キッチンのビルトイン食洗機に不具合が生じて修理が難しいとき、気になるのは交換費用ではないでしょうか。あるいは、実際に新居で暮らしてから、ビルトイン食洗機を取り付けたくなった場合には、「ビルトイン食洗機の後付けは可能なのか」「ビルトイン食洗機を後付けするにはいくらかかるのか」気になるところです。
今回はビルトイン食洗機の設置費用の考え方を抑えたうえで、交換や後付けによる新規設置の工事費用の相場などについて紹介していきます。
ビルトイン食洗機を後付けするメリットやデメリット、中古マンションに設置する場合の注意点、ビルトイン食洗機の設置工事費用を左右するポイント、できるだけ費用を安く抑えてビルトイン食洗機を導入する方法などにも触れています。
ビルトイン食洗機の設置工事費用について深く理解できる内容ですので、ぜひご一読ください。

CONTENTS
ビルトイン食洗機の設置費用は「本体価格+工事費用」で決まります。本体価格は国内メーカーの製品と海外メーカーの製品では価格帯に幅があります。また、工事費用は標準工事費とオプション工事費で構成されています。ビルトイン食洗機の設置に関わる標準工事費は、4万円前後が相場です。
ビルトイン食洗機の取り付けにあたって、専用の電源や給排水管が設置されていない場合には、オプション工事費として追加費用がかかります。あるいは、既存のキャビネットや食洗機と異なる製品を設置する場合には、キャビネットの加工や製作のための費用が必要です。ビルトイン食洗機の工事費用を抑えるには、同じサイズの製品を選ぶことがポイントとなります。
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ビルトイン食洗機とは、システムキッチンのワークトップの下に組み込むタイプの食洗機です。ビルトイン食洗機の取り付けには設置工事が必要ですが、キッチンにすっきりと収まります。
食洗機には卓上型と呼ばれる、キッチンワークトップや食器棚などに設置するタイプの製品もあります。卓上型は大がかりな工事は不要ですが、作業スペースが狭くなったり、圧迫感が生じたりすることが考えられます。
▼ビルトイン食洗機については以下の記事でも詳しく解説しています。
関連記事/ビルトイン食洗機とは?種類・選び方・後悔しないポイントをわかりやすく解説
関連記事/ビルトイン食洗機のメリットやデメリットは?後悔しない判断ポイントやよくあるお悩みを解説します!
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詳しくはこちら>>ビルトイン食洗機の購入費用は、「本体価格+工事費用(標準工事費+オプション工事費)」で構成されています。システムキッチンへのビルトイン食洗機の取り付けは、基本的に専門業者が設置工事を担うため、工事費用が必要となります。
工事費用は標準工事費とオプション工事費に分けられます。標準工事費は基本工事にかかる費用のことです。オプション工事費は、ビルトイン食洗機の設置場所の状況によっては、追加工事費用として発生します。
ビルトイン食洗機の本体価格は、海外メーカーと国内メーカーでは価格帯が異なります。定価ベースで、ビルトイン食洗機の本体価格のボリュームゾーンは、海外メーカーは30万円~70万円、国内メーカーは20万円~30万円です。
また、幅45㎝と幅60㎝では価格が異なるほか、国内メーカーに多いスライドオープンタイプでは、深型(ディープタイプ)と浅型(ミドルタイプ)でも価格帯に違いがあります。
ただし、実際には国内メーカーの商品を中心に、本体価格からの値引きが行われていることが多いです。
主な海外メーカーのビルトイン食洗機の本体価格の例をまとめました。すべてフロントオープンタイプです。
※2026年2月現在の価格です。
| メーカー | 品番 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Miele (ミーレ) | G 7984 C SCVi AutoDos K2O | 86万9,000円 | 幅60㎝/オールドア材取付専用タイプ/最上位機種 |
