水回りリフォームの費用相場は?キッチン・浴室・洗面所・トイレ別にわかりやすく解説

水回りのリフォーム

水回りとはキッチン・浴室・洗面所・トイレの4カ所を主に指します。それぞれ寿命がくると不具合がでたり、汚れやニオイが気になったりするため、定期的なリフォームが必要です。今回は水回りリフォームを検討するタイミングや、リフォーム費用の相場や事例をご紹介していきます。

こんな方におすすめの記事です
  • 水回りをまとめてリフォームしたい方
  • 水回りリフォームの費用相場を知りたい方
  • 水回りを含むリノベーションを検討している方
  • お住まいのフルリノベーションを検討している方
  • 中古マンションを購入後にリノベーションを検討している方

CONTENTS

■結論|水回りリフォームは“まとめて工事”すると費用効率が高くなります

水回りリフォームの費用相場は、キッチンリフォームはシステムキッチンの交換は60万円~150万円、位置の移動を伴う場合は100万円~300万円が目安です。浴室リフォームは、ユニットバスの交換費用の相場は80万円~150万円程度。洗面所リフォームは、洗面台の交換と内装工事で20万円~80万円が目安になります。トイレリフォームは、タンクレストイレの交換と手洗い器の設置、内装工事を合わせて30万円~90万円が相場です。

また、水回りリフォームはまとめて工事を行うことで、個別にリフォームを依頼するよりも費用を抑えられます。工事期間の短縮も図れるほか、発注や立ち会いの手間が軽減できるといったメリットもあります。

■水回りリフォームとは?

水回りリフォームとは?

水回りに含まれるのは、「キッチン」「浴室」「洗面所」「トイレ」の4箇所です。水回りリフォームとは、これらの水回り設備のリフォームの総称です。

水回り設備は日々の生活に欠かせないもの。水回り設備は、使用頻度が高いことから汚れが蓄積しやすく、湿気が多いことからも、ダメージを受けやすい環境にあります。

水回り設備を快適に使うにためには、日々のお手入れが大切であり、部分的な不具合が生じたときなどには修理などのメンテナンスが必要です。また、劣化が進む前の適切なタイミングで、リフォームを検討する必要があります。

・水回り設備は10〜20年が交換目安

水回り設備の交換リフォームのタイミングは、一般的に10年~20年程度が目安になります。老朽化によって汚れが目立ったり、故障が生じたりするタイミングです。

場所別に見ていくと、キッチンの本体の交換の目安は15年~20年程度ですが、コンロなどのビルトイン機器は10年程度の交換が目安です。トイレも同様に、本体の交換の目安は15年~20年程度ですが、温水洗浄便座は10年程度で交換のタイミングとなります。洗面所は10年~20年程度、ユニットバスは20年程度が目安になります。

・水回りは住宅設備の中でも劣化しやすい

水回りは住宅設備の中で特に劣化しやすい場所です。水回り設備は日々の使用によって濡れた状態のままであったり、湿気が多い状況下にあったりしています。場所にもよりますが、水垢や皮脂、石鹸カス、油などの汚れが付着していくのも劣化の要因となります。

また、給水菅や給湯管は排水管といった配管にも寿命があり、素材によって異なります。現在の主流は、給水管・給湯管はポリエチレン管で30年~35年、排水管は塩化ビニール管で40年~60年が目安です。築年数が経過した住まいなどで配管が古い場合には、劣化によって水漏れが起きたり、サビや濁り水が出たりする恐れがあるため、注意が必要です。

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■水回りリフォームを検討するタイミング

水回りリフォームを検討するタイミング

水回りリフォームを検討するべきタイミングは、老朽化によって設備が劣化したときや使いにくさを感じたときです。水回りリフォームによって設備が一新すると、快適に使えるようになります。

具体的なタイミングとして、水回り設備が古くなったとき以外にも、ライフスタイルが変化したときや、中古マンションの購入時が挙げられます。

・タイミング1:設備が古くなったとき

老朽化によって水回り設備が故障したり、一部が破損したりすると、使用に支障をきたします。シャワー水栓の蛇腹ホースの劣化などでは、水漏れが起こることもあります。

水回り設備の故障や破損は修理によって直ることもありますが、設備全体の劣化が進んでいる場合には、交換リフォームが向いています。劣化によってキッチンのシンクや洗面台の洗面ボウル、浴槽、便器などの汚れが蓄積して落ちにくくなっている場合には、設備を新しくすることで、お手入れの手間も軽減できます。

