住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション
最終更新:2023年2月22日

リノベーション会社の選び方とは?
比較ポイントや注意点を解説!

リノベーションを取り扱う会社は多くありますが、どのようにして自分に合った会社を選べばよいのでしょうか。理想のリノベーションを実現できるかどうかは、まず、リノベーション会社選びにかかっています。リノベーション会社の種類について解説したうえでリノベーション会社選びのポイントを紹介していきます。

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リノベーション会社の種類

リノベーションを手掛ける会社には業態による種類があり、会社を選ぶ際に考慮するべき点の一つになります。それぞれの特徴を理解し、リノベーションで重視したいことにマッチした業態の会社を選びましょう。

不動産会社

不動産会社が得意とするのは、売買や仲介です。買取再販を手掛ける会社では、リノベーション済み物件の販売や、中古物件の仲介などを行っています。また、物件探しの段階からリノベーションまでを同じ窓口で対応する、ワンストップリノベーションを依頼することもできます。

リフォーム会社

リフォーム会社には、キッチンやユニットバスなど水回り設備の交換を中心に手掛けるところから、リノベーションを含む大規模な増改築を行うところまで様々です。リフォームとリノベーションに明確な定義はありませんが、リフォームは元の状態に戻すための修繕を指すのに対して、リノベーションは機能性やデザイン性を向上させて、新たな付加価値をつけることをいいます。

これまでの実績から、水回り設備を中心に手掛けている会社にフルリノベーションを依頼するのは、対応力の問題からおすすめできません。大がかりなリフォームを手掛けているリフォーム会社は、これまでの事例などからリノベーションも対応できるか確認しましょう。

リノベーション専門会社

リノベーション専門会社とは、中古マンションを中心にリノベーションに特化した会社を指しています。一般的なフルリノベーションのほか、定額制のパッケージ型のリノベーションを展開する会社もあります。また、リノベーション専門会社は、ワンストップリノベーションに対応している会社が多いです。

設計事務所

設計事務所の中には新築だけではなく、フルリノベーションを手掛けているところもあります。ただし、設計事務所は設計と、図面通りに施工されているか確認する設計監理のみを行うため、設計事務所に依頼する場合は、工事は工務店に頼みます。そのため、トータルコストは高めになりやすいです。また、設計事務所に依頼するとデザイン性の高いリノベーションが実現しやすいですが、建築家の好みに左右されやすいため、テイストが合う建築家を探す必要があります。打ち合わせに時間をかけるケースが多い点も踏まえておきましょう。

工務店

工務店は一戸建てなどの新築が本業ですが、リフォームやリノベーションも手掛けているところもあります。ただし、新築で培った技術力を活かして、木造一戸建ての耐震改修や断熱リフォームなど性能向上に関するリノベーションが得意なことが多いです。

リノベーション会社を選ぶときの比較ポイント

リノベーション会社はどんな観点から選んだらよいのか、比較するポイントを挙げていきます。

対応エリア

リノベーション会社の多くは対応エリアを決めています。遠くにある会社の場合、対応してもらうことは可能であっても、小回りの利いた対応が難しいことや費用が割高になる可能性がある点に注意が必要です。後述するように、リノベーション工事が完了した後のアフターサービスの対応の問題もあるため、比較的近いエリアに拠点があるリノベーション会社を選ぶとよいでしょう。

得意分野

リノベーション会社の得意分野として、一戸建てとマンションのどちらをメインにやっているか、いずれにも対応できるかという点は確認するべきポイントです。リノベーション専門会社はマンションを得意とするところが多いですが、工務店は一戸建てをメインに手掛けるところが中心であるなど、会社によって得意とする物件種別に違いがあります。

一戸建ては構造による違いもあり、木造軸組み工法を得意とする会社は多いですが、2×4工法やハウスメーカーのプレハブ工法のリノベーションのノウハウを持っている会社は限られます。また、一戸建ての場合、耐震改修や省エネに関する性能向上のためのリノベーションは、新築を手掛ける工務店がノウハウを持っていることが多く、工務店や設計事務所は増築をする場合の法規制に関する知識があることが多いです。

一方、マンションのリノベーションで、デザイン性が高いものを実現しやすいのは、設計事務所やリノベーション専門会社です。マンションの場合、管理規約による制限が設けられていることが多く、構造によって間取り変更の自由度が変わります。そのため、マンションのリノベーションに慣れた会社に依頼すると、スムーズに対応してもらえることが期待できるでしょう。

