住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

ソファの選び方のポイントは?種類からレイアウトまで徹底解説!

ソファはリビングのメインとなる家具。リノベーションした空間にマッチするソファを選びたいですよね。ソファは空間のイメージを大きく左右するとともに、リビングの過ごしやすさにも関わるため、ライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。そこで、ソファの種類や部位別の選び方のポイントなどを解説していきます。

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■ソファのサイズの目安

ソファのサイズは1人分の座面の幅60cmが目安です。たとえば、ひじ掛けの幅が15cmずつとすると、1人掛けソファは幅90cm、2人掛けソファは幅150cm、3人掛けソファは幅210cmになります。

一般的なソファのサイズの幅の目安は、1人掛けソファ60~110cm、2人掛けソファは140~170cm、2.5人掛けは170~180cm、3人掛けソファは180cm以上です。3人掛けソファの中には座面は2分割のデザインのタイプもあります。

ソファのサイズは、設置する場所や使用する人数に合わせて選びましょう。

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■ソファの種類

ソファには形状などによる種類があります。それぞれの特徴を知って、設置する場所やスペースの広さ、目的にあったものを選びましょう。

・スタンダードタイプ

スタンダードタイプのソファはストレートソファとも呼ばれ、一般的な形状のソファです。1人掛けソファはパーソナルソファ、2人掛けソファはラブソファとも呼ばれています。スタンダードタイプは直方体に近い形状のため、レイアウトしやすいことがメリットです。一方で足を伸ばして座れないことがデメリットに挙げられます。スタンダードタイプで足を伸ばして座りたいときは、オットマンを使う方法もあります。

・カウチソファ

カウチソファとは背もたれよりも座面が長く、足を伸ばして横になれるタイプのソファをいい、シェーズロングや寝椅子とも呼ばれています。カウチソファには2種類あり、ひとつは短い背もたれか、あるいはヘッドレストがついた1人用のタイプで、座る場合は2人で使うことも可能です。もうひとつはスタンダードタイプのソファに足を伸ばす座面が長いソファが組み合わされたもので、L字型ソファとも呼ばれ、オットマンを組み合わせることで、座面を長く確保しているタイプもあります。L字型ソファのタイプは座面の長さにもよって、座る場合は3~4人で利用できます。

カウチソファは、足を伸ばしたり寝ころんだりするなど、くつろいで過ごせることがメリットです。ただし、L字型ソファのタイプは設置するために広いスペースが必要です。また、足を伸ばす座面が長いソファが左右どちらにつくか向きが決まっているため、模様替えがしにくいというデメリットもあります。

・コーナーソファ

コーナーソファとは部屋のコーナー部分に置くためのソファで、コーナー部分用のソファや、1人用や2人用、3人用のソファのパーツを組み合わせて設置します。コーナーソファもL字型ソファと呼ばれることもあります。コーナーソファは設置場所や使用する人数に合わせて、パーツを自由に組み合わせられることがメリットです。ただし、広い設置スペースが必要になります。

・オットマン

オットマンとはソファの一種で、ソファの前に置いて足を載せる台として使用するもので、背もたれはありません。オットマンは座ることも可能で、トレーを置いてテーブル代わりにするといった使い方もできます。オットマンはソファで足を伸ばして座りたいけでれども、カウチソファを置くスペースがない場合や、多用途で活用したい場合に向いています。

・ベンチタイプ

ベンチタイプはベンチのような形状の座面の奥行が狭い、コンパクトなソファのことです。ベンチタイプには、背もたれのあるタイプと背もたれがないタイプがあります。背もたれのあるタイプはくつろいで過ごせるため、1人暮らしや2人暮らしの住まいのメインソファにも向いています。背もたれのないタイプはよりコンパクトなため、来客用におすすめです。

・ローソファ

ローソファとは座面の高さが低いソファをいいます。ローソファは圧迫感がなく、目線が下がるため、空間が広く感じられることがメリットです。また、和モダンのインテリアコーディネートにも合わせやすいことも特徴です。ただし、座面の高さが低いため、立ち座りがしにくいことがデメリットに挙げられます。

・フロアソファ

フロアソファとはローソファの中でも脚がなく、床に直接置くタイプのソファをいいます。形状によってはこたつと組み合わせられるなど、座椅子感覚で使えるため、床座の生活に慣れている人に向いています。また、フロアソファは座面が低いことから、赤ちゃんなど小さなお子さまのいる家庭でも安心して使えることがメリットです。さらに床に近い高さなのでくつろいで過ごしやすい、大人数で集まったときにソファに座っている人と床に座っている人の目線に差がないといった魅力もあります。一方で、立ち上がりにくい、ソファの座面のクッションが薄いためへたりやすいといった点がデメリットに挙げられます。

