住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

寝室の大きさ別のレイアウトアイデアから、安眠/快眠を助ける寝室インテリアコーディネートをご紹介。

寝室のサイズによって置くことができるベッドのサイズは異なります。ベッドのサイズや寝室の大きさ別のレイアウト例から、安眠や快眠を実現するための壁紙やカーテン、照明といったアイテムの選び方まで、理想の寝室の作り方を解説します。

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■ベッドサイズと【4畳半・6畳・8畳】寝室の大きさ別レイアウトアイデアをご紹介

シングルやダブルなどベッドには様々なサイズがあります。一般的なベッドサイズを紹介したうえで、部屋のサイズごとに向いているベッドサイズについて解説していきます。

・基本的なベッドサイズ

一般的にベッドのマットレスのサイズは、メーカーによる違いが多少ありますが、シングルは幅97cm、セミダブルは120cm、ダブルは140cm、クイーンは160cm、キングは180cmです。長さはいずれも195cmになります。シングルは1人用、セミダブルは1~2名用、ダブルは2名用、クイーンやキングは2人でゆったりと使うか、子供を入れて3人で寝るのにも向いたサイズです。

実際のベッドのサイズはフレームも含まれたサイズになるため、商品によって幅が異なります。

・ベッドまわりに必要な寸法

部屋いっぱいのサイズのベッドを置いてしまうと、ベッドの横を通ったり、ベッドメイキングをしたりするときに支障をきたします。ベッドの横の通路スペースは、60cm以上を確保しておきます。片側を壁に寄せて配置する場合も、壁にピッタリとつけるのではなく、布団の厚みの分やベッドメイキングのためのスペースとして、10cm程度空けておくことが必要です。ベッドの足元側にもスペースがないと不便ですので、50cm以上空けておきます。

・4畳半の寝室のベッドサイズと配置

4畳半の寝室に合ったベッドサイズは、シングルベッドまたはセミダブルベッドです。ダブルベッドを置くと、部屋の大半がベッドになってしまい、圧迫感があります。ドアの開閉スペースを確保するため、壁際にベッドを配置して、手前にナイトテーブルを置きます。

・6畳の寝室のベッドサイズと配置

6畳の寝室の場合は、無理なくダブルベッドを置くことができます。部屋の形状にもよりますが、360cm×270cmの6畳では、長辺側の真ん中にベッドを配置して、左右にナイトテーブルを置くことも可能です。2人でゆったり寝たい場合は、クイーンベッドも選択肢に入ります。クイーンベッドを置く場合は壁際に配置して、手前にナイトテーブルを置くとスッキリと見せられます。

・8畳の寝室のベッドサイズと配置

8畳の寝室の場合、ダブルベッドのゆとりを持っておくことができます。部屋の形状にもよりますが、ベッドの左右にナイトテーブルを配置して、さらにデスク、あるいはドレッサーなどを並べて置ける余裕があります。クイーンベッドを置く場合も、左右にナイトテーブルを配置することが可能です。

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■色が与える効果から寝室におすすめの色の使い方まで、壁紙の配色について詳しく解説。

色は心理的な効果をもたらすため、寝室で多くの面積を占める壁の色は、睡眠に大きく関わってきます。寝室には、リラックスしてゆったりとした気持ちで過ごせる色の壁紙が向いています。

寝室の壁紙に向いているのは、自然界にあるアースカラーの青と緑、茶色です。青は精神を鎮静化させる効果があるため、イライラして気持ちが高まっているときに、気持ちを落ち着かせる効果が期待できます。緑は安心感を与えたり、気持ちをリラックスさせたりする効果がある色で、目の疲れを癒す効果も期待できます。茶色は緊張を和らげるとともに、落ち着いた気持ちにさせる色です。

ただし、寝室の壁紙全体を青と緑、茶色にすると、特に明度の低い濃い色の場合は圧迫感があり、かえって落ち着かない雰囲気になってしまいます。壁紙は白やベージュなどの淡い色をベースとして、青と緑、茶色の壁紙はアクセントクロスとして一面のみに貼るのがおすすめです。