| Miele (ミーレ) | G 7314 C SCi AutoDos | 51万7,000円 | 幅60㎝/ドア材取付専用タイプ/ |
| Miele (ミーレ) | G 5434 SCU SL Active | 29万7,000円 | 幅45㎝/標準ドア装備タイプ |
| Bosch (ボッシュ) | SMV4ZDX016 | 43万7,800円 | ゼオライトシリーズ幅60cmモデル/フルドア面材取付タイプ |
| Bosch (ボッシュ) | SPV6ZMX016 | 40万1,500円 | ゼオライトシリーズ幅45cmモデル/フルドア面材取付タイプ |
| Bosch (ボッシュ) | SPI4HMS016 | 29万1,500円 | スタンダードシリーズ幅45cmモデル/ドア面材取付タイプ |
| GAGGENAU (ガゲナウ) | DF 270 400F | 78万1,000円 | 幅60㎝ |
| GAGGENAU (ガゲナウ) | DI 264 401 | 41万5,800円 | 幅45㎝ |
出典/ Miele|各種食器洗い機
出典/ Club Bs Bosch家電サイト|Dishwasher
出典/GAGGENAU| Dishwasher
主な国内メーカーのビルトイン食洗機の本体価格の例をまとめました。
※2026年2月現在の価格です。
| メーカー | 品番 | 価格 | 備考 |
|---|---|---|---|
| Panasonic (パナソニック) | NP-45KD9AP | 39万1,600円 | 9Plusシリーズ/幅45cm/スライドオープンタイプ/ディープタイプ(深型)/ドアフル面材型 |
| Panasonic (パナソニック) | NP-45KP9W | 27万600円 | K9シリーズ/幅45cm/スライドオープンタイプ/ディープタイプ(深型)/ドアフル面材型 |
| Panasonic (パナソニック) | NP-45MS9S | 21万5,600円 | M9シリーズ/幅45cm/スライドオープンタイプ/ミドルタイプ(浅型)/ドアパネル型 |
| Rinnai (リンナイ) | RSW-D401LPA | 24万2,000円 | ハイグレード/幅45㎝/スライドオープンタイプ/深型/ぎっしりかご |
| Rinnai (リンナイ) | RSW-405GPE | 19万5,800円 | ミドルグレード/幅45㎝/スライドオープンタイプ/標準(浅型)/おかってかご |
| Rinnai (リンナイ) | RSW-F403C-SV | 25万800円 | 幅45㎝/フロントオープンタイプ/シルバー |
出典/Panasonic|ビルトイン食器洗い乾燥機 総合カタログA
出典/ Rinnai|食器洗い乾燥機総合カタログ2025|<取替・後付用タイプ>
ビルトイン食洗機の設置工事は後付けによる新設と交換では、工事内容に少し違いがあります。
ビルトイン食洗機の新設では、設置場所となる既存のキャビネットを撤去した後、脚ユニットを設置します。そして、給排水管が設置されていない場合は分岐して、給湯(水)管や排水管を設置します。専用電源がない場合には、分電盤からの配線工事も必要です。そして、ビルトイン食洗機を設置した後、給湯(水)管や排水管、コンセントへの接続を行います。
ビルトイン食洗機の交換工事では、コンセントから電源プラグを抜いて、給湯(水)管と排水配管を取り外した後、既存の食洗機や脚ユニットを撤去します。そして、新しい脚ユニットを組み立てて、新しい食洗機をセットした後、給湯(水)管や排水管、コンセントへ接続します。
食洗機の新設でも、システムキッチンの内部に食洗機のための専用の電源や給湯(水)管、排水管が設置されている場合は、交換と大きく費用は変わらないのが一般的です。
追加工事費が発生することが多いのは、ビルトイン食洗機を後付けで新設する場合です。システムキッチンの内部にビルトイン食洗機のための専用の電源や給水管、排水管が設置されていいないケースでは、これらの設置工事が必要です。また、撤去するキャビネットのサイズが食洗機よりも大きいケースでは、スペースを埋めるためにキャビネットの加工や製作を行う費用が必要です。
