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仕事部屋・ワークスペースのレイアウトのコツは?おしゃれな施工事例10選

リモートワークが広まったことで、自宅の仕事部屋やワークスペースが注目されています。独立した仕事部屋を設けるのは難しくてもワークスペースを作ることで、集中して仕事に取り組みやすい環境を構築できます。

仕事部屋やワークスペースを設けるメリットやリノベーションで設置するときのコツなどを踏まえたうえで、おしゃれな施工事例をもとにアイデアをみていきましょう。

リビングとガラスパーティションで仕切ってスタイリッシュに
こんな方におすすめの記事です
  • 仕事部屋・ワークスペースを作った方がよいか迷っている方
  • リノベーションで仕事部屋・ワークスペースを設置するときのコツが知りたい方
  • 仕事部屋・ワークスペースの施工事例が見たい方

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■自宅に仕事部屋・ワークスペースを設けるメリット

あえて仕事部屋やワークスペースを設けなくても、ダイニングテーブルなどで仕事をすることはできます。しかし、仕事部屋やワークスペースといった専用の場所を設けることで、仕事やしやすくなるとともに、生活にメリハリがつくことがメリットです。

・仕事に集中できる

ダイニングテーブルなどで仕事をしていると、リビングでくつろいで過ごす家族が気になったり、テレビが目線に入ったりするなど、仕事に集中できる環境とは言い難いものがあります。

また、食事の時間になると、作業を中断して一旦片付けをする手間もかかります。

そこで、仕事専用の場所を作れば、集中して仕事できる環境を作ることが可能です。独立した仕事部屋を設けるのが理想的ですが、リビングダイニングやキッチンの片隅に壁に向かってワークスペースを設置すれば、落ち着いて仕事に取り組みやすくなります。また、日中は使用しない寝室も、ワークスペースを設置するのに向いた場所です。

・オンライン会議のときに便利

リビングで仕事をしていると、背景の映り込みや生活音が入らないかなど、気になることがあるのではないでしょうか。仕事部屋やワークスペースを設けて、オンライン会議を行う場所を決めておけば、慌てて準備をせずに済みます。

・オン、オフを切り替えやすくなる

ダイニングテーブルで仕事をしていると、食事をするのも、テレビを見るのも、仕事をするのも同じ場所になるため、プライベートの時間と仕事をする時間の境目が曖昧になりがちです。

仕事部屋やワークスペースがあれば、そこで過ごすときは仕事の時間と意識できるようになり、オン・オフを切り替えやすくなります。

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■仕事部屋・ワークスペースのリノベーションのコツ

独立した仕事部屋を設ける以外にも、ワークスペースなら机を置く場所を設けておいたり、カウンターテーブルを設置したりするだけでも作ることができます。リノベーションで仕事部屋やワークスペースを作るのであれば、間仕切り壁や造作家具を設置したり、コンセントを新設したりすることが可能です。

リノベーションで仕事部屋やワークスペースを設けるときのポイントをまとめました。

・仕事部屋は2畳以上の広さから作れる

独立した仕事部屋にするか、あるいは部屋の一角などにワークスペースを設けるか、どちらにするか決めるうえで、ポイントとなるのは使い方と広さです。

電話やオンライン会議を行うことが多い場合は、独立した仕事部屋が向いています。仕事部屋を作るのには広いスペースが必要と考えがちですが、2畳程度の広さから作ることができます。2畳のスペースで机と椅子、棚を設置することが可能です。人によってはむしろ狭い方が落ち着いて過ごせる場所になります。

・完全に仕切らない&室内窓で開放感のある空間に

ただし、4畳程度までの広さの仕事部屋は、完全に仕切ってしまうと圧迫感を感じる可能性があるため、工夫が必要です。

建具はドアよりも引き戸の方が向いています。ドアは開閉のためのスペースが不要で、開けたままの状態にもしておきやすいためです。

音漏れをさほど気にしない場合は、間仕切り壁を出入り口部分を開けて設置し、建具を設けない方が開放的な空間を作れます。カーテンやロールカーテンをつけておく方法もあります。

