
ホテルのラウンジのように洗練された空間、上質で優雅な雰囲気…そんな「高級感のあるリビング」に憧れる方は多いのではないでしょうか。では、一般的なリビングとどう違うのか?どんなポイントを押さえれば、高級感を演出できるのか?この記事では、高級感のあるリビングの魅力やリノベーションの費用相場、空間づくりのコツを解説します。
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ライフスタイルを格上げしてくれる、高級感のあるリビング。その代表的なメリットを3つ確認していきましょう。
ラグジュアリー感あふれるリビングでは、上質な素材やデザインにこだわった家具によって、高級ホテルのラウンジのような優雅な時間を過ごせます。毎日くつろぐ場所に非日常的な特別感をプラスすることで、普段の暮らしがより心地よく、充実したものになるはず。落ち着いたカラーリングや間接照明を取り入れたインテリアはリラックス効果を高め、家族とのコミュニケーションの場としても穏やかな時間を演出してくれます。
高級感のあるリビングは、ゲストに「洗練されている」「センスが良い」といった印象を与えてくれます。広々とした空間構成や統一感のあるインテリアの空間でおもてなしをすれば、ゲストに贅沢な心地よさを体験してもらうことができます。家具やファブリックの質感や素材まで徹底的にこだわり、訪れた人の視覚・触覚にアプローチすることで、「また訪れたい」という思いを抱かせるはずです。
高級感を意識したリビングをつくることで、住まいの資産価値の向上も期待できます。上質な素材や設備を使うことで住宅の評価をアップし、将来的な売却や賃貸の際にも有利な条件を得られる可能性があります。さらに、高級感あふれる住まいに暮らすというステータスは、日々の満足度を高めてくれます。生活の軸である自宅に誇りを持てることは、生活全体のモチベーションにもつながるでしょう。
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詳しくはこちら>>一般的な住宅のリビングと高級マンションのリビングでは、内装材や設備はもちろん、マンション自体の空間設計やセキュリティ面にも差があります。
一般的なマンションのリビングには、コスト面を重視して大量生産の内装材や標準グレードの設備が採用されます。一方、高級マンションのリビングでは、大理石や無垢材など、質感の優れた自然素材を積極的に取り入れており、空調機器や照明器具も高機能かつデザイン性の高いものが導入されるケースが多いです。こうしたグレードの差は、住み心地を向上し見た目の印象にも大きく影響します。特に、床や壁は面積が広いことからリビング全体の雰囲気を左右する要素となります。
高級マンションでは、専属のインテリアデザイナーや設計士の監修により、細部まで計算し尽くされた空間設計が行われます。リビングの広さや天井高、窓の配置などをベースに、内装材の素材や色の組み合わせにも統一感をもたせ、洗練された雰囲気を演出します。一方、一般的なマンションではあらかじめ決められた間取りや内装プランに基づいて予算の範囲内で仕上げられるため、空間設計の自由度が限られているケースが多いです。このような場合でも、リノベーションを行うことで、内装や設備を一新することができるため、一般的なマンションのでも高級マンションのようなリビングを目指すことは十分に可能です。
高級マンションは最新の防犯システムやコンシェルジュの常駐サービスなど、セキュリティ面の対策が充実しており、部外者が簡単に建物内に入れない仕組みが整えられています。また、住民同士の動線が重なりにくいように配慮した内廊下など、プライバシーを守る配慮もされています。一方、一般的なマンションではそこまで厳重なセキュリティ対策はされていません。とはいえ近年はエントランスのオートロックは標準的な設備となっていますし、防犯カメラが設置されている物件も多いです。個人でできる対策として、リビングの窓ガラスを防音・防犯仕様へリノベーションすることでも、セキュリティ面を強化することができます。
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詳しくはこちら>>リノベーションで高級感のあるリビングを実現した事例をご紹介します。

こちらは、和モダンのホテルをテーマにしたリノベーション事例です。木の縦格子や陶器質タイルなど、上質な素材をふんだんに使用してラグジュアリーな和の雰囲気を演出しています。

