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よくある近隣トラブル10選!対処法や相談先、避けるためのポイント

「生活音がうるさい」「悪臭が漂ってくる」…近隣住人とのトラブルは、毎日の暮らしに影響を与え大きなストレスとなります。実際にはどのような問題が多いのでしょうか。近隣トラブルを回避するために知っておきたいポイントと、近隣トラブルに巻き込まれてしまったときの対処法や相談先を解説します。

よくある近隣トラブル
こんな方におすすめの記事です
  • 近隣トラブルのよくある事例が知りたい
  • 近隣トラブルを避けるポイントを知りたい
  • 近隣トラブルの対処法や相談先を知りたい

■よくある近隣トラブルの例

毎日の暮らしのなかで発生しやすい、近隣トラブルの例をご紹介します。

・生活音、騒音トラブル

数ある近隣トラブルのなかでも最も多いものが「音」に関する問題です。赤ちゃんの泣き声や子供が飛び跳ねる音、人の足音、テレビやオーディオの音、洗濯機や掃除機の動作音など…。毎日の暮らしのなかで音は必ず発生するため、一度気になり始めると継続的にストレスを受けやすくなります。一方、苦情を受ける側は「こちらは普通に暮らしているだけなのに…」と感じることが多いようです。そのほか、パーティーなどの賑わい、楽器の音色も騒音トラブルの原因になります。

・ペット関連のトラブル

「犬の鳴き声がうるさい」「犬の糞尿を飼い主が片付けない」「放し飼いされている猫に花壇を荒らされた」「隣家の猫が敷地内に入り飼っていた小鳥が殺された」といったトラブル事例があります。

また、ペット禁止のアパート・マンションであれば、飼育すること自体がトラブルの原因となります。ペットが飼い主さんにとって大切な家族でも、ほかの人にとってはそうとは限らないことを忘れないようにしたいものです。

・ごみ出しに関するトラブル

暮らしなかで必ず出る“ごみ”もトラブルの原因になりやすいです。「分別ルールを守らない」「ごみの出し方が汚い」「自治体の有料指定袋を使用していない」「ごみ出しの時間や曜日を守らない」といった事例があります。

きちんと分別されていないごみは収集車に回収されないため、清掃員やゴミ当番の人が分別し直さなければいけません。そこで「ごみ袋を開けるなんてプライバシーの侵害だ」と、更なるトラブルに発展するケースもあります。ごみの分別ルールは自治体ごとに異なるため、引越をする場合は転居先でのルールの確認が必要です。

・汚部屋、汚屋敷トラブル

いわゆる「汚部屋」「汚屋敷」と呼ばれる家が、社会問題化しています。室内が多少散らかっていたり、物が多かったりする程度なら問題ありませんが、歩くスペースがないほど物で埋めつくされていたり、本来すぐに捨てるべきごみが山積みになっていたりする状況の住まいのことです。悪臭や害虫の発生源となり、近隣に迷惑をもたらします。

室内に収まりきらない物やごみが、庭やバルコニーに山積みになっていることもあります。特に一戸建ての場合は、放火のターゲットにされる事例もあり、リスクが高いです。

・タバコ、悪臭トラブル

喫煙率の低下から、タバコが近隣トラブルの原因になりやすくなっています。「室内で喫煙すると煙がこもる」という理由で、バルコニーに出て喫煙する人もいますが、「洗濯物に臭いがつく」「窓が開けられない」といった苦情に繋がるので注意しましょう。

また、放置されたごみやペットの糞尿といった誰にも不快な臭いはもちろんですが、洗濯物の洗剤や柔軟剤の“香り”がトラブルを招くこともあります。強すぎる香りでストレスを感じたり、体調不良を訴えたりする人もいるからです。

・駐車、駐輪に関するトラブル

車やバイク・自転車の停め方に関するトラブルです。「契約者以外の無断駐車(駐輪)」「ラインをはみ出す迷惑駐車」「駐車場で遊ぶ子どもが車に傷を付けた」「掃除道具や空気入れが使ったまま放置されている」といった事例があります。

・共用部分の使い方に関するトラブル

エントランス・エレベーター・郵便受けといった、集合住宅の共用部分の使い方に関するトラブルです。ごみをポイ捨てしたり、乱暴な使い方をして壊したり、汚したりする人がいます。また、エントランスに宅配ボックスを設置するマンションが増えていますが、「いつも特定の人宛ての荷物で埋まっていてほかの人が使えない」「配達後なかなか取り出しに来ない人がいる」といったトラブル事例もあります。

