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リフォーム・リノベーションはDIYできる?DIYできる場所や注意点を解説

リフォーム・リノベーションはDIYできる

テレビや雑誌、WEBサイトなどで、DIYで手掛けたリフォーム・リノベーションを目にすることがありますが、どこまでDIYでできるものなのでしょうか。

DIYのメリットやデメリットを押さえたうえで、DIYで施工できる場所や避けた方がよい場所などについても取り上げていきます。

こんな方におすすめの記事です
  • DIYのメリットやデメリットを知りたい方
  • DIYに向いた場所を知りたい方
  • DIYは避けた方がよい場所を知りたい方

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■リフォームは自分でできる?

リフォームは自分でできる?
https://www.photo-ac.com/main/detail/24060693

リフォームは専門業者に工事を依頼するのが一般的ですが、工事内容によってはDIYで行うことも可能です。しかし、DIYではできない工事や向いていない工事もあります。

そこで、自分でDIYするメリットやデメリット、DIYができる場所などを解説していきます。

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■リフォームをDIYするメリット

リフォームをDIYするメリット
https://www.photo-ac.com/main/detail/24745561

・コストを抑えられる

コストを抑えられる

DIYはリフォームを専門業者に依頼するよりも、コストを抑えられることがメリット。リフォームを専門業者に依頼すると、リフォームプランの設計費用や材料代、施工や施工管理の人件費、廃材の処分費用などがかかります。DIYで行えば、道具の購入費用や材料代のほか、処分するものによっては廃材の処分費用がかかる程度の出費のみで済み、コストを抑えられます。

・自分のこだわりを反映できる

自分のこだわりを反映できる

リフォームを専門業者に依頼する場合は、自分が思い描くイメージを伝える必要があります。イメージを言葉で説明するのは意外と難しく、上手く伝えられなければ、工事の完了後にできあがりを見て、「イメージと違う」と感じるような事態に陥りかねません。

DIYなら自分のイメージをもとにこだわりを反映していくことができます。

・施工しながら考えられる

施工しながら考えられる

リフォームを専門業者に依頼する場合には、基本的に工事に入る前にすべての仕様を決めておく必要があります。リフォームを何回かに分けて依頼すると、まとめて頼んだ場合よりも割高になるのが一般的です。

DIYなら、たとえば床材を張ってから壁紙を決めるなど、施工しながら実際の空間を確認してプランを考えていけることもメリットに挙げられます。

・材料や施工方法などの知識が身につく

材料や施工方法などの知識が身につく

DIYでリフォームをするには、ある程度は材料や施工方法に関する知識が必要です。調べたり、詳しい人に相談したりしながらDIYで施工していると、工具や材料、施工方法などに関する知識が身につくこともメリットです。DIYを続けていきながら、技術が向上していけば、徐々に難易度のやや高い工事にも挑戦できるようになります。

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■リフォームをDIYするデメリット

リフォームをDIYするデメリット

・DIYでできることは限られている

一般的な人がDIYでできる工事内容は限られています。たとえば、比較的取り組みやすいのは壁紙を貼る、壁の塗装を塗り直す、棚を作るといった工事です。フローリングの張り替えなど、DIYに慣れている人は自分でやっていても、初心者には難しい工事もあります。また、そもそも電気工事やガス工事などは、資格がなければできません。

・プロとはクオリティに差があることが多い

プロとはクオリティに差があることが多い

DIYで施工すると、プロとは仕上がりに差があることが少なくないこともデメリットです。

たとえば、DIYの初心者が壁紙を貼るときに、不陸と呼ばれる凹凸が出ないように、下地を調整してフラットに壁紙を貼るのは難しいことが多いです。また、フローリングを張る場合には隙間があいてしまったり、盛り上がった箇所ができてしまったりすることがあります。

・時間がかかり作業が負担になる

時間がかかり作業が負担になる

プロとDIYの初心者では作業時間には大きな差が生じやすく、作業の負担が重くなりやすいこともデメリットに挙げられます。また、工事内容によっては、重い材料を運ぶ、あるいは中腰の姿勢で作業を続けることが負担になることもあります。

