黒のアイアンと白い壁が特徴の家

賃貸にお住まいだったO様は、30歳を迎えたタイミングで「もう少し広い家に住みたい」「家賃がもったいない」という思いから物件探しをスタート。約半年間で、リノベーション済のマンションを20件ほど内見されたそうです。

「リノベーション済の物件を内見してきましたが、なかなか決め切れず、諦めモードに入った時もありました。そんな中、インスタグラムでオーダーリノベーションした方のアカウントを見て、『自分好みにオーダーリノベーションするのもありかもしれない』と考え始め、そう思って内見した一件目がこの物件でした。」（O様）

30代は仕事を頑張りたいと、家の広さよりも立地を優先したというO様。この物件にした決め手は、勤務地までのアクセスが良く駅近であること、日当たりが良いこと、家の目の前が桜並木であることでした。

「希望の立地で条件が揃っていたので、この物件に決めました。物件の契約がちょうど春だったので、桜が綺麗に咲いていてテンションが上がりました。」（O様）

　
「この物件に20年、30年先も住み続けることは考えていないので、引越しをする時のことも見越して、好き嫌いが分かれない内装にしたいと設計士さんにお伝えしました。」（O様）

リノベーション前は2DKの間取りで、窓の位置を考えるとリビングに入るドアの位置も変えられなかったため、キッチンの配置をどうするか悩んだというO様。

「設計士さんから、壁で隠れるようにキッチンの奥に冷蔵庫とパントリーを配置する間取りをご提案いただいて、とても感動しました。リノベーションの打ち合わせでは、予算内でできることだけをご提案いただいたので、自由度がありすぎず、選択肢が多すぎない中から選べたのが良かったです。設計士さんには好きなインテリアのインスタグラムアカウントをお伝えしていたので、そのイメージをもとに選択肢を絞っていただいたのだと思います。仕事をしながらの打ち合わせは大変でしたので、予算と自分の好みに合ったご提案をいただけて本当にありがたかったです。」（O様）

内装は、置きたかったアイアンの家具に合わせて、ドアや収納の取っ手、トイレのペーパーホルダーを黒で統一しています。

追加で収納家具を購入してなくても良いよう、寝室のクローゼットに加えて、廊下にも収納をつくり、玄関には天井いっぱいのシューズボックスを設けました。

さらに、玄関を入って正面の壁には、鍵の置き場として使えるニッチを造作しています。

「シューズボックスを低くして、その上に物を置くことを想像していたのですが、せっかく高さのあるシューズボックスをつくれるということで、ニッチをご提案いただきました。インテリアも楽しめますし、マスクも置けて便利です。」（O様）

「以前住んでいた家が1Kの狭い部屋で大きなものが置けなかったので、広いからこそ置けるインテリアをこれから探そうと思っています。真っ白な壁に合うような時計や鏡、アートも飾ってみたいです。春になったら、家の前の桜並木も楽しみです。」（O様）

最後に、これからリノベーションされる方に向けてアドバイスをいただきました。

「物件探しでもリノベーションでも、色々な実例を見ることで自分の中の知見が高まったと思います。初めはなんとなくしか分からなかった自分の好き嫌いが、実例を見れば見るほど分かってきました。インスタグラムやピンタレストでも写真をたくさん見て、気になるものは全て保存していました。そうすることで、自分の考えを整理できたと思います。」（O様）