また、ビルトイン食洗機を交換する場合では、国内メーカーと海外メーカーの製品で変更するケースや、スライドオープンタイプの深型と浅型で変更するケース、あるいは違うサイズの食洗機に変更するケースなどで、追加工事費が発生することがあります。
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ビルトイン食洗機の交換費用の相場は国内メーカーの製品は4万円前後、海外メーカーの製品は7万円前後が目安です。このほかにサイズ変更を伴うケースのほか、国内メーカーの製品と海外メーカーの製品での交換となるケースなどは、追加費用が発生することがあります。
ビルトイン食洗機の交換費用の相場について詳しくみていきます。
幅45㎝のビルトイン食洗機から幅45㎝の別の製品に交換するケースなど、同サイズのビルトイン食洗機の交換工事の相場は、既存の食洗機の撤去費用や処分費用を含めた費用で、4万円前後です。ただし、これは国内メーカーの製品から国内メーカーの製品へ交換する場合の相場になります。
また、同じサイズの食洗機であっても、海外メーカーの製品から海外メーカーの製品へ交換する場合は、工事費用として7万円程度かかることがあります。
幅60㎝のビルトイン食洗機から幅45cmのタイプに交換するケースでは、15㎝の隙間を埋めるために、新しいキャビネットを設置するか、フィラーで埋めます。幅45㎝のビルトイン食洗機から60㎝のタイプへの変更では、食洗機と隣接するキャビネットを撤去し、空いたスペースに新しいキャビネットを設置するか、撤去したキャビネットを加工するといった方法がとられています。
こうしたサイズ変更に伴う追加費用は、3万円~7万円程度が目安です。
また、国内メーカーから海外メーカー、あるいは海外メーカーから国内メーカーに変更する場合には、電圧の変更や排水管の交換などの追加費用がかかることがあります。
リフォーム会社などの各事業者では、ビルトイン食洗機の交換の工事費用として、標準工事費を設定しているのが一般的です。標準工事では対応できない場合には、オプション工事のための追加費用が発生します。
ビルトイン食洗機の交換工事の標準工事費の範囲や目安を抑えたうえで、工事費が高くなりやすいケースについても取り上げていきます。
ビルトイン食洗機の交換で標準工事に含まれるのは、一般的に「既存の食洗機の撤去」「既存の食洗機の廃棄処分」「新しい食洗機の搬入・組立・取付」「専用電源への接続」「給湯(水)管・排水管への接続」「試運転」「説明」「養生費などの諸経費」です。
既存の専用電源や分岐して設置された給湯(水)管・排水管をそのまま利用するのが前提となり、キャビネットの加工などの費用も含まれていません。
ビルトイン食洗機の交換工事の標準工事費は4万円前後が目安です。
海外メーカーの食洗機は国内メーカーの製品と排水管の仕様が異なるほか、固定方法の違いなどから、工事費が高く設定されているのが一般的です。海外製と国産のビルトイン食洗機の交換では、排水管を交換するための費用が発生するほか、専用電源の電圧の変更が必要となることが多いです。
あるいは交換する食洗機のサイズが異なると、キャビネットの加工や製作のための費用がかかります。特にアイランドキッチンは高いグレードのシステムキッチンを導入しているケースが多く、キャビネットの製作費用も高めになりやすいです。
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詳しくはこちら>>〈ビルトイン食洗機の交換・新規設置費用の目安>
| 項目 | 交換 | 新規設置(後付け) ※電源・先行配管あり | 新規設置(後付け) ※電源・先行配管なし |
|---|---|---|---|
| 標準工事費用 | 4万円前後 | 4万円前後 | 4万円前後 |
| 給湯(水)管工事 | ─ | ─ | 5,000円~9,000円程度 |
| 排水管工事 | ─ | ─ | 5,000円~9,000円程度 |
| 専用回路配線工事 | ─ | ─ | 2万2,000円~5万5,000円程度 |
