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自分だけのリノベーション

リノベーション事例とお客様の声のご紹介

日中と夜で空間を分ける、心地よい1日の導線を考えた設計

東京都港区(二人暮らし)
  • 工事費
    非公開
  • 間取り
    2LDK+マルチルーム
  • 所在地
    東京都港区
  • 専有面積
    117㎡
  • 家族構成
    二人暮らし
  • 築年月
    昭和58年6月
  • 1
    何年もかけて見つけた理想的なペントハウスをリノベーション

    南北線、都営大江戸線の麻布十番駅からすぐ近くに、Y様のマンションがあります。Y様はフランス出身のA様とお二人暮らし。以前は西麻布にマンションを購入して、そこで一度、落ち着いていたそうですが、もっと開放感のある部屋で暮らしたいと考えるようになり、自分たちの理想に近いお部屋を何年もかけて、探されたそうです。
    自分たちのこだわりをカタチにするのですから、最初から新築ではなく、中古をリノベーションしようと考えていたそうですが、希望に合う部屋を探すのに、数えきれないくらいの物件を見てきたと言います。そして、2018年についに理想的な今回の物件と出会います。開放的な最上階のペントハウスは、見た瞬間に「これだ!」と感じて、すぐに購入。リノベーション計画をスタートさせました。
    まず、最初は既存の部屋の特徴を理解して、何をどう変えていくのかを考えるために、すぐにリノベーションに取り掛かることなく、そのままの状態でお部屋に住まれました。理由は生活する上で、使い勝手や、動線の確認などを行なうためです。
    半年ほど暮らした後、自分たちの作りたい家のイメージが固まり、リノベーションをスタート。実ははじめからグローバルベイスにご依頼いただいたわけではありませんでした。
    「最初は建築設計士に依頼をしたのですが、施工にあたっては自社ではないので、それぞれの業者さんへの依頼になってしまうため、外注コストがかかります。さらに、オリンピック関連で人材不足で、リフォームに着手できない状況になっていたんです。このままでは、コストばかりがかかってしまうと思い、建築士さんを社内で抱えていて、施工もお願いできるトータルで提案してくれるようなところに依頼することにしました」(Y様)
    そんな紆余曲折の後、グローバルベイスにご依頼いただけました。どんな点が決め手になったのでしょう?
    「以前に物件をいろいろ見ていたときに、いいなと思った部屋が、グローバルベイスさんの手がけたユナイテッドアローズとのコラボ物件だったんです。それを思い出して、調べて連絡しました。最初の設計士のプランは見せずにおまかせしたのですが、いい間取りを提案いただけました」(Y様)
  • 2
    TVが主役じゃないリビング造りで自分たちらしさも表現。
    テラスの壁には明るい色彩のアート。池はプールに大変身!

    最初にお伝えいただいた要望は何だったのでしょうか。
    「日中生活する側と、夜、生活する側をキッチリ分けたい点をお伝えしました。東側の部屋をキッチンとリビングにして、プールを挟んで逆側を寝室にしました。陽がリビング側から昇って、寝室側に沈む。東側を日中生活する用にすれば、1日中光が取れますし、かつスペースも広いので、団らんの場にしようと考えました」(Y様)
    リビングは広さに加えて、ペントハウスの特徴でもある天井の高さが活かされていて、とても開放的です。また、壁の天井に近いところに、テレビが設置されているのも特徴的です。
    「日本のリビングダイニングって、必ずTVが主役になっている印象ですよね。大きなTVがあって、その前にソファが置かれている。でも、それって、本当に必要なのか? と考えるようになって。ここにTVを置くと、スペースが分割されてしまう気がしたんです。なので、あえて、ソファは壁に寄せて、くつろぎスペースも確保しながら、TVが主役じゃないリビングにしようと…。
    結果的に2人でいるときは、TVが観える側に並んで座ればいいし、キッチンからも観られるし、友達が来た時にわざわざ、TV観ないですよね?(笑) 居心地の良さを確保しながら、自分たちらしさを表現できたと思います」(Y様)
    東側はリビングダイニング、廊下からラウンジスペースを抜けて、西側の寝室へとつながっています。2つの寝室と、メインバスルーム、シャワールーム、トイレも2つ確保した間取りです。
    ラウンジは寝る前に読書をしたり、お酒を飲むスペースとのこと。少しずつ、リラックスしながら、眠りにつける動線にしたそうです。さらに寝室側のテラスは筋トレマシンが置かれ、青空ジムスペースになっていました。
    「もう一つのこだわりは、動線の無駄を作らずに、家の隅から隅までをすべて使うことを目指しました。ウォークインクローゼットは寝室の奥側にして、毎日、家の中を隅々まで歩くようにしてあります」(Y様)
    広さがあっても、スペースの無駄は作らない。そんなこだわりも感じさせてくれます。
    こだわりはまだありました。
    「室内と室外が一体化するように、壁紙の色にこだわりました。白とグレーを使い分けていて、室内はすべて白ですが、テラス側の壁はすべてグレーにしています。これはテラスの柱の色がグレーなので、それと一体感を出せるようにしたものです。かなり細かいですけど(笑)」(Y様)
    何よりも目を引くのは、テラスの壁に描かれていた色鮮やかなアートです。
    「最初はあそこの壁もグレー一色だったんですが、ちょっと暗い印象で、目を引くようなカラフルな明るい感じがいいと思っていたんです。そんなとき、たまたま渋谷で見つけた店頭に飾られているアートを、すごく気に入って調べてみたら、日本に住んでいるフランス人のアーティストの作品でした。そこで、壁に描くことを依頼したら、快く受けてくれて、これも偶然の縁ですね」(Y様)
    このアーティストの作品はリビングにも飾る予定で、現在、引渡し待ちとのお話も聞かせてくれました。
    リノベーション前のお部屋は、テラスに池があったそうですが、そこをプールに作り替えられました。そして、壁には鮮やかなアート。アートは水面にも映りどの部屋からも明るい景色が目に入ります。
    それだけで、海外の一流リゾートのような雰囲気を醸し出しています。ここが都心であることを忘れてしまうほど、優雅な時間が流れます。
    「僕のお気に入りはプールです。日本にはないから、日本人だと温泉になりますよね。あのアートは日本とフランスをイメージして描いてもらいました。晴れの日はもっと綺麗ですよ」(A様)
    取材時は曇天だったのですが、それでも十分、海外のリゾートのような素敵な空間が広がっていました。
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    出来ないことは何もない。ただ前例がないだけだから、諦めないで!

