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キッチン事例 ~部屋と一体化したオープンなキッチン6選~

今回の記事はキッチンの事例です。今回は部屋と一体化したオープン型のキッチンをご紹介します。

前回までの記事で、キッチンづくりのポイントの解説と、実際にどのようなキッチンがあるかというキッチンの型をご紹介しました。ただ、実際のキッチンを見ないと中々イメージが膨らまないのも事実です。そこで今回は、実際のキッチンのイメージを膨らませていただくために、当社の物件のキッチンの事例をご紹介します。

今回ご紹介するのは、「オープン型」のキッチンです。オープン型なので、リビング・ダイニングと一体になっているスタイルのキッチンになります。オープン型はリビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい点がメリットで、調理するときの煙/におい/油はねがお部屋に届きやすい点はデメリットであると、この前お伝えしましたね。それを思い出しながら見ていただけると、キッチンづくりのイメージが膨らみやすいと思います。

※キッチンの型についてはこちらの記事をご参照ください。

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■空間と窓を活用したキッチン

最初に紹介するのが、空間と窓を活用した、明るく開放的なキッチンです。画像のように、壁に向かってシンクやコンロ、調理台などを一列に並べた「Ⅰ型」の配置になります。

1-1.オープン型キッチン

このように、キッチンとリビング・ダイニングが完全に一体となっているので、「キッチンだけのスペース」を部屋につくる必要がありません。そのため、有効的に空間を活用できているのが分かると思います。また、すぐ後ろにダイニングがあるので、調理しながら、お部屋でくつろぐ家族とお話しやすいですよね。

さらに、リビング・ダイニングを一体にすることによって、大きな窓から光や風が取り入れやすくなっています。そのため、キッチンも明るく開放的な印象になり、更に窓から空気の入れ替えもしやすいので、オープン型のデメリットである部屋に煙/においが届きやすいというデメリットが軽減します。

1-2.オープン型キッチン

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■都心物件によく合うキッチン

次に、都心物件によく合うキッチンのご紹介です。都心部の物件は郊外の物件と比べて、どうしても床面積が限られてきます。それだけに、キッチンの配置は上手に空間活用する必要が出てくるのです。

2-1.オープン型キッチン

このキッチンは、画像の通り、キッチンの天井部分に垂れ壁もなければ吊戸棚も設置しておらず、あえて手元もオープンにしています。空間の大きさが限られている場合、天井部分にそれらがあるとどうしても圧迫感が生まれるものです。しかし、このキッチンは換気扇以外の何も置かず、空間をうまく見せています。また、キッチンの天板をリビング・ダイニングのテイストに合わせ、ステンレス製を採用しています。決して大きいキッチンではありませんが、このような工夫によって存在感を出し、小さいながらも立派にこの部屋の主役となっています。

2-2.オープン型キッチン

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■天井の空間を活かしたキッチン

次に、天井の空間を活かしたキッチンの紹介です。先ほどの事例と同じく、このキッチンも部屋のテイストに合わせた面材を使用することで、リビング・ダイニングと一体感をもたせています。

3-1.オープン型キッチン

さらに、天井に梁がないのでオープン型のキッチンにすることで、さらに広々とした印象をつくることができています。仮にこれが、天井部分も壁などでで覆うクローズ型であれば、キッチンとリビング・ダイニングが分断されてしまうので、梁がない天井の高さは有効利用できません。

手元に立ち上がり(※キッチンの外側から見た時に、キッチン側の手元を隠す板のこと)がありますが、この部分も面材を床面のテイストと合わせているので、良い意味で目立たず広さの演出を邪魔していないのが分かると思います。さらに、立ち上がりがある分、どうしても雑然としてしまいがちな手元部分を隠せるので、来客があっても気になりません。

3-2.オープン型キッチン

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■重厚感があるもの落ち着いた雰囲気のキッチン

次に、落ち着いた雰囲気がある、重厚なものの開放感のあるキッチンを紹介します。これは、前回紹介したⅡ型のキッチン、かつアイランド型になります。

4-1.オープン型キッチン

写真を見ていただければお分かりかと思いますが、このキッチンはひとことで言うと「魅せるキッチン」です。一部の壁がダークで、床材も天井面も濃い色のウッド調なので部屋全体が重厚感のある雰囲気になっています。そんな部屋にアイランド型のキッチンを中央に据え存在感を示しています。

また、手元を隠す立ち上がりをつけず、油はね防止の耐熱性のガラスも最小限かつ透明感のある素材を採用しているのが分かると思います。このような工夫によって、アイランドの特徴であるリビング・ダイニングとの一体化を最大限に引き上げているのが分かります。

ここまでのキッチンを作ろうと思うと、どうしてもある程度の広さは必要になりますが、リビング・ダイニングがある程度の床面積があれば、こうしたキッチンを検討するのもアリですね!

4-2.オープン型キッチン

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■居心地と機能性を両立させたキッチン

次にご紹介するのは、リビング・ダイニングの居心地とキッチンの機能性を両立させたキッチンです。このキッチンは、前回の記事で紹介したL型のキッチンになります。

5-1.オープン型キッチン

これまでもたびたび「空間をうまく利用する」という言葉が出てきましたが、ひとくちに空間を利用すると言っても色々な方法があります。このケースは、画像のようにキッチンがオープンでありながらも、L型にすることで一部独立性を持たせています。そのおかげで、リビング・ダイニングとの一体感を出しつつも、どこかでリビング・ダイニングから独立した落ち着きを演出できています。

キッチンをL型にするのは、そのようなメリットだけではなく、キッチンの作業効率が上がることで専有スペースを最小限に留めています。

このようなキッチンのスタイルは、上述した「2」の例と同様、都心のコンパクト物件に最適です。空間利用とひとくちで言っても、このように専有スペースを有効利用し、コミュニケーションがとりやすいながらも、ある程度独立性を持たせるという方法もあります。

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■重厚感あふれるキッチン

最後に、重厚感あふれるキッチンを紹介します。このキッチンは、前回紹介したU型のキッチンです。

6-1.オープン型キッチン

これも前項と同様、キッチンとして独立性を持たせています。しかし、U型にすることでキッチン内での動線が取りやすく、しかもある程度リビング・ダイニングとの一体感を演出できるデザインになっているのが特徴的です。吊戸棚をリビング・ダイニング側につけずに、さらにU型にキッチンを配置し、耐熱ガラスなども設置していないシンクだけをリビング・ダイニング側に設置しています。

このような配置にすることで、さらにリビング・ダイニングとの一体感を高めつつ、油はね・水はねなどはお部屋に極力出ないようにしています。そして、キッチンの床のテイストと似たような濃い色にすることで重厚感を高め、部屋全体の重厚感と相まって高級感あふれる部屋に仕上がっているというわけです。

6-2.オープン型キッチン
6-3.オープン型キッチン

このように、実際のキッチンを見てもらえると、前回までに紹介したポイントやキッチンの型のイメージが膨らむと思います。キッチンの形状をどれにするか?Ⅰ型にするか、それともL型にするか?という点以外にも、テイストを合わせてリビング・ダイニングとの一体感を高めるのか、あえてリビング・ダイニングとは分断するのか・・・そのような点も考えながらキッチンづくりを考えると、楽しい時間になりますよ。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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