あるいは、隣室との間をウォールドアで仕切ると、壁を設けるよりも音漏れはしますが、仕切ったり一体化した空間にしたり、フレキシブルに使えるので便利です。

また、室内窓を設けて、隣接する部屋から光や風が入るようにするのも、明るく開放的な仕事部屋を作るのに効果的です。

・設置場所は部屋とのつながりを考慮する

ワークスペースは設置する場所とのつながりや生活動線を考慮することがポイントです。リビングダイニングにワークスペースを設けるのは、子どもの様子を見ながら仕事をしたい人に向いています。キッチンに設置すると、料理をしながらメールチェックや電話対応がしやすいので便利です。

一方で、寝室や玄関の土間にワークスペースを設置すると生活音が入りにくく、独立性の高い空間になります。ただし、夫婦など複数人で使用する寝室にワークスペースを設けるのは、遅くまで仕事をすることが多い場合には向いていません。

仕事部屋として設ける場合も、リビングダイニングに隣接した場所は家族と緩やかにつながりやすく、リビングダイニングから離れた玄関に近い場所は、より独立性が高まります。

・収納スペースを設ける

仕事部屋やワークスペースを設置する際には、収納計画を立てておくことが大切です。パソコンやプリンター、タブレット、文房具、書類、本など使用するものを書き出して、モノの量に応じた収納を用意します。

リノベーションで仕事部屋やワークスペースを設ける場合は、スペースに合わせて造作でカウンターデスクや本棚を設置すると、空間を効率よく活用できます。

・必要な数のコンセントを用意する

仕事部屋やワークスペースでは、テーブルスタンドをはじめ、パソコンやプリンター、タブレットやスマートフォン、あるいは外出時のモバイルバッテリーなど、デスクまわりで多くのコンセントを必要とします。

安全面からタコ足配線になるのは好ましくなく、床面をコンセントが這っている状態では見た目が損なわれます。リノベーションで仕事部屋やワークスペースを作るときは、必要な場所に必要な数のコンセントを設けるようにしましょう。

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■仕事部屋・ワークスペースのリノベーション費用の相場

仕事部屋やワークスペースに、カウンターデスクを造作で設置する費用は7万円~15万円が目安です。造作の本棚は15万円~25万円程度かかります。

コンセントの増設費用は1万5,000円~3万円程度ですが、配線経路によってはボードや壁紙の張り替え費用も発生します。

また、仕事部屋を設けるために間仕切り壁を設置する費用は、15万円~20万円程度が目安です。ウォールドアを設置する場合は、10万円~15万円程度になります。

内装材を張り替える場合の費用は、フローリングは10万円前後、壁紙は6万円前後が目安です。

リノベーションでワークスペースにカウンターデスクを設けるのであれば、コンセントの設置費用を含めて、10万円前後の費用が目安です。間仕切り壁を設置して仕事部屋として区切り、内装を一新してカウンターデスクや本棚を設ける場合には、60万円程度はかかります。

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■リノベーション事例から見る仕事部屋・ワークスペースのアイデア

リノベーションでどんな仕事部屋やワークスペースを実現することができるのか、実際の事例からみていきます。

・リビングとガラスパーティションで仕切ってスタイリッシュに

リビングとガラスパーティションで仕切ってスタイリッシュに

LDKの一角にガラスパーティションで区切った仕事部屋を設けた事例。独立した空間でありながらも緩やかにLDKとつながっています。

2面の壁には、造作のカウンターデスクや棚が設けられています。収納力のある棚は、本を並べるといった実用的な使い方もできますが、ガラス越しにリビングから見えるため、小物をディスプレイして見せる収納とするのもおしゃれです。

→このリノベーション事例を詳しく見る

・ウォークインクローゼットの横に隠れ家のように設置

ウォークインクローゼットの横に隠れ家のように設置

ウォークインクローゼットに隣接する約2畳の仕事部屋。LDKとの間には室内窓が設けられ、ウォークインクローゼットとの間には建具がないことから、広さの割に開放感のある雰囲気です。

まるで隠れ家のようなスペース

仕事部屋は廊下から直接出入りすることもできますが、玄関の横の土間からウォークインクローゼットを通ってアクセスすることも可能。まるで隠れ家のようなスペースです。

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・細長いデスクで子どもと兼用

こちらの事例も約2畳の仕事部屋。造作の本棚を設けて、空間が有効活用されています。細長いデスクが設置され、普段は子どもの勉強部屋として使われることが多く、施主が仕事を持ち帰ったときに作業をするスペースを兼ねています。

