住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

子育て世代には新築と中古のどちらが向いている?コミュニティの違いは?

子育て世代にとって、新築マンションと中古マンションのいずれが向いているのでしょうか。新築物件と中古物件では費用面やコミュニティの形成などの面での違いがあります。それぞれのメリットをもとに、どんな人に向いているか解説していきます。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■子育て世代の新築物件のメリット

子育て世代にとって新築物件は、コミュニティの形成や共用施設、セキュリティの面からのメリットがあります。

・子供の年が近いファミリーと仲良くなりやすい

国土交通省の「平成30年度住宅市場動向調査」によると、マイホームを初めて購入する一次取得層の世帯主の年齢は、新築マンションは30代が60%と最も多く、40代が24.1%で続きます。中古マンションは30代が36.8%、40代が33.2%です。新築マンションの一次取得者は子育て世代の30代・40代が中心で一斉に入居するため、子供の年齢が近いファミリーが多くなりやすい傾向があります。また、新しくコミュニティをゼロから形成していくため、仲良くなりやすいこともメリットです。

出典:国土交通省|平成30年度住宅市場動向調査(調査概要)
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00600630&tstat=000001017729&cycle=8&year=20181&month=0&result_back=1

・大規模を中心に共用施設が充実した物件が多い

大規模の物件を中心に、新築マンションは共用施設が充実したマンションが多いことも、子育て世代にとっての魅力になります。雨の日でもマンション内で子供を遊ばせることができるキッズルームや、遊具が設置してある公園などがあると、子育て世代にとって便利です。マンション内に子供を遊ばせる場があることで、子供の年齢が近いファミリーと交流する場にもなります。また、パーティールームがある物件では、親子で集まってハロウィンパーティーやクリスマスパーティーなどを催す場としても活用することが可能。最近では、バーベキューや家庭菜園を備えた物件もあります。

また、ゲストルームがあると、親が泊まりに来ることがある子育て世代にとって、気兼ねなく過ごしてもらえることがメリットです。さらに、保育園やクリニックなどが併設されたマンションもあります。

・セキュリティが充実した物件が多い

新築マンションはセキュリティが充実した物件が多いことも、子育て世代にとってのメリットです。エントランスのドアのオートロック、防犯カメラ、テレビモニター付きインターホン、ピッキングされにくいディンプルキーは、最近の新築マンションではほとんど導入されているセキュリティ設備といえます。

さらにセキュリティを重視したマンションでは、エレベーターホールに入るときやエレベーターに乗るときも、オートロックの解除が必要な物件もあります。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■子育て世代の中古物件のメリット

子育て世代にとって中古物件は、費用面や希望するエリアでの探しやすさ、間取りの自由度などでメリットがあります。また、コミュニティの面でも、中古マンションならではの良さもあるのです。

・住宅ローンを抑えて教育費を捻出しやすい

同じエリアで類似する立地条件や広さの物件を比較すると、中古マンションは新築物件よりも購入費用を抑えられることが多いです。そのため、子育て世代にとって教育費を捻出しやすいというメリットが生まれます。

子供の教育費は一般的にいくらかかるのか、文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」をもとに見ていきます。未就学児は公立幼稚園の場合が23万4,000円,私立幼稚園の場合は48万2,000円です。小学生は公立小学校の場合が32万2,000円、私立小学校の場合は152万8,000円、中学生は公立中学校の場合が47万9,000円,私立中学校の場合は132万7,000円で、いずれも公立と私立の差が大きいです。公立高等学校(全日制)の場合が45万1,000円、私立高等学校(全日制)の場合は104万円となっています。

たとえば、中学から私立に通わせたいなど、教育費にお金をかけたいのであれば、中古マンションを選択することで、教育費にお金を回しやすくなります。

出典:文部科学省|平成28年度子供の学習費調査
http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa03/gakushuuhi/kekka/k_detail/__icsFiles/afieldfile/2017/12/22/1399308_1.pdf