・タイミング2:ライフスタイルが変化したとき

ライフスタイルの変化によって、水回り設備の使い勝手が悪くなったときも、リフォームを検討するタイミングです。

たとえば、子どもの誕生などによって家族が増えると、キッチンや洗面所の収納が不足することがあります。高齢になると、浴室は浴槽がまたぎやすく、浴室や浴槽への出入り、浴槽の立ち座りのための手すりが設置されていると安心です。あるいはリモートワークや退職によって家にいる時間が増えると、水回りの使いにくさが気になることがあります。

・タイミング3:中古マンション購入時

中古マンションを購入した場合は、入居前のタイミングが水回りリフォームに向いています。入居後に住みながら水回りリフォームを行うと、工事期間中にキッチンや浴室、洗面所、トイレを使えないのは不便です。工事中は業者の出入りやホコリなどが気になることも考えられます。

また、築年数やリフォーム履歴にもよりますが、水回り設備をそのまま使用していると、不具合が生じることもあります。

入居前に水回りリフォームを行うことで、真新しい状態の水回り設備を安心して使えます。

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■【場所別】水回りリフォームの費用相場

水回りリフォームの費用相場は、リフォーム箇所ごとの工事範囲や位置の移動の有無、設備のグレードやサイズといった要素によって大きく異なります。水回りリフォーム費用の相場について、場所別にまとめました。

【キッチンリフォーム】

システムキッチンの交換60万円~150万円
システムキッチンの交換+位置移動100万円~300万円

【浴室リフォーム】

ユニットバスの交換80万円~150万円

【洗面所リフォーム】

洗面台の交換10万円~30万円
洗面台の交換+内装工事20万円~80万円

【トイレリフォーム】

トイレの交換12万円~50万円
タンクレストイレの交換+手洗い器(カウンター)の設置25万円~75万円
タンクレストイレの交換+手洗い器の設置+内装工事30万円~90万円

水回りの各場所のリフォーム費用の相場について、詳しくみていきます。

・キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォームの費用は、システムキッチンのグレードやサイズ、収納、位置の移動やレイアウト変更の有無などによって異なります。

キッチンの交換リフォームの費用相場は60万円~150万円です。ただし、システムキッチンはグレードによる価格差が大きく、200万円や300万円、数百万円を超えるキッチンもあります。

キッチンの位置の移動を伴うリフォームの費用相場は、100万円~300万円です。キッチンの位置の移動を伴うリフォームでは配管工事のほか、内装工事も必要です。内装工事費用は床や壁の補修程度で済ませるのか、キッチンの壁材や床材の全面的な張り替えを行うのか、工事の範囲によっても変わります。

関連記事/【タイプ別】キッチンリフォーム事例10選!費用相場やかかる期間は?

・浴室リフォームの費用相場

浴室リフォームの費用相場

昨今では、浴室は工場でつくられた壁や床、天井、浴槽を現場で組み立てるユニットバスが主流です。防水性が高く、水漏れが起きにくいことや工期が短いことから、特にマンションではユニットバスが用いられています。

浴室のリフォーム費用はグレードやサイズ、位置の移動の有無などによって変わります。浴室リフォームの費用相場は、ユニットバスの交換リフォームの場合で80万円~150万円です。ただし、浴室の位置の移動を伴うリフォームやグレードの高いユニットバスを用いる場合には、200万円を超える費用がかかることがあります。

関連記事/おしゃれなお風呂・浴室のリノベーション事例13選!費用相場も紹介

・洗面所リフォームの費用相場

洗面所リフォームの費用相場

洗面所リフォームでは、洗面台の交換費用と壁や天井、床の内装工事費用などがかかります。洗面台の交換費用は洗面台のグレードやサイズ、収納などによって異なり、カウンター材と洗面ボウル、水栓金具などを組み合わせて、造作することもあります。洗面台の位置の移動を伴うリフォームでは、配管工事や電気配線工事の費用もかかります。

