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照明器具や電球の種類や選び方のポイントは?オシャレな部屋に見せるには

リノベーションでカフェやホテルのようなオシャレな空間を目指すなら、照明も重視するべき要素です。照明器具は単に生活に必要な明るさを確保するだけでなく、空間を演出する役割も担っています。そこで、照明器具や電球の種類や選ぶときのポイントについて解説していきます。

■照明器具の種類

照明器具は設置場所や用途による種類があります。また、主に部屋全体を照らす全般照明に使われる照明器具と、特定の限られた範囲のみを照らす部分照明に使われることが多い照明器具に分けられます。照明器具によっては設置には電気工事などが必要になるため、リノベーションのときなどに取り付けておいた方がよい器具もあります。

使用目的やライフスタイルに合った照明器具を選ぶため、それぞれの特徴について知っておきましょう。

・シャンデリア

シャンデリアとは複数の電球が取り付けられた多灯型の照明器具で、主に全般照明に用いられ、チェーンなどによる吊り下げタイプと天井直付けタイプがあります。シャンデリアは、もともとは豪華な装飾が施された華やかなデザインが中心でしたが、昨今ではシンプルなデザインのものも展開されています。シャンデリアの中には天井に設置された引掛けシーリングを使い、簡単に設置ができるものもありますが、電気工事が必要な直結タイプも少なくありません。また、シャンデリアの中には10kgを超える器具もあり、設置にあたっては天井の補強が必要になるケースもある点に注意が必要です。

・シーリングライト

シーリングライトは天井直付けタイプの照明器具であり、広範囲を照らせることが特徴で、主に全般照明として用いられます。シーリングライトは、天井の引掛けシーリングに簡単に設置ができるタイプが主流となっています。

・ペンダントライト

ペンダントライトは、コードやチェーンで天井から吊るすタイプの照明器具です。主にダイニングに用いられ、テーブルの中心に来るように配置するのが基本です。ペンダントライトは大型のタイプのほかに小型のタイプもあり、ダイニングやカウンターの上に並べて多灯使いするケースが多いです。また、ペンダントライトは引掛けシーリングに設置できるタイプが主流で、ダクトレール用の専用のプラグのついた小型のペンダントライトもあります。

ペンダントライトは通常、コードやチェーンの長さを調節することが可能で、ダイニングに設置する場合、テーブル面から60~80cmの位置に来るようにするのが目安です。

・ダウンライト

ダウンライトは天井に埋め込んで設置する小型の照明器具で、天井面に凹凸が出ないため、すっきりと見せられるのが特徴です。ダウンライトは、部分照明として壁面や床面を照らすために設置されることが一般的ですが、全般照明に用いられることもあります。ダウンライトの設置にあたっては電気工事が必要です。

・ブラケットライト

ブラケットライトとは壁付けの照明器具をいいます。リビングや寝室など居室で主に部分照明として用いられているほか、階段や廊下、玄関などでも使われています。ブラケットライトも設置するためには電気工事が必要な照明器具です。

・フロアライト

フロアライトはコンセントに差して床に置いて使用する照明器具で、容易に移動して使うことができます。部分照明として、部屋のコーナー部分や壁面、床面を照らすのに使われます。

・テーブルライト

テーブルライトはテーブルや棚などの家具の上に置いて使用する照明器具で、部分照明に用いられ、フロアライトと同様に移動してしやすいことも特徴です。

・デスクライト

デスクライトはテーブルライトのうち、机の上に置いて使用するものを指します。読書やPCの使用時など机の上での作業の際に、手元を照らすために使用します。また、デスクライトには、机の上に自立するスタンド式のほか、机の天板を挟んでボルトで固定するクランプ式、机の天板をクリップで挟むクリップ式という種類があります。

■照明器具の選び方のポイント

リノベーションで各居室の照明器具を選ぶとき、どんな点を工夫したり、注意したりすると、快適に過ごしやすく、オシャレな雰囲気の空間を実現できるのでしょうか。照明器具の選び方のポイントを紹介していきます。

