住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

トイレについて考えるときに押さえたいポイント

トイレとはどんな場所であり、どういうポイントを抑えるべきなのでしょうか。本記事ではそれを掘り下げにいきます。

チェックポイントのイメージ

前回、こちらの記事では「トイレとはどんな場所?」を整理してみました。当たり前のようなことではありますが、あらためて考えておくことで、「トイレを考えるときのポイント」にあたりをつけやすくなります。中古マンションのリフォームやリノベーションを考えている方はもちろん、これから新居を探される方にも是非知っておいていただきたい知識です。

さて、今回は「トイレについて考えるときに押さえたいポイント」を整理します。どんなトイレが好ましいかは、家族構成、ご家族の方のご年齢、好みなどによってもちろん変わってきますが、基本的な観点を押さえておくことで「どんなトイレにするか」または「どんなトイレならば問題ないか(合格点か)」を決めやすくなります。

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■トイレとはどんな場所?をもういちど押さえよう

「トイレとはどんな場所?」について、前回記事では三つ挙げました。

「狭くて、落ち着く」場所

「用を足して、手を洗う」場所

「トイレ用品を収納する」場所

・・・ということで、(ちょっと無理やり)一言で言うと、トイレには少なくとも「落ち着けて」、快適に「用を足せて」、且つ「手を洗うことができ」、 「トイレ用品をしっかり収納する」役割や機能が必要、ということですね。これを踏まえつつ、ポイントを整理してみましょう。

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■ポイント①壁のデザイン

壁のデザイン?リビングじゃないからこだわらなくてもよいのでは?

といってあなどるなかれ。トイレは狭くて落ち着き、なんとなく長居をしてしまう空間であり、モノが少なく、その中にある様々なものがいやでも目についてしまうもの。だからこそ、四方を取り囲む壁のデザイン次第でトイレの雰囲気は様変わりし、その印象は大きく変わります。

トイレについてはほとんどの人が、「ちょっと汚れていても致し方のない場所」とそんなに期待値が高くありません。そんな場所がちょっとおしゃれに演出されていれば、家全体の印象もよくなるでしょう。リビングなどではそうもいきませんが、トイレならば、壁のデザインをちょっと変えるだけで雰囲気はずいぶんと変わります。

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■ポイント②収納の有無と種類

狭いからこそ大事な役割を果たすのが、収納です。

トイレに置いておくものといえば、トイレットペーパー、トイレ掃除用のブラシ、洗剤、トイレを拭くシート類やナイロン製手袋などなど。そのままトイレ内に置いておいても大抵邪魔になるだけでなく、見た目もよいものではありません。こうしたものは、できれば収納を作って、しまっておければよいですね。

また、スペースの関係上、ちょっとした倉庫のような収納を用意することができないこともあります。その場合、トイレの上部の空間には何もないことが多いので、そこに棚を設置して収納のように利用する手もあります。一口に「収納」といっても、しっかりモノをしまえるものもあれば、収納というより棚のような簡易のものもあります。トイレのスペースに応じて、種類を選ぶようにしましょう。

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■ポイント③手洗い器の有無と種類

今では手洗い付きのロータンク便器もポピュラーになっていますので、手洗い器を単体で考えなくてよい場合もあります。しかし、手の洗いやすさや、手洗いスペースの活用の幅を考えると、手洗い器を設置するかどうか、設置するとした時にどんなものを設置するかは、考えておきたいものです。

ちなみに、「手洗いスペースの活用の幅」というのはどういうことか、捕捉しましょう。

例えば、手洗い器といっても色々あり、手洗い器自体の形(ボウル型、角型など)はもちろん、どこに設置するか(壁に埋め込む「埋め込みタイプ」、壁にかける「壁掛けタイプ」、カウンターを設置してその上に手洗い器を載せる「カウンタータイプ」など)によってもバリエーションは分かれます。カウンタータイプにすれば、手洗い器以外にちょっとしたものを置くこともできます。また、カウンターの下に収納、上に鏡や照明を設置すれば、トイレは用を足すだけでなく化粧直しもできる「パウダールーム」へと変貌します。手洗いスペースを十分活用できれば、そこでできることもかなり変わってきます。活用の幅、というのはそういうことですね。

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■ポイント④レイアウト

レイアウトは、「トイレ内に何を設置するか」を前提に整理するのが良いでしょう。便器があるのはもちろんですが、手洗い器の有無と種類、収納の有無と種類、鏡の有無などなど、トイレ内にどんなモノがあるか、そのモノで何ができるかによって、望ましいレイアウトは変わってくるものです。

・鏡やカウンタータイプの手洗い器を置いて、扉から見て手前側に鏡や手洗い器を設置したい

・トイレの扉を開けた際、トイレと正対するより横に眺めるほうが良い

などなど、ちょっとした好みを反映させることで、使い勝手は大きく変わってきます。

ということで、本記事では、トイレについて考えるときに押さえたいポイントを整理しました。もちろん、ここで整理したポイント以外にも、例えば、ご家族に介護が必要な方がいらっしゃる場合は手すり等を設置する、といったことも考えられます。ここで押さえたのはあくまでも基本的なこと。ご自身のご家族構成やご事情を踏まえ、「誰がどんなふうにトイレを利用するのか」を今一度整理してみると、望ましいトイレの姿が見えてくるのではないでしょうか。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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