住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

マンションや戸建て、アパートで近所付き合いは違う?トラブルを起こさないコツ

引越しをして新生活を迎えるとき、近所付き合いをどうするべきか気になる人もいるのでは。分譲マンションや戸建て、賃貸アパートといった住居タイプによって、近所付き合いの距離感に違いはあるのでしょうか。それぞれの住居タイプごとに、近所付き合いのポイントやトラブルを起こさないためのコツを紹介していきます。

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■分譲マンションの近所付き合いとは?

分譲マンションの近所付き合いで求められる距離感や、住人トラブルを起こさないためのポイントなどをまとめました。

・マンションも近所付き合いは必要

賃貸マンションと分譲マンションでは近所付き合いのあり方に違いがあります。分譲マンションは賃貸マンションと異なり、永住するために購入している人が少なくないため、引越しによる人の出入りがさほどなく、コミュニティが形成されやすいです。また、同じフロアで暮らす人をある程度知っていた方が、防犯面や防災の観点から安心できるとともに、風通しが良く住みやすい環境を得られることにつながっていきます。賃貸マンションでは近所付き合いをしないことは珍しいことではありませんが、分譲マンションでは近所付き合いをすることを前提に暮らしましょう。

・引越しした際の挨拶の範囲

分譲マンションには多くの人が居住しているため、引越しの際にどこまで挨拶に行くべきか戸惑うかもしれません。マンションで挨拶に伺う範囲は、声や生活音による影響を考慮しして、左右と上下の住戸とするのが一般的です。

・ほどよい距離感の近所付き合いが基本

マンションは多くの住民がいるため、ほどよい距離感のある近所付き合いとなることが多いです。通勤や通学、買い物などで外出して帰宅する際などに、共用廊下やエレベーターなどでマンションの住民と顔を合わせたら、軽く挨拶をするのがマナーとされることが一般的です。自然に挨拶が交わされるマンションは、良好なコミュニティが形成されています。また、新築マンションでは同じ時期に一斉に入居しているため、子どもがいる住民同士の交流は生まれやすい傾向があります。

多くの住民が暮らしていますので、住民同士で噂話をしない、SNSに住民に関する不用意なことを書き込まないことも、円満な近所付き合いをするためのポイントです。

・管理規約などのルールを守る

マンションでは、所有者で構成される管理組合によって管理規約などのルールが設けられていますので、遵守して暮らすことが大切です。管理規約はマンションによって異なり、ゴミの出し方やバルコニーの使い方、ペットの飼育、共用施設の利用方法や使用上のルール、リフォームに関する規定などが決められています。

・トラブルは管理会社に相談

近隣住戸の騒音に悩まされている、管理規約でバルコニーでの喫煙が禁止されているにも関わらずタバコの煙が気になるとき、直接、注意しにくいケースも考えられます。住民間のトラブルに対応するのは管理組合ですが、多くのマンションでは管理業務を管理会社に委託しているため、管理会社が窓口となっています。トラブルが起きた際には、まずは管理会社に相談してみましょう。

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■戸建ての近所付き合いとは?

戸建ては、地域による違いもありますが、一般的にマンションよりも密な近所付き合いが行われています。戸建ての近所付き合いの距離感や、近隣の住宅と良好な関係を築くためのポイントをまとめました。

・戸建ては地域に根付いた近所付き合い

戸建ては、5軒や10軒といった単位での近所付き合いとなるため、マンションよりも親しい近所付き合いをする傾向があります。自治会のお祭りなどの活動に参加するなど、地域に根付いた近所付き合いになることが多いです。