・広さに応じて必要な明るさを確保

広さに応じた必要な明るさを確保できるように照明器具を設置することが大切です。照明器具を設置する際には、1畳について白熱電球の場合は40Wの明るさが目安とされ、6畳であれば240W、12畳では480Wが目安です。ただし、部屋の使用目的などによって必要な明るさには違いがあり、寝室であれば暗めの方が落ち着いて過ごしやすいです。

また、リビングのように、食事や団らん、勉強やPC作業など多用途で使う空間は、調光器で明るさをコントロールできるようにすると、シーンに応じた明るさにすることが可能です。たとえば、リビングで子どもが勉強するときやPC作業をするときは明るく、夫婦で夜お酒を楽しむときは暗くするといった使い方ができます。

・デザインや照らす範囲を考慮

照明器具はシェードやカバーのデザインや向き、スリットの入り方、素材によって、照らす範囲に違いがあります。たとえば、ペンダントライトの場合、シェードがガラス製で光源である電球を包み込むデザインの場合、シェードの上部から下部まで広範囲に光が広がります。一方、金属製のシェードで下に開いたデザインの場合、下部にのみ光が広がる形です。光の広がり方も確認して照明器具を選びましょう。

・一室複数灯にする

照明器具は一室に一灯ではなく、全般照明と部分照明を組み合わせて、複数の照明器具を用いることでオシャレな空間を実現できます。前述した広さに応じて必要な明るさも、一つの照明器具でまかなうのではなく、シーリングライトにフロアライトを足すといった方法もあります。また、たとえば、ダイニングに使いたいペンダントがあるものの、ダイニングに必要な明るさを確保するには足りないといったケースでは、リノベーションでダウンライトを設置して明るさを補うとよいでしょう。

・光の明暗をつける

一室に複数の照明器具を用いる際に、光の明暗をつけて均一な明るさの空間にしないことも、オシャレな空間を演出するポイントです。陰影のある空間は奥行が感じられるとともに、柔らかな光となるため、リラックスして過ごしやすい空間にもなります。お手本になるのはカフェやレストラン、バー、ホテルなどで、複数の照明器具を用いることで、陰影があり趣を感じられる空間づくりがされています。シャンデリアやシーリングライトなどの全般照明に、フロアライトやブラケットなどで明かりを足していきます。たとえば、リビングにシャンデリアを設置し、ソファの横の部屋の隅にはフロアスタンドを置いて、壁面や観葉植物を照らすとオシャレに見せられるでしょう。

・建築化照明を取り入れる

リノベーションをするときであれば、天井や壁に照明器具を組み込む建築化照明を取り入れることもできます。建築化照明で代表的なものには、折り上げ天井に照明器具を設置して天井面を照らすコーブ照明や、壁面を照らすコーニス照明があります。直接電球などの光源が見えない間接照明による柔らかな光が広がり、リラックスした雰囲気で過ごせるスタイリッシュな空間を演出できます。

■電球の種類

シャンデリアやペンダントライト、ダウンライト、ブラケット、フロアライトやテーブルライトなどの照明器具に使用されている電球は、大きく分けて3種類があります。

・白熱電球

白熱電球はエジソンの発明によるものをベースとし、黄色味を帯びた温かな光が特徴です。白熱電球には発熱して発光するフィラメントの光の輝きを生かしたクリアタイプと、柔らかな光を放つホワイトタイプがあります。また、形状から一般球(ハウス球)やボール球、炎の形を模したシャンデリア球といった種類で呼ばれています。このほかに、内部に反射鏡があり、一方向への集光性が高いレフ球は主にダウンライトやスポットライトに使用される電球です。一般的な電球はアルゴガスが使われているのに対して、クリプトンガスが使われたクリプトン球は、小さなサイズのミニクリプトン球が小型の照明器具に使われています。ハロゲン球はアルゴガスにハロゲンガスが微量加えられているのが特徴で、明るさの度合いを示す輝度が高く、主に店舗照明に使用される電球です。

