【2025年版】品川区の治安や住みやすさ、マンション相場は?

東京23区の中で品川区は城南に位置する区の一つです。都心に近い品川区は交通利便性に優れた街が多いエリアですが、街の特長は様々です。品川区の住みやすさや治安、マンション相場などを紹介した上で、品川区で人気の街を取り上げていきます。
品川区写真
こんな方におすすめの記事です
  • 品川区の住みやすさや買い物環境、人気の街になどについて知りたい方
  • 【2025年版】品川区のマンション相場:再開発エリアの資産性が注目を知りたい方
  • 品川区で暮らすことを検討している方

CONTENTS

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■品川区の魅力とは?再開発と下町が共存する躍動の街

品川区は品川区の立地:都心近接で通勤・通学に便利していて利便性が高く、都会的な街から庶民的な雰囲気の街まで、様々な特長を持つ街があるエリアです。

・品川区の立地:都心近接で通勤・通学に便利

品川区は東京23区の南部、城南と呼ばれるエリアに位置し、東京湾に面しています。品川区は都心の港区や渋谷区のほか、目黒区と大田区、江東区に隣接しています。品川区は交通網が充実していて、港区に位置する品川駅をはじめ、新橋駅や東京駅、大手町駅などにアクセスしやすいのが特長です。品川区は品川区の立地:都心近接で通勤・通学に便利する利便性の高いエリアといえます。

・高層ビル群と下町風情が共存する多彩な街並み

品川区の立地:都心近接で通勤・通学に便利する品川区ですが、都会的な高層ビルが立ち並ぶエリアがあるだけではありません。由緒ある高級住宅地や下町の活気ある商店街のあるエリアなど、異なる特長を持つ街があります。

大崎や天王洲アイルは、高層の複合施設やオフィスビル、マンションなどが立ち並ぶエリアです。五反田から大崎にかけてのエリアには、城南五山と呼ばれる高台の高級住宅地池田山や島津山、御殿山があります。大井町は区役所や文化施設などがある品川区の中心地であり、商業施設やオフィスビル、マンションなども立地しています。

他方、品川区には戸越銀座や武蔵小山、中延といった下町情緒あふれる商店街のある街もあります。また、臨海部は物流拠点の大井町ふ頭のほか、大井ふ頭中央海浜公園や潮風公園といった大規模な公園が立地するエリアです。

■【2025年版】品川区の世帯年収:高水準で安定した暮らしやすさ

総務省発表のデータから算出した、2024年(令和6年)の品川区の平均所得は598万円、前年比の伸び率は+7.4%でした。全国的に見れば平均以上の裕福なエリアですが、一般的なサラリーマン世帯も多い印象です。

2023年 2024年 前年比
品川区 557万円 598万円 +7.4%
23区 598万円 651万円 +8.8%
※市町村税課税状況等の調(総務省)より、課税対象所得を納税義務者数で割り算出

出典:
令和6年度 市町村税課税状況等の調│総務省
令和5年度 市町村税課税状況等の調│総務省


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■【2025年版】品川区の人口と構成:再開発で増加傾向の人口動態

※住民基本台帳より作成

住民基本台帳によると、2025年(令和7年)1月時点での品川区の人口は41万2,786人です。品川区の人口は増加傾向が続いており、コロナ禍の転出超過から2022年(令和4年)は約40.4万人とわずかに減少したものの、その後は再び増加傾向に転じ、2025年(令和7年)には約41.2万人に達しています。10年間の増加率は約9%で、23区内でも人口増加率の高い地区でした。

品川区の高齢化率(65歳以上人口の割合)は、2018年(平成30年)まで21%台で推移していましたが、2019年(令和元年)には21%を割る約20.7%となりました。それ以降も緩やかな低下傾向が続き、2025年(令和7年)には約19.6%となっています。品川区はもともと住宅地域が広く高齢者数も多い一方、再開発地域(大崎・品川駅周辺など)への若年層の流入により、高齢化の進行が緩和される状況が続いています。

外国人比率は増加傾向が続いており、2016年(平成28年)の約2.9%から2025年(令和7年)の約4.1%と、約1.4倍に上昇しています。東京23区のなかでは比較的低めの外国人比率ですが、それでもこの10年で着実に上昇しており、多文化化が進行しつつある状況です。