・エリアや立地から選びやすい

マイホームを購入したい時期に、希望するエリアで売り出される新築マンションがあるとは限りません。新築マンションのみから探すと、希望するエリアでは見つからなかったり、立地条件にこだわって選ぶのが難しかったりするケースがあります。子育て世代で小学校や中学校の学区で物件を選びたい場合は、希望する学区の新築マンションが手に入るかどうかは販売のタイミングによります。

中古マンションなら、数多くの選択肢の中から探せるため、エリアや立地条件にこだわって選びやすいこともメリットです。また、購入費用の面からも、同じ価格帯の物件で比較した場合、中古マンションの方が利便性の高い場所に立つ物件を購入しやすくなります 。

・販売価格帯による序列に巻き込まれにくい

新築マンションの販売では、販売価格表が販売センターに掲示されていたり、購入希望者に配布されたりします。そのため、所有者同士でのコミュニケーションをとることが多い子育て世代にとっては、販売価格がママ同士の序列につながるケースもあるようです。その点、中古マンションの場合は、購入価格を比較されにくいことから、販売価格帯による序列に巻き込まれにくいこともメリットに挙げられます。

・コミュニティを確認できる

新築マンションは実際にどのような人が購入して、どのようなコミュニティが形成されるのか、売買契約の時点ではわかりません。一方、中古マンションの場合は内見の際に実際に近隣の住戸に住む人とすれ違う可能性もあるなど、マンションにどのような人が住んでいるか確認することができます。住んでいる人の雰囲気が自分や家族と合うようであれば、子育て世代にとって暮らしやすいでしょう。

・家族に合った間取りやデザインにできる

新築マンションは完成前に販売されている場合、購入するタイミングによっては間取りや仕様を選べる物件もあります。しかし、間取りをメニュープランから選べても、リビングと隣接する部屋をAは和室、Bは洋室とし、Cの場合はリビングを拡張するといった選択ができる程度といったケースが一般的です。また、仕様が選べる場合も、フローリングや壁紙、建具、キッチンや洗面台の扉のカラーがコーディネートされた2~3パターンから選択するのが主流であり、自由度が高いとは言いにくいものがあります。

中古マンションの場合、リノベーションを前提にすると、家族のライフスタイルや好みに合った住まいを手に入れやすくなります。ただし、マンションには梁と柱で支えるラーメン構造と、耐力壁で支える壁式構造の物件があり、壁式構造の場合、撤去できない耐力壁があるため、ラーメン構造の方が間取り改変の自由度が高いです。また、水回り設備の移動の自由度は床下の構造によります。間取り変更を前提に中古マンションを購入する場合は、リノベーションしやすい物件か確認することが大切です。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■自分に合った物件を選ぼう

新築マンションと中古マンションはそれぞれどんな人に向いているのか、これまでに挙げたメリットなどをもとにまとめました。

・子育て世代で新築が向いている人

子育て世代で新築が向いているのは、新しいコミュニティをゼロの状態から築いて、子供の年齢が近いファミリーと交流したいと考えている人です。また、修繕をせずにそのまま住みたい、最新のセキュリティが整えられたマンションに住みたいという人にも向いています。ただし、セキュリティや共用施設の面を重視するのであれば、築浅物件でも充実している物件はあるので、築浅の中古マンションも選択肢になるでしょう。

・子育て世代で中古が向いている人

子育て世代は教育費がかかるため、マイホームにかける費用をなるべく抑えつつ、エリアにもこだわりたい人には中古マンションが向いています。また、家族に合った間取りの住まいにしたい、好きなデザインにこだわりたいという人は、中古マンションをリノベーションすると良いでしょう。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■まとめ

新築マンションは内装や設備が新しいこともメリットですが、専有部分はリノベーションすることによって、新築同然の状態にすることができます。新築と中古の子育て世代にとってのメリットを理解して、自分に合ったマイホームを選びましょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
お探しの情報が見つかります