住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション
最終更新:2023年2月22日

300万円のフルリフォームはどこまでできる?
費用を抑えるポイントをご紹介!

マンションのリフォームをするとき、予算300万円ではどんな工事ができるのでしょうか。フルリフォームははたして可能なのか、予算内で満足度の高いリフォームを叶えるにはどのような点に気をつけるべきか気になるところです。そこで今回は300万円でできるリフォーム内容や、工事費用を抑えるためのポイントなど詳しくご紹介します。

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マンションのリフォームする際の工事内容と費用相場

一般的なマンションのリフォーム内容は、水回り・壁紙・フローリング・間取り変更・スケルトンリフォームの5種類です。それぞれの工事内容や費用を見ていきましょう。

水回り

水回りというのはキッチン・浴室・洗面所・トイレのこと。よく行われるのは、古くなった設備機器を交換する工事で、それにあわせて内装が一新されることもあります。

工事内容リフォーム費用相場
システムキッチンの交換約50〜150万円
システムバスの交換約60〜120万円
洗面所交換+内装リフォーム約25〜50万円
トイレ交換+内装リフォーム約25〜50万円

システムキッチンとシステムバスの交換に各100万円かかったとすると、予算300万円なら洗面所とトイレのリフォームもいっしょに検討できます。洗面所やトイレの壁紙や床を張り替えることで、デザインを一新することもできるかもしれません。配管移動を含めると工事費用はかさんでしまうので、なるべく配置を変えずにリフォームするのが予算を抑えるポイントです。

壁紙

壁紙を張り替えるタイミングは10年前後。黄ばみや汚れが気になったときや、お部屋の雰囲気を変えたくなったらリフォームを検討されるとよいでしょう。ビニールクロスには安価なスタンダードクロスと、機能性やデザイン性の高いハイグレードクロスがあります。

壁紙を張り替える場所リフォーム費用相場
6畳の居室スタンダードクロス:約2.6〜4.8万円
ハイグレードクロス:約4.0〜6.8万円
3LDKのマンション全体スタンダードクロス:約40〜50万円
ハイグレードクロス:約50〜64万円

3LDKのマンション全体の壁紙を張り替える場合、スタンダードクロスで40〜50万円が費用の目安です。下地に割れや穴があって補修する場合は、追加費用がかかる可能性もあります。

フローリング

床鳴りやへこみ、傷や色あせなどが目立ってきたら、フローリングの張り替えを検討するタイミングです。既存のフローリングはそのままで上から新しいフローリングを重ね張りする方法と、既存のフローリングをはがして張り替える方法とで費用が変わります。また畳をフローリングに改修することで、お部屋の使い勝手がよくなることもあるでしょう。

工事内容リフォーム費用相場
フローリングの重ね張り(6畳)約10〜12万円
フローリングの張り替え(6畳)約11〜15万円
畳をフローリングに変更する(6畳)約10〜40万円

マンションでは遮音フローリングに張り替えることも多く、その場合は費用が少し高めに。水回りでは水に強くリーズナブルなクッションフロアやフロアタイルなどが使われるケースもよくあります。

間取り変更

古いマンションでは細かく区切られた間取りが多く、間取りを撤去して広いリビングをつくる工事も人気です。また新築時に広い子供部屋をつくって、成長したら間仕切りを新設して個室を増やすリフォームを行うこともよくあります。

工事内容リフォーム費用相場
間仕切りを新設して居室を2つに分ける約10〜20万円
間仕切りを撤去して居室を1つにつなげる約40〜100万円
キッチンを移動してLDKを一新する約100〜300万円

予算300万円ならLDK全体をリフォームするか、間仕切りの撤去や新設をして内装リフォームも含めて行うなどの工事が考えられるでしょう。

スケルトンリフォーム

スケルトンリフォームとは、内装や設備を解体して骨組みの状態からリフォームする方法です。リフォーム費用は物件の規模によって変わります。

スケルトンリフォームする物件の規模リフォーム費用相場
単身者向けマンション(40㎡)約400〜800万円
DINKS向けマンション(60㎡)約700〜1,100万円
ファミリー向けマンション(80㎡)約900〜1,300万円

コンパクトな単身者マンションで工夫すれば予算内で実施できる可能性もありますが、基本的に予算300万円でのスケルトンリフォームは難しいでしょう。

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300万円でできるマンションのフルリフォームと工事内容

マンション全体を予算300万円でリフォームしようと思ったら、スケルトンリフォームでは予算オーバーする可能性が高くなります。そのため優先順位を決めて、リフォーム内容を取捨選択していくことが必要になるでしょう。

例として3LDKのマンションを予算300万円でリフォームするときの、工事内容と費用をご紹介します。建材や設備のグレードを下げて、なるべく多くの箇所を施工できるようなプランを考えました。

工事内容リフォーム費用相場
3LDK全体の壁紙を張り替える約50万円
LDKのフローリングを張り替える約30万円
システムキッチンを交換する約80万円
システムバスを交換する約60万円
洗面台を交換する約10万円
トイレ本体を交換する約10万円
間仕切りを撤去して居室を1つにつなげる約40万円
和室を洋室に変更する約20万円
合計300万円

壁紙の張り替えはスタンダードクロスで予算を抑えて、フローリングは低めのグレードの商品を重ね張りで。水回り設備はシンプルな商品を選び、なるべく位置は移動しないことをおすすめします。基本的な予算を抑えることで、間仕切りの撤去でリビングを広くする、和室から洋室へ変更するなど希望の工事も入れられるようになるでしょう。

フルリフォームを300万円以内に抑えるためのポイントは?