●品川区人口

総数 高齢者 外国人
平成28年 378,123人 79,904人(21.1%) 11,020人(2.9%)
平成29年 382,761人 80,836人(21.1%) 11,742人(3.1%)
平成30年 387,622人 81,446人(21.0%) 12,234人(3.2%)
令和元年 394,700人 81,680人(20.7%) 13,042人(3.3%)
令和2年 401,704人 81,813人(20.4%) 13,900人(3.5%)
令和3年 406,404人 82,149人(20.2%) 13,342人(3.3%)
令和4年 403,699人 81,970人(20.3%) 12,538人(3.1%)
令和5年 404,196人 81,404人(20.1%) 13,720人(3.4%)
令和6年 408,280人 80,989人(19.8%) 15,485人(3.8%)
令和7年 412,786人 80,842人(19.6%) 17,010人(4.1%)
※住民基本台帳より作成

出典:
住民基本台帳による東京都の世帯と人口│東京都の統計
令和6年版高齢社会白書(概要版)│内閣府
高齢者人口(推計)│東京都の統計


■品川区の住みやすさ:交通・教育・自然が揃った都市型生活

品川区は交通利便性が高く、買い物環境が充実していて、自然に触れられる公園も多く住みやすい環境です。また、子育て世帯にとっては公立の小中学校の教育に力を入れていることも魅力です。

・品川区の交通:JR・私鉄・地下鉄が網の目状に走る

品川区は14の鉄道路線が通っているなど、品川区の交通:JR・私鉄・地下鉄が網の目状に走るしているのが特長です。JRでは、品川駅は港区に位置していますが、山手線の大崎駅、五反田駅、目黒駅、京浜東北線の大井町駅があります。また、横須賀線や湘南新宿ライン、埼京線も通っています。私鉄などでは、東京メトロ南北線、都営三田線・浅草線、東急目黒線・池上線・大井町線、京急本線、東京臨海高速鉄道りんかい線、東京モノレールが運行しています。

品川区は東京駅や大手町駅、品川駅、新橋駅といった都心部に出やすいほか、新幹線を使った出張や旅行にも便利で、羽田空港にもアクセスしやすいのが魅力です。

また、品川区内には第一京浜国道や第二京浜国道、中原街道などの幹線道路が通っていて、車での移動も便利です。

・買い物環境:大型施設と昔ながらの商店街が共存

品川区には、大井町に「アトレ大井町」や「阪急大井町ガーデン」などの大型商業施設が立地しています。五反田の「TOC」はもともとは卸売専門でしたが、現在は小売や小売を兼ねた店舗もあり、衣料品や靴、雑貨などが格安で手に入ります。また、大崎には複合施設の「ゲートシティ大崎」といったグルメなどを楽しめるスポットがあります。

また、品川区には100を超える商店街があり、日頃の買い物環境が充実しているのも魅力です。都内最長のアーケード商店街とされる「武蔵小山商店街パルム」や、食べ歩きで人気の「戸越銀座商店街」のほか、旗の台や中延などにも人情味ある商店街があります。

・教育環境:区立学校改革と中高一貫教育に注目

品川区では公立の小中学校の教育に力を入れています。小中一貫教育を実施し、小中一貫校日野学園など6つの小中一貫校を設置しました。また、学校選択制や小学校5・6年生の教科担任制などを東京都でいち早く導入したのも品川区です。また、英語を1年生から教科として取り扱い、道徳と特別活動、総合的な学習の時間を統合した独自の教科の市民科を設けていることも特徴的です。また品川区では、学校のICT環境の整備も進めています。

・自然と公園:都心とは思えない緑の豊かさ

都心に近い品川区ですが、自然と公園:都心とは思えない緑の豊かさしています。代表的な公園を挙げていくと、「戸越公園」は肥後国藩主細川家下屋敷の庭園跡を利用した回遊式庭園です。「ねむの木の庭」は上皇后美智子さまのご実家の正田邸の跡地を整備した公園で、シンボルツリーのねむの木をはじめ、約50種の樹木や草花が植えられています。「しながわ区民公園」はしながわ水族館に併設されていて、広場や競技場、デイキャンプ場などがあります。また、臨海部には東京湾を眺められる「潮風公園」や「大井ふ頭中央海浜公園」などの海上公園も設けられています。