・リクライニングソファ

リクライニングソファとは背もたれが倒れるタイプのソファをいい、足を載せるためのフットレストが前に出て来るタイプが多いです。リクライニングソファには手動式と電動式がありますが、リモコンで簡単に操作できる電動式が主流になってきました。リクライニングソファの設置にあたっては、背もたれが倒れる部分のスペースも確保することが必要です。

・ソファダイニングタイプ

ソファダイニングタイプは、ダイニングテーブルと兼用するためのソファです。低めのダイニングテーブルと合わせて使用するため、座面の高さは一般的なソファより高めで奥行は浅めです。LDが10畳以下で、ダイニングセットとソファを置くと窮屈になってしまうケースに向いています。

・ソファベッド

ソファベッドとは、変形させることでソファとしてもベッドとしても使用できる家具です。ソファからベッドへ変形させるには、背もたれを倒すタイプと座面を引き出すタイプがあります。ソファベッドは、一人暮らしでソファとベッドを置くスペースがとれないケースなどに向いているほか、来客用の寝具としても活用できます。

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■ソファの座り心地を決めるのは内部構造

ソファを選ぶときにはデザイン面ももちろん気になるところですが、座り心地を大きく左右するのは内部構造です。そこで、ソファの基本的な構造について知っておきましょう。

・ソファの基本的な構造

ソファを構成する主な要素は木枠とスプリングやバネ、ウレタン、張地です。ソファの座面は、衝撃吸収材のスプリングやバネの上をウレタンなどのクッション材、綿で覆い、張地が張られて仕上げられています。スプリングやバネ、ウレタンの種類や質によって座り心地や耐久性は大きく異なります。

ソファを購入するときには、ソファの内部に何が使われているか確認し、座り心地の好みや費用を踏まえて検討しましょう。

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■ソファの内部構造の種類1:スプリング・バネ等

ソファの内部で衝撃を吸収する役割を担う、スプリングやバネなどの主な種類を解説していきます。座り心地の好みもあるため、高価なスプリングの方がよいとは一概にはいえません。

・ポケットコイルスプリング

ポケットコイルスプリングは、不織布の袋に入れられたらせん状のコイルスプリングを並べたもので、座ったときにひとつひとつのコイルが独立して、体を点で支えるのが特徴です。ベッドのマットレスのポケットコイルスプリングと同様のものになります。

ポケットコイルスプリングは、体形や座り方に合わせて体にフィットするため、弾力性が高く、体圧の分散に優れていています。隣の人が立ったり座ったりしたときにも、振動が伝わりにくいことも特徴です。ポケットコイルスプリングは、コイルスプリングやS字バネよりも柔らかな座り心地になります。ポケットコイルスプリングは高価なため、主に高価格帯のソファに用いられています。

・コイルスプリング

コイルスプリングは、らせん状のバネを鉄線で連結しているもので、座ったときに体を面で支えるのが特徴です。ベッドのマットレスに使用されるボンネルコイルスプリングと同様のものになります。

コイルスプリングはコイルが連結されているため、衝撃を均等に吸収するためどの部分でも座り心地が同じで、座ったときに腰が沈みこみにくいことがメリットです。また、へたりにくく、耐久性も高いです。コイルスプリングは比較的高価格帯のソファに使用されることが多く、弾力性を確保するためにスプリングの長さが必要なため、座面が膨らんだボリュームのあるデザインが主流となっています。

・S字バネ

S字バネはS字状の波型のバネを並べたものです。S字バネは横揺れには強く、固めの座り心地です。ただし、平面的なバネであるため、ポケットコイルスプリングやコイルスプリングよりも弾力性が劣り、全体が沈みこみやすいです。そのため、S字バネを山型に張ることで座面の中央の弾力性を高めているものもあります。S字バネは多くのソファに使用されているバネで、座面が薄いソファにも用いられています。

・ウェービングベルト

ウェービングベルトはウェービングテープや力布とも呼ばれ、糸とゴムを編んだ布製の素材で、縦方向と横方向に交互に格子状に張ることで弾力性を出している衝撃吸収材です。ただし、コイルスプリングなどと比較して弾力性に劣り、長年の使用によってへたりやすいことから、ほかのスプリングと組み合わせて用いられることもあります。