ポストに郵便物を取りに行くときや、庭の草むしりをしているときなど、自宅の敷地内にいるときであっても、近所の人と顔を合わせたら、挨拶をするように心掛けましょう。

・まずは近所に挨拶に行くべき

大規模分譲地の戸建てを購入したケースを除いて、戸建てを購入すると、新築であっても中古であっても、既にできているコミュニティの中に入っていくことになります。戸建てに引っ越した際には、すぐに近隣の住宅に挨拶に伺うのが基本です。左右の家と向かい側の3軒の家に挨拶に行くのが目安で、家族全員で伺うのが望ましいです。また、その際に自治会長や班長の家を聞いておき、後日、挨拶に伺うようにしましょう。

・自治会や町内会の活動に参加する

戸建ての場合、自治会、あるいは町内会の一員として活動に参加することも、良好な近所付き合いをするためのポイントです。町内会では行事への参加を求められるほか、輪番で役員を任されることが一般的です。役員になると定期的に開かれる会議にも参加する必要があります。

・いただきものは折を見てお返しする

戸建ての場合、畑や家庭菜園で収穫した野菜、旅先で購入したお土産など、近所の人からいただきものをすることが、マンションよりも多い傾向があります。そのようなときは、すぐにお返しをすると気を使わせてしまうため、旅行に出かけたときなどに自然な形で、折を見てお返しをするのがポイントです。また、あまりに高価なものをお返しにすると、嫌味のように感じられてしまうこともありますので注意しましょう。

・トラブルの元になる行為を避ける

特段のルールがなくても、近所でトラブルを招きそうな行為は慎むのが円満に暮らしていくためのポイントです。たとえば、テレビやラジオなどを大音量で流したり、楽器演奏を行う、異臭がするゴミを外に置く、庭やバルコニーでバーベキューをして隣家などに煙が行くといった行為は避けるようにします。また、木の枝が隣の家の庭にはみ出して葉が落ちてしまう、犬を放し飼いにしたところ、隣の家の庭で糞をしたといったこともトラブルになる要因です。ゴミ出しの仕方もトラブルを招きやすいため、ルールがわからない場合には、近隣の人などに確認しましょう。

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■アパートでの近所付き合いとは?

賃貸アパートでの暮らしでも近所付き合いは必要なのでしょうか。アパートでは家族構成によって、近所付き合いのあり方に違いがあります。ここでは、ファミリーでアパート暮らしのケースを中心に考えていきます。

・アパートは挨拶程度の付き合いが多い

賃貸アパートは持ち家よりも住民の入れ替わりが頻繁にあることや、永住を前提としていないことなどから、深い近所付き合いとならないケースが多いです。ただし、お互いに気持ちよく暮らすために、挨拶程度のコミュニケーションは取るようにしましょう。

アパートで暮らしている場合、町内会への加入が必須とされていないことが多いですが、子どもがいる場合には地域の行事に参加できるといったメリットもあります。

・ファミリーは挨拶に行く

一人暮らしの女性の場合、近隣の住戸に挨拶に行くと、一人で暮らしていることを知らせることになってしまうため、挨拶に行かない方がよいという考え方もあります。ただし、ファミリーで暮らす場合には、家族ぐるみの近所付き合いに発展するケースもあります。子どもがいる家族同士は、保育園や幼稚園、小学校などで顔を合わせる可能性もありますので、挨拶に行っておきましょう。

・子どもの騒音への配慮が必要

子どもの足音などの騒音によるトラブルを防ぐためには、防音のカーペットやマット、シートを敷くなどできるだけ階下に音を漏らさない対策を取るべきです。しかし、完全に足音を消すのは難しいものがあります。コミュニケーション不足による不信感からトラブルが大きくならないように、引越しの挨拶の際に子どもがいることを伝えて、日頃からコミュニケーションを取るようにしましょう。

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■まとめ

近所付き合いのあり方も住まいを選ぶうえでの基準となります。ただし、近所付き合いの距離感は住居タイプによって異なりますが、住民と会ったときに軽く挨拶をするべきという点は共通しています。また、ルールやマナーを守って暮らすことが、近隣に住む人と良好な関係を築くためには不可欠といえるでしょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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