ラグジュアリーなインテリアに憧れを持つ人は少なくないのではないでしょうか。モダンな要素がプラスされたラグジュアリーな空間は、人気のあるインテリアスタイルの一つです。ラグジュアリーな空間をつくるためのポイントや、リノベーションや新築の施工事例を紹介していきます。
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ラグジュアリーな空間というカテゴリーは幅広く、ロココ調やバロック調といったクラシックスタイルも含まれます。最近、ラグジュアリーなインテリアとして人気があるのは、モダンな要素がプラスされたスタイルです。大きく分けると、シンプルで上質なスタイルとクラシックとモダンを融合したスタイルの2パターンがあります。
ラグジュアリーな空間の一つ目は、シンプルで素材のよさが感じられる上質でモダンな空間です。シンプルなデザインの大きめの家具を配して、色味を抑えたカラーコーディネートでまとめるのが特徴です。壁面収納などの造作家具を設けて、すっきりと見せます。また、小物の数を抑えて、厳選した大きめのアイテムのみを置きます。
もう一つは、重厚感のあるクラシックな家具や小物とモダンな家具などのアイテムを融合した空間です。従来のクラシックスタイルでは、装飾性の高い豪奢な家具を組み合わせていたのに対して、シンプルなアイテムも織り交ぜる引き算のコーディネートを行います。テイストが異なる家具を用いても、使用するカラーを統一することで、まとまりのある空間となります。
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詳しくはこちら>>ラグジュアリーな空間は上質で洗練されていて、非日常感がありながらも華美過ぎず、居心地がよいことが魅力です。最近できた高級ホテルをイメージした、ホテルライクな空間に通じる部分があります。また、ラグジュアリーな空間はアイテムの質が重要なため、上質なアイテムを揃えることで、長く使えるインテリアになります。
そんなラグジュアリーな空間は、ホームパーティーを催すのにも向いたインテリアスタイルです。非日常的なテーブルコーディネートが映える空間で、ゲストにくつろいで過ごしてもらえます。
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詳しくはこちら>>洗練されたラグジュアリーな空間をつくるには、カラーコーディネートがポイントとなります。
ラグジュアリーな空間に見せるには、インテリアに明度や彩度が低めのカラーを使うのが基本です。主張し過ぎないカラーを主に使うことで、モダンで上質な雰囲気を醸し出します。また、インテリアに使用するカラーが多いと、雑然とした印象からチープに見えやすいため、色数を抑えることもポイントです。
インテリアのカラーコーディネートは、ベースカラーとアソートカラー、アクセントカラーに分けて考えます。ベースカラーは基調色とも呼ばれ、空間の70%程度とするのが目安です。ベースカラーは、主に天井や床、壁などの内装材に使用します。アソートカラーは従属色ともいい、空間の25%程度とします。アソートカラーを用いるのは、主に建具や家具、カーテン、ラグといったアイテムです。
ラグジュアリーな空間を目指すには、ベースカラーやアソートカラーには、ニュートラルカラーやオフ・ニュートラルカラーが向いています。ニュートラルカラーは彩度がないカラーをいい、黒やグレー、白が該当します。オフ・ニュートラルカラーとは、彩度が低いベージュやアイボリーといったカラーです。なかでもラグジュアリーな空間のベースカラーとして向いているのは、ホワイトやベージュです。アソートカラーには、ニュートラルカラーのグレーやグレージュ、ブラックのほか、ダークブラウンも向いています。
アクセントカラーは空間の5%程度に使うのが目安です。主に、壁面装飾やクッション、オブジェといったアイテムに用います。アクセントカラーに主張の強いカラーを使うと、空間にメリハリを生む効果があります。ラグジュアリーなインテリアのアクセントカラーには、モスグリーンやバーガンディ、パープルなどが向いています。また、ゴールドはラグジュアリーなイメージのあるカラーですが、ベースカラーやアソートカラーに使うと華美になり過ぎるため、アクセントカラーに使うのがおすすめです。
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詳しくはこちら>>ラグジュアリーな空間をつくるためには、上質な素材を使った家具や小物を揃えることが大切です。洗練されたラグジュアリーな空間を実現するためのインテリアの選び方や、リノベーションのコツを紹介していきます。
ラグジュアリーな空間の壁材としておすすめなのは、海外の紙壁紙です。日本の壁紙はビニル壁紙が主流で、白やベージュなどの無地のものが中心です。海外の壁紙は紙壁紙が中心であり、柄物がほとんどです。美しい柄のものが多く、発色のよさと紙壁紙ならではの質感のよさも魅力となります。海外の紙壁紙には、ラグジュアリーな空間に合うクラシックモダンの柄もあります。
海外の紙壁紙は、大胆な柄や色使いでインパクトがあるものも少なくありません。部屋全体に貼るとうるさく見えてしまうような柄は、壁の一部分に使って、アクセントウォールにするのがおすすめです。