洗面台の交換費用の相場は10万円~30万円です。コストを抑えられるのは、シンプルなユニット型の洗面台になります。洗面台の交換と内装工事などを合わせた費用相場は、20万円~80万円が目安です。

関連記事/洗面所のリノベーション・リフォームの費用は?おしゃれな事例10選をご紹介

・トイレリフォームの費用相場

トイレリフォームの費用相場

トイレリフォームの費用相場は、工事範囲とトイレの種類、手洗い器の有無などによって幅があります。

トイレ本体の交換の費用相場は12万円~50万円です。トイレは安い方から、組み合わせトイレ、一体型トイレ、タンクレストイレの順です。

手洗い付きの組み合わせトイレや一体型トイレをタンクレストイレに変更する場合には、手洗い器・手洗いカウンターの設置も必要です。

タンクレストイレの交換と手洗い器の設置を行う場合の費用相場は、25万円~75万円です。内装工事を加えた場合の費用は、30万円~90万円が目安となります。

関連記事/トイレのリノベーション事例12選!リフォームの費用相場や注意点は?

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■水回り4点セットリフォームとは?

水回り4点セットリフォームとは?

水回り4点セットリフォームとは、キッチンと浴室、洗面所、トイレの4箇所のリフォームをセットにしたリフォーム会社のセットプランです。水回り4点セットなどのセットリフォームは、商品が決められています。設備機器の価格と工事費用が含まれた金額が明示されているため、トータル費用がわかりやすいのが特徴です。

水回り4点セットは、個別にリフォームを依頼するよりも割安になることが多いのが大きなメリットです。ただし、工事範囲が決まっていることや商品の組み合わせが決まっているため、好きな商品が選べないことがデメリットといえます。

そのため、水回り4点セットは、できるだけ価格を抑えたい人や設備機器の機種にこだわりのない人、機種を選ぶ手間を省きたい人などに向いています。

また、リフォーム会社によっては、水回り3点セットも用意されています。

・水回り4点セットの内容

水回り4点セットの内容はリフォーム会社によって商品に違いがありますが、システムキッチンやユニットバス、洗面台、トイレの交換がセットになっています。

水回り4点セットは戸建て用とマンション用に分かれているのが一般的です。それぞれ商品やサイズが決められていますが、リフォーム会社によってはいくつかのグレードが設けられています。

また、洗面所やトイレの内装工事をセットにしたプランを提供するリフォーム会社もあります。

・まとめて工事するメリット

水回り4点セットを利用してまとめて工事を行うと、個別にリフォームを依頼するよりも、費用も割安になることが大きなメリットです。リフォーム会社にとって、別々に工事を依頼された場合よりも、人件費や養生費が抑えられるためです。工事日程をまとめられることから、工期の短縮につながることも多いです。

また、水回り4点セットは商品が決まっているため、選ぶ手間が省けることや、オーソドックスなデザインの商品でトータルコーディネートできることをメリットに感じる人もいます。

・セットリフォームの費用相場

水回り4点セットの価格はリフォーム会社やグレードによって幅がありますが、100万円~200万円程度が相場です。ボリュームゾーンは150万円前後になります。リフォーム会社によっては300万円程度のグレードの高いプランも用意しています。

水回り4点セットには基本的に設備機器の価格と工事費用が含まれています。ただし、現場の状況によって標準工事では対応できないケースがあることから、現場調査を実施したうえで正式な見積書が提示されるのが一般的です。

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■水回りリフォームを安く抑える3つの方法

水回りリフォームを安く抑える3つの方法

水回りリフォームの費用を抑えたい場合には、「設備グレードを調整する」「補助金・助成金を活用する」「まとめてリフォームする」といった方法があります。

水回りリフォームの費用は、キッチンやユニットバス、トイレなどの各設備のグレードによってコストに幅があるため、グレードを調整することで費用を抑えられます。

また、水回りリフォームの内容によっては、公的な補助金・助成金を利用して、自己負担を軽減できることがあります。ただし、工事に着工する前に申請が必要なケースや、登録事業者を通じたリフォームのみが対象となるケースがあるため、事前に調べておくのがおすすめです。

