ダイニングテーブルを中心に内装設計。お家サウナでととのう住まい

JR山手線『恵比寿』駅から徒歩5分、駅近とは思えないほど静かで落ち着いた住環境に佇むマンションです。

施主様は、コンサルティング会社で働くご主人と、化粧品会社で働く奥様のK様ご夫妻。

以前は賃貸マンションで同棲されていたK様ご夫妻は、ご結婚を機にお住まい探しを開始。賃貸の契約満了に間に合うよう半年から1年で物件を探し、新築も合わせて10件くらい内見したのち今回の物件に辿り着きました。

「同じマンションの違う階の部屋を内見したことがあり、その際に案内してくれた仲介会社さんが『別の部屋が空きましたよ』と連絡してくれたことがきっかけで、この部屋の内見に来ました。ずっとスーモで物件を探していたのですが、検索条件を60㎡以上にしていたので、この58㎡の物件は検索結果に出てこなくてスルーしていたんですよね。仲介会社さんからの連絡がなければ、この物件とは出会えていなかったと思います。」（ご主人）

この物件の契約後にリノベーション会社を決められたK様ご夫妻は、もともとユナイテッドアローズ社監修のリノベーションプラン「RE : Apartment UNITED ARROWS LTD. 」をご存じだったこともあり、グローバルベイスのセミナーに足を運んでいただき、その後すぐにユナイテッドアローズ社監修のリノベーション物件を内見されました。

ユナイテッドアローズ社監修のリノベーション物件を気に入っていただきましたが、「細かな部分や色合いを自分たちでこだわりたい」という気持ちが強かったため、マイリノで一から設計をすることになりました。

ダイニングに置いているのは、ドイツ・テクタ社の人気ロングセラーのダイニングテーブルです。テクタ社のダイニングテーブルがどうしても欲しかったというK様ご夫妻は、そのダイニングテーブルを置くことを前提に内装を考えていきました。

「リビングやキッチン、床の色選びは、置きたいウォールナットのダイニングテーブルに合わせるのが結構難しかったですね。キッチンは、全てにウォールナットを取り入れてしまうと少しうるさい感じになってしまうので、配分を考えて上部の吊戸棚に取り入れました。天板やキッチン本体の色は、設計士さんと見本を床に並べて空間を作りながら比較して選びました。結果リビング全体がまとまって、間取りも使いやすく、とても落ち着く空間になりました。」（奥様）

リビングにある収納は、ウォールナットの扉を付けることで柱に見えるように、という設計士のアイデアです。

キッチンの色は、さらに明るいグレーも検討されましたが、お二人で意見を出し合いながら少し暗めのグレーに決定。冷蔵庫は、奥様の希望で隠して置けるように設計しています。

洗面室の壁に使用しているタイルも奥様のセレクトで、正面の一面のみに施すか、左右も合わせて三面に施すかを設計士と相談し、三面に施すことに決定しました。

そしてご主人が今回のリノベーションでこだわったポイントはお風呂です。

「スチームサウナを付けたくて、とにかく色々探しました。頭上から水をかけたいと思っていたので、オーバーヘッドで上から出てくるシャワーも付けて、風呂蓋に座ってくつろげる仕様にしました。」（ご主人）

スチームサウナは、K様ご夫妻が事前にフィンランドのサウナメーカーで体験をして選んだ設備です。

ユニットバスとは別でドライサウナを作る案も検討されましたが、水風呂の場所も必要になるため、マンションの限られた面積の中ではユニットバスにスチームサウナを取り付けるのがベストだと考え、この形に決められました。

リビングから出入りができる約3.6帖の洋室は、大きな窓がある明るいお部屋で、ご主人がテレワークやゲームをする時に使う隠れ部屋のような空間です。

そして実際にお住まいになってから、生活や気持ちに変化があったという奥様。

「リノベーションをする前は、おしゃれにしたいという希望はあまりなく、それよりも機能的で使いやすく、掃除がしやすい家が良いと思っていました。でも、デザインや色にこだわったことで愛着が湧いて落ち着く空間になったので、リノベーションして良かったなと思います。最初はしばらく住んだら賃貸に出そうかと考えていましたが、もし貸したとしてもまた戻って来たい！大好き！と思えるお家になりました。」（奥様）

最後に、これからマンション購入を考えている方に向けてアドバイスをいただきました。

「即断即決、ではないでしょうか。良い中古物件はすぐに売れてしまうので、悩んでいたら買えないと思います。良い物件は順番待ちになってしまうこともありますよね。この家も、内見したその時に申込みをしました。」（ご主人）

「即断即決できるように、色々なタイプの物件を見るのがいいのかなと思っています。私たちは新築も中古も見てきたので、この物件を紹介していただいた時にすぐ『この値段でこの場所だったら買いだな』というのがピンときました。物件の知識が全くなかったので、色々見たことによって即断即決と納得のいく決断ができたと思っています。買えるかどうか分からない物件でも、まずは内見してみることがいいのかなと思いました。」（奥様）

リノベーション前のお部屋