一方で、S字バネやコイルスプリングなどの金属製のバネは経年劣化によって、金属音がしやすいのに対して音がしない、軽量化が図れるといった点がメリットです。一般的にはウェービングベルトはコストが安く、低価格帯のソファに使用されていますが、素材や張り方による質の差もあり、海外ブランドの高級ソファにも用いられています。

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■ソファの内部構造の種類2:座面

ソファの座面の内部は、衝撃吸収材のコイルスプリングやバネの上をウレタンなどのクッション材が覆い、部位によっても使い分けられています。座面に使用されている主なクッション材を紹介していきます。

・ウレタン

ウレタンとはポリウレタンという合成樹脂の略称です。ソファに主に使用されているのは、発砲剤を混ぜて発砲させたウレタンフォームの塊を必要な大きさにカットしたカットウレタンです。ウレタンは密度が高い方がへたりにくいですが、密度が高く重いウレタンだけを使用すると座り心地が劣ります。そのため、表面には耐久性が高く柔らかいウレタン、その下に軽いウレタン、一番下に密度が高く重いウレタンを使用するなど、密度の異なるウレタンフォームを部位によって使い分けるのが一般的です。

・チップウレタン

チップウレタンは、ウレタンの端材を粉砕して接着剤で固めたものです。へたりにくいため、ウレタンの土台となる部分に使用されることがあります。

・フェザー

フェザーは水鳥の羽毛で高価な素材であり、保温性が高く軽いのが特徴で、ふっくらとした柔らかい座り心地を実現できます。型崩れを起こすことがありますが、軽くたたいて空気を取り込むことで復元することが可能です。

・シリコンファイル

シリコンファイルとはシリコン処理をしたポリエステル繊維であり、羽毛のような柔らかさや弾力性のある素材で、フェザーよりも安価です。型崩れを起こしにくく、復元性もあります。

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■ソファの張地の種類

ソファは張地の素材によって、風合いや感触、価格、メンテナンスのしやすさに違いがあります。主にソファの張地に使用される素材の特徴やメリット、デメリットなどについて解説していきます。

・レザー(本革)

レザー(本革)は柔らかくて肌触りがよく、高級感が感じられるのが特徴です。使い込むことによって、深みのある色合いになるとともに柔らかさも増していくなど、経年変化を楽しむことができます。また、耐久性が高いこともレザーのメリットです。ただし、直射日光やヒーターの熱などに弱く、長時間あたるとヒビ割れを起こしやすいことがデメリットに挙げられます。また、革の状態を維持するには、定期的にレザー専用のクリームを塗るなどメンテナンスを行うことが必要です。

ソファに使用されるレザーの多くは牛革で、革の厚みや質、染色の仕方などによって、グレードに違いがあります。

・フェイクレザー(合皮)

フェイクレザー(合皮)はソフトレザーやビニールレザーとも呼ばれ、ナイロンやポリエステルなどの生地に合成樹脂をコーティングして、革に似せてつくられた素材です。フェイクレザーは安価で、着色がしやすいためカラーバリエーションが豊富なのが特徴です。また、水拭きができるため、汚れてもサッと雑巾で拭けることから、メンテナンスの手間がかからないこともメリットに挙げられます。

ただし、フェイクレザーはレザーと見紛うような質感のものから、ビニールっぽさが強いものまで差があるものの、レザーよりも高級感に欠けることがデメリットです。また、レザーよりも通気性や耐久性も劣ります。

・ファブリック(布)

ファブリック(布)はカラーバリエーションが豊富で、繊維の種類や織り方によって様々な質感のものがあり、多くの選択肢から選べることや比較的安価なことがメリットです。一方で、ファブリックは汚れるとシミになりやすく、ホコリやダニがつきやすいことがデメリットに挙げられます。また、生地にもよりますが、毛玉ができやすかったり、擦り切れてしまいやすかったりするなど摩擦に弱く、耐久性の面では劣ります。

ただし、汚れやすいという面では、撥水加工がされたタイプや、カバーを外してクリーニングができるカバーリングソファなど、お手入れがしやすいタイプもあります。カバーリングソファは小さなお子さまがいる場合、汚れたら洗えるため衛生的に保てることからおすすめです。