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■安眠できる寝室のカーテンの選び方をご紹介

カーテンも寝室の印象を大きく左右するアイテムです。寝室のカーテンはデザイン面にこだわるだけではなく、安眠のためには光を遮る工夫も必要になります。

・寝室は光を遮る遮光カーテンがおすすめ

一般的なカーテンでは窓から外部からの光が入るため、安眠の妨げになります。そこで、寝室には、光を遮る遮光カーテンがおすすめです。遮光カーテンは遮光性能によって1~3級の等級に分かれ、1級は遮光率99.99%以上、2級は遮光率99.8%以上99.99%未満、3級は遮光率99.40%以上99.8%未満です。1級はきちんとカーテンを閉めると、ほぼ真っ暗の状態になり、日中に睡眠をとる人や真っ暗な環境で眠りたい人に向いています。しかし、1級の遮光カーテンを寝室にかけていると、朝が来ても気づかずに寝過ごしてしまうことが懸念されます。人の表情がわかる程度で適度に光を遮る2級や3級の遮光カーテンを用いると、朝日とともに自然に目覚めやすいのでおすすめです。

ただし、遮光カーテンは種類が限られているため、デザインにこだわって選びにくいのが難点です。オーダーカーテンの場合は、遮光カーテン以外のカーテンも遮光生地を縫い合わせることで遮光カーテンにすることができます。

・防炎カーテンを選ぶと安心

防炎カーテンは繊維を加工することで防炎性能を高めた燃えにくいカーテンのうち、日本防炎協会の防炎性能基準試験に合格したものをいいます。防炎カーテンは燃えないわけではありませんが、火災が発生したときに火が燃え移りにくく、燃え広がりにくいため、カーテンによる延焼を抑えられます。寝ている間に火災が広がってしまうのを防ぐために、寝室は防炎加工がされたカーテンを選ぶことが望ましいです。また、消防法によって、11階建て相当の31m以上の建築物は防炎カーテンの使用が義務づけられており、マンションも対象になります。

・寝室のカーテンの色やデザインの工夫

寝室のカーテンでおすすめなのは、壁紙と同様に気持ちを鎮静化させる青や気持ちを落ち着かせる緑。また、暖色系の黄色やオレンジも居心地のよさを感じさせる色のため、寝室のカーテンに向いています。カーテンに用いた色をベッドカバーや枕カバーに使うとまとまりのある雰囲気になります。あるいは、青い壁紙をアクセントクロスとして貼り、青の小花柄のカーテンをかけるといった組み合わせをすると、遊び心も感じられる空間となるでしょう。

また、カーテンレールを木製やアイアンの装飾レールにする、タッセルをカーテンと共布のものではなくロープタッセルにする、といった手法でも寝室をおしゃれに見せられます。

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■快眠を導く!おすすめ寝室照明アイデアをご紹介

寝室の照明の光の色はオレンジがかった色味の電球色を選ぶと、暖かみのある雰囲気になり、リラックスして過ごせます。寝室の照明器具は、電球や蛍光灯、LEDなどの光源が直接見えるタイプはまぶしさを感じることがあり不向きです。乳白色のアクリルやガラスのカバーで覆われたタイプの照明器具は柔らかな光が広がるので向いています。

また、天井のシーリングライトやシャンデリアなどの全体照明と、テーブルスタンドやフロアスタンドと組み合わせるのもポイント。光にムラができて陰影のある空間になり、雰囲気のある寝室がつくれます。

さらに、夫婦で使う寝室などでは相手の眠りを妨げない工夫が必要です。読書のためのスタンドやブラケットは角度が調整できるものを選び、相手に光が当たりにくいようにします。夜中にトイレに立つときのためにフットライトを取り付けておくなど、安全に移動できる足元の灯りも用意しておきましょう。

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■まとめ

寝室は一日の疲れが癒され、質のよい睡眠がとれる場所にしたいものです。寝室の使いにくさを感じないように、ベッドまわりに必要な寸法を確保できる、部屋のサイズに合ったベッドを選ぶことが大切です。壁紙やカーテン、照明器具の選び方を工夫して、リラックスして過ごすことができる空間をつくりましょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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