■品川区の治安:地域見守りと防犯体制が整った安心エリア

品川区は治安の良い区であり、児童の安全対策に力を入れています。

・品川区は犯罪率が低く安心して暮らせる街

品川区は都心に近いエリアですが、治安は良好です。ただし、エリアによる違いがあり、戸越公園から中延にかけてのエリアは、治安が特に良いエリアです。反対に繁華街のある五反田周辺や大井競馬場に近い大森海岸周辺など、治安が悪いとされるエリアもあります。

・児童見守り:地域連携のセーフティネット構築

品川区では小学生を対象に、「児童見守りシステム(まもるっち)」という独自の防犯システムを導入しています。児童には「まもるっち」を無償で貸与し、危険を感じたときにストラップを引くと、品川区役所内の「まもるっちセンター」と通話が可能になります。状況に応じて、生活安全サポート隊や学校、警察、協力者、あるいは保護者に連絡して、現場に駆け付けるという仕組みです。

また、普段の生活の中で子供を見守る「83(ハチサン)運動」に取り組むなど、品川区では子供の防犯対策に力を入れています。


■【2025年版】品川区の犯罪発生率:都内上位の安全水準

警視庁発表の「区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数」によると、2024年(令和6年)に東京都品川区で発生した犯罪は2,240件。犯罪の内訳は下表の通りでした。


●2024年 品川区の犯罪認知件数の内訳

犯罪の種類 犯罪認知件数
凶悪犯(強盗など) 19件(0.8%)
粗暴犯(傷害、脅迫、暴行など) 219件(9.8%)
侵入窃盗(空き巣、事務所荒しなど) 56件(2.5%)
非侵入窃盗(自転車盗、万引きなど) 1,358件(60.0%)
その他(詐欺など) 588件(26.3%)
合計 2,240件

品川区の犯罪の約6割を非侵入窃盗が占めています。犯罪の傾向をエリア別に見てみると、広町や中延、小山台といった住宅街はいずれも年間の犯罪発生件数が少ないです。こうしたエリアでは、地域コミュニティのつながりが強く、暮らしやすい環境が保たれています。子育て世帯や高齢者にも安心して暮らせるでしょう。

一方、商業施設が集まる大井町や五反田などの駅周辺や湾岸部では、人の流れが多いため万引きや置引きといった軽犯罪が多い傾向があります。軽犯罪の発生も一定数あります。品川区で住環境の安心感を重視するなら、住宅街を中心にした物件探しがおすすめです。


●2024年 品川区の犯罪発生率

品川区 東京23区
犯罪認知件数 2,240件 70,081件
人口 42万7,815万人 988万2,606人
犯罪発生率 5.2 7.1
※犯罪発生率は「犯罪認知件数÷人口×1,000」で算出。人口は令和6年12月1日時点のもの。

出典:
令和6年 区市町村の町丁別、罪種別及び手口別認知件数│警視庁


■【2025年版】品川区のマンション相場:再開発エリアの資産性が注目

●2024年(令和6年)品川区 中古マンション取引相場

取引価格 6,682万円
専有面積 50.9㎡
平米単価 127万円/㎡
築年数(2024年時点) 21.9年
※国土交通省「不動産情報ライブラリ」より算出

2024年に品川区で売買された中古マンションの平均取引価格は6,682万円、平均専有面積は50.9㎡でした。また、平米単価より算出した、単身向け物件とファミリー向け物件の相場目安は下記表の通りです。

1Rや1Kの単身向け物件(25㎡換算) 3,185万円
3LDK程度のファミリー向け物件(70㎡換算) 8,917万円

品川区のマンション相場は、近年再開発の進展とともに大きな注目を集めています。2024年時点、山手線沿線の五反田や大崎エリアでは坪単価400万円(平米単価121万円)を超える物件も増えており、タワーマンションを中心に人気が高まっています。特に、再開発が活発な高輪ゲートウェイ駅周辺や大井町・北品川などでは、資産性を見込んだ投資家の購入も目立ちます。

こうした流れにより、品川区は現在の暮らしやすさと将来性の両立するエリアとして評価が上昇中です。地元の商店街や公園など、生活に密着した魅力も残しつつ、インフラの刷新によって新たな価値を生み出しているエリアといえるでしょう。

