目の前に広がる眺望も空間を彩る、心地よく実用的な設計

結婚を機に広い部屋に引っ越したいと考えたTさん。
とはいえ、新築物件は自分の好みに合う内装やインテリアではないことも多く、さらに希望通りの場所で探そうとすると予算的にも厳しいと感じていたそうです。
そんなとき、インスタグラムでリノベーション物件の存在を知り、これなら理想通りの部屋が手に入るのでは？と考え、家探しをスタートしたのが2018年の終わり頃だったそうです。
「いくつかの不動産会社やリノベーションの会社に出向き、資料をもらったり、何か所かの内見会にも足を運びましたが、内容や条件が合わないものが多く、二の足を踏んでいる状態でした。そんなとき、僕の姉の夫がユナイテッドアローズに勤めていて、コラボリノベーションを同社と行っているグローバルベイスを紹介してくれたんです」（ご主人）
その後、渋谷に足を運び、いくつかのリノベーション済み物件も見学。しかしなかなかイメージに合うものが見つからず、やはり中古物件を探して、思い通りにリノベーションする方向で進めたそうです。
「当初は都心の50m2以上で考えていたんですけど、ちょっと狭いかなと思うようになって、条件を60ｍ2以上に変更して、中古物件を探してもらいました。その中で出てきたお部屋でしたが、最初は駅から徒歩20分はあり得ないと思いました」（ご主人）
そう言いながらも、5階建ての5階角部屋は、眺望も良さそうだし、川も近くに流れているし、ちょっと見るだけと思って、内見に来たそうです。
「実際に来てみたら、すごく気に入ってしまって、そのあと妻を連れてきたんですが、彼女も最初は『ダメでしょう』と言っていたのに、見に来たら『結構いいね！』に変わって、決めました」（ご主人）
実は他にも物件探しを依頼していたところがあったそうですが、この物件を提案したのはグローバルベイスだけだったといいます。
「この物件に一目惚れしたことで、グローバルベイスさんに依頼したといってもいいかもしれません(笑)」（ご主人）
物件探しも大切な要素と感じさせてくれるお言葉をいただけました。契約後、フルリノベーションを実施して、2019年8月に引っ越しをされました。

リノベーションにあたり、最初に伝えた希望をお聞きすると「収納と広いお風呂です」（ご主人）とのお返事。内見でいろいろなお部屋を見る中で、お風呂が狭いお部屋が多かったとのことで、もっと広いお風呂がいいとの希望を伝えられたそうです。
「『設計さんからは、こんな大きいの入れる人いないですよ』って言われたんですけど(笑)、彼はお風呂第一なんだなと思ったので、そこは優先しました。お風呂を広くした分、キッチンのスペースを削りましたが、それでも十分広く、不便なく過ごしているので、お風呂を優先して良かったと思います」（奥様）
と、思いやりたっぷりの声をいただきました。
もう一つのこだわりはウォークインクローゼット。
「最初は寝室の横に一つの部屋として作ろうと思ったんですけど、エアコンの位置関係などを考慮したのと、扉をつけて、部屋にしてしまうと、埃が入りやすいという情報があったので、クローゼットドアだけにしたんです」（ご主人）
クローゼットドアには姿見の鏡もついていて、スムーズに身支度ができる工夫も取り入れられていました。

「寝室はコンパクトでいいから、リビングはゆったり広めにしました。テレビの前でストレッチをしたり、ヨガができるスペースがあるのはいいですよね。目の前に大きな建物がないので、日当たりもいいし、洗濯物もよく乾きます。通勤などには少し不便な部分もありますが、駅から離れているからこそ、この雰囲気ですものね。それには代えがたいと感じさせてくれます」（奥様）
広いリビングは、あとで壁をつけられるようにもしてあり、この先、子供ができたときにも対応できるようにしたそうです。フレキシブルな変更にも対応できる設計も、暮らしやすさのポイントになりそうです。
内装やインテリアは、インスタグラムを参考にした部分が多いとのこと。最初はインダストリアル感のある部屋も候補にあったたそうですが、最終的には、あまり色を使いすぎずにシンプルなのが一番と考えたそうです。
「壁紙も白がいいと思ったのですが、ただのぬっぺりしたものではつまらないので、塗った風のものを選びました。また、インスタグラムでみたネイビーがすごく良かったので、キッチンやドアの色に選びました」（ご主人）
白とネイビーの組み合わせは、とてもスッキリとまとまり、スタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。
最後に、これからリノベーションを考えている人へのアドバイスをお聞きしたところ、
「とにかく、面倒くさがらずにメーカーの展示場などに足を運ぶといいと思います。僕らもいろいろ選ばないといけないものが多くて、嫌になりそうなときもありましたが(笑)　実物を見て、触ってみて、感覚が絞れました。それぞれのメーカーさんに良し悪しはあるので、マメに見て回ることをおすすめします！」（ご主人）
納得のいくお部屋を手に入れるためには、ネットだけではなく、実際に足を運んで、触れてみることも大切と感じさせてくれるアドバイスをいただけました。
■ リノベーション前のお部屋