もともと凝った作りの物件だったため、折り上げ天井などの既存を活かしました。夜は明かりを抑えて落ち着いた雰囲気を楽しめるように照明を計画しています。

こちらは、北欧風インテリアのリノベーション事例です。元の間取りではダイニングキッチン・リビング・洋室と分かれていた3部屋をつなげて、伸びやかなLDKに生まれ変わりました。

既存の壁を活かすことで、リビングは程よいおこもり感のある空間に。ヘリンボーンの床や、框(かまち)の腰壁など、ディティールにこだわったインテリアになっています。

こちらはユナイテッドアローズ社の監修によるリノベーション事例です。掘り込んだ天井に間接照明を設けて、柔らかな光がこぼれるように。壁の大判タイルを照らし、ホテルのような高級感を演出しています。

ふんだんに使用された木の温もりと、直線的でシンプルなデザインがバランスよく調和したリビングです。

こちらは、ジャパンディスタイルのリノベーション事例です。ジャパンディ(JAPANDI)とは、北欧と日本(Japan)と北欧(Scandinavian)のテイストを融合させたインテリアのこと。モノトーン基調でありながら、コントラストを抑えた色味とマットな質感により、温かみを感じる雰囲気に。天窓から光が降り注ぐ広々とした空間を、洗練されたデザインと上質な素材感が彩ります。