出典:
不動産情報ライブラリ│国土交通省


・2019年→2025年の相場変動と現在の傾向

2019年 2024年
取引価格 3,832万円 6,682万円
専有面積 40.43㎡ 50.9㎡
平米単価 94.7万円/㎡ 127万円/㎡
取引価格(70㎡換算) 6,629万円 8,917万円
築年数(2024年時点) 築18年 築21.9年
※国土交通省「不動産情報ライブラリ」より算出

2019年と比べると、品川区の中古マンション価格は顕著に上昇。平米単価は約1.3倍となりました。背景にあるのは、都心回帰の流れ、低金利環境、そして再開発によるエリア価値の向上です。大井町駅周辺の再開発が2026年のまちびらきに向けて進行しており、マンション価格のさらなる上昇余地があると見込まれます。


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■【2025年版】品川区の家賃相場:単身者にもファミリーにも人気の価格帯

総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」によると、2023年の品川区の1ヶ月あたり家賃の平均は下記表の通りでした。なお、ワンルームや1Kの単身向け物件の広さの目安は20〜25㎡ほど、3LDKのファミリー向けマンションでは60〜70㎡ほどとなります。


●2023年 品川区の家賃相場

延床面積 1ヶ月あたり家賃
29㎡以下 7万9,595円
30~49㎡ 12万2,161円
50~69㎡ 15万8,279円
70~99㎡ 17万2,773円
100~149㎡ 17万4,168円

出典:
令和5年住宅・土地統計調査、民営借家<専用住宅>の状況│総務省


・旗の台エリアのマンション相場:品川区内で手頃な価格帯

取引価格 4,549万円
専有面積 46.0㎡
取引価格(70㎡換算) 7,334万円
築年数(2024年時点) 築27.75年

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」によると、2024年の旗の台の中古マンションの平均値は、専有面積46.0㎡で4,549万円でした。


・戸越銀座エリアのマンション相場:商業地近接ながら手頃感あり

取引価格 3,518万円
専有面積 32.1㎡
取引価格(70㎡換算) 7,750万円
築年数(2024年時点) 築27.9年

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」によると、2024年の戸越銀座の中古マンションの平均値は、専有面積32.1㎡で3,518万円でした。


・大崎エリアのマンション相場:再開発により高水準

取引価格 1億39万円
専有面積 59.5㎡
取引価格(70㎡換算) 1億1,400万円
築年数(2024年時点) 築19.0年

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」によると、2024年の大崎の中古マンションの平均値は、専有面積59.5㎡で1億39万円でした。


・武蔵小山エリアのマンション相場:利便性と価格のバランス良好

取引価格 7,762万円
専有面積 51.6㎡
取引価格(70㎡換算) 1億114万円
築年数(2024年時点) 築16.7年

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」によると、2024年の武蔵小山の中古マンションの平均値は、専有面積51.6㎡で7,762万円でした。


・大井町エリアのマンション相場:利便性反映の中価格帯

取引価格 6,959万円
専有面積 51.5㎡
取引価格(70㎡換算) 9,187万円
築年数(2024年時点) 築21.4年

国土交通省の「不動産情報ライブラリ」によると、2024年の大井町の中古マンションの平均値は、専有面積51.5㎡で6,959万円でした。

■【2025年版】品川区の人気エリアTOP5

品川区で人気のある街を挙げていくと、1位大井町2位武蔵小山3位大崎4位戸越銀座5位旗の台です。武蔵小山と戸越公園、旗の台は東急線沿線の街で、下町風情のある商店街が形成されていることと、交通利便性がよいことが共通しています。また、大井町や大崎も都心へのアクセスに優れた街で、大井町は大型商業施設が充実している、大崎は駅前に高層ビルが林立しているといった特長があります。

■第5位:旗の台エリア — 下町情緒と交通利便性のバランスが魅力

5位は東急池上線・大井町線沿線の旗の台です。交通利便性がよく、商店街がある街ならではの魅力をまとめました。

・旗の台エリアとは?落ち着いた住宅街と庶民的な暮らしやすさ

旗の台は駅周辺には人情味ある商店街がいくつもあり、駅から離れたエリアは閑静な住宅地が広がっています。また、旗の台の北側に昭和大学昭和大学病院があり、ファミリー層のほか、学生も多いです。旗の台は交通利便性が高いエリアでありながら、都会の喧騒から離れた落ち着いた暮らしが実現できる街です。