また、鮮やかなブルー系のクロスが印象的で、スタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。

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・仕事部屋としても使えるおこもり感のあるフリースペース

仕事部屋としても使えるおこもり感のあるフリースペース

LDKの一角にフリースペースとして設けられた、かわいらしいピンクベージュの壁に囲まれた空間。四角い小窓からは、リビングからの光や風を取り込めます。

仕事部屋や読書のためのスペースなどして活用できます

リビングと緩やかにつながりながらも、視線が遮られていておこもり感があり、仕事部屋や読書のためのスペースなどして活用できます。

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・土間からつながる独立性の高いワークスペース

土間からつながる独立性の高いワークスペース

玄関の横の土間とつながるワークスペース。土間との間には間仕切り壁がないため、開放感があり、一体化したスペースとしても使えます。仕事をする合間に、土間にディスプレイされた60年代の小物など、施主がコレクションするアイテムを眺めることもできます。

ウォークインクローゼットと洋室を挟んで、LDKが位置していて離れていることから、独立性の高いスペースとなりました。

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・室内窓を設けて明るい光が差し込む仕事部屋に

室内窓を設けて明るい光が差し込む仕事部屋に

2週間、仕事部屋にこもることがあるという施主の「外を感じられる開放感のある空間にしたい」という要望から、リビングとの間に室内窓を設置した事例。

広い窓を設けているため、光や風が通るだけではなく、リビングにいる家族の存在を感じられます。

廊下側にも室内窓を設けていて、既存の窓と合わせると、いわば3面採光といえる明るい仕事部屋が実現

廊下側にも室内窓を設けていて、既存の窓と合わせると、いわば3面採光といえる明るい仕事部屋が実現しました。

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・キッチンと納戸に2つのワークスペースを確保

キッチンと納戸に2つのワークスペースを確保

リモートワークをする夫婦それぞれのワークスペースを設けた事例。個室を確保して2LDKとするとリビングが狭くなるため、1LDKの間取りで2つのワークスペースを設ける形となりました。

LDKのキッチンの収納からつながるカウンターには、奥様のワークスペースが設けられています。造作家具として一体として作られているため、空間に溶け込んでいます。

個室として使えることから、オンライン会議にも対応

納戸に設けられたのはご主人のワークスペース。個室として使えることから、オンライン会議にも対応できます。

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・カーテンで緩やかに仕切ったワークスペース

カーテンで緩やかに仕切ったワークスペース

インダストリアルテイストのLDKの一角にあるワークスペース。スペースにゆとりが感じられる開放的な空間です。

こちらはワークスペースのカーテンを閉めた状態のLDK。カーテンを設置しておくと、来客時などにワークスペースを隠すこともできます。

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・リビングのデッドスペースを利用したワークスペース

リビングのデッドスペースを利用したワークスペース

冷蔵庫と梁の間のスペースを活用してワークスペースを設けた事例。フロアスタンドはデザインによっては、デスクライトを兼ねられます。

デスクのカラーを壁や冷蔵庫と同じ白で統一しているため、ワークスペースがLDKに溶け込んでいます。

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・アンティーク家具のワークスペースならリビングに馴染む

アンティーク家具のワークスペースならリビングに馴染む

こちらもLDKの一角にデスクを置いて、ワークスペースを設けた事例です。サイドボードのようなデザインのアンティーク家具で、装飾性の高いテーブルスタンドが置かれ、リビングに馴染んでいます。

デスクやダイニングテーブルの下を収納スペースとして使うなど、空間を有効活用する工夫がみられます。

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■まとめ

リノベーションで仕事部屋やワークスペースを設けるときは、設置する場所とのつながりや生活動線を考慮することが大切です。また、LDKなどにワークスペースを作るときは、インテリアを統一すると空間に馴染みます。スペースを有効活用して、使い勝手のよい仕事部屋やワークスペースを目指したいですね。

編集者: u-room

メーカー勤務のかたわらインテリアスクールに通い、インテリアコーディネーターに転身した経歴を持つ。現在はフリーランスのライターとして、住宅関係のほか、求人広告やインタビュー取材などの執筆を手掛ける。インテリアコーディネーター資格を保有。ワインとビール、インテリアショップ&美術館巡りが好き。夫と2人の息子の4人家族。

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