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和室をおしゃれな洋室にリフォーム!施工事例や抑えるべきポイントをご紹介!

和室をおしゃれな洋室にリフォーム

中古マンションや中古戸建ては和室がある間取りが少なくありませんが、リフォームでイメージを一新しておしゃれな洋室にすることができます。あるいは、和室をモダンな空間に変えることも可能です。

今回は和室を洋室にリフォームする場合の費用や施工事例のほか、おしゃれな和室へのリフォームのポイントなどを紹介していきます。

こんな方におすすめの記事です
  • 和室から洋室へのリフォーム費用の相場を知りたい方
  • モダンでおしゃれな和室へリフォームするときのポイントを知りたい方
  • 和室から洋室へリフォームした事例をチェックしたい方

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■和室を洋室に変えることはできる?

和室を洋室に変えることはできる?
https://www.photo-ac.com/main/detail/24958061

かつては日本の住まいには和室があるのが一般的でした。しかし、生活様式の変化によってテーブルや椅子、ベッドなどを用いるようになり、和室は使いにくいと感じる人が少なくありません。和室はリフォームで洋室に変えることができます。

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■和室を洋室にリフォームする際の施工内容と工期・費用相場

和室を洋室にリフォームする際の施工内容と工期・費用相場
https://www.photo-ac.com/main/detail/24794901

和室から洋室へのリフォームは、工事範囲によって工期や費用相場が異なります。そこで、主な施工内容ごとに紹介していきます。

・畳からフローリングに変更

畳からフローリングに変更

畳からフローリングに変更する工事では畳を撤去した後、下地の調整が必要なことが多いです。フローリングの厚みは12mm程度が一般的で、畳よりも薄いことから、そのまま下地にフローリングを張ると、段差が生じてしまうためです。下地の高さを調整するための下地材を張ってから、フローリングを張るという流れになります。

畳からフローリングに変更する場合の費用は、6畳程度の部屋で15万円~25万円が目安です。使用するフローリングによっても異なり、複合フローリングよりも無垢フローリングの方が費用が高くなります。工期の目安は1~3日程度です。

・壁・天井のリフォーム

壁・天井のリフォーム

壁・天井のリフォームでは、和室の壁が真壁と大壁のどちらなのかによって費用が変わります。真壁は柱を露出させて仕上げる日本の伝統的な和室の仕様の壁で、大壁は柱を隠して仕上げる仕様です。基本的に洋室は大壁で、戸建ての和室は真壁のことが多く、マンションの和室は大壁が一般的です。

真壁の場合は柱を隠すために石膏ボードなどの下地を張る作業が発生します。また、砂壁からクロスに変える場合は、表面を補修材で平らにする、あるいはベニヤ板を張るといった工事が必要です。

壁・天井のリフォームでクロスにする場合、大壁は10万円程度ですが、真壁から大壁にする場合の費用は20万円~30万円程度が目安になります。工期は工事内容によって1日~3日程度です。

・押し入れをクローゼットに

押し入れをクローゼットに

押し入れをクローゼットに変更するには、襖を撤去して折れ戸や開き戸などの扉材をつける、内部の中棚を撤去してハンガーパイプや仕切りを設置するといった工事が必要です。また、内部はベニヤ板を張り替えたり、あるいは壁紙を貼ったりします。

ただし、押し入れの奥行のままクローゼットに変えると、一般的なクローゼットよりも奥行が30㎝程度深いため、効率よく空間を使うには工夫が必要です。

押し入れからクローゼットへのリフォーム費用は、15万円~25万円程度が相場です。一般的な押し入れをクローゼットにする場合の工期は、1~2日程度が目安になります。

・襖や障子を洋風建具に

襖や障子を洋風建具に

襖を洋風建具にする場合は、引き戸によっては既存の枠をそのまま使えるケースがあり、3万円~10万円程度が目安になります。

また、枠を付け替える場合も、襖の枠を撤去して新しい枠を取り付ける方法のほか、既存の枠の上から新しい枠を取り付けるカバー工法に対応している製品もあります。枠の取り付けを含めた場合の費用は、9万円~15万円程度が目安です。

また、障子を撤去して洋室用の窓枠を設置する工事は5万円~10万円程度が相場です。

襖を引き戸に交換する工事の工期は1日程度ですが、壁や床の補修が必要な場合など、追加日数がかかるケースもあります。

・和室をまるごと洋室に

和室をまるごと洋室に

和室をまるごと洋室にする場合の費用は、元の和室の設えやどこまで洋室に近づけるかによって異なります。また、ここまで紹介した費用以外にも、和室の既存の照明器具によっては電気工事費用として5万円程度発生することもあります。

マンションに多い大壁の和室から洋室へのリフォームは50~60万円程度が相場で、工期は1週間程度です。真壁の和室から大壁の洋室へのリフォームは80万円から100万円程度の費用がかかり、工期の目安は1~2週間程度になります。