・旗の台エリアの交通:池上線・大井町線の2路線利用可

旗の台エリアには、東急池上線・大井町線の旗の台駅があります。東急池上線は蒲田駅から五反田駅、東急大井町線は大井町駅から二子玉川駅を通り溝の口駅と結ぶ路線です。旗の台駅からは五反田駅も大井町駅も8分でアクセスできます。

・旗の台エリアのマンション相場:品川区内で手頃な価格帯

取引価格 1,970万円
専有面積 26平米
取引価格(70平米換算) 5,303万円
築年数(2019年時点) 築31年

※築年数は不明の物件を除く。

国土交通省の「不動産取引土地情報検索」によると、2019年度の旗の台の中古マンションの面積・価格の平均は、専有面積26平米で1,970万円でした。旗の台は単身者~2人暮らし向けの広さの築古物件の取引が目立ちます。

(出典)国土交通省「不動産取引情報検索」より算出
https://www.land.mlit.go.jp/webland/servlet/MainServlet

・旗の台の買い物環境:商店街+スーパーが駅近に揃う

・スーパーオオゼキ旗の台店:10:00~21:00
・まいばすけっと旗の台2丁目店:8:00~24:00
・まいばすけっと旗の台店:8:00~23:00

旗の台エリアはスーパーの数は限られていますが、朝早くから深夜まで営業している店舗もあるため、仕事帰りにも立ち寄りやすいです。

・旗の台エリアのおすすめポイント3選

旗の台エリアは2路線が利用可能で交通利便性が高いですが、下町情緒が感じられる商店街があり、人情味ある雰囲気も魅力です。

◇① 2路線利用可能で交通利便性◎

旗の台エリアは東急池上線と東急大井町線の2路線が利用できるのが魅力です。東急池上線では五反田駅からJR山手線に乗り換えることが可能。東急大井町線では、大井町駅で京浜東北線に乗り換えできます。また、東急大井町線で自由が丘駅や二子玉川駅周にアクセスできるので、気軽にショッピングなどに出掛けられます。

◇② 昭和大学病院が駅徒歩圏内

旗の台駅の北側にある昭和大学病院は、高度な先端医療を提供する特定機能病院として承認を受けた病院です。また、救命救急センターを併設していて、三次救急医療機関としての役割も担っています。深夜や休日に急に具合が悪くなったときや大きな病気になったときなどは、近くに大きな病院があると安心です。

◇③ 商店街が充実し買い物が楽しい

旗の台の駅周辺には7つの商店街があり、下町情緒あふれる雰囲気です。駅前から昭和大学までの道沿いの「旗の台東口通り商店街」をはじめ、「旗の台3丁目商店街」や「旗の台4丁目商店街」など7つの商店があり、隣の荏原町駅まで商店街が続いています。商店街には地元の人に親しまれている商店や飲食店が並び、日々の生活に便利です。

■第4位:戸越銀座エリア — 東京屈指の商店街と庶民感が魅力

4位は「戸越銀座商店街」で知られる戸越銀座です。2駅が利用できる利便性のよさを兼ね備えた街でもあります。

・戸越銀座エリアとは?商店街と暮らしやすさが融合

戸越銀座は駅前に食べ歩きで人気の「戸越銀座商店街」があります。駅前にはチェーン店もありますが、個人経営の店が多く、日々の買い物や外食を楽しめます。駅周辺は落ち着いた雰囲気の住宅地が広がり、大通り沿いにはマンションが立ち並んでいます。

・戸越銀座エリアの交通:浅草線・池上線が利用可能

戸越銀座エリアには東急池上線の戸越銀座駅があります。また、戸越銀座駅から徒歩2分の場所に戸越駅があり、2路線が利用可能です。東急池上線で戸越銀座駅から五反田駅までは4分という近さです。また、都営浅草線快速で戸越駅から浅草駅までは26分着きます。

・戸越銀座エリアのマンション相場:商業地近接ながら手頃感あり

取引価格 2,801万円
専有面積 33.9平米
取引価格(70平米換算) 5,782万円
築年数(2019年時点) 築23年

国土交通省の「不動産取引土地情報検索」によると、2019年度の戸越銀座の中古マンションの面積・価格の平均は、専有面積33.9平米で2,801万円でした。

・戸越銀座の買い物環境:商店街+駅前スーパー

・スーパーオオゼキ戸越銀座店:10:00~21:00
・文化堂戸越銀座店:(平日・土曜日)10:00〜22:00(日曜日)9:00〜22:00
・まいばすけっと品川平塚3丁目店:8:00~23:00
・まいばすけっと戸越3丁目店:7:00~23:00
・ライフ大崎百反通店:9:30~1:00

