住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

中古マンション購入のメリット「部屋や管理の状況、近隣住民を確認できる」

中古マンションを購入するメリットはいくつかあります。今回はその中で「部屋や管理の状況を確認できる」「近隣住民を確認できる」という点について解説します。

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住居の購入を検討されるにあたり、新築か中古かリノベーション済か、はたまた中古を購入してリノベーションされるか…迷っている方も少なくないでしょう。新築のメリットは、言わずもがな。一方の、中古物件を購入する場合(リノベーション済マンションも、中古購入×リノベーション実施のパターンも含む)のメリットは価格以外にどんなものがあるのでしょうか。

選択肢の多さなど、他のメリットもありますが、ここではお伝えしたいのは「重要な情報を事前に確認できる」ということ。これは建設中・建設前の新築などではなかなか得られないメリットです。以下、詳しくご説明しましょう。

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■部屋状況の確認

リノベーション実施済であれ、これから自分でリノベーションを検討する場合であれ、中古物件だからこそ確実に確認できる部屋の状況は、「採光」「眺望」「通風」です。

採光:窓から光は採り入れられるのか、いないのか。

眺望:窓の外の景色は開けているのか、いないのか。

通風:窓を開ければ風通しは良いのか、悪いのか。

これらの要素は物件見学に行っても意外に見過ごしがちです。しかし、家選びに慣れた方は、晴れた日中にあえてくるなどして、採光や通風、眺望を確認されたりします。光が十分取り入れられ、窓から見える景色が開けたもので、風通しもよい、ともなれば、気持ちよく過ごせる要素がかなりそろっていそうですよね。物件を選んでしまった後には、どうにも変えようのない部分だけに、事前に確認できるのはとても大きなメリットです。

■近隣住民の確認

「部屋状況を確認できる」という点以外にも、近隣にはどんな方がお住まいなのか確認することも意外に重要です。リノベーション済にせよ、これからリノベーションするにせよ、「ベースが中古マンション」ということは既に他の住民の方がいるということ。

たとえば、上階からの音がうるさかったり、隣の住民が「廊下に私物を置く」などのルールが守られていなかったり、などといったマイナス情報も実際にマンションを訪れれば感じることができます。

逆に、駐輪場に小さな自転車が多ければ、お子様のいらっしゃる世帯が多いということが分かりますし、同じ世代のお子様がいる方にとっては安心して選びやすい要素にもなります。

そうした点も踏まえて物件を検討できるので、「どんな方が近隣にお住まいか確認ができる」という点は、新築マンションにはない中古マンションならではの大きなメリットと言えます。

■管理状況の確認

「マンションは管理を買え」という言葉があるくらい、マンションにとって「管理」は大切な要素です。そもそもマンションにおける管理とは、具体的には以下の点を指します。

・マンション共用部の清掃状況

・マンション共用部のルール(使い方など)整備レベル

・マンション共用部の劣化具合

「マンション共用部」とは、外部廊下やエントランス、駐車場や駐輪場などのことです。仮に、マンションの外部廊下が汚れていたり、駐輪場の使い方が良くなかったりしたら、そのマンションの住環境が良いとはなかなか言いづらいものです。また、築年数の割にマンションのところどころが劣化していれば、資産価値の落ちやすいマンションと言えるでしょう。

中古マンションは「管理」や「近隣住民」、そして「部屋の状況」を確認してから購入を検討できますし、そのメリットはリノベーション済マンションでも、これからリノベーションをするケースでも当てはまります。意外に見過ごしがちなこういう点こそ、十分確認してから購入すれば、満足度は高いお買い物になるでしょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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