住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

新築住宅と中古住宅の水回り設備はどう違う?【台所・お風呂・トイレ】

新築住宅と中古住宅との違いは、建物自体の新しさだけではありません。台所やお風呂、トイレなどの水回り設備の性能にも違いがあります。新しい水回り設備は最新技術によって使いやすくデザイン性にも優れたものが多いですが、中古物件であってもリフォーム・リノベーションにって最新の設備にすることは可能です。

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■新築住宅と中古住宅の水回り設備の違い

最新式の水回り設備は、機能性やデザイン性に優れています。例えば浴室に洗濯物を干して乾かすことができる浴室乾燥機や、自動洗浄機能のついたトイレなど、古い住宅にはなかった設備が新しい住宅には備えられていることがあります。ただし、最新式の設備は高価なものもあるため、新築住宅だからといって最新式の設備が備えられているとは限りません。

・中古住宅もリフォームで最新式の設備に

最新式の設備を導入するには、中古住宅を購入してリフォーム・リノベーションで設備を変更する方法もあります。工事費用は設備機器の値段だけでなく、工事内容によって異なります。足場を設けたり工事日数がかかったりと工事が大掛かりになる場合は、工事費が高くなることもあります。エレベーターがないマンションや、玄関が狭くて設備が搬入できない場合など、別途運搬費用が必要となる場合もあるため注意が必要です。

・水回りリフォームで確認するべき制限や規約

中古住宅を選ぶ際には、リフォームに制限がないか確認しましょう。構造によっては間取り変更ができない場合や、現在とは電気容量や水圧が異なる場合などがあります。また、中古マンションの場合は、水回りのリフォームについて規約が設けられていることがあるため、あらかじめ内容の確認が必要です。

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■新築と中古の台所設備の違い

新築と中古の台所設備では、キッチンの形状や機能性、収納力などに違いがあります。キッチンを最新式のものにすることで、きれいで新しくなるだけでなく、調理や掃除などもしやすくなります。

・キッチンの種類

・I型キッチン:壁に向けてシンクやコンロが一列に並んでいる
・L型キッチン:L型に配置されている
・アイランドキッチン:キッチンが島のように独立している
・対面型キッチン:キッチンがリビングやダイニングに向けて設置されている

昔はI型やL型のキッチンが一般的でしたが、最近の新築住宅の台所ではアイランドキッチンや対面型キッチンなどが人気です。リビングやダイニングとのコミュニケーションがとりやすく、複数人での作業にも向いています。自動調理機能などがついたキッチンを選べば、調理を楽に済ませることもできます。キッチンの種類については「キッチンにはどんなバリエーションがある?」でも詳しくご紹介しておりますので、ご覧ください。

・シンクや換気扇の掃除のしやすさ

最近のシンクやコンロは汚れにくい加工が施されており、手軽にきれいな状態を保つことができます。また飛躍的に手軽になったのが、換気扇の掃除です。

古いレンジフードはプロペラ式でしたが、最近は「シロッコファン」という、ダクトを使って換気するタイプがよく採用されています。高速で回転するため油がたまりにくく、ファンも食洗機で洗えるものが多くなっています。なかには自動洗浄機能がついた機種もあります。

・キッチンの収納力

新築住宅のキッチンの収納は開き戸でなく、デッドスペースが少ない引き出しタイプやスライド式がスタンダードです。お鍋などを重ねなくても収納できたり、背の低いものをしまう場所があったりと、収納力が高まり使いやすくなっています。

古いキッチンの吊戸棚の「手が届きづらい」というデメリットを解消したのが、ラックが上げ下げできる昇降式の吊戸棚です。踏み台に乗らなくても奥の方まで手が届くため、普段使いのものも収納することができます。

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■新築と中古のお風呂の設備の違い

浴室の工法には、「在来工法」と「ユニットバス(システムバス)」の2種類があります。
築年数の古い中古住宅では在来工法が見られることもありますが、新しい住宅の多くはユニットバスです。