戸越銀座エリアはスーパーが多く、早朝から深夜までやっている店舗もあるため、使い分けられるので便利です。

・戸越銀座エリアのおすすめポイント3選

戸越銀座エリアは2駅を利用できる利便性の高いエリアで、観光客も訪れる活気あふれる商店街もあります。

◇① 2駅利用で山手線アクセスも良好

戸越銀座エリアは、2駅の2路線を利用できることによる利便性の高さが魅力です。山手線に乗りたいときには東急池上線を利用すれば、4分で五反田駅まで着く上に、乗り換え専用改札があるため、スムーズに乗り換えできます。新橋や日本橋、浅草方面に行くときは、戸越駅から都営浅草線の利用が便利です。また、都営浅草線は京成線と直通運転をしているため、羽田空港や成田空港にもアクセスしやすいです。

◇② 戸越銀座商店街で食と買い物を満喫

戸越銀座駅の駅前には3つの商店街からなる「戸越銀座商店街」があり、全長約1.3kmにもわたっています。戸越銀座商店街は各店舗が打ち出す「戸越銀座コロッケ」をはじめ、焼き小籠包、豚巻きおにぎり串、唐揚げ、ソフトクリームなど、食べ歩きを楽しめる商店街として、観光客からも人気です。また、八百屋など地元住民が利用するリーズナブルなお店もあります。

◇③ 自然豊かな公園も徒歩圏に

戸越銀座から少し足を伸ばすと、大名屋敷跡地を利用した回遊式庭園の「戸越公園」や、国文学研究資料館跡地を整備した「文庫の森」などの公園があります。休日には公園を散策するなど、自然に触れることができます。

■第3位:大崎エリア — 再開発で進化するビジネス×住宅街

3位はJR山手線などの沿線の大崎です。大崎は都心から近く、高層ビルが林立しています。

・大崎エリアとは?タワーマンションと複合施設の街

大崎は渋谷や新宿、東京などの都心にアクセスしやすいエリアです。駅前には、オフィスビルや複合施設、マンションなどの高層ビルが立ち並んでいます。一方で、目黒川を挟んだ東側には、御殿山という古くからの高級住宅街が形成されています。

・大崎エリアの交通:山手線含む4路線が利用可

大崎エリアには、JR山手線・埼京線・湘南新宿ラインと東京臨海高速鉄道りんかい線の大崎駅があります。また、大崎駅西口バスターミナルでは、成田空港や羽田空港、大阪や名古屋、仙台といった地方都市と結ぶ高速バスが運行しています。

・大崎エリアのマンション相場:再開発により高水準

取引価格 6,465万円
専有面積 57.04平米
取引価格(70平米換算) 7,934万円
築年数(2019年時点) 築18年

国土交通省の「不動産取引土地情報検索」によると、2019年度の大崎の中古マンションの面積・価格の平均は、専有面積57.04平米で6,465万円でした。大崎は品川区の中のほかのエリアと比較して、価格水準が高いです。

・大崎の買い物環境:駅ビルや商業施設で充実

・ライフ大崎ニューシティ店:9:30~23:00
・成城石井ゲートシティ大崎店:(平日)8:00~23:00、(土日祝)10:00~21:00
・まいばすけっと大崎駅前店:7:00~23:00

大崎エリアは、スーパーが商業施設内など駅前に立地しているため、通勤の帰りにも立ち寄りやすく便利です。大崎エリアには高級スーパーも立地しています。

・大崎エリアのおすすめポイント3選

大崎エリアは都心にアクセスしやすく、商業施設内などに多くの飲食店があります。また、高層ビルばかりではなく、由緒正しい高級住宅街も立地しています。

◇① 4路線利用可で都心へダイレクトアクセス

大崎駅には、山手線をはじめ、埼京線、湘南新宿ライン、りんかい線の4路線が利用可能で、都心にアクセスしやすいのが魅力です。大崎駅から渋谷駅までは7分、新宿駅までは12分、東京駅までは16分で着きます。りんかい線ではお台場や臨海副都心方面にアクセスできるため、プライベートで遊びに行くのにも便利です。