こちらもユナイテッドアローズ社とのコラボ事例です。掘り込んだ天井の間接照明で落ち着いた雰囲気を演出しています。リビングの一角に書斎を設けていますが、ガラスの間仕切りにより開放感を損なわずに空間を分けました。黒いアイアンの枠はインテリアを引き締めるアクセントにもなっています。
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詳しくはこちら>>リビングのリノベーションの費用は、使用する素材や設備、施工面積などによって大きく変わります。また、近年はダイニングやキッチンが一体となった間取りが一般的のため、ここではLDK全体のリノベーション費用の目安を確認してみましょう。
| 物件タイプ | 一般的なリノベーション | 高級リノベーション |
|---|---|---|
| 戸建てLDK | 150~300万円前後 | 300~600万円以上 |
| マンションLDK | 100~250万円前後 | 250~500万円以上 |
上記表がLDKのリノベーション費用の目安です。マンションのほうが安めなのは、管理規約による制約や、広さが戸建てよりややコンパクトなことを想定しているためです。施工面積の面積や導入する内装材の設備のグレードによっては1,000万円を超える場合もあります。また、工事費用に加えて家具・照明器具・カーテンなどの費用も必要です。
リノベーションにかかる費用のおもな内訳は下記の通りです。
照明や空調などの設備も、機能性とデザイン性を両立させるほどコストが高くなりがちです。例えばエアコンは天井埋め込みタイプは見た目がスッキリとしていてインテリアに溶け込みますが、一般的な壁掛けタイプに比べて高額です。
無垢材やタイル、石材などの高級素材は1㎡あたり1万円以上かかります。特に床材は施工面積が広いため、費用が大きくなりやすいです。
解体・撤去、下地補修、設備設置、電気・給排水工事、内装仕上げなどの作業にかかる費用です。
間取り変更や造作家具の設計を建築家やデザイナーに依頼する場合は、設計料・デザイン料が別途かかります。工事費の10~15%程度が目安です。
引越し費用も忘れずに考えましょう。工事期間中に仮住まいをする場合は家費や荷物の保管費なども必要です。
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詳しくはこちら>>リビングをリノベーションする際、高級感を出すために見た目の豪華さだけを追求すると、予算オーバーや使い勝手の悪化につながる場合があります。理想のリビングを実現するために知っておきたい3つの注意点を確認しておきましょう。
内装材や設備・建具など、使用するすべての部材を最高グレードにすれば、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。そのため、どの部分にお金を掛けるべきなのかを見極めることが大切です。例えば、床材やカーテンといった面積が広く見た目のインパクトが大きいアイテムに重点的に予算をかけ、照明器具は比較的リーズナブルな製品を選ぶ、といったメリハリをつけると良いでしょう。コストのバランスや優先順位を見極めることで、限られた予算の中でも高級感のあるリビングをつくることが可能になります。
リノベーションの際、既存の柱や壁のなかには撤去が可能なものもありますが、構造に関わる部分は撤去できません。また、設備配管の移設も不可能なケースが多く、可能な場合でも大がかりな工事になりコストが大きくなる可能性があります。そのため、構造上の制約と調和したプラニングを行うことが大切です。既存を活かし、制約を感じさせない提案をしてくれるリノベーション業者を選びましょう。
高級感を優先するあまり、日常生活のしやすさやメンテナンスの手間を軽視しないようにしましょう。例えば、天然大理石は見栄えが良い一方、傷やシミがつきやすいため床材やキッチン天板には向いていない場合があります。また、大きなソファやテーブルをやみくもに配置すると移動がしにくくなり、リビングが狭く感じられることも。せっかく高級感のあるリビングでも、ストレスを感じる空間になってしまっては勿体ないです。リノベーションの際には、メンテナンスのしやすさや動線にも目を向け、実際に暮らすイメージを描きながら計画を進めることが成功のカギといえます。
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詳しくはこちら>>リビングの高級感を演出するために押さえておきたい5つのポイントを、取り入れやすいテクニックを中心にご紹介します。
空間全体の印象を大きく左右するのが、インテリアの配色バランスです。壁や床、家具といった面積の広い部分には落ち着いた色味を採用し、アクセントカラーを入れることでメリハリをつけると、高級感が引き立ちます。たとえば、シックなベージュやブラウン、グレーなどをベースにしながら、差し色としてネイビーやボルドーなどを加えると効果的です。また、メタリックな質感の装飾を加えると、部屋全体がよりモダンで華やかになります。ただし、色が多すぎると散漫な印象になるため、3色程度に抑えると統一感が保ちやすいでしょう。
天井のシーリングライトで部屋全体を明るく照らすよりも、間接照明やスタンドライトを組み合わせることで、立体感のある空間を演出できます。間接照明とは、光源を直接見せずに壁や天井に反射させる照明手法のことで、柔らかく上質な雰囲気を作り出せることが特徴です。さらに、スポットライトでアートや植物を照らすなど、演出したいポイントをピンポイントで強調するのもおすすめです。調光機能のある照明を使えば、シーンに合わせて色や明るさを変えられるため、作業をしたい時には白く明るい光、リラックスしたい夜は温かみのある落ち着いた光といった使い分けが簡単になります。
内装材や家具の質感は、高級感に直結します。重厚感のある高級レザーや深みのあるファブリック、木目が美しい無垢材など、上質な素材を使用した家具を選びましょう。質の高い家具は値段も張りますが、メンテナンスをしながら長く使い続けることができるため、長期的な視点で考えるとコストパフォーマンスに優れているといえます。
リビングの壁やシェルフにアート作品やオブジェを飾ると、ラグジュアリーな雰囲気が高まります。空間を彩るアクセントとして絵画・写真や彫刻などをインテリアのテイストや配色と合わせて選びましょう。また、絵画にスポットライトを当てるなど、照明の工夫によってアートの魅力を最大限に引き出すことができます。小物を飾る際は、視線を集めるディスプレイコーナーをひとつのまとまりとして整えると、生活感を抑えた洗練された印象に仕上がります。
リビングには雑誌、リモコン、文房具、ゲーム機など、細々とした物が集まりがちです。だからといって日用品や雑貨が散らかっていては、高級感のあるインテリアを活かしきれないため、十分な収納スペースを設けましょう。インテリアとの統一感を持たせるために、造作家具(造り付けのオーダーメイド家具)もおすすめです。また、サッと取り出しやすく、すぐに片付けやすい配置にすることも大切です。見せる収納と隠す収納をバランスよく取り入れて、いつでも整然としたリビングをキープしましょう。
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高級感のあるリビングは、日常を豊かに彩り、ゲストにも好印象を与えてくれる魅力的な空間です。シックなカラーコーディネートや落ち着いた照明、上質な素材など、ポイントを押さえることで理想的な高級リビングをつくることができます。ただし、見栄えだけを追求すると費用が膨れ上がったり暮らしにくくなったりすることもあります。リノベーションを計画する際には、予算に合わせた優先順位、構造上の制約、メンテナンスの手間などを総合的に考えましょう。