キッチンが主役の家

賃貸マンションにお住まいだったI様ファミリーは、賃貸マンションの契約更新のタイミングでお住まい探しをスタート。

「賃貸だと手元に何も残らないまま、2年間でいくら消えたのだろうという気持ちがあり、せっかく引っ越すのであれば資産として残るように購入しようという結論に至りました。」（奥様）

「物件探しでは、前の家と同じ65㎡ほどの広さがあるか、家族が集まる大きなリビングがつくれるか、陽当たりが良いかを重視しました。初めは新築マンションも視野に入れて、ポスティングチラシなどをチェックしていました。しかし、この周辺で新築マンションとなると部屋数はあるもののリビングがコンパクトな間取りが多かったため、中古マンションをリノベーションする前提で探すことにしました。この物件を内見した際は設計担当の方にも同行してもらい、希望の間取りにできるかどうかチェックしていただきました。陽当たりが良く天井が高いこと、リビングと浴室からスカイツリーが見えることも気に入って、この物件に決めました。」（ご主人）

内装のテーマは、黒とグレーとウォールナットの3色。大きなオープンキッチンとカップボードはグレーで統一しています。

「友人を呼んでホームパーティーをすることも多いので、オープンキッチンにしました。カップボードは予算の関係もあり少しグレードを下げましたが、キッチンと同じ色で揃えています。カップボードの裏には梁があり、隙間ができてしまう部分があったのですが、設計担当の方からのご提案で間接照明を設置していただきました。夜は昼とはまた違った雰囲気になり気に入っています。また、キッチンは私がメインで使うものなので、夫から『好きにしていいよ』と言ってもらいメーカーやオプションまで希望を詰め込みました。広くて本当に使いやすく、スタイリッシュなステンレスのキッチンの天板の色も気に入っています。」（奥様）

前の家はリビングとキッチンの間に壁があり、キッチンからリビングを覗くように家族の様子を伺っていたそう。リビングを見渡せるオープンキッチンにしたことで、お子様を見守りながらのキッチン作業も捗りそうです。

また、大きなウォークスルークローゼットやシューズインクローゼットを設けるなど、収納にもこだわりが詰まっています。

「家具を置かなくても良いように、収納をすべて備え付けにしたのもポイントです。大人2人の物はウォークスルークローゼットに集約して、靴やベビーカー、子どもの自転車などはシューズインクローゼットに、それ以外の食器や書類、子どものおむつや保育園用具などはキッチンのカップボードに収納しています。家具を置けば置くほど物が増えてしまうイメージがあるので、今ある収納スペースに入る物しか買わないように心がけています。」（奥様）

約5.2帖の寝室は、家族が増えても対応できるようシングルベッドを3台置くことができるぴったりの広さに設計。約4.3帖の書斎は、将来的に子ども部屋として使うことを考えているそうで、ライフスタイルが変化しても対応できる広さや間取りとなっています。

広いリビングでお子様が走り回り、猫ものびのびと暮らしている様子が伺えました。黒猫のルリちゃんはベッドの下に隠れて姿が見えませんでしたが、白猫のアオイちゃんはカメラマンの様子を見守ったりカメラに写ってくれたりとサービス精神旺盛です。

「前の家から黒猫を飼っていて、引っ越して来てからもう一匹、白猫を飼い始めました。子どもが3歳になって活発になり、広いリビングにして良かったと改めて思っています。やっとコロナウイルスが落ち着いてきて子ども同士の繋がりも増えてきたので、これからホームパーティーをたくさんできたらと思っています。」（ご主人）