リフォームを予算300万円以内に抑えるには、次のようなポイントを意識しましょう。

工事内容を見直す

ここまで見てきたとおり、フルリフォームで予算300万円というのは決して余裕のある数字ではありません。なるべくコストアップする工事は避けたプランニングが大切です。とくに水回りを大きく移動させると、配管・電気工事でコストアップしやすくなります。なるべく既存の間取りや給排水管の位置を活かしながら、古くなった設備の交換や内装の張り替えなどを優先させるとよいでしょう。

建材のグレードを下げる

手軽にコストダウンできるのが、安価な設備や内装材を使うことです。たとえば無垢フローリングではなく複合フローリングを選んだり、本物のタイルではなくタイル柄クロスを使ったりするとコストダウンできるでしょう。システムバスやシステムキッチンも高価なので、グレードが低いモデルを選んで不要なオプションを省くと大きなコストダウンにつながります。

工事内容に合わせた施工業者を選ぶ

リフォーム業者選びもコストダウンにつながる重要なポイントです。業者にはそれぞれ「水回り設備の交換に注力している」「スケルトンリフォームが得意」など得意不得意があります。希望のリフォームの実績が多い業者を選ぶことで、効率よくリフォームを進める方法やコストダウンのアイデアを提案してもらえるでしょう。逆に不得意な工事を無理にお願いすると、仕入れコストや人件費がアップしたり、手抜き工事やミスが発生したりしやすくなります。

補助金を活用する

リフォーム費用を抑えたいなら、補助金の利用を検討するのも一つの手。たとえば耐震や断熱、バリアフリーリフォームは国や自治体からの補助金制度が豊富です。補助金は待っているだけで勝手にもらえるものではありません。詳しいリフォーム会社に相談して、どのような補助金が使えそうかアドバイスをもらいましょう。

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費用を抑えてリノベーションした事例

ここからは費用を抑えてフルリノベーションされた事例をご紹介します。

【510万円】新築マンションにこだわりをプラス

こちらは工事費510万円で実施された3LDKマンションのリノベーション事例です。新築マンションを購入されましたが、部分的にリノベーションすることでより理想に近い住まいになりました。

とくにこだわったのが、イラストレーターとして活躍されているご主人の仕事部屋。元々東側にしか窓がなく閉鎖的なつくりだったため、リビングとの間に大きな室内窓を設けて光がたっぷりと入る開放的な空間へと生まれ変わらせました。

家具に合わせたキッチンのカップボードを造作したり、デッドスペースに収納をつくったりと機能性もアップしています。大枠の間取りは変えていませんが、ディテールや素材にこだわることで暮らしやすさや満足度がぐんと高まるリノベーションになりました。

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

【750万円】2DKを1LDKのオープンな間取りに

一人暮らしの2DKのマンションを、1LDKへと間取り変更した事例です。リノベーション費用は750万円かかりました。家全体の内装を一新して、ヴィンテージ感のある素敵な住まいが完成しています。

元々は3点ユニットバスでお風呂・トイレ・洗面台がいっしょになっていましたが、それぞれ独立させて使い勝手アップ。キッチンは憧れのペニンシュラ型に変えて、リビングと同じ空間で料理や片付けができるようになりました。

ペニンシュラキッチンにすると、一気にトレンド感があるキッチンになりますよね。天板がフラットなのでコンパクトなLDKでも圧迫感がなく、ダイニングへの配膳や片付けもしやすくなります。

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【820万円】最小限の間取り変更で心地よい家に

リフォーム費用820万円で理想の間取りや内装を叶えた事例です。既存の間取りをなるべく活かして、リビングや居室の広さや配置はほとんど変更していません。リビングルームはお気に入りの大きなバルコニーとのつながりが味わえます。

独立型キッチンの向きは替えずに、ドアをなくしてリビングとつなげることで作業性をアップ。システムキッチンはLIXILの人造大理石トップで、食器洗浄乾燥機もつけました。

システムバスはTOTO製の、浴室換気乾燥暖房機や追い焚き機能もついた商品。トイレや洗面台もすべて新しいものに交換して、内装も一新することで、まるで新築マンションのような住まいになりました。

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まとめ

予算300万円でマンションをフルリフォームするには、工事内容や使用する建材をしっかり検討することが大切です。見積もり金額だけで決めると手抜き工事につながりやすいので、リフォームの内容と金額をよく確認するようにしましょう。補助金制度やローンに詳しいリフォーム業者に依頼することで、お得にリフォームできる方法が見つかるかもしれません。

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