古き良きものを活かすリノベーション

社宅に10年ほどお住まいだったM様ファミリー。ご主人が通勤しやすく、息子さんが幼馴染とも気軽に会えるよう、以前のお住まいから自転車で20分ほどの東大阪エリアで物件探しをスタート。

もともと「自分好みの内装にしたい」という気持ちが強かったそうで、リノベーションする前提で物件を探されていたといいます。

「マイリノを知ったきっかけは、フルスケルトン物件を見学するイベントをインターネットで見つけたことでした。イベントに行ってから、営業担当の方から東大阪エリアの物件をすぐに提案いただいて、内見に行きました。Daigasグループという安心感も決め手となって、マイリノにお願いすることにしました。」（奥様）

リノベーションでは、娘さんと息子さんそれぞれの部屋とご夫婦の寝室、合わせて３つの部屋を確保することが必須の希望条件だったため、天井高を活かして子ども部屋にロフトをつくり、上段は息子さん、下段は娘さんがそれぞれベッドとして寝られるように設計しています。

「最初に間取りを何パターンかご提案いただきました。その中に部屋が3つ並んでいる間取りもあったのですが、せっかく1からリノベーションするのであれば面白い形にしようと思って、土間スペースを広く取り、子ども部屋にロフトがある今回の間取りに決めました。設計担当の方には、私の仕事終わりに打ち合わせに付き合っていただいて、とても楽しい時間でした。」（ご主人）

内装はコンクリートや木材などの素材感を活かし、奥様の実家で使われていた窓を再利用したほか、リビングの引き戸は特注した古材パネルやガラス、アイアンで造作しました。

「古さを感じるものが好きで、いつか自分が家を建てたりつくったりするときに古材を使いたいと思っていました。ダイニングの奥にあるデスクは父のもの、デスクチェアは祖父が作って実家に置いてあったものです。主寝室と子ども部屋の間の壁に使用している室内窓も、実家で処分する予定だった木材とガラスを使って施工してもらいました。」（奥様）

キッチンには料理好きなご主人のこだわりが詰まっています。

「どうしても使いたかったフロントオープンの食洗機と高火力のコンロを実装してもらいました。国産のフロントオープンの食洗機となるとリンナイの製品だけで、その食洗機を実装できるのが今回採用したTOTOのシステムキッチンでした。夫婦ふたりとも背が高いので、キッチンの天板の高さは90cmにしてもらっています。壁面にはカップボードを造作してもらって、下部には前の家から持ってきたシェルフを置いて食器などを収納しています。キッチンとカップボードの間の通路幅を広めに取り、ふたりがすれ違えるようにしているのもこだわりポイントです。とても使いやすく、広くて動きやすいですね。キッチンの横には、家族で食事ができるようにダイニングテーブルを造作してもらいました。」（ご主人）

お引越しをされてから、新しい家族として保護猫のミントちゃんを迎え入れたというM様。取材にお伺いした際は、冷蔵庫の上で顔をうずめて寝ていたミントちゃんですが、帰り際にひょっこり顔を出してくれました。

奥様は「最近は冷蔵庫の上や私たちのベッドで寝るのがお気に入りみたいです。留守にして寂しい思いをさせないように、家で過ごす時間が増えました」と話してくれました。