なかなか作業が進まず、休みのたびにDIYに時間を費やしていると、肉体的にも精神的にも負担が大きくなることが考えられます。

・途中で挫折すると費用が割高になることがある

途中で挫折すると費用が割高になることがある

DIYを途中でやめると、割高になってしまうこともデメリットです。DIYで施工を始めても、ここまで挙げたデメリットから、「仕上がりがイマイチ」「なかなか終わらなくて大変」といった状況になり、挫折してしまう可能性があります。

しかし、DIYでやろうとして材料や工具を揃えているとその分の費用がムダになってしまいます。さらにDIYで作業した箇所を撤去するために、余分な費用が生じる可能性もあります。

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■自分でリフォームできる場所はどこ?

自分でリフォームできる場所はどこ?

DIYでどんな工事でもできるわけではないため、比較的取り組みやすい場所ごとにポイントを紹介していきます。

・壁のDIYリフォームのポイント

壁のDIYリフォームのポイント

壁の壁紙の張り替えや塗装は、建物の構造に関わるものではないため、DIYで取り組みやすい場所です。中でも塗装を塗り替える、漆喰や珪藻土を塗るといった作業は、比較的難易度が低めです。

壁紙の張り替えは簡単そうに思えるかもしれません。しかし、不陸が出ないように下地を調整したり、気泡が入らないように壁紙を貼ったりするのは意外と難しい作業です。また、壁紙によって幅が異なりますが、何枚も貼り合わせていくため、隙間なく貼っていく必要があります。柄のある壁紙を貼り合わせてジョイントカットをするのは、さらに難易度が上がります。

・床のDIYリフォームのポイント

床のDIYリフォームのポイント

床のDIYでは、フローリングを張り替えるのではなく、既存のフローリングの上から重ね張りをすることで難易度が下がります。ただし、下地が傷んでいる場合にはフローリングの重ね張りはできないため、専門業者に依頼しましょう。

フローリングの重ね張りを行う場合には、新しいフローリングの厚みの分、床面が高くなる点に注意が必要です。重ね張り用の薄いフローリングの使用が向いています。

重ね張りを行う前に、新しいフローリングの厚みの分、床面の高さが上がることで、ドアやクローゼット、物入れの扉、キッチンの引き出しなどが当たらないか確認する必要があります。掃き出し窓で床面がサッシよりも高くなってしまう場合には、見切り材を取り付けます。

・収納のDIYリフォームのポイント

収納のDIYリフォームのポイント

収納はDIYで取り組みやすく、製作するものによって難易度は様々です。スノコを使ったり、あるいはカラーボックスを活用したりすると、初心者でも比較的手軽に収納を作れます。また、ツーバイフォー材用の突っ張り棚システムを活用すると、壁面収納を簡単に作ることが可能です。

一方、壁に造り付けの収納は壁の構造によっては取り付けが難しく、壁の一部を一度解体して、下地のベニヤを貼らなければ取り付けられないことがあります。初心者は置き家具やツーバイフォー材用の突っ張り棚システムを活用した収納から、チャレンジしてみましょう。

・ドアのDIYのリフォームのポイント

ドアのDIYのリフォームのポイント

ドアのDIYで取り組みやすいのは、ドアノブの交換やドアの塗り替え、ドアの装飾などです。

ドアノブの交換でポイントとなるのは、交換するドアノブの選び方です。ドアノブの交換は既存のドアノブが取り付けられていた穴を利用するため、サイズを測って合うものを選ぶのが基本になります。ドアノブの種類にもよりますが、ドアの厚みやフロントプレートの幅と高さ、バックセットと呼ばれるドアの端からドアノブの中心までの長さ、ビスピッチと呼ばれるフロントプレートをとめるビスの間隔を測っておきます。