また、デザイン力に強みを持っている会社もあります。シンプルなデザインを得意としている会社やインダストリアルスタイルを得意とする会社、自然素材を取りいれたリノベーションを行っている会社など、様々です。リフォーム会社を中心に水回り設備のリノベーションに特化している会社もあります。

自分が希望するリノベーションの目的にマッチしているかどうか、リノベーション会社の得意分野を確認しましょう。

施工事例

施工事例は、これまでどのようなリノベーションを手掛けてきたかの実績を判断できる材料になるため、豊富な施工実績を持つ会社を選ぶと安心です。また、施工事例からどのような物件種別や規模のリノベーションを手掛けているか、確認することができますので、同様の工事の実績がある会社に依頼しましょう。また、デザインテイストが自分の好みとあっているかといった点なども知ることができます。施工事例はホームページやパンフレット、リノベーション会社の情報サイトなどから、チェックすることが可能です。

設計・施工体制

リノベーションプランの設計や施工に関して、自社のスタッフがどこまで対応しているのか確認することが大切です。また、建築士や施工管理技士、インテリアコーディネーターなどの有資格者が在籍していると安心です。特に一戸建てで増築や間取りの改変を伴う場合には、建築士の在籍する会社に依頼しましょう。

価格体系

リノベーション費用の価格体系は、一般的なフルオーダーリノベーションと、定額制によるパッケージ型リノベーションでは異なります。

一般的なフルオーダーリノベーションでは、建物の状態やリノベーションプランをもとに、設計費用をはじめ、解体工事や大工工事、設備工事、内装工事などの工事費用や管理費用を積算して、リノベーション費用を算出します。そのため、リノベーションプランの打ち合わせを行っている段階では、総額でいくらになるのかわかりません。

そこで、依頼する側が費用を把握しやすいように、「面積×平米単価(坪単価)」という価格体系で、面積による定額制のリノベーションを請け負うリノベーション会社もあります。ただし、壁紙やフローリングなどの内装材や、キッチン、ユニットバスなどの設備は何を選んでも定額というわけではありません。壁紙やフローリングなどの内装材のグレードや、キッチン、ユニットバスといった設備のサイズやグレードなどから、決められた標準仕様の商品から選ぶことになるため、パッケージ型と呼ばれています。

「壁紙を貼るのではなく塗装にしたい」「別のメーカーのシステムキッチンを入れたい」「壁にニッチを設けたい」といった、標準仕様とは異なることを希望した場合には追加費用が必要です。

ワンストップリノベーションの対応

ワンストップリノベーションとは、物件探しからリノベーションプランの提案、施工までの窓口を一社に依頼できるシステムをいいます。窓口が一つになることで手間が省け、物件の取得費用とリノベーション費用のバランスを考慮して進めていくことが可能です。また、リノベーション費用をローンでまかないたい場合、住宅ローンに組み込みやすいこともメリット。さらに、希望するリノベーションを実現できる物件を探しやすいことも利点です。たとえば、マンションの場合、管理規約や構造による制約から、思い通りのリノベーションが実現できないことがあります。ワンストップリノベーションの場合、希望するリノベーションが可能どうかを踏まえて、物件の紹介が受けられます。

ただし、ワンストップリノベーションには、大きく分けて2つの体制がある点に注意が必要です。オールワンストップリノベーションは、物件探しからリノベーションプランの設計、施工に至るまで、すべての工程を自社で担います。一方、パーシャルワンストップリノベーションは、設計を担う会社が提携先の不動産仲介会社に物件探しを依頼し、工事は施工会社に依頼する形態です。リノベーション費用の中に、コンサルティング料などが含まれるため、割高になることがあります。

ワンストップリノベーションに対応する会社に依頼したい場合は、オールワンストップリノベーションとパーシャルワンストップリノベーションのどちらに該当するのか、対応体制も確認しましょう。

アフターサービス

リノベーション工事が完了して引き渡しを受けた後、住み始めてから不具合が起きることも考えられます。そのため、アフターサービス体制が充実している会社の方が安心です。リノベーション会社によっては、無料や有料で長期の保証を行っていますので、保証の対象となる範囲や保証期間を確認しておきます。

また、リノベーション会社によっては、アフターサービス専門の担当者を置いて、定期的に状況を確認する会社や、外部に委託して365日24時間電話対応を行う会社もあります。営業担当者がアフターサービスまで一貫して対応する会社とどちらがよいかは一概にはいえませんが、アフターサービスの体制についても確認しておきましょう。