大理石やライムストーンなどの石は、優雅な印象を与える素材です。大理石調やライムストーン調のタイルもありますが、風合いのよさは本物の石にはかないません。大理石やライムストーンは屋内の壁材や床材として使われています。また、大理石の天板のテーブルは多様なデザインのものがあり、シンプルで上質な空間にも、クラシックとモダンな融合した空間にも合うアイテムがあります。
木製の家具は無垢材を使用したものや、薄くスライスした天然の木を合板に貼った突板貼りのものを選ぶのがポイントです。天然の木ならではの質感が感じられ、木目が印刷されたプリント合板の家具とは、風合いに違いがあります。
世界三大銘木と呼ばれるウォールナット・マホガニー・チークのなかでも、ウォールナットは今でも流通量が多く、高級な樹種として人気があります。ウォールナットは木目が美しく、重厚感が感じられ、経年変化を楽しめることから、ラグジュアリーな空間にマッチする樹種です。
ウォールナットなどの木製の家具は重厚感がありますが、木製の家具だけでコーディネートをすると、重い印象の空間になりがちです。そこで、ガラスの天板のテーブルやオブジェ、あるいは金属製の脚の家具を取り入れるのがおすすめです。モダンな要素がプラスされるとともに、抜け感が生まれて軽やかな印象になります。
日本の住まいでは、一室にシーリングライトなど一灯をつけた一室一灯照明とされることが多いです。ラグジュアリーな空間をつくるには、天井の主照明のほか、ブラケットやスタンド、建築化照明による間接照明を取り入れたい多灯照明にすることがポイントです。複数の照明を組み合わせることで室内に光の陰影が生まれて、おしゃれでリラックスできる空間となります。
ラグジュアリーな空間のリビングの主照明は、シャンデリアがマッチします。特に、クリスタルビーズを使ったタイプは、ガラスに反射した光が美しく、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出します。ただし、シャンデリアは重量によっては、天井の補強工事が必要になる点に注意が必要です。リノベーションを行う場合には、プランの検討段階でシャンデリアを決めておけば、必要に応じて天井の補強工事を組み込めます。
また、多灯照明にするために取り入れやすいのはテーブルスタンドです。サイドテーブルやコンソールの上にテーブルスタンドを置くと、ホテルのような雰囲気を醸し出せます。
ラグジュアリーな空間へのリノベーションでは、コーニス照明やコーブ照明といった建築化照明を設置するのがおすすめです。コーニス照明は下がり壁をつくって照明器具を仕込み、壁面を照らす間接照明です。壁面を飾ったアートを照らす、アクセントウォールとコーニス照明を組み合わせてより印象的な空間にするといった使い方もできます。コーブ照明は折り上げ天井にして照明を仕込み、天井を照らす間接照明をいいます。コーニス照明やコーブ照明を取り入れると、柔らかな光で包まれた空間になります。
ラグジュアリーな空間をつくるにはオブジェなどの小物は、上質で大きめのアイテムを厳選して置くこともポイントです。細々と小さなものを置くと、チープに見えてしまいやすいです。壁面にアートを飾る場合も、小さなものを複数飾るよりも、大きめのものを一つ飾る方が向いています。同様に観葉植物も、背の高いものを選ぶのがおすすめです。ホテルのロビーや客室に飾られている小物をイメージして、こだわりのアイテムを揃えましょう。
重厚感のあるアイテムや豪奢なアイテムばかりを揃えると、重く古めかしいイメージになりがちです。そこで、モダンな雰囲気のあるラグジュアリーな空間を目指すには、足し算と引き算のバランスを大事にすることが大切です。
たとえば、クリスタルビーズを使ったラグジュアリーなシャンデリアを取り付けるのなら、家具はシンプルなデザインのものを選ぶことで、シャンデリアが映える空間になります。大きな柄が美しい海外の紙壁紙を貼る場合やモールディングを施す場合も、家具はシンプルなデザインのタイプが向いています。あるいは、木彫りの細工がされたクラシックなデザインのキャビネットやテーブルを用いる場合は、直線のラインのシンプルなソファを合わせます。
クラシックなアイテムを取り入れる場合は、モダンなアイテムよりも控えめなボリュームとしましょう。
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詳しくはこちら>>リノベーションで、シンプルでありながらもラグジュアリーリビングダイニングを実現した事例を紹介していきます。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=115
厳選したアイテムにより、シンプルでスタイリッシュな上質な空間を実現した事例です。
フローリングは、天然木をのこぎりで2mm程度の厚みに切って合板に貼った、挽板フローリングを使用。天然木を0.3mm~1㎜程度の厚さにスライスして合板に貼った、突板フローリングよりも木材の厚みがあり、無垢材と遜色ない質感のよさが感じられます。
また、ダイニングセットやサイドボードはダークブラウンに統一されていますが、細身のフォルムのため、軽やかな印象です。背の高い観葉植物がラグジュアリーな空間にマッチしています。
リビングは石の天板のテーブルが、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。厳選した小物を配して空間にゆとりがあることも、風格を感じさせます。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=85