真壁から大壁の和室へのリフォーム費用は高く、予算が合わない場合には真壁のままにするといった方法も検討してみましょう。

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■和室をモダンでおしゃれにリフォームする際のポイント

和室には幅広い用途で利用ができ、くつろいで過ごしやすいといったメリットがあります。和室をモダンでおしゃれな空間にリフォームする際に失敗しないように、ポイントを紹介していきます。

・縁なし畳にする

縁なし畳にする
https://www.photo-ac.com/main/detail/24648470

モダンな和室にするには、畳は縁なし畳が向いています。従来からある通常の畳には、長手方向に畳縁がついていて重厚感がありますが、畳縁がない半畳サイズの縁なし畳は軽やかで、シンプルでモダンな印象があります。畳の目の向きを交互にすると、光の当たり方によっては市松模様にも見えるのもおしゃれです。

また、縁なし畳は洋風のアイテムとの相性も良いため、リビングと隣接する和室に向いています。また、和室の一部をフローリングにして縁なし畳を合わせるといったコーディネートもしやすく、家具が置きやすいといったメリットも生まれます。

・壁には漆喰や珪藻土、和紙壁紙などを使う
壁には漆喰や珪藻土、和紙壁紙などの自然素材を用いると、和の雰囲気が醸し出されるとともに、温かみや質感の良さも感じられます。

漆喰はサンゴ礁からできた石灰石をもとにした消石灰が主原料で、お城の壁などにも使われていた素材。珪藻土は藻の一種の珪藻の死骸が海底や湖底で蓄積されてできた粘土状の素材です。いずれも調湿機能や消臭機能があるなど、機能性にも富んでいます。

また、漆喰や珪藻土はクシ引き仕上げやコテ仕上げなど、仕上げ方による風合いの違いも楽しめる素材です。また、和紙壁紙も2種類を使ってコントラストをつけるなど、貼り分けをするのもおすすめです。

・木を取り入れる

モダンな空間といっても、和室に合うのは無機質な素材ではなくやはり木です。伝統的な和室には柱や梁、長押、障子など、様々な場所に木が使われ、温もりが感じられます。モダンな和室を目指す場合にも、木を基調としたインテリアコーディネートにしましょう。

座卓や座椅子のほか、棚などの家具も木のアイテムで統一し、背の低いものでまとめると、空間に広がりが生まれます。また、窓まわりでは、ウッドブラインドは直線ラインで構成され、モダンな和室に合うアイテムです。スラット(羽根)が太いタイプよりも、細いタイプの方が和室に向いています。

・和の照明器具を用いる

和の照明器具を用いる
https://www.photo-ac.com/main/detail/24622086

木やラタン、和紙入りの樹脂シートやポリエステル強化和紙、和紙などといった、和を感じさせる素材を使ったシーリングライトやペンダントライトも、和室に欠かせないアイテム。シンプルなデザインのタイプがモダンな和の空間に向いています。

中でもおすすめはペンダントライト。シンプルでデザイン性の高いペンダントライトはフォーカルポイントとなり、空間にメリハリが生まれます。ペンダントライトでは十分な明るさが確保できない場合には、ダウンライトを照明プランに組み込んでおきます。調光機能のあるダウンライトを併用すると、夜に明るさを落として、陰影による趣ある空間も演出できます。

・シンプルなカラーコーディネートにする

シンプルなカラーコーディネートにする
https://www.photo-ac.com/main/detail/24545290

日本には古くから「侘び寂び」の文化があるように、和の空間は豪華絢爛な派手な色合いではなく、シンプルで落ち着いたカラーコーディネートが向いています。

リフォームでモダンでおしゃれな和の空間を目指す場合も、和の雰囲気を損なうビビットカラーを使用するのはNG。庭などの自然と調和するアースカラーやダークカラー、くすんだ色合いのものなどでまとめるのがポイントです。多くの色数を使うことも避け、使用するのは3色程度にとどめるのが望ましいといえます。

また、光沢のないマットなテクスチャーのアイテムを選ぶようにしましょう。

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■簡単な内容ならセルフリノベーションも

セルフリノベーション
https://www.photo-ac.com/main/detail/22385931

「和室の雰囲気を変えたい」といった場合は、簡単にできる内容であればDIYで雰囲気を変えるという選択肢もあります。セルフリノベーションのアイデアの一例を紹介します。

・昭和レトロな空間にコーディネート
昭和の住宅は、和室があるケースがほとんどでした。当然ともいえますが、和室は昭和レトロなインテリアとの相性がよく、どこか懐かしいくつろげる雰囲気の空間がつくれます。

昭和レトロのインテリアは、木目シートなどの木目調の家具ではなく、無垢材を使った家具の方が深みがあって向いています。赤褐色あるいは黄色味のある茶色の木製の家具を選びましょう。