マンションのバルコニーは各戸に専用使用権が認められていますが、じつは共用部分にあたり、緊急時の避難経路を兼ねていることが一般的です。そのため、床の避難ハッチ(はしごを通す開口部)や、隣家との間仕切り板を塞ぐような過剰なガーデニングは、明確なルール違反でありトラブルの原因になります。

・挨拶に関するトラブル

近隣住人でお互いに顔を知っているはずなのに、挨拶をしても無視されたり、目が合っても無視されたりすると、気分が良くないものです。挨拶の有無自体が大きな問題になることは少ないですが、その人に対する不快感や不信感が、ほかのトラブルに繋がることがあります。

・境界トラブル

持ち家の一戸建て特有のトラブルです。「塀がお隣の敷地にはみ出している」「家の庇(ひさし)が境界を超えている」といった事例のほか、古くから住んでいる土地で、そもそも境界があいまいなケースもあります。境界に関する問題は資産に直結するため、慎重に対応しないと根の深いトラブルに発展しやすいです。なお、土地の境界を示す“境界標”を勝手に移動したり取り除いたりすると「境界損壊罪」という犯罪になるため、絶対にしないようにしましょう。

・勘違いや被害妄想によるトラブル

そのような事実はないのに「嫌がらせをされている」「物が盗まれた」といった、一方的な思い込みや勘違い・被害妄想を抱いた隣人から、逆に嫌がらせの被害を受けてしまう事例です。認知症などの病気が原因のこともあります。

■近隣トラブルが置きたときの対処法

もしも近隣トラブルに巻き込まれてしまったら、どう対処するべきなのでしょうか。

・管理規約や生活ルールを守る

近隣トラブルの種類にもよりますが、苦情を受けてしまったらまず自身の生活を見つめ直してみましょう。例え悪意がなくとも、トラブルの原因を作ってしまう場合があるからです。

マンション住まいの場合、管理規約および使用細則を確認しましょう。共同生活のルールを定めた使用細則の内容はマンションごとに異なるため、以前住んでいた住まいとはルールが大きく違う可能性もあります。無意識にルール違反を犯してしまっていた場合には、すぐに改善しましょう。また、使用細則で禁じられていなければ何をしても良いというわけではありません。「少しくらい大丈夫だろう」という意識が、のちに大きな近隣トラブルに繋がることもあります。

・必要に応じてリフォームする

騒音トラブルは、リフォームで改善することも可能です。一例としては「遮音性能の高い床材に張り替える」「インナーサッシを取り付けて二重窓にする」「壁に遮音材・吸音材を設置する」といった方法があります。また、間取り変更ができるようであれば、隣家に接する場所に居室ではなくクローゼットや廊下を配置するプランニングも有効です。

・良好な人間関係を構築しておく

日頃からご近所と良好な人間関係を築いておくことで、近隣トラブルに巻き込まれにくくなります。以前からその土地に暮らしている人なら、その地域独自のルールを教えてもらえるかもしれません。

・相手を挑発しない、刺激しない

近隣トラブルに発展しそうな状況になったとき、相手をからかったり挑発したりする言動は避けましょう。人間関係がこじれると、解決するものも解決しなくなってしまいますし、さらに大きなトラブルに発展する可能性もあります。怒りや不快感があっても感情的にならないように努め、できるだけ冷静に対処しましょう。

・証拠を保存しておく

可能であれば、迷惑を被っている状況を録音・撮影し、証拠として保存しておきましょう。第三者に相談する際に役立つからです。迷惑だと感じていたけれど、証拠を保存するうちに自分の勘違いだったことに気づく場合もあります。ただし、証拠を集めたいからと相手の敷地へ無断で立ち入ると不法侵入になるため避けましょう。

■近隣トラブルはどこに相談すれば良い?