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リノベーション会社選びの注意点

実際にリノベーション会社を選ぶ際には、口コミでの評価や対応力などに関して、注意するべき点があります。

知人の紹介や口コミで評判のよい会社が合うとは限らない

リノベーション会社を選ぶとき、知人がリノベーションをやってよかったという会社や、口コミで評価の高い会社が必ずしも自分に合うとは限りません。たとえば、知人が「質感にこだわった上質な空間をリノベーションで実現したい」と考えて、満足のいく結果となったため、その会社を紹介したとします。しかし、紹介された人は、「なるべくリーズナブルな費用で、おしゃれな空間を実現したい」と考えていた場合、リノベーションプランの費用感が合わず、ミスマッチとなってしまいます。

あるいは、口コミでの評価が高いリノベーション会社の評価対象が一戸建てのリノベーションだった場合、マンションのリノベーションを依頼すると対応に不満を感じる可能性があります。

人によってデザイン性や機能性、費用など、リノベーションを依頼するときに重視したいことが異なります。単に「知人がよい会社だといっていた」、「口コミで評価が高い」といった理由でリノベーション会社を選ぶと、ミスマッチになる可能性があります。特に知人からの紹介の場合断りにくいのが難点ですが、はじめから複数の会社から検討することを担当者に伝えておけば問題はありません。また、複数の会社から検討するのが一般的です。知人や口コミの評価だけでリノベーションを依頼する会社を決めることは避け、自分の所有する物件や志向性にマッチしている会社かどうか考えましょう。

担当者との相性や対応力もポイント

リノベーションは大きな費用や時間もかけて行うもの。リノベーション工事が完了するまでには、リノベーションプランの打ち合わせを行い、プランの提案を受けて調整していき、工事中にも確認事項が発生したり、要望を伝えたりすることがあります。スムーズにやり取りすることができるか、リノベーション会社の担当者との相性や会社としての対応力も重視するべき要素です。

リノベーション会社を選ぶ際には、リノベーションプランや仕様する素材、費用などに関して丁寧な説明があるか、質問に対して誠実に答えてもらえるか、詳細な見積書の提示があるか、気軽に相談しやすいかといった点も判断するポイントになります。

よくあるリノベーション会社選びの失敗事例

リノベーション会社選びで失敗しないためには、どのような点に気をつければよいのか、よくある失敗事例をもとにみていきます。

相見積もりをとって価格の安さで選ぶ

リノベーション会社選びを失敗するケースで多いのは、複数のリノベーション会社の相見積もりをとって価格の安さで選んでしまったケースです。設計費用や工事費用には適正価格があるため、あまりにも安い見積もりを出す会社は、リノベーションの品質に問題があったり、多くの追加費用を請求したりするケースがみられます。

リノベーション会社を選ぶ際には、価格だけを基準にするのではなく、技術力や対応力なども踏まえることが必要です。また、見積もりに含まれている範囲が明確になっていない会社は避け、詳細な見積もりの提示を受けられる会社を選びましょう。

値引きの言葉につられてあわてて契約する

「○○キャンペーンは今日までですよ」といった営業トークによる値引きにつられて、あわてて契約してしまうケースも、よくある失敗事例です。通常価格はその会社が独自に設定している価格の場合、値引きを受けられても、他社と比較してさほど変わらないケースがあります。また、早急に契約を迫る会社は工事の質に問題があるケースも少なくありません。あるいは、資金繰りの面で問題が生じているケースもあります。

「もう少し考えたい」と伝えたときに引き下がらない会社は、何かしらの理由があることが多いので、その場で契約を結ぶのは避けることが望ましいです。あわてて契約を結ぶようなことはせず、会社自体のことを調べたり、見積もり内容を他社と比べたり、家族で話し合ってから契約しましょう。

パッケージ型の会社を選んでオプション費用が高くつく

パッケージ型を中心に取り扱うリノベーション会社の場合、準標準仕様から選ぶと、リノベーション費用が明瞭なことがメリットです。しかし、標準仕様以外のものから多く選んだ結果、一般的なフルオーダーで頼めるリノベーション会社に依頼するよりも、高くついてしまうという失敗事例もみられます。

標準仕様に含まれているものを確認しておくとともに、自由度の高いリノベーションをやりたい人は、フルオーダーリノベーションを依頼することも検討してみましょう。

まとめ

リノベーション会社を選ぶときには、自分の依頼したいリノベーションを得意とする会社に頼むことが大切です。たとえば、マンションのリノベーションであれば、豊富なマンションのリノベーションの実績があることを前提に、インテリアテイストなどの志向性が合う会社を選びましょう。

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