ファブリックはこげ茶や渋みのあるオレンジや黄色、カーキといったカラーを使用します。

和室に低めのテーブルやソファを置くのもいいですが、王道のちゃぶ台を置くのもおすすめです。

・ウッドカーペットで洋室風に

和室を簡単に洋室風の空間にするのであれば、ウッドカーペットの使用がおすすめです。ウッドカーペットは規格品がほとんどで、畳数のほか、京間や江戸間といった種類から、部屋のサイズに合わせて選びます。溝の部分でカットできるタイプや、オーダーカットを受け付けているタイプなどを選ぶと、部屋全体に敷き込みやすいです。

また、ウッドカーペットは木目を印刷したプリント化粧板を使用したものが主流ですが、突板や無垢材を使ったものもあり、質感のよさが感じられます。

ただし、ウッドカーペットを敷いたままにすると、畳にカビが生える恐れなどがあるため、ときどき外して風に当てるようにしましょう。

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■和室から洋室にリフォームした事例

和室を洋室にリフォームすると、どのような空間が実現できるのでしょうか。実際の事例を紹介していきます。

・和室から開放感あふれるガラス戸の洋室に

和室から開放感あふれるガラス戸の洋室に
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=159

ユナイテッドアローズ監修による物件で、リフォームでLDKに隣接する和室をガラス戸で仕切られた洋室に変更した事例。購入後は夫婦で暮らされています。

洋室は2面の壁に窓があるうえに、LDKとガラス戸で仕切られているため、明るい光が降り注ぎ、開放的な雰囲気があります。LDKと緩やかにつながり、キッチンとも行き来がしやすい造りとなっています。

このガラス戸のカッコよさから、奥様がLDKでテレワーク中にWEB会議で映り込むと、「どこにいるの?」「背景はバーチャル?」など、声を掛けられることもあるそうです。

引き戸がついた収納力たっぷりのウォークインクローゼット
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=159

部屋の奥の押し入れがあった場所は、引き戸がついた収納力たっぷりのウォークインクローゼットになっています。

・二間を続きの和室を3つのスペースに大胆に変更

二間を続きの和室を3つのスペースに大胆に変更
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=118

二間を続きの和室を3つの用途のスペースにリフォームした、一人暮らしの住まいの事例です。

二間の和室のうち、一部屋分はLDKのリビング部分。もう一部屋分は、リビングと一体化したベッドルームと、廊下側から出入りするウォークインクローゼットになっています。

リビングとベットルームの床には無垢フローリングを使用し、温もりがありくつろげる雰囲気です。あえてベッドルームに壁や扉をつけず、限られたスペースを有効に使い、圧迫感なく過ごせる空間を実現しました。ウォークインクローゼットに収納力があり、モノをほとんど置かない暮らしも叶えています。

ッチンとダイニングの床はタイル貼り
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=118

キッチンとダイニングの床はタイル貼りで、無垢フローリングを使ったリビングやベッドルームとゾーニングされています。

・和室3部屋を家族それぞれの洋室に

和室をすべて洋室にリフォームした、5人家族の住まいの事例
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=72

和室3部屋の3LDKの間取りの物件で、和室をすべて洋室にリフォームした、5人家族の住まいの事例です。

1つめの和室は夫婦の寝室にリフォーム。押し入れ部分を拡張して、ウォークインクローゼットが設けられています。海を感じるものがお好きとのことで、ベッドのブルーのファブリックが映えています。

中学生の長女の部屋にリフォーム
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=72

2つめの和室は、当時中学生の長女の部屋にリフォームされています。ベッドの足元部分の上部に造作の棚を設けるなど、空間を効率よく使う工夫がみられます。

小学生と幼稚園児の長男・次男の部屋
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=72

そして、3つめの和室は当時、小学生と幼稚園児の長男・次男の部屋にリフォームされました。壁面いっぱいにクローゼットがあり、2人で使えるように収納をたっぷりと確保しています。

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■グローバルベイスならプロの施工で和室をおしゃれに

和室から洋室へのリフォームはDIYでは難易度が高く、プロに依頼するのがおすすめです。

グローバルベイスなら和室を含め、ゼロから間取りを検討してリフォームプランを作成。モダンでおしゃれな和室も、かつては和室だったとは思えないような、イメージを一新した洋室もリフォーム・リノベーションで実現できます。

また、配管や配線といった見えないところから、目につきやすい内装の仕上げまで、高い品質で施工を行う技術力もあります。

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■まとめ

中古マンションなどの古い和室は、リフォームでおしゃれな洋室にも、モダンな和室にも変えることができます。和室から洋室へのリフォーム費用は、どの程度の洋室化を行うかによって、費用が大きく異なります。また、和室のモダンな空間へのリフォームには、素材の選び方などインテリアコーディネートのコツがあります。

和室のリフォームはDIYで簡単にできることは限られていますので、リノベーション会社などのプロに依頼しましょう。

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編集者: u-room

メーカー勤務のかたわらインテリアスクールに通い、インテリアコーディネーターに転身した経歴を持つ。現在はフリーランスのライターとして、住宅関係のほか、求人広告やインタビュー取材などの執筆を手掛ける。インテリアコーディネーター資格を保有。ワインとビール、インテリアショップ&美術館巡りが好き。夫と2人の息子の4人家族。

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