広い土間が出迎えてくれる、どんなインテリアにも似合う家

JR常磐線「柏」駅から徒歩11分、閑静な住宅街に佇むおしゃれなマンションです。
世田谷区の賃貸マンションにお住まいだったS様ファミリーは、「家を購入してリノベーションしたい」と考え、ご長男の小学校ご入学に合わせて奥様のご実家近くにお住まいを購入。
リノベーションでは、「シンプルで飽きない」「汚れが目立たない」をテーマに、細かな部分までこだわりました。


「長く住むことを考えて、ベースカラーをホワイト、グレー、木（ウッド）の三色で抑え、どんな小物を置いても合うようなシンプルな内装にしました」と奥様。
シンプルな内装は、絵画やクッションなどの小物で雰囲気が変えられるので、流行や趣味の変化にも柔軟に対応できます。
トイレと寝室でアクセントクロスのカラーを合わせたり、キッチンやトイレ、お風呂、ウォークインクローゼットの床をダークグレーのタイルで揃えたりするなど、使用する色や素材の種類を抑えることで全体の統一感を出しています。


汚れを目立たせないための工夫として、床のタイルや巾木にもこだわりました。
「前に住んでいた家の床が白色だったので、髪の毛が落ちていると目立ってしまうのがストレスでした。キッチンやお風呂、トイレ、ウォークインクローゼットの床に使用したタイルは、色々と取り寄せて、髪の毛が落ちていても目立ちにくいダークグレーのものを選びました。
床と壁の境目に取り付ける巾木は、本当はなくしたかったですが費用が高くなってしまう点と、掃除機を使用した際に壁が傷付きやすくなる点を考慮して、目立ちにくい薄いタイプのものを採用しました。ほこりが溜まりにくく、掃除しやすくて良いですね。」（奥様）

洗面台は、奥様が特にこだわった場所の一つです。
「生活感のないもので、見える場所に置きたいと思い、理想の洗面台を絵に描いて設計士さんにお見せしました。使いたかったサンワカンパニーの洗面台で、下部にはタオルが掛けられるバーも取り付けました。洗面ボウルの両サイドには、モルタルを使用してちょっとした荷物を置けるスペースを作っています。前面の壁紙は、防カビ機能のあるタイル風のものを選びました。
実は、向かって左側の壁は隠し扉になっているんです。生活感を出したくないとお伝えしたところ、扉を付けられますよと言ってくださって。歯ブラシや化粧水を隠しておくことができ、洗面台からもお風呂場からも取り出せるのがとても良かったです。」（奥様）


土間には、キャンプ用品が収納できる大きな棚とカーテンレール、電動自転車の充電器置き場、ハンモックフックも取り付けています。
「キャンプ用品が多いので、土間にスペースがあると出し入れしやすく便利です。今はカーテンを付けていませんが、棚を隠せるように上部にカーテンレールも付けています。」（ご主人）


廊下には扉付きの収納スペースを設け、掃除機やWi-Fiルーターなどを収納しています。
「廊下の収納は、もう一列作ればよかったと思うくらい本当に便利です。無印の収納ボックスがぴったり入るようにサイズを設計し、棚部分はレールだけ付けていただいて棚板はDIYで取り付けました。」（奥様）


寝室は、出入りできる扉を2つ取り付けてあり、将来的には仕切って子ども部屋として2部屋確保できるよう設計しています。

最後に、これからリノベーションする方に向けてアドバイスをいただきました。
「予算が限られていても、諦めずに希望を全て設計士さんにお伝えすることですね。初めは予算内に収まらないくらいの希望があり、フルリノベーションは諦めて部分リノベーションにしようかと思ったことがあったのですが、設計士さんにアドバイスをいただきながら無事にフルリノベーションをすることができました。希望を伝える時は、画像で見せることと、漠然とした内容ではなくピンポイントで具体的にお伝えすると良いと思います。
お子さまがいる場合は、玄関スペースを広く取るとベビーカーが入って良いですね。また、リビングだけでも床の防音工事をしておくと気兼ねなく過ごせると思います。」（奥様）


リノベーション前のお部屋