「子育て中は一戸建てじゃないと足音が気になる?」「どんな家ならのびのびと子育てができるの?」子育て中の住まい探しでは、いろいろな悩みがつきもの。
子供が小さいうち、そして大きくなってからも暮らしやすい住まいとは、どのような立地や間取りの家なのでしょうか。気になる騒音トラブルを防ぐ家選びのポイントや対処方法もご紹介します。
理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」
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「子育て中は、庭もあって足音も気にならない一戸建て!」という話をよく耳にします。しかし、最近は子育て中にあえてマンションを選ばれるという方も増えています。
マンションのメリットは、室内に階段がない安全性と、マンション内に同世代の子供を持つファミリーが多いという点。特に小学生になると、習い事や登下校など子供だけで行動することが増えるため、同じマンション内に友達がいると心強いといいます。大規模なマンションなら敷地内に公園やキッズルームなどの共用施設がある物件も。部外者が入れず管理人もいるため、セキュリティ面でも安心です。
しかし、やはり活発な子供は、高いところからジャンプしたり走り回ったりと、近隣への音が気になるもの。気兼ねなく暮らしたいという方は、戸建てを選ばれます。庭付きの戸建てなら、外遊びも気軽にできるのも嬉しいところ。また、戸建ての場合は駐車場が目の前なので、荷物を運びやすいというメリットもあります。子供が小さいうちは、荷物が多かったり、子供が車で寝てしまったりと、駐車場が近いと便利です。
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詳しくはこちら>>騒音問題を防ぐためのポイントは、以下の3つです。
‣音が響きにくい構造の建物を選ぶこと
‣騒音トラブルになりにくい環境の物件を選ぶこと
‣騒音トラブルに発展しないための工夫を施すこと
それぞれ詳しく見ていきましょう。
戸建てなら階下への足音は気になりませんが、実は建物の構造からいうと戸建てよりマンションの方が防音性に優れているといいます。
一般的な住宅に見られる建築構造は、主に次の3つです。
‣木造:戸建住宅に多い
‣鉄骨造:集合住宅に多い。軽量鉄骨・重量鉄骨に分けられる。
‣鉄筋コンクリート造:マンションに多い。
このなかで最も防音性が高いのは、鉄筋コンクリート。最も音が響くのは木造です。
鉄骨や鉄筋コンクリートは防音性に優れていますが、注意したいのは鋼材の厚さが6mm以下の「軽量鉄骨」です。小規模なアパートなどでよく使われていますが、大変に音が響きやすい構造です。
子育て中にマンションやアパートを選ぶ場合、騒音のことを考えると「重量鉄骨造」や「鉄筋コンクリート造」がおすすめです。
騒音トラブルを回避するには、なるべく自分と似た家族構成の住民が多い物件を選ぶのがおすすめです。単身者と子育て世帯では生活時間が違い、ちょっとした生活音でも気になりやすくなります。周囲に子育て世代が多ければ、少々の騒音なら「お互い様」と思ってもらえる可能性が高いです。
集合住宅の場合は、1階や角部屋を選ぶという方法もあります。1階がテナントや駐車場の建物の2階も、同じくおすすめです。
鉄筋コンクリートなど構造的に遮音性に優れた建物でも、騒音トラブルに発展してしまうことはあります。特に気をつけたいのは、床・壁・窓からの音の響きです。
足音対策には、床に吸音マット・カーペット・ジョイントマットなどを敷くのが有効です。特にフローリングは足音が響きやすいので、何か1枚敷くと随分音が軽減されます。
泣き声や騒ぐ声が気になる場合は、家具のレイアウトを見直してみましょう。家具には吸音効果があるため、隣家との間の壁に家具を集中させると、隣家へ伝わる音が小さくなります。リノベーションで二重窓・防音壁などを取り入れると、より外へ漏れる音が減少します。
また、トラブルに発展しないためには、普段からのご近所との関係が大切です。子育て中はどうしても多少の音はしてしまうものです。ご近所にあいさつをして信頼関係を築いておきましょう。
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詳しくはこちら>>もしご近所から「子供の声や足音がうるさい!」と苦情がきてしまったら、どうしたら良いのでしょうか。最も大切なのは「騒音トラブルは当人同士で解決しようとしない」ということです。マンションやアパートなら、必ず管理会社・管理組合に苦情があったことを連絡し、間に入ってもらいましょう。
