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スロップシンクとは?便利な活用方法&おしゃれな施工事例、メリット・デメリットを紹介

泥だらけの靴や、食べこぼしのついた洋服を、洗面台やお風呂で洗うのはちょっと抵抗がある・・・そんな方は、汚れ物を洗うための「スロップシンク」を検討されてみてはいかがでしょうか。
今回は、スロップシンクの活用法や注意点を解説。最近はおしゃれなスロップシンクも出ているので、施工事例もご紹介します。

ウッドデッキにおしゃれなスロップシンクを
こんな方におすすめの記事です
  • 新築やリフォームでスロップシンクを検討している方
  • スロップシンクの活用方法をたくさん知りたい方
  • おしゃれなスロップシンクの施工事例を見てみたい方

■スロップシンクってどんなもの?

スロップ(Slop)とは、英語で「汚水」という意味。つまり「スロップシンク」は、汚れ物などを洗うための流しのことを指します。

スロップシンクは一般的な洗面台に比べると、大きくて深さがあります。普通の洗面所やキッチンの水道では洗いづらい、大きな物を洗ったり、バケツを設置して水を貯めたりしやすいです。

また、排水口が太めにされているのも特徴。泥や食べこぼし、ペットの抜け毛などが流れていっても、配管につまりづらくなっています。

スロップシンクは、間取り図では「SK」と表記されることもあります。「何の略?」と不思議に思われるかもしれませんね。これはスロップシンクとしてメジャーなTOTOの掃除流しの型番がSKではじまることが由来といわれています。

最近は、昔に比べてスロップシンク自体のデザインもおしゃれになりました。一戸建てだけでなく、マンションでも取り入れられることが増えています。

■スロップシンクの活用方法

スロップシンクが便利というのは耳にしますが、実際にどのように使えるのかイメージできていない方もいますよね。そこでまずはスロップシンクの便利な活用方法をいくつか紹介していきたいと思います。

・靴や衣類の手洗い

まずは、汚れがひどく靴や衣類を手洗いする場所として。子供の食べこぼしがたくさんついたTシャツや、外遊びで泥汚れがたくさんついた靴も、スロップシンクなら排水口の詰まりを気にせず洗えます。

特に水と比べて重い泥・砂は、普通の洗面台だと配管の中に堆積しやすいもの。管の内側のヌメリに泥が付着してしまい、その泥がさらにヌメリを誘発・・・と悪循環に陥りやすいのですが、太い配管のスロップシンクなら安心ですよね。

また、普通の洗面所で靴をあらうと、周りに水や泥が飛び散ってしまうという悩みも解消。スロップシンクは大きさと深さがあるので、水が飛び散って壁や服を汚してしまうことも少ないです。

・家庭菜園の水やり

お庭やバルコニーにスロップシンクを設置すれば、家庭菜園の水やりがすぐできて便利です。また、家庭菜園をすると、どうしても土が手・服・靴についてしまいますよ。そのまま家に入ると、室内に土や雑菌、虫などを持ち込むことに。

屋外にスロップシンクがあれば、汚れた物を洗ってから室内に入れるので、お家の中が汚れにくいです。土がついたスコップ、収穫した野菜も、きれいに洗うことができます。
同じように、玄関にスロップシンクがあれば、家に汚れを持ち込まず清潔が保ちやすいです。

・ペットのシャンプー

ペットを飼ってらっしゃる方にも、スロップシンクは非常におすすめです。今、犬や猫は、どこで洗ってあげていますか?お風呂場で洗うと自分も濡れてしまいますし、洗面所だと抜け毛で排水管が詰まってしまわないか気になりますよね。

スロップシンクなら、深めなのでペットも洗いやすいです。また、太めのパイプなので、大量の抜け毛があっても詰まることなく流れていってくれます。

■スロップシンクを設置するデメリット

便利なスロップシンクですが、デメリットがないわけではありません。設置を検討されている方は、必ずデメリットも抑えておいてくださいね。

・設置スペースが必要

スロップシンクは、一般的な洗面台に比べるとサイズが大きめ。それなりの設置スペースが必要です。

洗面所や玄関、バルコニーなど、置きたい場所はさまざまかと思いますが、スペースがとれるのか、動線の邪魔にはならないのかしっかり確認してから設置しましょう。

・洗面ボウルより種類が少ない

一般的な洗面ボウルなら、色・形・質感などさまざまなデザインのものが出ています。しかしスロップシンクは各メーカー数種類ずつしか出していないので、デザインはあまり選べません。普通の洗面台とは異なり、収納スペースもついていないことがほとんどです。