近い時期に複数の水回りリフォームを検討している場合には、個別に依頼するのではなく、まとめてリフォームを行うことで、リフォーム費用を抑えられることがあります。

・方法1:設備グレードを調整する

水回り設備を扱うメーカーは大手だけでもいくつもあり、商品のラインナップは多岐にわたります。各メーカーがキッチンやユニットバスといった商品ごとに複数のグレードのシリーズを展開しているため、費用には幅があります。さらに同じシリーズでも、に素材にもグレードが設けられ、オプションによっても費用が変わります。

高機能の上位シリーズと、シンプルな機能のシリーズでは価格帯に差があり、必要な機能を見極めることで価格を抑えられます。

・方法2:補助金・助成金を活用する

国土交通省・環境省による「みらいエコ住宅2026事業」では、登録事業者に発注した一定の省エネリフォーム工事に対して補助金が支給されます。省エネリフォーム工事に加えて実施するエコ住宅設備の設置や子育て対応改修、バリアフリー改修などに該当する場合は、補助金の対象となる可能性があります。

参照/国土交通省・環境省|みらいエコ住宅2026事業|リフォーム

また、介護保険の要支援・要介護認定を受けている場合は、和式便器から洋式便器への交換のほか、手すりの設置や段差の解消などが保険給付の対象になる可能性があります。事前にケアマネージャーに相談してみましょう。

参照/厚生労働省|介護保険における住宅改修

・方法3:まとめてリフォームする

水回りの複数個所のリフォームを検討している場合は、4点セットなどのセットリフォームを利用する場合以外にも、何回かに分けて依頼するよりも、まとめて複数個所を依頼した方がトータルコストを抑えられることがあります。リフォーム会社は1個所ずつに工事を行うケースよりも、職人などの人件費や養生費を抑えられるためです。

リフォーム会社に見積もりを依頼する際に、まとめて依頼した場合の金額も確認して比較してみましょう。

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■【場所別】水回りリフォームで失敗しないポイント

【場所別】水回りリフォームで失敗しないポイント

水回りリフォームには高額な費用が発生するため、失敗は避けたいところです。しかし、実際には水回りリフォームを行って後悔するケースが少なからずあります。

水回りリフォームの失敗で多いのは、使い勝手を考慮せずに、デザインなどの見た目から商品を選んだり、家事動線を配慮せずにレイアウトを決めたりしたケースです。

特に調理や片付けの都度使うキッチンは、動線によって作業効率が左右されます。水回りを清潔に保つにはこまめなお手入れが必要ですが、トイレの掃除のしにくさも後悔につながりやすい点です。トイレの掃除のしやすさは、形状や機能、素材がポイントとなります。

このほかには、「洗面所の収納が足りない」「浴室の断熱性能が低くて寒い」といった失敗も聞かれます。

水回りリフォームで後悔しないための注意点として、4つのポイントをまとめました。

・ポイント1:キッチンは動線を重視する

作業効率のよいキッチンにするには、動線を重視することが大切です。キッチンのレイアウトでは、シンクとコンロ、冷蔵庫を結ぶワークトライアングルが正三角形に近いのが理想的です。それぞれが近すぎても遠すぎても使いにくいことから、1辺は120㎝以上、3辺の合計が360㎝~600㎝が目安となります。

また、間取り変更を伴うリフォームを行う場合には、買い物から帰って購入した食料品を収納するまでの動線や、キッチンと洗濯機置き場の動線など、家事動線も意識しましょう。

・ポイント2:浴室は断熱性を確認する

浴室のユニットバスの断熱性能が高いと、快適にバスタイムを過ごせるだけではなく、浴槽のお湯が冷めにくいため、光熱費を抑えられます。

また、リビングダイニングなどの暖かい部屋から、冷え切った浴室や洗面所へ移動して、温かいお湯につかると、温度差によって血圧が上下し、脳卒中や心筋梗塞を起こすヒートショックを招く恐れがあります。