◇② 駅直結で複合施設が充実

大崎駅の周辺には、「大崎ニューシティ」や「ゲートシティ大崎」、「ThinkPark」といった大型複合施設があります。オフィスフロアが主ですが、レストランフロアでグルメを楽しんだり、スーパーなどのショップを利用したりすることができます。

◇③ 御殿山の高級住宅街も徒歩圏

大崎駅の東側の北品川3丁目~5丁目の目黒川で囲まれたエリアは、城南五山の一つの御殿山と呼ばれる高台の高級住宅街です。広い敷地の低層の住宅が中心で、植栽の手入れが行き届いているなど、美しい街並みが形成されています。

■第2位:武蔵小山エリア — 商店街と公園に恵まれた便利な街

2位は東急目黒線沿線の武蔵小山です。「武蔵小山商店街パルム」があることで知られていますが、交通利便性が高いのも特長です。

・武蔵小山エリアとは?暮らしに便利で温かみある街

武蔵小山は東急目黒線で目黒駅から2駅のところにあります。駅前に「武蔵小山商店街パルム」があることで知られ、若者からシニアまで幅広い年齢層の人で賑わっています。また、武蔵小山は商店街などの下町の雰囲気が漂う場所と高級住宅街が混在する街でもあります。

・武蔵小山エリアの交通:目黒線で都心アクセス◎

武蔵小山エリアには東急目黒線の武蔵小山駅があります。東急目黒線は日吉駅と目黒駅を結ぶ路線で、東京メトロ南北線に乗り入れをしています。また、東急目黒駅ではJR山手線や都営三田線に乗り換えることができます。

・武蔵小山エリアのマンション相場:利便性と価格のバランス良好

取引価格 4,142万円
専有面積 38.94平米
取引価格(70平米換算) 7,444万円
築年数(2019年時点) 築16年

※築年数は戦前に建てられた物件を除く。

国土交通省の「不動産取引土地情報検索」によると、2019年度の武蔵小山の中古マンションの面積・価格の平均は、専有面積38.94平米で4,142万円でした。

・武蔵小山の買い物環境:商店街+大型スーパーが便利

・東急ストア武蔵小山駅ビル店:9:00~1:00
・東急ストアパルム武蔵小山:9:00~22:00
・オオゼキ武蔵小山店:10:00~21:00
・ライフ武蔵小山店:9:30~24:00

武蔵小山エリアはスーパーが充実しています。駅ビルなどに深夜まで営業しているスーパーがあるため、仕事で遅くなったときでも立ち寄りやすいです。

・武蔵小山エリアのおすすめポイント3選

武蔵小山エリアは目黒まで近く交通利便性に優れています。また、活気あふれる「武蔵小山商店街」があることも魅力です。

◇① 目黒まで2駅3分の好立地

武蔵小山駅から目黒駅までは、東急目黒線でわずか2駅3分で着きます。また、東京メトロ南北線に乗り入れをしているので、たとえば、溜池山王駅では銀座線、丸ノ内線、千代田線、永田町駅では半蔵門線、有楽町線、銀座線、丸ノ内線に乗り換えらえるなど、都心にアクセスしやすいです。

さらに、目黒駅に出れば、JR山手線や都営三田線へ乗り換えられることからも、交通利便性がよいのが魅力です。

◇② パルム商店街など買い物に便利

武蔵小山駅には、武蔵小山駅から中原街道まで全長約800mにわたる「武蔵小山商店街パルム」があります。単一のアーケード商店街では日本一長いとされ、店舗数は約250にも及び、雨に濡れずに買い物を楽しめます。飲食店は個人経営のお店から大手チェーンまで数多くあり、居酒屋やバーも多いなど充実しています。独自の「パルムクレジットカード」や「パルムポイントカード」を発行しているのも特長です。

◇③ 林試の森公園で自然とふれあえる

武蔵小山エリアには目黒区との境に、ケヤキやクスノキ、ポプラなどの樹林が生い茂る「林試の森公園」があり、自然に触れて過ごすことができます。芝生広場にはシンボルツリーのクスノキがあり、数箇所の広場のほか、じゃぶじゃぶ池やデイキャンプ場などが設けられています。


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■第1位:大井町エリア — 商業・交通・住環境が揃ったバランス街