スロップシンクとしてよく導入されているのが、TOTOの「SK500」や「SK510」などの商品。「スロップシンク」という名称ではなく、「マルチシンク」なのでご注意ください。

その他には、建材を扱う「サンワカンパニー」や「ADVAN(アドヴァン)」、水道用品を専門に扱う「カクダイ」などのメーカーから出ています。

・工事費用がかかる

スロップシンクを付けるには、スロップシンク本体の価格に加え、設置費、配管工事費も必要となります。特にリフォームでスロップシンクを後付されるときには、床を一度剥がして配管工事しなければならないケースもあります。本体価格や工事内容にもよりますが、費用は10万円前後が目安です。

■スロップシンクを設置するときの注意点

ではデメリットをふまえて、スロップシンクの設置工事をおこなうときには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。

・用途に合わせた大きさと深さ

スロップシンクはどんな用途に使いたいと思っているでしょうか?用途にあわせてスロップシンクの大きさと深さを選びましょう。

衣類のつけ置きや掃除用具を洗いたいなら、バケツを置けるサイズだと便利。ペットを洗う場合は、愛犬や愛猫が入れる大きさにしなければなりません。靴を洗いたいなら、ある程度の深さがあると水が飛び散りにくいです。

・床や壁の水はね対策

スロップシンクで土などの汚れ物、絵の具や習字道具などを洗う際、水が飛び散りにくいとはいっても、ある程度は飛んでしまいます。スロップシンクの周りの壁や床は、汚れにくい素材や、汚れても簡単に拭き取れる素材を選びましょう。

普通の壁紙クロスに水が飛んでしまうと、黒ずみの原因になります。スロップシンクの周りに適した壁材は、水に強いタイルや、さっと汚れが落ちる機能性壁紙など。床も無垢フローリングではなく、クッションフロアやタイルなど耐水性のある素材がおすすめです。

・冬場はお湯が出ると便利

水しかでないようにすれば、コストは削減できます。しかしスロップシンクなら、水もお湯も出るように給水管・給湯管を設置されるのがおすすめです。冬場も寒くなく、汚れ物もお湯の方がよく落ちて便利です。

・寒い地域では凍結対策を

寒い冬、気温が氷点下になると水道管の凍結が起きることがあります。特に屋外は気温が下がりやすいので、寒い地域では業者に凍結対策についてご相談されてください。

■玄関内のスロップシンクの用途と施工事例

ではここからは、「玄関・洗面所・屋外・マンション」それぞれのスロップシンクの施工事例を紹介していきます。どんなデザインのスロップシンクを置いているのか、どのように使われているのか、ご参考にされてください。まずは玄関内のスロップシンクの施工事例から見ていきましょう。

・室内に泥やウイルスを持ち込まない

室内に泥やウイルスを持ち込まない

https://www.hashimotohome.com/lineup/mama.html

サッカーで泥だらけになった靴や、雨でびしょ濡れになった洋服など、洗面所まで持っていく間に床を汚してしまう・・・なんて経験はありませんか?玄関スペースにスロップシンクがあれば、そんな汚れものも室内に持ち込むことなく、玄関できれいにすることができます。お部屋が清潔に保てて嬉しいですよね。

最近は、感染症対策も気になるところ。外から帰ってきたら、早く手を洗いたいですよね。玄関に洗面があれば、手洗いうがいをしてからおうちに入ることができます。床が土足OKの「土間」なので、水や汚れが飛び散ってもあまり気にならないのも嬉しいポイントです。

■洗面所のスロップシンクの用途と施工事例

次に、洗面所内にスロップシンクを設けた例をご紹介します。

・元気に遊びまわあっても平気、洗濯機置き場横のスロップシンク

元気に遊びまわあっても平気、洗濯機置き場横のスロップシンク

https://gifunoie.com/constDetail.php?id=8005

こちらのお家では、洗面所の一角にスロップシンクを設置。洗濯機の横なので、汚れ物をスロップシンクで下洗いしたあと、洗濯機に放り込みやすそうですね。広めの洗面所なので、大きなスロップシンクも動線の邪魔になっていません。

洗面所のスロップシンクは、特にお子さんのいるご家庭におすすめ。食べこぼしのついた服も、大胆にじゃぶじゃぶ洗っていただけます。小学生が持ち帰ってくる、絵の具や習字の道具をスロップシンクで洗うと便利という声も多いです。

