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キッチンにはどんなバリエーションがある?

本記事では、キッチンのバリエーションをいくつかのパターンに分けて紹介します。

セミオープン型キッチンとリビング

これまでいくつかの記事にて、キッチンは誰と何をする場所か?を押さえた上で、どのようなポイントに注意してキッチンづくりを考えるかという話をさせていただきました。

※参考※

どんなキッチンにしよう? あらためて「キッチンってどんな場所?」を考える

キッチンについて考えるときに押さえたいポイント ~前編~

キッチンについて考えるときに押さえたいポイント ~後編~

 

当たり前の話ですが、キッチンは調理する場所であり、食べ物や飲み物を保管する場所・・・そして家族とのコミュニケーションの場でもありましたね。どんなキッチンにしようか考えるときは、そうしたことを踏まえ、「キッチンの広さ」「作業効率」「キッチンへのアクセス」「開放性」「テイスト」、そして「その他のこだわり」を考えようというのが内容でした。

さて、今回は、このようなポイントを押さえたところで、具体的にキッチンにはどのような「型」があるのかを見ていきたいと思います。ちなみに「型」というのは、要はキッチンの形状・配置のパターンのことです。前述した6つのポイントをそれぞれ考えていくと、それこそキッチンのバリエーションは無限に広がっていきそうなもの。そんなのなかなか決められないよ…と多くの方が思うことでしょう。

しかしご安心を。キッチンの形状・配置には代表的ないくつかの型があるのです。それぞれ、先ほど述べたポイントごとに特徴があります。今回はその「型」についてお伝えしたいと思います。

 

0.キッチンの型は”2つの要素を掛け算”する

さて、キッチンの型、ということですが、あんまり細かく考えすぎても全体像が捉えにくいでしょう。

ということで、まずはざっくりと「開放性・アクセス性・収納性」というポイントと、「作業効率」というポイントこの2つのポイントの掛け算でキッチンの型は決まる、と捉えてみてください。

「開放性・アクセス性・収納性」というのは、キッチンの形を思い浮かべてもらえば分かりやすいです。つまり、キッチンがオープン型なのかクローズ型なのか、それともセミオープン型なのか、ということです。

一方、「作業効率」はキッチンの各設備の配置によって決まってきます。つまり、シンクやコンロの配置はどうなっているか?調理台を壁に向けるか?というようなことです。

 

1.キッチンの形を考える

キッチンの形は大きく分けて「オープン型」「セミオープン型」「クローズ型」の3種類があります。

※このあたりはこちらの記事でもお伝えしました。ご参照ください。

●コミュニケーションがとりやすい「オープン型」

まず、オープン型ですが、これはキッチンの手元から天井まで、リビング・ダイニングとつながっている型になります。オープン型は吊戸棚なども含めて、基本的に遮るものがない型です。

オープン型のメリットは、リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションが取りやすい、というだけでなく、多くの場合、アクセスがよく調理したものや食べ物を持ち出しやすい点です。キッチンで料理を作っている時に子供と会話もできますし、キッチンから食卓へ手渡しで料理や飲み物を運ぶことができます。また、食べ終わった食器を直接手渡しできるので、後片付けも楽になります。

一方、オープン型の場合には料理をしたときの煙/におい/油はねなどがリビング・ダイニングまで届いてしまう場合がある点がデメリットです。

 

●いいとこどりの「セミオープン型」

セミオープン型とは、キッチンとリビング・ダイニングが完全に開放されているわけではないですが、遮るものがあまりない状態です。キッチンの間に一定の空間はあるものの、吊戸棚があり、手元が隠れるくらい立ち上がりがあるようなキッチンをイメージしてください。

セミオープン型はオープン型ほど開放性はありませんので、多少空間に圧迫感が生まれます。ただ、ある程度リビング・ダイニングとのコミュニケーションが取れますし、料理や飲み物・食器の受け渡しもできます。また、クローズ型ほどではありませんが、オープン型よりは煙/におい/油はねをさえぎることが出来ます。また、吊戸棚などを設置していることが多いので、オープン型よりも収納量が多い点もメリットです。