| 合計 | 4万円前後 | 4万円前後 | 7万円~11万5,000円程度 |
ビルトイン食洗機の交換の工事費用の目安は4万円前後です。マンションでは販売時にビルトイン食洗機がオプションとなっていたケースを中心に、キッチンの内部に食洗機専用の電源の設置と、給湯(水)管と排水管の配管が行われている場合があります。この場合はビルトイン食洗機の新規設置(後付け)の費用は、交換工事費用とほぼ変わらず、4万円前後です。
ビルトイン食洗機の新規設置で費用が交換よりも高くなるのは、食洗機用の専用電源の設置や、給湯(水)管と排水管の配管が行われていないケースです。この場合は、給湯(水)管や排水管から分岐して、給湯(水)管や排水管の設置が必要です。
また、分電盤から配線を行い専用のコンセントを設置する専用回路配線工事も必要となります。分電盤がキッチン内にある場合の方が工事費用が安く、キッチン以外に設置されていて、配線の距離が長くなると費用がアップすることが多いです。
ビルトイン食洗機の後付けは、シンクの横のキャビネットを撤去して設置するのが基本です。ビルトイン食洗機の幅は45㎝、もしくは60㎝です。
撤去するキャビネットと新規設置する食洗機が同じ幅であれば、専用電源の設置や、給湯(水)管と排水管の配管が行われている場合の工事費用は4万円前後です。専用電源の設置や、給湯(水)管と排水管の配管が行われていない場合の工事費用は7万円~11万5,000円程度となります。
撤去するキャビネットと新規設置するビルトイン食洗機の幅が異なる場合には、キャビネットの加工や製作といったキッチンの改修が必要です。
たとえば、幅60㎝のキャビネットを撤去して、幅45㎝のビルトイン食洗機を設置する場合には、空いたスペースに15㎝のキャビネットを新設します。あるいは、幅60㎝のビルトイン食洗機を設置するために2つのキャビネットを撤去する場合に、片方のキャビネットを加工して隙間に合わせるという方法がとられることもあります。
こうしたキッチンの改修が必要なケースの追加費用は3万円~7万円が目安ですが、グレードや使用する素材によってはさらにアップします。
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ビルトイン食洗機を後付けすると、「時間の有効活用ができる」「水道代の節約につながる」「洗浄力が高く衛生的」といったメリットがあります。一方で、「収納量が減る」「運転音が気になる可能性がある」「定期的なメンテナンスが必要」といった点をデメリットと感じることも考えられます。
これらについて一つずつ詳しくみていきます。
食洗機の導入によって、食器を洗う手間を軽減すると、限りある時間を有効活用できます。
たとえば、食洗機を活用して、食器や調理器具の片づけにかかる時間を1回15分短縮できたら、1日で45分、1ヶ月で22.5時間と1日分近くの時短となります。たとえば、この時間を家族と過ごす時間や資格の勉強の時間、あるいは趣味の時間に充てるといったことが可能となります。さらに心に余裕が持てるようになることもメリットといえます。
水道を出しっぱなしにしながら食器類を手洗いていると、多くの水を使用します。一方、食洗機は水をたくさん使うと思われがちですが、少量の水を循環させて洗浄やすすぎをする仕組みのため、手洗いよりも水道代を抑えられるのが一般的です。
ビルトイン食洗機の設置によって水道代のほか、洗剤の購入代の節約につながることもメリットに挙げられます。さらにメーカーや機種によっては、食器や汚れの量に応じて洗浄する仕組みが搭載されており、より水道代の節約につながります。
ビルトイン食洗機は50℃以上の高温のお湯で噴射水流による高圧洗浄が行われるのが一般的で、高い洗浄力があります。また、一般的に手洗い用の洗剤には主に界面活性剤が用いられていますが、食洗機用の洗剤には界面活性剤以外にも、洗浄力の高い酵素を含めた複数の成分が配合され、洗浄力が高いです。こうした理由からしつこい油汚れなども落としやすく、食器を衛生的な状態で保てるといったメリットがあります。
また、メーカーや機種によっては除菌機能も搭載されています。