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■パーツ別:ソファの形状を選ぶポイント

ソファは形状によって、空間に与える印象や使い勝手に違いがあるため、どこに置いてどんなシーンでソファを使うか、想像して選ぶことが大切です。ソファを選ぶときにチェックするべきポイントをパーツ別に紹介していきます。

・背もたれ

ソファは背もたれの高さによって、部屋の開放感とくつろぎやすさに違いがあります。一般的なソファの背もたれの高さは75cm程度です。背もたれが高いハイバックは、部屋の中央に置くと圧迫感があるため、壁際にソファを置く場合に向いているタイプです。また、ソファで読書をしたり、テレビを見たりするなど背もたれによりかかっている時間が長い場合にもくつろいで過ごしやすく、座り心地を重視したい人にもおすすめです。

一方、部屋の中央にソファを配置したい場合には、背もたれの低いローバックの方が開放感があります。また、高さが低い家具で揃えているケースでは、ソファもローバッグのタイプのものを選ぶと空間にまとまりが生まれます。

・ひじ掛け

ソファのひじ掛けはソファで過ごすときの姿勢によって、向き不向きがあります。ひじ掛けが高いタイプのソファは、ひじ掛けによりかかって横向きに足を伸ばして座るという使い方もできます。一方、ひじ掛けが低いタイプやひじ掛けがないアームレスタイプのソファは、ひじ掛けを枕代わりにして、寝転んで過ごすことが可能です。身長によっては3人掛けのソファでも、座面部分だけを使って横になるのは窮屈なため、ソファで横になりたい人には、ひじ掛けが低いタイプが向いているでしょう。

・座面

座面の高さや奥行によって、食事や作業のしやすさやくつろぎやすさが変わります。ソファで食事やパソコンでの作業をすることがある場合は、座面が高く、浅いソファの方が向いていて、立ったり座ったりする動作もしやすいです。一方、ソファで横になりたい人は座面の奥行が深いタイプの方がゆったりと過ごしやすいです。また、小さなお子様と遊びたい、ソファであぐらをかきたいといったケースでは、座面が低く、奥行が深いタイプが向いています。

・脚

ソファの脚の高さは、空間に与える印象や掃除のしやすさを左右します。細く長い脚のソファはスタイリッシュで軽やかな印象です。ロボット掃除機を使用する人はソファの下も掃除しやすいというメリットもあります。一方、太く短い脚のソファは重厚感が感じられ、落ち着いた雰囲気を醸し出します。小さなお子さまがいる場合も、脚の短いローソファの方が安心です。

また、ソファの脚の素材には木製のものと金属製のものがあります。木製のタイプは温かみが感じられ、金属製のタイプは都会的でモダンな印象を与えます。

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■ソファのレイアウトに必要なスペース

購入するソファの大きさやレイアウトを考えるときには、ソファのまわりに確保しておくべきスペースを考慮することが大切です。ソファのまわりの空間にゆとりがないと、生活動線が確保できず、生活がしにくくなります。

・リビングテーブルとの距離

ソファとリビングテーブルの距離は30cm以上が目安です。ソファに座ったり、立ち上がったりするためのスペースであるとともに、膝を軽く曲げてリラックスするために必要なスペースでもあります。ソファとリビングテーブルとの距離が離れすぎると、テーブルが使いにくくなる点に注意しましょう。

・テレビとの距離

ソファとテレビとの距離の目安はテレビの画面のサイズによって異なり、画面の高さの3倍が目安です。たとえば、32V型は高さが約39cmのため120cm、40V型は高さが約50cmのため150cm、52V型は高さが約65cmのため190cm離すのが目安となります。また、テレビボードとリビングテーブルの間は、DVDやブルーレイ、ゲーム機器などのソフトの出し入れのスペースとして、60cm程度空けておきましょう。

・通路スペース

ソファと壁の間、ソファとダイニングテーブルの間などに通路スペースを確保する場合、60cm以上の幅が目安になります。頻繁に行き来をする場合や物を持って通ることが多い場合は、80cm以上空いているとストレスを感じずに通りやすいです。

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■ソファのレイアウトの基本スタイル

ソファをリビングに置く場合、ほかの家具を含めてどのように配置したらよいのでしょうか。ソファの一般的なレイアウトを紹介します。

・直線型

直線型はソファとリビングテーブル、テレビが平行に並んだレイアウトです。限られたスペースを効率よく使いやすく、最もオーソドックスなレイアウトでもあります。

・横型

横型はソファとテレビは平行に配置し、ソファから直角の位置の左右いずれかにテレビをレイアウトするパターンです。たとえば、ソファからのテレビの見やすさよりも、窓からの景色を眺めることを優先したい場合に向いています。