ドアの装飾は、モールなどをドアに張るといった方法があります。

・ウッドデッキのDIYリフォームのポイント

ウッドデッキのDIYリフォームのポイント

戸建ての場合は掃き出し窓から庭へのウッドデッキの設置も、初心者には難易度が高いですが、大工作業に慣れた人ならDIYで可能です。

ウッドデッキはサッシの水切りの下に床板がくる高さで設置すると、出入りがしやすく、見栄えもよいです。天然木は風合いの良さが魅力で、ソフトウッドは施工がしやすいです。一方、耐久性が高いハードウッドはビス止めに下穴が必要になるなど、施工の難易度が上がります。このほかにもメンテナンス性などから、人工材を使うという選択肢もあります。

庭からも行き来しやすくしたい場合には、ステップを取り付けます。

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■リノベーションをDIYする際の注意点

リノベーションをDIYする際の注意点

DIYを行う前に作業方法や手順、必要な工具などを調べておきます。作業内容や作業にかかる時間などから、無理なく取り組める内容なのか確認しておくことが大切です。また、DIYでかかる費用を計算して、専門業者に依頼した場合の費用と比較して、労力に見合うか考えてみるのもよいでしょう。高価な工具が必要な場合は、一度使っただけでは割高になるケースもあります。

作業を行う際には周囲を汚してしまわないように、マスキングテープやビニールなどで養生を行うようにします。

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■自分でリフォームしないほうが良い場所は?

自分でリフォームしないほうが良い場所は?

危険を伴う作業や複雑な作業が発生するなど、DIYは避けるべき場所もあります。また、法律の面から資格がなければできない作業もある点に注意が必要です。

・水道・電気・ガス工事が必要な場所

ガス工事には資格が必要ですが、個人で取得してDIYで施工するのは現実的ではありません。電気工事を行うには電気工事士の資格の取得が必要です。また、水道工事は住戸内の配管はDIYでやることもできますが、水漏れのリスクがあるため、おすすめできません。基本的にガス工事・電気工事・水道工事は専門業者に依頼しましょう。

キッチンの設置工事では、キッチンの設置はDIYでやっても問題はありませんが、電気配線や給排水管の配管、ガスの配管や接続などの工事は専門業者に依頼するのが基本です。

・窓

マンションではそもそも窓のサッシは共有部分に当たるため、管理組合の許可なく、個人で交換することはできません。

戸建てでも窓のサッシの交換は、正しいサイズのものを購入し、サッシを取り付けた後にコーキングを行って隙間を埋めるなど難易度が高いです。サッシの取り付け方やコーキングの仕方によっては、雨が入り込んでしまう可能性もあることから、DIYには不向きです。

一方で内窓や室内窓の設置であれば、DIYでの施工も考えられます。

・間取り変更を伴う場合の居室

間取り変更を伴うリフォームは、特に壁を撤去するケースはDIYでの施工は避けるのが望ましいです。特に木造の戸建てでは、構造上必要な耐力壁の見分けが難しく、誤って壁や柱を撤去してしまうと、住まいの耐久性や耐震性に影響を及ぼします。

また、間取り変更を伴うリフォームは、単に壁の撤去や設置を行うだけでなく、コンセントや照明器具の配線など、電気工事を伴うことが多いです。

間取り変更を伴うリフォームは工数も多く複雑な工事となることからも、専門業者に依頼しましょう。

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■DIYが難しい場合はプロに相談しましょう

間取りを変更するなど大掛かりなリフォームを行う場合は、リノベーション業者も対応できますので、DIYが難しい場合はプロに相談しましょう。

グローバルベイスでも、間取り変更を伴うリフォーム・リノベーションを手掛けています。グローバルベイスでは、設計のスペシャリストが柔軟な発想力で、ゼロから間取りのプランニングを行っています。また、施工のスペシャリストが現場の管理を行い、プロならではの高品質な仕上がりを実現しています。

▼グローバルベイスのリノベーションとは
https://www.globalbase.jp/commit/

▼リノベーションだからできること
https://www.globalbase.jp/ability/

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編集者: 村田日菜子

みなさんの豊かな暮らしと住まいづくりをサポートしたい!建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

監修者:原田 直生之
宅地建物取引士の有資格者。

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