住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション
最終更新:2023年2月22日

フルリノベーションや部分リノベーションの期間の目安は?
工事の流れも解説!

リノベーションを行うにはどのくらいの期間が必要なのでしょうか。中古マンションを購入してマイホームにする場合は入居できる時期を左右し、居住中のマンションのフルリノベーションは仮住まい期間に影響します。そこで、リノベーションの工事期間の目安や工事の流れなどについて解説していきます。

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フルリノベーションにかかる期間の目安は?

フルリノベーションとは住まい全体をリノベーションすること。フルリノベーションを行う場合、プランの打ち合わせが必要なため、実際に工事を行う前に設計期間が必要です。

設計期間と工事期間の目安

フルリノベーションの設計期間は1~2ヶ月が目安です。リノベーション会社と打ち合わせを行い、間取りや内装、設備などの仕様を決めていきます。工事期間の目安は2~3ヶ月程度です。ただし、設計に時間がかかったり、資材の発注に時間を要したりすると、設計期間と工事期間を合わせて、半年程度の期間がかかるケースもあります。

箇所別:部分リノベーションにかかる期間は?

部分リノベーションを行う場合はどの程度の期間がかかるのでしょうか。部分リノベーションが実施されることが多い箇所ごとに解説していきます。

リビング

リビングの壁紙の張り替えは1~2日、フローリングの張り替えは2~3日が目安です。床暖房を交換する場合、フローリングも張り替えることになるため、3~4日かかります。壁面収納を設置するのは1~3日程度、隣室との壁を撤去してリビングを拡張するには3~7日程度必要です。リビングと隣接する部屋を一体化して、壁紙とフローリングを張り替えて、壁面収納を設置するといったリノベーションの工事期間は、3~4週間程度が目安になります。

キッチン

キッチンの交換は、既存のキッチンを撤去した後、床の補修や給排水管工事を行い、新しいキッチンを設置する流れで、1週間程度かかります。リノベーションでキッチンの位置を変更する場合は、既存のキッチンの場所の床や壁の補修が必要であり、内装工事を伴うため、2週間程度が目安です。間仕切り壁の撤去や設置を伴うケースでは、2~3週間程度となります。

浴室

ユニットバスからユニットバスへの交換工事にかかる期間は4日程度です。既存のユニットバスを解体した後、新しいユニットバスやドアを設置し、水道の配管工事や電気工事を行う流れです。また、洗面脱衣室の壁の補修など内装工事が必要になるケースもみられます。在来浴室からユニットバスに変更する場合には木工事なども必要となるため、1週間程度かかることもあります。

洗面所

洗面台の交換は1日程度で完了します。壁紙や床材を張り替えるなど、洗面所全体をリノベーションする場合には、3日~1週間程度みておきましょう。

トイレ

トイレの交換工事は通常1日で完了します。リフォーム用のトイレの中には多少配管の位置がずれていても、アジャスターで対応できる商品もあります。和式トイレから洋式トイレに変える場合は2~3日程度の工事期間が必要です。また、配管の位置を大幅に変更し、壁紙や床材の張り替えを伴う場合は、3日~1週間程度が目安になります。

相談から工事まで:リノベーションの流れ

マンションをリノベーションするときの流れについて、相談から工事が完工して引き渡しを受けるまで、順を追って解説していきます。

相談

マンションのリノベーションを考えたら、まずはリノベーション会社に相談しましょう。マンションの図面を用意するとともに、物件に関する情報を伝えます。マンションの場合、所有者で構成される管理組合が定める管理規約によって、リノベーションに制約があるケースもあるため、事前に確認しておきます。フローリングの張り替えには遮音性能に関する規定を設けているケースが多く、床材の変更や水回りの位置の変更ができないマンションもあるので注意が必要です。

また、家族構成やライフスタイル、希望する住まいのイメージや部屋数、予算などを伝えます。

現地調査

リノベーション会社の担当者がマンションを訪れて、現地調査を行います。できれば、現地調査に所有者が立ち会うと、実際に現地の状況をもとに要望を伝えたり、疑問点を尋ねたりすることが可能です。担当者は図面をもとに実際の物件の寸法を測って記録したり、現場の状況を確認し、記録のために写真を撮ったりします。

マンションのリノベーションでは現地調査の際に、竣工図も確認できるように手配しておきます。竣工図から水回りの配管や換気ダクトがどのように設計されているか、把握することができます。竣工図は管理員室に保管されていることが多いですが、確認しておきましょう。

現地調査を行うと、間取りや水回りの位置の変更がどの程度可能か、見通しが立つようになります。

プランニング・見積もり

ヒアリングした要望や現地調査の結果をもとに、リノベーションプランの作成が行われ、見積もりも提示されます。プランニングを無料で行うリノベーション会社もありますが、無料でプランを修正できる回数に制限があるケースもみられます。また、プランニングの前に設計契約を結び、設計料が発生する会社もあるなど、会社によって対応は様々です。プランニングに関する費用について、事前に確認しておきましょう。