ビルトイン食洗機を後付けする際には、シンクの横のキャビネットを撤去して設けるか、もしくはシンク下に設置するため、キッチンの収納量が減ってしまうことがデメリットです。特に数多くの食器や調理器具などを持っている場合は影響があります。
収納が減ると入りきらなくなる場合は、キッチンには日頃使う食器を優先して収納し、季節用の食器は他の場所にしまいます。あるいは手持ちの食器や調理器具の見直しを行い、収納できる量に調整することを考えましょう。
ビルトイン食洗機の使用中は、高圧洗浄による運転音が気になる可能性があります。特にリビングダイニングキッチンで、キッチンとリビングの位置が近いと、テレビの音が聞こえにくいといったことが起こることがあります。
ただし、一般的にビルトイン食洗機の運転音は卓上型食洗機よりは抑えられています。また、ビルトイン食洗機の運転音はメーカーや機種による違いもあるため、静音設計にこだわった機種を選ぶという対処法があります。
ビルトイン食洗機は定期的なメンテナンスが必要なことをデメリットと感じることも考えられます。
食洗機は使用の都度、フィルターの洗浄を行うほか、ヒーターカバーやタンクカバー、ノズル、庫内の縁などの定期的なお手入れが必要です。また、月1回程度、空の状態で運転する庫内洗浄を行う必要もあります。
しかし、食洗機のお手入れは大きく時間をとられるほどのことではなく、性能を保ち、衛生的な状態で使用するに欠かせないものです。
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ビルトイン食洗機の交換費用や後付けによる新規設置費用は、訪問または写真による見積もりとなることが多いです。設置場所の状況によっては標準工事費に加えて追加費用が発生するため、専用の電源や給排水管の有無、シンクの下の状況などを確認して、見積もりを行うためです。
ビルトイン食洗機の工事費用を左右する主なポイントをまとめました。
古いキッチンへの後付けや交換は、追加工事費用が発生しやすい傾向があります。
古いキッチンへの後付けでは、マンションでも食洗機専用の電源や給排水管が設置されていないことが多く、分電盤からの専用回路配線工事や既存の配管からの分岐による給湯(水)管、排水管の設置工事が必要となります。
また、ビルトイン食洗機の交換でも、電子レンジなどと同じ回路になっている場合には、分電盤からの専用回路を引き直すことがあります。あるいは、既存の食洗機のサイズが幅45㎝や幅60㎝であっても、撤去した後のスペースに収まらず、天板やキャビネットの加工を行うケースがあるのも、高くなりがちな理由です。
マンションと戸建てでは、構造の問題からビルトイン食洗機の後付けの費用が変わることがあります。
戸建てでは、分電盤から専用回線を引く場合には、床下や壁などの内部を通す隠蔽配線が行われるのが一般的です。マンションは隠蔽配線ができないことが多く、露出配線になるとカバーのモール代などが発生します。
あるいは、既存の排水管からの分岐では勾配を確保できない場合に、床下への配管も難しいケースでは、床を底上げするという方法もありますが、多額の費用と必要とします。
ビルトイン食洗機の後付けや交換の工事費用は、国産製品よりも海外製品の方が高く設定されているのが一般的です。
また、専用の電源の設置や給排水管の先行配管が行われている場合も、海外製のビルトイン食洗を設置するには追加工事が必要となることがあります。「国産→海外製」「海外製→国産」への交換の場合も同様です。
電圧は、国産製品は100Vが中心なのに対して、海外製品のほとんどは200Vのため、対応する電圧への変換工事が必要です。排水管の径の違いから、排水管の交換工事が必要になることもあります。
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できるだけ費用を抑えて、安くビルトイン食洗機の後付けや交換を行うには、既存の食洗機のサイズと同じものを選ぶ、あるいはキッチンリフォームと同時に行うといった方法があります。また、ビルトイン食洗機の設置時期によっては補助金の対象となるケースがあるほか、リフォーム会社・リノベーション会社のキャンペーンを狙うのも手です。