・L字型

L字型はカウチソファのL字型やコーナーソファを置いて、ソファの長辺側と平行にリビングテーブルとテレビを配置するレイアウトです。テーブルを囲んで座るため、リラックスできる雰囲気を演出することができます。

・対面型

対面型は2~3人掛けのソファと1人用のソファ2台をリビングテーブルを挟んで配置するレイアウトです。顔を見ながら落ち着いて話がしやすいため、応接に向いています。

■間取り別:ソファのレイアウト

マンションで多いのは、縦長リビングと横長リビングの間取りです。縦長リビングは窓側から見ると、奥からキッチンとダイニングスペース、リビングスペースが縦に並んだ間取りです。横長リビングはキッチンの前の窓側にダイニングスペースがあり、その横にリビングスペースが並ぶ間取りをいいます。

・縦長リビング

縦長リビングの場合、ダイニングセットをキッチンの前に配置すると、ソファの位置は大きく分けて2パターンあります。ひとつは直線型で壁に沿ってソファを置いて、反対の壁にテレビを設置します。キッチンやダイニングにいる家族とも、コミュニケーションをしやすいレイアウトで、部屋を広く見せられます。

もうひとつは横型のレイアウトで、中央にダイニングを背に窓に向けてソファを配置し、左右のいずれかの壁にテレビを置きます。ダイニングとリビングのスペースを分けて使えることがメリットですが、ソファが圧迫感を与えやすいため、ローバックのソファが向いています。ただし、リビングダイニングの長辺の壁の長さがないと狭く感じるため、12畳程度の広さでは向いていないでしょう。

・横長リビング

横長リビングの場合も、ダイニングセットをキッチンの前に配置した場合、ソファの位置は2パターンが考えられます。ひとつはキッチンの横にソファを配置し、横の壁にテレビを置く横型のレイアウトです。リビングが開放的に感じられるレイアウトです。もうひとつはダイニングを背にソファを置いて、正面の壁にテレビを配置する直線型のレイアウトです。ソファはローバックでコンパクトなタイプのものを選ぶと、圧迫感を感じにくくなります。

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■ソファのカラーコーディネート

ソファのカラーによってリビングの印象は大きく変わります。空間の中でソファをどう見せたいかによって、ソファのカラーの選び方のポイントが異なります。

・アクセントカラーを選ぶ

ソファをリビングの中心となる家具にしたい場合は、アクセントカラーとなる印象的なカラーを選びます。たとえば、白いインテリアの空間に赤いソファを置く、ベージュ系にまとめたインテリアにグリーンのソファを置くといった方法です。ただし、ソファが浮いてしまわないように、ソファの張地と同じカラーをほかのファブリックにも取り入れるのがポイントです。カーテンの柄の一部にソファの張地と同じカラーが使われていると、まとまりのある空間に感じられます。

・同調色を選ぶ

ソファのカラーを周囲のインテリアと同調させると、落ち着いた印象を与えたり、空間を広く見せられたりします。壁紙の白に合わせた近い白いソファを置く、ダークブラウンの床に近いカラーのソファを置く、あるいは木質系の家具が多いので黄色のソファを選ぶといった形です。また、モノトーンは無彩色といわれるカラーのため、グレーのソファは空間に馴染みやすいです。

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■ソファの購入時は搬入経路に注意

ソファは大型の家具のため、購入にあたっては搬入経路に問題がないか確認しておくことが大切です。まず、マンションの2階以上の場合、エレベーターにソファを乗せることができるか確認します。また、アパートや戸建ての2階以上に搬入する場合は、階段の踊り場にソファを回転するスペースがあるか見ておきます。そして、玄関ドアの高さと幅はソファを室内に入れるのに十分なサイズなのかチェックすることが必要です。室内外の廊下もソファの搬入できる十分な幅があるか、搬入の際に妨害となるものはないかチェックしましょう。特に、集合住宅に住んでいる場合や一戸建てで2階以上に設置する場合は注意必要です。

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■まとめ

ソファは形状などによる種類があり、内部に使われている部材による座り心地の違いもあります。そのため、デザインの好みだけを優先してソファを選んでしまうと、使いにくさを感じるかもしれません。ソファをどのように利用するか、ライフスタイルを踏まえて想像したうえで、自分に合ったソファを選びましょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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