リノベで叶えた快適セカンドライフ

新築で購入されてから約28年間、大切に住まわれてきたT様ご夫妻の自宅マンションです。室内の老朽化や玄関の暗さなどが気になり、お子さんが独立して使っていない部屋もあったことから、リノベーションすることを決意されました。

「マイリノでリノベーションした前の年に、洗面室と浴室をリフォームしたんです。そのときにお世話になった大阪ガスの代理店に、良いリノベーション会社がないか相談してみたところ、マイリノを紹介してもらいました。それがきっかけで、ショールーム『マイリノ オオサカ』に足を運びました。」（ご主人）

マイリノ以外にも複数のリノベーション会社に相談されたというT様ご夫妻。それぞれの会社に「玄関が暗いので明るくしたい」と伝え、新しい間取りの提案と見積もりをもらって比較したそうです。

「こちらから細かく要望を伝えるのではなく、悩みや課題だけをお伝えし、ソリューションは設計の方にお任せしました。いろいろな案をいただいて、どのアイデアが自分たちにとって暮らしやすいかを考え、マイリノにお願いしました。暗さに悩んでいた玄関の改善案がとても気に入りましたね。」（ご主人）

リノベーションのテーマは、「セカンドライフへ向けて、快適かつ安全でセンスのいい住処」。

以前の間取りでは、リビングに隣接する和室がご夫妻の寝室でした。どちらかが寝ているときは、リビングのカーテンを開けたり、リビングで物音を立てないように気を遣っていたそう。リノベーションでは、リビングドアを境に南側をLDKと奥様の部屋（洋室2）に、北側をご主人の部屋（洋室1）と和室にすることで、ご夫妻が快適に生活できる動線に再設計しました。

「リビングドアを閉めれば、夫が寝ていても和室でお客さんが寝ていても、リビングのカーテンを開けたりTVをつけたりできますし、気兼ねなくキッチンで作業できて良いですね。風邪を引いてしまったときも、寝室を分けたので安心です。」（奥様）

5LDKから3LDK+WICにしたことでリビングダイニングが広くなり、遊びに来たお子さんやお孫さんたちも過ごしやすく、大きなテレビもすっきりと配置できるようになりました。リビングの壁に施工したニッチは廊下に抜けるようなアシンメトリーのデザインで、ご主人が厳選したグレーのタイルを採用しています。梁と同じ高さで統一されていた天井は、スケルトン工事によって梁以外を撤去して天井高を確保し、照明はリビングのシャンデリアだけを残してダウンライトに変更しました。


L字型だったキッチンは、L字のコーナー部分がデッドスペースになっていることに悩んでいたため、I型キッチンに変更。洗面室とつながる扉を取り払ったことで収納スペースを確保でき、冷蔵庫の扉も開けやすくなりました。大切にしている漆器を使いたかったため、あえて食洗機は設置せず、その分のスペースは収納に充てています。リビングから見たときに作業中の手元が隠れるよう、高さのあるニッチ付きカウンターを造作し、下部の扉付き収納には小物や本を収納しています。

「キッチンは、コンセントや照明のスイッチが使いやすくなるように、数や位置の希望をお伝えしました。I型キッチンにしたことで、悩んでいたデッドスペースがなくなって物が綺麗に収まるようになり、本当に使いやすくなりました。つくっていただいたカウンターのニッチには、これから小物を飾りたいと思っています。」（奥様）


客間として使用することを想定した和室は、玄関を入って右側に配置しました。リビングでの物音を気にせず、静かにゆっくり過ごせるように配慮されています。

「リビングのすぐ近くに客間があると、リビングの物音が気になって落ち着かないかと思い、あえて玄関を入ってすぐのところに和室をつくりました。普段ふたりで生活しているときは、ほとんど使わない部屋になってしまうので、その分コンパクトにしています。床はシンプルな琉球畳を選びました。」（ご主人）

暗かった玄関は、以前の洋室1にあった窓を活用して光が入る明るい空間に。洋室1からしか出入りができず不便だった北側のバルコニーも、玄関土間から出られる間取りにしたことで、使い勝手が良くなりました。シューズボックスの下には靴が置けるスペースをつくり、間接照明も取り付けています。

「玄関の狭さと暗さに悩んでいたので、広く明るくなって本当に良かったです。以前は、みんなの靴を置いただけでスペースがいっぱいになっていましたが、お客さんが来たときにスーツケースやベビーカーを置いてもゆとりがありますし、買い物から帰ったときに荷物を置いておけるのも便利です。」（奥様）

玄関を入って左側にあった約4.5帖の洋室は、大容量のウォークインクローゼットに生まれ変わりました。以前は、クローゼットが各部屋に分散していて収納スペースも足りず、約4.5帖の洋室は物置部屋になっていたそうです。ウォークインクローゼットをつくったことで、ご主人の衣類や奥様の着物、キャリーバッグや冬用ストーブ、雛人形などを一か所にまとめて収納できるようになりました。通路となる部分の真上にダウンライトを設置し、枕棚とハンガーパイプを両側の壁沿いと中央に取り付けて川の字にするなど、収納量と使いやすさの工夫が詰まっています。

最後に、リノベーション後の生活や気持ちの変化についてお聞きしました。

「間取りが変わり、自分たちで壁や床などを選んだので、注文住宅並みだと思いましたね。内装が綺麗に生まれ変わって、気持ちもリフレッシュできました。」（ご主人）

「それぞれの部屋をつくったことで、寝る時間が違っても気を遣わなくていいですし、自由に部屋の温度調整もできて、よく眠れるようになりました。リビングダイニングが広くなったので、友人を呼んでホームパーティーをしたいですね。」（奥様）

リノベーションによって、ご夫妻それぞれの空間で自由な時間を楽しみながら快適に過ごせる住まいが完成しました。遊びに来られたお子さんやお孫さん、ご友人との時間も、より一層充実しそうです。