当事者同士での解決が難しい場合は、どこに相談すればよいのでしょうか。

・管理会社に相談する

アパートやマンションにお住まいの場合、管理会社に相談してみましょう。共用部分に張り紙を掲示する、住人に直接連絡する、といった対応でトラブルが解決するかもしれません。ただし、住人同士のトラブルにどこまで介入してくれるかは、管理会社の方針によって異なります。

・近隣住人に相談する

自分以外にも迷惑を被っている人がいそうな場合、ご近所さんに相談してみるのもよいでしょう。「自分も被害者ですよ」という人が見つかれば、トラブル解決に協力してもらえる可能性があります。

・役所の生活課に相談する

暮らしに関する困りごとを、市役所(区役所・町役場)の「生活課」に相談することが可能です。基本的には、地域に広く影響があったり多くの人が迷惑を被っていたりする問題(ごみ・騒音・悪臭など)が対象です。個人的な問題の場合でも、内容によっては専門家を紹介して貰えることもあります。相談窓口の名称は、「市民相談窓口」「市民相談課」など自治体によって異なるため、事前に電話やウェブサイトで確認するとよいでしょう。

・専門家(弁護士など)に相談する

当事者同士での解決が難しい場合、専門家に相談する選択肢もあります。「専門家に相談するとお金が掛かる」というイメージが強いかもしれませんが、市区町村の役所では無料の法律相談を実施しているので、それを利用してみてもよいでしょう。無料相談によるアドバイスで、トラブルが解決できるかもしれません。なお、相談は完全予約制で、同じ内容の相談は原則的に1回のみとなっています。

・身の危険を感じたら警察に連絡を

近隣トラブルによって犯罪に巻き込まれそうになったり、身の危険を感じたりする場合は、警察の生活安全課に相談しましょう。パトロールの強化や、必要に応じて対象者に警告をしてくれます。さらに緊急性が高い事態の場合は、110番に電話を掛けて身を守ってください。

■近隣トラブルを避けるために知っておきたいこと

近隣トラブルに巻き込まれないために知っておきたいことや、事前にチェックしたいポイントを解説します。

・建物の防音性を確認しておこう

一般的には建物の構造によって「鉄筋コンクリート(RC)造鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造>重量鉄骨>軽量鉄骨>木造」の順で、防音性能が高いとされています。ただし、しっかりとした防音対策を講じることで、音が響きにくい住まいを実現している建物もあるため、この順が絶対というわけではありません。

可能であれば、実際に物件に足を運び、周囲の音の聞こえ方を確認しましょう。集合住宅の場合、角部屋を選ぶとほかの部屋と隣接する場所が少なくなるため、騒音リスクが低くなります。窓はペアガラスや二重窓の物件がおすすめです。

・住人の属性により生活時間帯が異なる

騒音の感じ方は、単なる音の大きさよりも、心理的な要因が大きいことが特徴です。単身世帯の多いアパートやマンションであれば、帰宅してから夜に洗濯機を回したり、家事をしたりする人が多いもの。子育て世帯が多いエリアやファミリー向けマンションであれば、赤ちゃんの泣き声や子どもが走り回る物音が響きやすいです。ライフスタイルが似ていれば、ある程度までは「お互いさま」と思えるものですが、生活リズムが大きく異なると周囲の生活音にストレスを感じやすくなります。

・共用部分に住人の水準が反映される

マンションの共用部分にゴミが落ちていたり、設備が壊れて放置されている場合、モラルに欠ける住人や自分勝手な住人が多かったり、管理が行き届いていない可能性があります。共用部が丁寧に扱われているマンションのほうが、近隣トラブルのリスクが低いといえるでしょう。

周辺の治安や、地域の犯罪率も確認するとよいでしょう。公園にごみが散らばっている、落書きが多い、荒れた空き家が多い、といったエリアは注意が必要です。地域の犯罪率は、警察や自治体のウェブサイトで確認することができます。

・相場よりも安い物件には要注意

立地条件や築年数の割に、相場よりも売価や家賃が安い物件は注意が必要です。まず疑われるのが事故物件ですが、その場合は入居者への告知義務があります。問題なのは、入居者が短期間に入れ替わる物件です。近隣にトラブルメーカーが住んでいるため入居者が定着せず、相場よりも安く設定されている可能性があります。

・トラブルが起きたら早めの対処を

揉め事は大きなトラブルに発展する前の段階で、早めに対処しましょう。問題を放置した結果、人間関係がこじれてしまうと、解決までに長い時間やお金が掛かることになります。

■まとめ

近隣トラブルの代表的なものが「騒音」「悪臭」「ペット」「ごみ出し」です。住まい選びや日頃の暮らし方に気をつけて回避したいものですが、もし近隣トラブルが起きてしまった場合は、早めに対処することが大切です。冷静に対応し、必要に応じて専門家や警察にも相談しましょう。

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