を使うものです。資金計画から物件購入、設計、施工まで1つの窓口で相談が済むワンストップサービスを行っている会社を選ぶとスムーズに話を進めることもできます。

・「悪質な業者に騙された」

たいへん残念ながら、リフォーム詐欺をはたらく悪徳業者も存在します。ほかの会社に比べて見積りが異様に安かったり、「今月中なら○%引きできる」等と言って、契約や入金を急がせたりする業者には要注意です。お金を持ち逃げされる可能性があります。怪しいと思ったら、契約を結ぶ前にインターネットで調べるなど、実在する会社かどうかを確認しましょう。

■リフォーム・リノベーションで後悔しないために

リフォーム・リノベーションで後悔しないためのポイントを押さえておきましょう。

・物件の下見は充分に

中古物件の下見は、曜日(平日・週末)や時間帯(昼間・夜)を変えて複数回行うのがおすすめです。また、物件と駅の間を実際に歩いて行き来し、周辺の商業施設を実際に利用して雰囲気を確認すると良いでしょう。

・インスペクションを活用する

中古物件を購入する前に、専門家によるホームインスペクション(住宅診断)の受診がおすすめです。建物の劣化はどの程度進んでいるのか、補強工事が必要な場合はどれくらいの費用がかかるのか、第三者の立場で診断してくれます。ホームインスペクションの費用は業者により異なりますが、5〜10万円程度です(調査の内容によっても変わります)。住まいの後悔を防ぐためには、決して高くない出費ではないでしょうか?

・物件選びの段階から相談する

不動産部門がある、あるいは不動産会社と提携しているリフォーム会社もあります。中古物件探しの段階から相談すれば、希望するリノベーションの実現が可能かどうかを判断してもらうことが可能です。

・信頼できそうな業者を選ぶ

信頼できる業者選びを見極めるためのポイントには、施工実績が豊富であること、インテリアが好みであること、見積もりの内容が詳しくわかりやすいこと、などがあります。また、問い合わせや見積もり依頼の段階で対応が悪いと感じたり、発言に違和感を覚えたりした場合は、慎重に判断しましょう。

・リフォーム内容に優先順位を付ける

限られた予算の中で、満足度の高いリフォーム・リノベーションを実現するためには、優先順位をはっきりと決めておくことが大切です。住まいに求める条件を書き出して、譲りたくない順から並べていけば、妥協しても良いポイントが明確になります。

・予算にメリハリを付ける

「優先順位を付ける」というポイントにも重なりますが、こだわってお金をかける部分と、節約する部分のメリハリを付けましょう。例えば、「家族が長く過ごすリビングの床は無垢材、寝るだけの寝室は合板フローリング」といったプランにすることで、デザインと予算のバランスが取りやすくなります。

■まとめ

リフォーム・リノベーションで後悔しがちなポイントをご紹介しました。住まいに求める条件の優先順位を明確にしておき、予算のメリハリをつけることで満足度の高いリノベーションプランが立てやすくなります。また、物件の下見は時間帯や曜日を変えて入念に行ないましょう。

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