プランニングでは間取りのほか、壁紙やフローリングなどの内装材、キッチンや洗面台、トイレなどの設備機器といった仕様も決めていきます。平面図や内装材のサンプルだけでは、でき上がりが想像しにくいかもしれませんが、昨今では、リノベーションプランのプレゼンテーションで、3Dパースを用いるリノベーション会社が多いです。

契約

リノベーションプランが確定したら、リノベーション会社と工事請負契約を結びます。マンションの場合は、所有者で構成される管理組合にリノベーションを行うことを申請し、承認を受ける必要があります。

着工

管理組合の承認が下りると、リノベーション工事に着工できます。居住中のマンションでフルリノベーションなど大規模なリノベーション工事を行う場合には、仮住まい先への引越しを行う必要があります。リノベーション工事を着工する前に、所有者とリノベーション会社がそれぞれ近隣に挨拶に伺いましょう。

完工・引き渡し

工事が完了すると、多くのリノベーション会社では社内で検査を行った後、所有者の立ち会いによる検査を実施し、問題がなければ引き渡しとなります。立ち会い検査は室内の状況がよく見えるように、なるべく明るい時間帯に行うようにしましょう。

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マンションのフルリノベーション工事の流れ

マンションのフルリノベーション工事はどのような流れで行われるのでしょうか。フルリノベーション( 躯体の状態まで解体するリノベーション )の流れを解説していきます。

内装解体工事

間仕切り壁や天井、床の下地を解体し、キッチンや洗面台、トイレ、ユニットバスなどの水回り設備を撤去して、コンクリートの躯体がむき出しになる「スケルトン」の状態にします。また、専有部分の給排水管や排気ダクトも撤去します。給排水管は壁の中にあるため、交換するには壁を壊す必要があります。スケルトンリノベーションをすることで、給排水管も一新することが可能です。

配管配線工事

墨出しと呼ばれる作業を行い、間仕切り壁の位置を決めます。新たに設置するキッチンや浴室、トイレなどの水回り設備の位置に合わせて、給排水管を設置し、電気の配線工事も行います。

下地組み・ボード張り工事

墨出しによる線をもとに、壁や天井の下地を組み、石膏ボードを張っていきます。床下地は、防振ゴムのついた支持脚でパーティクルボードを支える置床工法とすると、遮音効果が期待できます。

造作工事

造作工事では、建具の枠やカウンター、シューズクローゼットやクローゼット、造作家具の取付けなどの工事を行います。

設備取付工事

キッチンや洗面台、ユニットバスなどを組み立てて設置します。トイレの取付けも行います。

仕上げ工事

壁や天井は壁紙を貼る、塗装を施す、タイルを貼るなどして仕上げ、床もフローリングなどの床材を張ります。また、建具枠に建具を取り付けます。

希望する時期までにリノベーションを完了させるポイント

「子供の入学までにリノベーションを終わらせたい」、「アパ―トの更新前に新居に引っ越したい」といったケースなど、いつまでにリノベーションを終わらせたいという希望がある人もいるのではないでしょうか。設計の打ち合わせや工事にかかる期間の目安を把握しておくことのほかに、希望する時期までにリノベーションを終わらせるために留意するべきことをまとめました。

中古マンションとリノベーション会社を並行して探す

リノベーション前提で中古マンションを購入する場合は、中古マンション探しと並行してリノベーション会社を探しておきましょう。あらかじめ、リノベーション会社を調べて気になるところをピックアップしておけば、購入するマンションが決まった後、スムーズに打ち合わせを進めることができます。

また、物件探しからリノベーションまでをワンストップで提供している会社もあります。物件の購入価格とリノベーション費用のトータルの予算を踏まえたうえで、希望するようなリノベーションができる物件の紹介を受けられるといった点が魅力です。

スケジュールの希望を伝えておく

リノベーション会社には、検討段階からいつまでにリノベーションを終わらせたいか伝えておきましょう。実際に最低でも設計や工事にかかる期間は、会社によって進め方に違いがあるため異なります。いつまでに契約をすれば間に合うか、また、契約後にいつまでにプランを確定すればよいのか、スケジュールを逆算して確認しながら進めていくことが大切です。

また、使用する素材や設備によって、メーカーの在庫状況や製作にかかる日数は異なります。スケジュールを優先したい場合は、仕様を変えることで工期を詰めることができるのであれば、代替案の提示を依頼する方法も考えられます。とはいえ、予期せぬ事態によって工事が遅れることも考えられますので、余裕を持ったスケジュールとしましょう。

まとめ

フルリノベーションは工事に取り掛かる前に、設計期間が必要なため、多くの時間が必要です。希望する時期までにリノベーションを済ませるには、まずはリノベーションにかかる期間を把握することが大切です。また、早めに依頼するリノベーション会社を探し始めるなど、できることから準備を進めていきましょう。

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