生活音は真上ではなく、斜め上の階からしていることもあります。まずは本当に自分の家からの音かどうか、管理会社に確認してもらいましょう。
次に、自治体の条例などの騒音基準によって、音の大きさなどを判断します。「うるさい」という感覚は人によって違うため、客観的に判断することが重要です。基本的に、子供の生活音程度で騒音基準を超えることはあまりありません。
もし騒音基準を超える場合、壁や床が薄いなど家に問題があることも。生活音レベルなら、音を出している方に問題はなく、管理会社などに対策義務が生じるケースもあります。
子供に対して足音や声に気を使うよう指導する必要もありますが、マットを敷く、壁に遮音パネルを貼るなど、管理会社と話し合いながら具体的な対策も考えます。管理会社がトラブル解決に消極的な場合、騒音トラブルに慣れている弁護士に間に入ってもらう方法もあります。
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詳しくはこちら>>ファミリー世帯の物件探しでは、「駅への近さ」だけでは良い立地とはいえない場合があります。間取りや設備はリノベーションで変更できますが、立地や周辺環境は変えられないため、よく考えて選びましょう。
小さい子がいて共働きの家庭の場合、その地域の認可保育園の待機児童を調べましょう。通勤・保育園送迎のルートも合わせて確認します。エリアによっては少し遠い保育園に入園が決まる場合も多く、複数路線ある駅の近くにするなど通える保育園の範囲を広げた方が良い場合もあります。
子育て中は、スーパー・公園が徒歩圏にあると便利です。また、周辺の土地が平坦だと、自転車で移動しやすいです。また、親のサポートを受けることを考えている方は、実家との距離も重要です。
小中学校の学区を確認し、ネットなどで公立学校の評判を調べましょう。中学受験・高校受験も見越して、通学ルートや近隣の塾まで調べる方もいます。
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詳しくはこちら>>子育てしやすい間取りになっていると、親に子育てを楽しむ余裕が生まれ、子供ものびのびと暮らせます。安全性が高く、育児や家事を効率良く進められる間取りとはどのようなものなのでしょうか。
「キッチンで食事の支度をしながらリビングの子供の様子が見える」「家事をしながら子供とコミュニケーションがとれる」など子供に目が届きやすいオープンな間取りに。テラスやバルコニーなどの外部空間とリビングの一体感があると、家の中にいながら外遊びも見守れます。子育て世帯に人気のリビング階段は、子供が2階に自室を持つようになっても、自然と顔を合わせられます。
子供がいると想像以上に物が増えるので、片付けやすい収納をたっぷりとりましょう。子供が小さいうちはリビングで過ごすことが多いので、リビングに洋服やおもちゃなど収納できると便利です。リビング続きの和室は、収納場所・遊ぶ場所・お昼寝スペースとして、意外と幅広く役に立ちます。ベビーカー・自転車・外遊びのおもちゃなど、玄関収納もたっぷり必要です。
家事動線が良いと、子供を見守りながら効率良く家事ができ、時間の余裕が生まれます。キッチン・浴室などの水回りがまとまっていると、「調理しながら洗濯」といった家事の同時進行がしやすいです。また、子供が小さい場合は、キッチンなど危ない場所にベビーゲートなどが設置できるかどうかも確認すると良いでしょう。
子育てを見越してマイホームを購入するなら、子供部屋のことも考えて部屋数を決めたいものです。最近は個室を与えずスタディスペース・リビング学習で対応する方もいますが、小学校中学年くらいになると、個室を与える方が増えてくるそうです。
子供部屋の役割は「寝る・勉強する・収納場所」の3つ。まずはリビングの一角に子供専用のスペースを設け、持ち物を自分で管理することから始めるなど、少しずつ練習しながら段階的に個室へと移行させるのが主流です。
「何歳から個室」という基準はなく、大切なのは子供の性格や様子を見ながら自立を促すことです。間仕切りなど可変性のある間取りにすると、家族構成の変化にも臨機応変に対応できます
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詳しくはこちら>>既に子供がいる方だけでなく、結婚したばかりの方や出産を控えている方も、マイホームを購入するなら子育てについて考えておきたいものです。学区や保育園事情など立地に関することは変えられませんが、間取りについてはリノベーションで自分好みに変更することもできます。中古物件を購入する場合は、リノベーションも視野に入れて考えましょう。