※ちなみに本記事の上の方にある写真はセミオープン型です。天井空間に広々としたイメージはないものの、キッチン内のお母さんが食べ物をカウンター越しに渡したり、逆に食べ終わった後の食器をキッチンにいながら受け取っているイメージもできると思います。

 

●独立性の高い「クローズ型」

クローズ型とは、キッチンがほぼ個室のように独立しているキッチンのことです。出入口にドアはありませんが、リビング・ダイニングとは独立した個室もしくは半個室のような形状になっています。

クローズ型のメリットは、煙/におい/油はねがをキッチンにある程度とどめておける点です。後は、来客が来たときにキッチンが散らかっていても、目立たないという点もメリットと言えるでしょう。一方、キッチンが独立しているのでリビング・ダイニングとのコミュニケーションは取りにくい点はデメリットと言えます。

まずは、この開放性・アクセス性・収納性」というポイントから、3つの形状をそれぞれイメージしてみてください。前回の記事で解説したポイントを踏まえ、どのキッチンが自分の理想のキッチンかをイメージすると分かりやすいです。

 

2.キッチン設備の配置を考える

さて、掛け算のうちのもう一つの要素はなんでしょうか。それはキッチンのシンク/コンロ/調理台などの配置です。キッチン設備の配置は、代表的な型として、「Ⅰ型」「Ⅱ型」「L型」「U型」の4種類があります。

●シンプルな配列「Ⅰ型」

Ⅰ型とは、シンプルにコンロ/シンク/調理台を横一列に並べた型です。この型が最も馴染み深いキッチンの型だと思います。Ⅰ型で、たとえばコンロの部分だけに壁があり、シンクや調理台には壁がないような、一方だけ壁についているタイプをペニンシュラ型(半島型)といいます。ペニンシュラ型は日本のマンションで最も多く作られている、効率の良い形状と言えるでしょう。

 

●広い部屋で活きやすい「Ⅱ型」

Ⅱ型とはコンロ/シンク/調理台が二列になっている型です。コンロ/シンク/調理台をそれぞれ違う列に配置できるので、作業スペースが広くなります。作業スペースが広いのでたくさんの食材を置き料理がしやすい点がメリットです。

ただし、その分Ⅰ型よりも広いスペースが必要になるのがⅡ型のデメリットと言えます。また、調理台/シンクを壁側へ置き、シンクだけを独立させてリビング・ダイニングに向け、キッチンの両脇を通路として行き来できるようにした型をアイランド型といいます。これは、作業スペースも大きく取れ、さらにコミュニケーションも取れやすいというメリットがあります。最近、どんどん人気が出てきている型ですね。

 

●作業効率の高い「L型」「U型」

L型とU型は、そのアルファベットの形通りの形状をしているキッチンのことです。L形もU形も自分の立ち位置は変えず調理できる点がメリットです。たとえば、右を向けばシンク、左を向けばコンロのような型なので非常に調理がしやすいです。ただし、Ⅱ型よりもさらに広いスペースが必要になります。

 

また、全ての型に共通しているのは、調理台をリビング・ダイニングに向けるか、壁側に向けるかという点です。クローズ型であれば関係ありませんが、オープン型/セミオープン型であれば、キッチンの使い勝手は大きく変わってきます

たとえば、調理台をリビング・ダイニング側に向ければ、リビング・ダイニングにいる家族とコミュニケーションを取りながら調理することが出来ますが、煙/におい/油汚れはリビング・ダイニングまで届きやすいです。一方、壁側に向ければその逆で、コミュニケーションは取りにくいものの、煙/におい/油汚れはリビング・ダイニングに届きにくくなります。

まずは、部屋のスペースを考え、この4つの型のうちどの型にするかをイメージしましょう。その上で、先ほどの「キッチンの型」で選んだタイプと照らし合わせて、実際のキッチンの型をイメージするという流れです。

以上、キッチンの「代表的な型」を整理してみました。その代表的な型を知った上で、自分はどのような型を選べばよいかを考えてみていただけると嬉しいですね。キッチンの型によってキッチンの雰囲気はガラっと変わります。頭の中で型をイメージしながらキッチンづくりを考えてみてほしいですね。

 

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