・既存サイズと同等品を選ぶ
ビルトイン食洗機の交換費用を抑えるには、既存の製品と同じサイズのものを選ぶのが基本です。幅45mの食洗機から幅60cm の食洗機へ交換するケースや、幅60㎝の食洗機から幅45cmの食洗機に交換するケース、もしくはスライドオープンタイプの深型から浅型に変更するケースなどでは、キャビネットの加工や製作の費用がかかるためです。
同様にビルトイン食洗機を後付けする場合も、シンク横のキャビネットと食洗機の幅が同じであれば、コストを抑えられます。
近い将来、キッチンのリフォームを行う予定があるのであれば、ビルトイン食洗機の設置もまとめて行った方がトータルコストを抑えられることが多いです。キッチンのリフォームをビルトイン食洗機の設置を同時にやれば、工事が1回で済みます。また、食洗機専用の電源や給排水管の設置がスムーズにできるほか、既存のキャビネットのサイズの問題による加工も発生しません。きれいな納まりでコストも抑えられるというメリットがあります。
ビルトイン食洗機を設置する時期によっては、国の補助金や民間の各事業者のキャンペーンを活用し、安く抑えられる可能性があります。
2026年2月現在、ビルトイン食洗機を対象として国の補助金として、国土交通省と環境省による「みらいエコ住宅2026事業」があります。ただし、リフォームは平成4年基準もしくは平成11年基準を満たさない住宅が対象で、省エネ基準を引き上げるための断熱改修工事などが必須工事となっています。附帯工事の子育て対応改修の家事負担の軽減に資する設備の一つとして、ビルトイン食洗機が含まれています。
参照/みらいエコ住宅2026事業|公式HP
参照/国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Мe住宅2026)の概要
参照/国土交通省|みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)の内容について
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ビルトイン食洗機の設置は、DIYに慣れている人であれば自分でやることも可能です。メーカーが公式で出しているものではありませんが、自己責任でYouTubeなどの解説動画を参考にすることもできます。
しかし、ビルトイン食洗機のDIYでの設置はおすすめできません。ビルトイン食洗機の設置には難しい工程もあり、部品の破損や水漏れなどのトラブルを防止するために、リフォーム・リノベーション会社や水回りの工事事業者といった、プロへの依頼が望ましいです。
ビルトイン食洗機の設置には、給水装置設置技術主任者や排水設備工事責任技術者、第一種電気工事士、第二種電気工事士の有資格者の実施が推奨されています。また、分電盤から専用回路を引くケースなど、電気配線工事には電気工事士の資格が必要です。
ビルトイン食洗機の設置中に、万が一水漏れを起こしてしまった場合には、マンションなどの集合住宅では、階下の住戸への補償の問題が発生します。施工上の不備はメーカー保証の対象外のため、自分で損害賠償責任を負うリスクがあります。
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中古マンションのリノベーションでキッチンに食洗機を後付けする場合には、床下の構造による制約と、管理規約による規定に注意が必要です。
マンションでは、排水管の勾配を確保して、配管ルートを設置するのが難しく、ビルトイン食洗機が設置できないケースがあります。また、マンションは所有者で構成された管理組合によって管理規約が決められており、リフォーム・リノベーションに制約が設けられていることが多いです。
排水管の配管に関して、マンションならではの制約についてまとめました。
中古マンションにおいて、ビルトイン食洗機のための給排水の先行配管がない場合は既存の配管から分岐しますが、特にシンク下が狭いキッチンで配管ルートの確保が問題となることがあります。