・在来工法:浴室を一部屋としてとらえ、下地で防水し、その上からタイルなどで仕上げる。自由なデザインが可能。
・ユニットバス(システムバス):浴槽や床、天井などのパーツを工場で組み立てて製造している。現場では出来上がったものを組み上げるだけとなっており、工期が短い。

中古住宅での浴室リフォームでは、ユニットバスを入れ替えるか、在来工法で好きな浴室をつくるかします。

ユニットバスの場合、メーカーによってある程度、浴槽や浴室の大きさが規格化されており、その中から選択することとなります。最近では、数センチ刻みでサイズをオーダーできるユニットバスもあり、現在のお風呂に合わせて好きなサイズを選ぶこともできます。

・浴室設備の掃除のしやすさ

浴室は湿度が高いため、汚れやカビが気になる場所です。最新式のユニットバスでは、汚れや傷がつきにくく、乾きやすい素材の床や浴槽が多くみられます。また、床に目地がないタイプや、床面を自動で洗浄できる機能がついているものなどもあります。

また、排水口もゴミや髪の毛が捨てやすい構造になっているものが増えました。素材も汚れがつきにくかったり、抗菌・抗カビの特殊コーティングがされていたりと工夫が見られます。

・浴室の安全性、快適性

特に高齢者においては、居室と脱衣所、浴室の温度差によって血圧が急激に上下する「ヒートショック」という事故が問題となっています。ときには脳卒中などを引き起こし、命が危険にさらされることもあるため、注意が必要です。

ヒートショック対策のために、新築住宅の浴室では断熱材を入れたり浴槽の保温性をあげたりと、温度差が少なくなる工夫がされています。また、安全対策として、暖房機能やすべりにくい床材、浴槽の手すりなども増えています。

さらに入浴タイムを快適に過ごすための機能として、グレードが高いユニットバスでは、浴室テレビやオーディオ、家庭用ミストサウナなどが採用されることもあります。

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■新築と中古のトイレの設備の違い

最新式のトイレのイメージといえば、タンクレスや自動開閉式などが思い浮かぶ方も多いと思いますが、それだけではありません。デザインや機能性にこだわった機種が多数出ており、汚れにくさや掃除のしやすさも格段にアップしました。トイレは毎日何度も使うもののため、ぜひ検討してみてください。

・タンクレスなどのデザイン

最近のトイレ設備は昔のような一律のデザインではなく、各社デザイン性にこだわっています。タンクレスや凹凸を極力なくしたシンプルなデザインのものも多く、省スペース化されているため、狭いトイレでも広々と使うことができます。

またつなぎ目や凹凸を少なくしたことで、汚れがつきにくく掃除もしやすくなりました。跳ね防止のため便器のフチを立ち上げるなど、見た目だけでなく機能性にも優れたデザインとなっています。

・最新式トイレの機能

便座に近づくと自動で蓋が開く機能のついたトイレも一般的になりました。使用後には自動で水が流れて自動で蓋が閉まるため、一度もトイレに手を触れる必要がなく感染を防ぐことができます。

清潔に保てる工夫も多岐に渡り、尿の飛び散りを防ぐためにクッションのような泡が発生するもの、除菌水で流すたびに黒ずみや臭いを抑えるもの、強力な水流で汚れをしっかり流すものなど、メーカーによって機能はさまざまです。節水や節電にも優れています。

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■まとめ

新築住宅であっても、築10~20年ほどたつと水回りに不具合が出てきてリフォームが必要となります。水回りのリフォームはバラバラにおこなうよりも、一度におこなった方が工事費や商品代金が安く済むことがあるため、まとめて考えるのがおすすめです。新しい設備は見た目や使い心地が良いだけでなく、汚れがつきにくく掃除も格段に手軽になります。ぜひ検討してみてください。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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