・洗濯動線を効率化

洗濯動線を効率化

https://www.style-haus.co.jp/voice/slug-55aaadc9ceeafe041be15eff05f2c27f

こちらのお宅も、洗濯機の隣にスロップシンクを設置しています。ご飯粒がついたお子さんの洋服の下洗いや、靴洗いなどに活用されているそうです。前面がタイルで、水はねが気になりにくくなっています。

物干しスペースもあるので、「下洗い→洗濯機→干す」という洗濯動線もスムーズ。反対側には普通の洗面台もあり、お化粧や歯磨きなどはそちらでできるようになっています。一般的な洗面台+スロップシンクがあると、つけ置き洗いにも便利ですよ。

・洗面所におしゃれな洗濯板付きスロップシンクを

洗面所におしゃれな洗濯板付きスロップシンクを

https://www.advan.co.jp/eshop/items/GIS-5403/

こちらは洗面所内に、ADVAN(アドヴァン)の「メグ」というスロップシンクを取り付けた事例。イタリアのデザイナーがデザインしており、ドイツではデザインアワードを受賞したおしゃれなスロップシンクです。

木製の専用の洗濯板が販売されており、写真のように横向きに取り付けると、浅めのシンクとしても使えます。縦方向に設置すれば、靴や洋服の下洗いに便利です。

■屋外のスロップシンクの用途と施工事例

屋外にスロップシンクがあったら便利かもと思われている方もいらっしゃいますよね。おしゃれな施工事例を紹介していきたいと思います。

・ウッドデッキにおしゃれなスロップシンクを

ウッドデッキにおしゃれなスロップシンクを

https://www.advan.co.jp/eshop/items/GIS-5403/

こちらは屋外のウッドデッキに、先ほど洗面所の事例でもご紹介したADVAN(アドヴァン)の「メグ」というスロップシンクを取り付けています。ウッドデッキによく合うデザインですよね。

屋外のスロップシンクは、ガーデニングや掃除道具を洗うなど、広く使えます。ウッドデッキでバーベキューされるときにも、手を洗ったり汚れた道具を洗ったりと役立ちますよ。

ペットを飼っている方も、屋外にスロップシンクを設けるのがおすすめ。ペットの入浴や、散歩の帰りの足洗い、ペットグッズを洗うのにも使えます。

■マンションバルコニーのスロップシンクの用途と施工事例

ここまでは一戸建てを見てきましたが、マンションバルコニーの施工事例もみていきましょう。一点注意しておきたいのは、マンションのバルコニーは「共用部分」だということ。後からスロップシンクを設置することはできないので、はじめからスロップシンクのついた物件を探さなければなりません。

・ベランダガーデニングに便利

ベランダガーデニングに便利

マンションでも、このようにはじめからスロップシンクがついている物件があります。「スロップシンクが絶対条件!」という方は少ないですが、「実際に住んでみると、すごく便利!」と言われる方が多いです。間取り図には「SK」と表記されていることが多いので、これから物件探しをされる方はぜひチェックしてみてください。

マンションバルコニーのスロップシンクは、ベランダガーデニングをされている方にはかなり重宝する設備。水を汲みに行く面倒がなく、収穫した野菜や道具についた泥を落とすこともできます。

もちろん、汚れた靴や服を洗うのにも使えて、ペットを飼っている方なら足洗いやシャンプーする場所としても便利です。

・広めのバルコニーに設置されることが多い

広めのバルコニーに設置されることが多い

https://www.globalbase.jp/renocolle/obje/detail_archive.php?pid=3050

スロップシンクのある物件は、このようにバルコニー自体が広めのことが多いです。賃貸にはあまりついておらず、分譲の方がついている可能性が高いでしょう。上階のバルコニーが屋根になっているので、雨の日も使いやすいです。

室内の洗面所で靴を洗ったあと、外に干しに行くときにポタポタと室内に水がたれてしまう経験をされた方は多いのではないでしょうか?バルコニーのスロップシンクで靴を洗えば、洗ったあとそのまますぐに干すことができ便利ですよ。

■まとめ

大きさと深さがあって排水管も太いので、水はね・配管の詰まりを気にせず汚れ物を洗えるスロップシンク。洗面所や屋外、玄関などにあると、特にお子さんやペットのいるご家庭には便利です。中古マンションを探されている方は、間取り図に「SK」があるかどうか注目してみてくださいね。

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