1位は京浜東北線などの沿線の大井町です。都心などへの交通利便性のよさや買い物の便利さなど、バランスのよさが感じられる街です。

・大井町エリアとは?買い物・交通に優れた都市型居住地

大井町は3路線が乗り入れる交通利便性の高い街です。また、駅前に大型商業施設が立地しているため、買い物が便利で、街の中で生活を完結させることもできます。区役所などが立地する、品川区の行政の中心地でもあります。

・大井町エリアの交通:3路線利用可能なターミナル駅

大井町エリアには大井町駅があり、JR京浜東北線、東急大井町線、東京臨海高速鉄道りんかい線の3路線が運行しています。りんかい線はJR埼京線に乗り入れをしているため、新宿駅や渋谷駅、池袋駅にも、乗り換えなしでアクセスすることが可能です。

・大井町エリアのマンション相場:利便性反映の中価格帯

取引価格 4,236万円
専有面積 41.41平米
取引価格(70平米換算) 7,159万円
築年数(2019年時点) 築15年

※築年数は不明の物件を除く。

国土交通省の「不動産取引土地情報検索」によると、2019年度の大井町の中古マンションの面積・価格の平均は、専有面積41.41平米で4,236万円でした。

・大井町の買い物環境:大型商業施設が駅直結

・西友大井町店:10:00~1:00
・イトーヨーカドー大井町店:10:00~22:00
・成城石井アトレ大井町店:10:00~22:30
・阪急百貨店大井町食品館:10:00~20:00
・まいばすけっと大井町駅南店:7:00~24:00
・まいばすけっとゼームス坂店:7:00~24:00
・まいばすけっと大井2丁目店:8:00~23:00

大井町エリアには、食料品のほかに、日用品や衣料品も扱うスーパーも立地しています。スーパーの数が多く、高級スーパーもあるため、目的によって使い分けることができます。

・大井町エリアのおすすめポイント3選

大井町は通勤にもレジャーにも便利なエリアであり、大型商業施設が立地していて、買い物環境も充実しているといった魅力があります。

◇① 3路線使えて都内外へアクセス良好

大井町は3路線が利用できるため、仕事やレジャーでの交通利便性の高さが魅力です。JR京浜東北線では品川駅や新橋駅、東京駅といったオフィス街のある駅にアクセスすることが可能で、東京駅まで16分です。また、羽田空港に行くには、JR京浜東北線で一駅の品川駅で京浜急行線に乗り換える、あるいは浜松町で東京モノレールに乗り換えるという2つの方法があります。いずれも30分程度で着くので、出張が多い人は便利です。

りんかい線でお台場方面、東急大井町線で自由が丘や二子玉川といったおしゃれな街にもアクセスできます。

◇② 駅直結の商業施設が日常を快適に

大井町駅の駅前には、「アトレ大井町」や「阪急大井町ガーデン」、「イトーヨーカドー」「ヤマダ電機」といった大型商業施設があります。食料品から日用品、衣料品、家電まで、生活に必要なものはほぼ大井町で揃えられます。また、大井町には居酒屋を中心としたレトロな飲食店街もあるので、お酒が好きな人には魅力的でしょう。

◇③ 駅近に住宅街が広がり住環境良好

新宿や渋谷といったターミナル駅は駅の近くは商業施設やオフィスビルが林立していて、居住エリアは駅から離れた場所にあります。一方、大井町は利便性は高いですが、街の規模がそこまで大きくはないため、徒歩圏に居住エリアがあることが魅力です。中古マンションを探す場合も、大井町は徒歩10分以内の物件が数多くあります。


■まとめ|東京都品川区の住みやすさや治安・後悔しない物件選びのために

品川区は、交通の便の良さと再開発による街の進化が魅力のエリアです。新旧の街並みが共存し、ファミリー層や単身者、高齢者まで幅広い層に対応した暮らしやすい環境が整っています。治安も比較的良好で、商店街のにぎわいと近未来的な再開発のバランスが魅力です。物件選びでは、大井町など再開発の進む地域を軸に、将来性のあるエリアを検討するのがおすすめ。ライフスタイルに合った物件をじっくり比較検討しましょう。


■東京都品川区のマンションを買う前に知っておきたい相場・価格の動きと購入タイミングのまとめ

品川区のマンション相場は、上昇を続けています。今後も大井町エリアの再開発プロジェクトが控えており、資産価値の底上げが期待されています。駅周辺だけでなく、周辺の住宅価格にも影響すると見られ、今がまさに検討のタイミングといえるでしょう。


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