既存の排水管から分岐すると、十分な勾配が確保できないケースでは、床下への排水菅の配管を行う方法があり、追加費用が発生します。しかし、床下のふところが狭い場合には、排水管の配管ルートがとれず、ビルトイン食洗機が設置できないことがある点に注意が必要です。
マンションでは管理規約でリフォーム・リノベーションを行う際には、事前に管理組合への申請が必要とされているケースがほとんどです。食洗機の交換のみでは申請の必要がない物件が多いですが、床下への排水管の配管には申請が必要となるのが一般的です。
事前にリフォーム・リノベーションでの禁止事項や、申請が必要な工事の範囲について、確認しておきましょう。
また、管理組合へ届出をしてから承認が下りるまでには2週間以上の期間を要することもあります。申請が必要な場合は早めに行動しましょう。
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ビルトイン食洗機の設置費用は本体価格や工事費用によって幅があります。交換や後付けのための工事費用は、既存の食洗機やキャビネットのサイズのほか、専用電源や給排水管の有無といった取り付け場所の状況によって異なります。
そこで、ビルトイン食洗機の交換などの工事費用に関して、検索エンジンやAIで調べられることが多いテーマを中心に、Q&A形式で要点をまとめました。
ビルトイン食洗機の交換の工事費用の標準工事費の相場は3万8,000円~4万4,000円が目安です。標準工事費には、既存の食洗機の取り外しと廃棄処分、新しい食洗機の設置、電源や給排水管への接続などの費用が含まれているのが一般的です。
ただし、標準工事に当てはまるのは、国産の同じサイズの製品への入れ替える場合です。サイズが異なる食洗機の交換は、キャビネットの加工や製作のための費用が発生します。また、外国製の食洗機への交換では、電圧の変更や排水管の交換費用がかかることがあります。
国内メーカーの標準的なグレードのビルトイン食洗機の設置費用は、本体価格と標準工事費を合わせて、15万円~25万円程度が目安となります。国産のビルトイン食洗機の本体価格は定価ベースで20万円~30万円ですが、実際には値引きされることが多く、これに標準工事費として4万円程度がかかります。
新規設置で、専用電源の設置や給排水管の分岐よる設置が必要な場合は、20万円程度から30万円を超える費用が目安となります。
ビルトイン食洗機の設置費用の見積もり金額に差が生じやすいのは、キッチンの状況による前提条件に違いがあるのが主な理由です。
食洗機の専用電源と給排水管が設置されており、既存の食洗機、またはキャビネットと同じサイズのものを設置するのであれば、標準工事費のみで済みます。分電盤から専用回線を引くケースや給排水管から分岐して配管するケース、あるいはキャビネットの加工などが必要なケースでは、追加費用が必要になります。
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詳しくはこちら>>ビルトイン食洗機の設置費用は、キッチンの状態によって大きく変わるため、見積もり時に訪問や写真の提出による事前確認が行われているのが一般的です。
特に後付けでは専用の電源や給排水管の設置の有無が金額を大きく左右します。既存のキャビネットや食洗機と、新しい食洗機のサイズも、金額に影響する要素です。。
また、キッチン自体の老朽化が目立つ状況であれば、キッチンのリフォーム・リノベーションを行い、ビルトイン食洗機も設置するのも選択肢となります。キッチンのリフォーム・リノベーションを行うことで、ビルトイン食洗機の選択の自由度もアップします。
グローバルベイスでは、キッチンのリノベーションをはじめ、住まい全体のリノベーションを手掛けています。躯体の状態まで解体するスケルトンリノベーションでは、お客様お一人おひとりのご要望やライフスタイルに合わせた、ゼロからの発想によるプランニングを得意としています。
キッチンや住まいのリノベーションをお考えの方は、ぜひグローバルベイスにご相談ください。
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