リビングダイニングの一面の壁をグレーのタイル貼りのアクセントウォールとした事例です。ダイニングチェアの張地にも使われているグレーは、ベースカラーのダークブラウンと相性がよく、上品な印象を与えます。また、ゴールドのシェルフや照明器具がアクセントとなり、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=7
ダークブラウンの天井や家具に、グレージュのカーペットを合わせたシックなカラーコーディネートが上品な印象の事例。天井は無垢材のウエスタンレッドシダーの天然オイル仕上げで、質感のよさが感じられるとともに、自然な木目が空間にメリハリを与えています。
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詳しくはこちら>>キッチンは住宅設備のなかでも、グレードによる価格差が大きいのが特徴です。また、壁材や床材の素材によっても、キッチンの雰囲気は変わります。リノベーションでラグジュアリーな雰囲気が漂うキッチンを実現した事例を紹介します。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=7
人工大理石の風合いのよさが魅力の美しい佇まいの造作キッチン。人工大理石はグレードによって質感が異なり、高価なものは石に近い風合いがあります。また、手元を照らす棚下のダウンライトは、キッチンの壁面を照らす間接照明の役割も果たしていて、“魅せるキッチン”となっています。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=119
背面のモザイクタイルが美しい、オープンキッチンが主役の事例。セカンドハウスとして使われているマンションです。整然とグラス類が収められたキャビネットや吊棚、ダイニングのおしゃれなシャンデリアなどが、非日常的なレストランを彷彿させます。ダークブラウンを基調とした空間にクラシカルなヘリンボーン張りのフローリングがマッチし、格式高い雰囲気を演出しています。
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詳しくはこちら>>寝室は心身の疲れを癒せるリラックスできる空間としたい場所です。そんなラグジュアリーな寝室のお手本となるのはホテル。ラグジュアリーでありながらもくつろいで過ごせるホテルライクな寝室の新築の事例を紹介します。
https://www.816chubu.jp/interior/bed_room/index.html
装飾性の高い壁紙のアクセントウォールが映える寝室の事例。ダークブラウンを基調としたインテリアコーディネートの落ち着いた温かみのある空間に、壁紙による華やかさがプラスされています。
https://earnest-arch.jp/gallery/slideshow/160.html
ディスプレイされた小物が美しいスタイリッシュな寝室の事例。グレージュを基調としたカラーコーディネートが上品な印象で、ベッドまわりのファブリックやカーペットからは質感のよさが感じられます。飾り棚の間接照明も、ラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
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詳しくはこちら>>中古マンションをラグジュアリーな空間にリノベーションするには、どの程度の費用がかかるのでしょうか。ラグジュアリーな空間へのフルリノベーションの費用の相場や、一般的なリノベーション費用よりも価格が上がる理由について解説していきます。
中古マンションをラグジュアリーな空間にリノベーションする場合の費用相場は、フルリノベーションで1000万円~2000万円程度です。一般的にマンションのフルリノベーション費用は、専有面積70㎡で1000万円程度が相場ですので、ラグジュアリーな空間をつくる場合は高めになります。
ラグジュアリーな空間をつくるには、主だったアイテムは上質なものを選ばなければ、安っぽく見えてしまうことが、費用が高めになる要因です。たとえば、キッチンはグレードによる価格差が大きく、100万円程度のものから1000万円を超えるものまであります。100万円のキッチンと300万円のキッチンでも、扉や天板の人工大理石の質感に違いがあります。
また、壁紙の貼り替え費用は、ビニル壁紙は量産品であれば1000円/㎡程度ですが、海外の紙壁紙の場合はものにもよりますが、2500円/㎡はかかります。フローリングの張り替え費用も樹種による違いもありますが、突板フローリングよりも挽板フローリング、さらに無垢フローリングの方が高価です。また、タイルよりも天然の石を貼る方が質感がよく高価ですが、風合いのよいタイルもあります。
ラグジュアリーな空間へのリノベーションでは、素材にこだわるほど費用が高額になりがちです。予算内で上質な空間をつくるには、ラグジュアリーな雰囲気の演出に効果的な費用配分のプランになるように、リノベーション会社などのプロに相談しましょう。
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詳しくはこちら>>モダンな要素をプラスしたラグジュアリーな空間は、非日常的でありながらも、くつろいで過ごせる空間となります。様々なインテリアスタイルがありますが、ワンランク上の住まいを目指すなら、ラグジュアリーなインテリアへのリノベーションがおすすめです。