リビングが主役の大胆リノベ

庭の緑に包まれた、リノベーション完成後のLDK
ご夫妻と3人の兄弟の5人で暮らすS様ファミリー。約18年間お住まいのマンション一室をフルリノベーションしました。

「リノベーション前の室内はかなりボロボロの状態でした。引越しをする選択肢もありましたが、子どもたちがこの家で暮らし続けたいと言ったことや、近所の方との交流が深く仲の良い方がたくさんいることもあり、愛着のある土地の自宅マンションをリノベーションすることに決めました。今では庭のバラ、桜、オリーブ、バジルやミントなどの植物も良い感じで育ってきて、気が付いたら素敵な庭になっていました。この家の良さを手放したくないと思いましたね。」（S様）

施主のS様は、グローバルベイスのリノベーション済物件「リノコレ」やオーダーリノベーションサービス「マイリノ」の物件撮影を担当してくださっているカメラマンです。

「7～8年前からずっとお世話になっていて、今までいろいろな物件を見せてもらっていたので、夢が膨らんでいました。リノベーション会社はグローバルベイス一択で、お任せするにあたっては安心感しかありませんでした。」（S様）

(左)スケルトン解体工事後のLDK、(右)木材で骨組をつくる木工事の様子

リノベーション完成後のLDK
「リノベーション前は4LDKの間取りでしたが、平米数のわりに狭く感じていました。そのときから、それぞれの部屋で過ごすよりも、みんなでリビングに集まって過ごすことが多かったので、リノベーションでは寝室と収納をコンパクトにしてリビングを広く取りたいと思っていました。今は、ひとつの寝室に5人分のベッドを置いています。薄暗い雰囲気が好きだったので、玄関を入ったあたりは薄暗く、奥に行くと庭の緑に包まれた明るい癒しの空間にしているのがポイントです。」（S様）


窓際のカウンターに漫画が並ぶ土間
玄関を入って左には、ガレージのような隠れ家スペースにしたかったという土間（約3.6帖）があります。土間にソファを置いたことで、遊びに来た奥様のご友人が靴を履いたまま座って気軽に長話できる場所、カウンターに置いた漫画を読みながらくつろげる場所として使えるスペースとなりました。土間からは、家族5人の寝室につながります。


家族みんなで使うことを想定してつくった仕事部屋は、撮影スタジオとしても使用可能
玄関を入って右には、仕事部屋として使用できるスタジオ（約5.7帖）があります。仕事道具をまとめて置くことができ、スタジオからは洗面室につながります。洗面室は、家族で並んで朝の支度ができる幅広い洗面台とスペースを確保しました。最近は、お子さんたちが座って美容男子として時間をかけているそう。


ゆとりある洗面室

洗面室の引き戸を開けるとキッチンとつながる
洗面室からはキッチン（約8.3帖）につながります。大人が楽にすれ違える通路幅を確保した二列型キッチンで、海外メーカー「ミーレ」の食洗機を実装し、作業がしやすいように天板を高めに設計しました。「食器洗いの時間がないだけでだいぶ楽ですね。グリルも便利でよく使っています」とS様。キッチンの壁面には、数あるサンプルの中から見つけたという、マットな質感で落ち着いた色合いが特徴の淡いグリーンの施釉（せゆう）タイルを採用。ウォールシェルフにはコーヒーミルや調味料などが並びます。


こだわりの家具を揃えた、家族が集まるLDK

一枚板のカウンターテーブルは家族みんなで塗装
キッチンに沿って一枚板で造作したL字のカウンターテーブルの脚には、以前使用していたテーブルのアイアンを再利用しました。カウンターテーブルの表面は、思い出作りにと家族みんなで塗装を施したそう。高さは、下部にペットのうさぎ・ショコラちゃんのケージがぴったり収まるように設計しています。

リビングでひときわ目を引くのは、インテリアショップで座った瞬間に一目惚れしたというダークグリーンのソファ。リノベーションする前に買っておいたそうで、柔らかすぎず硬すぎない座り心地で、革のツヤ感が空間のかっこよさをより一層引き立てます。

「このソファに合うように、内装の色合いや素材を設計担当の方と一緒に選んでいきました。リノベーション後にソファを買うとなると、なかなかぴったりのものが見つからないこともあると思いますが、あらかじめ買ったものを設計担当の方に見せることで、それに合わせてベースを作ってもらえたのが良かったです。」（S様）


テレビボードを中心に回遊できる間取り
リビングのテレビボードは、テレビのケーブルを隠せるように設計したのがこだわりポイント。裏側には有孔ボードを採用し、帽子やバッグなどの小物を吊り下げておくことができます。テレビボード裏は収納スペースになっており、寝室（約8.4帖）にかけてハンガーパイプを設置し、デスクとして使えるカウンターを造作しました。

「設計図面が完成した瞬間、満足感でいっぱいで、もう完成したような感覚になってしまったんです。設計担当の方からの『まだこれからですよ！』という言葉にハッとさせられたのを覚えています。工事が始まり、解体されたフルスケルトンの我が家を見たときは、一瞬ですが少し不安になりました。でも、少しずつ職人さんたちによって設計図面通りに具現化されていくのを見るたびに、再び安心感に包まれました。何度も現場を見せていただきましたが、職人さんたちの技術と力量が素晴らしく、常に感心していました。」（S様）

内装の緑と庭の緑が調和するLDK

(左)奥様は庭の植物や撮影で使ったお花を飾るのが楽しみに、(右)家族で仲良くゲームをする機会が増えたリビング
新しい内装に慣れるまで時間がかかると思っていたそうですが、1週間もかからずに慣れて快適な日々を送っていると話すS様。前は室内がボロボロだったため、「これからは家を大切に扱っていこう」とお子さんたちに伝え、今は家族みんなが家を大切に扱ってくれているそうです。

「これまで、グローバルベイスの数々の物件を見てきたこともあって、自分が理想とする内装のイメージは迷いなく、ほぼ即決で決まっていきました。実際に見て触れて感じる作業を増やすことで、理想のイメージがつくりやすくなると思います。設計担当の方が、最高の形になるよう優しく誘導してくれるので、思ったことはすべて伝えてみるのが大切だと思います。終わった瞬間に寂しさを感じてしまうくらい、設計担当の方と一緒に図面や配色、素材、照明などを考える作業が楽しかったです。最後まで親身にあたたかく寄り添ってくださったマイリノの皆さんのおかげで、描いていたイメージが実現しました。その感覚がたまらなく最高で、素敵な時間を過ごすことができました。天井の梁や凹凸の陰影も最高で、ずっと眺めていられますね。こんなにも心地良い空間になり、大満足です。」（S様）


S様ご夫妻(中央)とマイリノ担当者で記念撮影