    プールとテラス以外にもキッチンにこだわったといいます。
    「オリジナルで作ってもらいました。吊戸棚は一切設けずに、収納はすべてカウンターの下に設置しています。キッチンカウンターはかなり広い天板で、ワインセラーは4台すっぽり入るように特注でお願いしました。グローバルベイスの担当さんにもこんなに広いのはやったことがないと言われましたし、エレベーターに入らないので、部材で持ってきて、ここで組み立ててもらいました」(Y様)
    かつてないリノベーションに、最初は業者さんも戸惑ったといいます。
    「施工会社さんも、最初は難色を示しますが、今までやったことがないだけで、出来ないわけではないんです。難しいという言葉を何度も聞きましたが、結局、ほとんど出来ました。もちろん、お金をプラスする必要はありましたが、実際には既存のモノにオプションを上乗せしていくと、高くなってしまうケースもあるので、しっかり見積もってもらうべきだと思います。それと、壁のアートも友人の中には、そこまでする必要はないのでは?という人もいましたが、実際に住む僕たちは、やりたかったので、実施してもらいました。出来上がりを見たら、最初は反対していた人も素敵だねと言ってくれました。住むのは自分たちです。周囲の意見に流されずに、自分たちの好みをカタチにしてください」(A様)
    と、リノベーションについてのアドバイスもいただきました。
    「グローバルベイスの担当さんは本当にいろいろ相談に乗ってくれました。僕たちがやりたいことをどうすれば実現できるのか、一緒に考えてくれて、そういったコミュニケーションが取れたからこそ、そういう難しいことが実現できたのかなとも思います。担当さんには負担をかけてしまって、申し訳なかったですが…
    でも、こだわって、諦めなかったからこそ、そのあとの満足感は全然違うと思います。今後、何十年も住むかもしれない空間なので、何度も作り替えるよりは、最初から希望に近いものを作り上げるのは大切なことだと思いますし、グローバルベイスさんにお願いして、満足のいくものが作れて本当に良かったです」(Y様)
  • テラスはDIYを駆使して自分たち仕様に!

    キッチン側から寝室側までグルっと回遊できるテラスには、人工芝が敷かれていたり、タイル石をディスプレイしてあります。さらに、バーベキュー用のグリルも置かれ、外で食事ができるテーブルも設置されているのですが、これらはすべてY様とA様の手作りによるもの。
    回遊する通路には、途中、段差をつけるなど、変化をつけて、独自のデザインが施されています。また、夜間には自然に照明が灯るなどの工夫も取り入れ、1日中、過ごしたくなる素敵な空間が広がっています。これらはA様のアイデアとのことで、イメージを絵に描いて、それに近い形に表現されていました。
    屋上部分にプールというのは、荷重面で大丈夫なのかと思ったのですが、実際にはプール自体の深さはなく、池よりも幅を広げたことで、一か所に荷重がかからなくなるので、建物への負担も少なくなったそうです。
    深さはないのですが、壁部分に「飛び込み禁止」と書かれたパネルが貼られているのも、ウィットに飛んだジョーク。
    暑い日はプールに入りながら、お酒を楽しむなど、本当にリゾートホテルのような時間の過ごし方をしていると聞き、憧れのため息しか出ませんでした。
    こだわりをカタチにした、まるで、桃源郷(シャングリラ)のようなお二人のお住まい。かなりハイレベルなリノベーションですが、参考にできる部分も多くあります。Y様のように、まずは「諦めない」気持ちで自分たちの理想の住まいを手に入れることを目指したいですね。

リノベーション内容
  • フローリング新規貼替
  • 照明器具新規設置
  • 給湯器新規交換
  • 給水管・給湯管新規交換(専有部)
  • 建具・玄関収納等新規交換
  • 壁・天井クロス新規貼替
  • 洗面化粧台新規交換
  • 洗浄便座付トイレ新規交換
  • 追焚機能付ユニットバス新規交換(浴室換気乾燥暖房機付)
  • オリジナルシステムキッチン新規交換(人造大理石トップ)

気になることがあればお気軽にお問い合わせください。リノベーションアドバイザーが何でもお答えいたします。(10:00-19:00)