ただし、政府によって省エネ化が進められ、大手メーカーでは白熱電球の製造を中止する動きもあることから、白熱電球はLED電球や電球型蛍光灯に切り替えられています。

・電球形蛍光灯

電球形蛍光灯とは蛍光灯のうち、白熱電球のソケットで使用できるタイプをいいます。白熱電球と比較して寿命は6倍程度あり、電気代や発熱量は約3分の1に抑えられるのが特徴です。電球形蛍光灯の光の色には、青味がかった色で明るい昼光色と太陽に近い自然な光の昼白色、オレンジ色に近い色味の電球色という種類があります。勉強やPCなどの作業に向いているのは昼光色ですが、リラックスして過ごしやすいのは電球色です。電球形蛍光灯は、調光機能やリモコンのついた照明器具には使用できないことがあるため、注意しましょう。

・LED電球

LED電球は発光ダイオードによる光を放つ電球で、スイッチを入れた後にすぐに点灯するという利点があります。また、電球形蛍光灯よりもさらに省電力、長寿命で、白熱電球よりも約20~40倍程度の寿命があり、温室効果ガス(CO2)の発生を抑制できるため、次世代の照明として普及が進んでいます。

ただし、白熱電球や電球形蛍光灯が電球を中心に周囲に光が広がるのに対して、LED電球は下方向に光が広がるため、従来は部屋全体を明るく照らすのに不向きとされていました。しかし、最近では白熱電球の光により近い全方位タイプのLED電球も普及してきています。

■LED電球の選び方

白熱電球からLED電球に交換したいときや、LED電球を取り替えたいとき、どのように選べばよいのでしょうか。LED電球には口金のサイズや形状、光の色や広がり方、明るさなどによる種類があります。

・口金サイズ

LED電球は照明器具のソケットに合った口金サイズのものを選びます。口金はLED電球の金属製のねじのような形状の部分です。一般的なのはペンダントライトやフロアライトなどに使われるE26口金と、ダウンライトなどに用いられているE17口金で、このほかにE12口金やE11口金という小ぶりのサイズのLED電球もあります。E26口金は直径26mm、E17口金は直径17mm、E12口金は直径12mm、E11口金は直径11mmですので、口金サイズがわからない場合には測ってみましょう。

・形状

LED電球は白熱電球に類似した形状の商品が展開され、一般電球タイプのほか、ボール球タイプやレフ球タイプ、シャンデリア球タイプ、ハロゲン電球タイプといった種類があります。また、一般電球タイプなどにはクリア電球も市販されています。照明器具のデザインによっては、既存の電球と異なる形状のLED電球は取り付けられない場合がありますので注意しましょう。

・明るさ

LED電球の明るさはW(ワット)ではなく、lm(ルーメン)で表示され、数値が大きいほど明るい電球になります。通常、LED電球のパッケージには「○形相当」という目安となるW数の記載がありますので、白熱電球からの交換の際には同じ明るさのものを選ぶようにします。

・光の広がり方

LED電球のうちは一般電球タイプやボール球タイプには、光の広がり方によって、下方向タイプのほか、白熱電球の光の広がり方に近い広配光タイプや全方向タイプという種類があります。一般的にはシャンデリアやフロアライト、テーブルライトには全方向タイプ、ペンダントライトやブラケットには全方向タイプや広配光タイプ、ダウンライトには下方向タイプが向いています。

・光の色

LED電球の光の色は、青白い昼光色と太陽の光に近い色味の昼白色、オレンジ色っぽい電球色以外に、昼白色と電球色の中間色の温白色があります。電球色は日中に使用するとオレンジ色の光が不自然に感じられることもあるとされていますが、温白色は日中も違和感なく使用しやすい色味です。温かみがありながらも明るさが感じられます。

また、LED電球用の照明器具の中には、調光・調色できるタイプもあり、生活のシーン合わせて、明るさだけではなく、色温度も変更することができます。

■まとめ

リノベーションでオシャレな空間を実現するには、リビングは全般照明のシーリングライトやペンダントライトなどに、ブラケットライトやフロアライトを組み合わせて、陰影のある空間をつくりましょう。ブラケットライトやダウンライトといった、電気工事が必要な照明器具はリノベーションの際に設置するのがおすすめです。

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