特に高齢者の方がいる世帯ではヒートショックが起こるリスクが高いため、ユニットバスの断熱性能を確認しましょう。

・ポイント3:洗面所は収納量を確保する

洗面所にはタオル類やスキンケア用品、ヘアケア用品、マウスケア用品、シャンプーやボディソープのストックのほか、洗剤や柔軟剤、洗濯ネット、掃除用品など、意外と多くのものの収納のためのスペースが必要です。洗面所リフォームでは、家族の人数に合った収納量を確保する必要があります。

子どもの誕生などによって家族の人数が増えると、洗面所に収納するものも増えます。たとえば、洗面台のミラーを三面鏡収納にしたり、洗濯機置き場の上に吊戸棚を設置したりすると、収納量を増やせます。

・ポイント4:トイレは掃除のしやすさを重視する

トイレは便器の形状や素材によって、掃除のしやすさに違いがあります。特にタンクレストイレは掃除のしやすさが重視されて設計されています。

フチをなくした便器など、凸凹が少ないデザインのトイレは汚れが隅に溜りにくいため、掃除がしやすいです。便座が持ち上がる機能や自動洗浄機能などがついたトイレもあります。また、表面がなめらかで汚れがつきにくい素材が採用されています。

トイレの床は水ハネや尿ハネによって汚れやすいため、クッションフロアやフロアタイルが向いています。

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■水回りリフォームの工期目安

水回りリフォームの工期目安

水回りリフォームにはどのくらいの時間がかかるのか、工事期間の目安をまとめました。

【水回りリフォームの工事期間の目安】
キッチンリフォーム:2日~10日
浴室リフォーム(ユニットバス):1日~6日
洗面所リフォーム:1日~4日
トイレリフォーム:1日~3日

それぞれの工事時間に幅があるのは、位置の移動のための配管工事の有無や内装工事などによるためです。

住みながら水回りリフォームを行う場合は、それぞれの設備を工事期間中は使えなくなるほか、住まい全体で一時的に水が使えなくなることがあります。リフォーム期間中に、生活になるべく支障をきたさないように、設備が使えない期間の対処方法について、事前に考えておきましょう。

・キッチン・トイレ単体工事の工期

キッチンもトイレも設備交換のみであれば、比較的短期間で完了します。

キッチンリフォームの工期は2日~10日程度が目安です。キッチン本体の交換工事のみであれば、2~3日程度で終わります。キッチンの交換に加えて内装工事を行う場合は4日~7日程度かかります。キッチンの位置を移動するケースなど、レイアウト変更を行う場合は1週間~10日程度の期間を要します。

また、トイレリフォームの工期は1~3日程度が目安です。トイレ本体の交換のみであれば、1日で終わります。

・浴室・全面リフォームの工期

浴室の全面リフォームの工期は、ユニットバスからユニットバスへ交換する場合で、1日~6日程度が目安です。

一般的なユニットバスの交換工事は1~2日程度で完了しますが、サイズが大きい場合には3日程度の期間がかかることがあります。

工事期間を要するのは、浴室の移動により配管工事が必要になるケースのほか、天井裏の梁などの障害物によってユニットバス本体の加工が必要なケースや、窓の造作が必要なケースが挙げられます。

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■マンションの水回りリフォームで注意したいこと

マンションの水回りリフォームで注意したいこと

中古マンションを購入して水回りリフォームを行う場合には、リフォームをしやすい物件と制約が多い物件がある点に注意が必要です。マンションは基本的には専有部は自由にリフォームができますが、床下の配管の位置などの構造や管理規約によって、水回りの移動に制約があるケースがあります。

また、専有部の配管は自分でリフォームできますが、共用部の配管の交換は管理組合が行います。そのため、築古物件で配管の交換が行われていない状況では水漏れの恐れがあります。

中古マンションの購入前に、管理規約や竣工図、長期修繕計画、修繕履歴などを確認したい場合は、不動産仲介会社を通じて管理組合に依頼します。

ただし、不動産仲介会社では水回りリフォームのしやすさを判断するのは難しいため、物件探しからワンストップで担うリノベーション会社に依頼するとスムーズです。

・配管位置によって制約がある

床スラブの上を排水管が通っている場合は、基本的に水回りの移動は可能です。ただし、直床のマンションで配管が埋め込まれている場合は、移動が難しいことがあります。また、床下のふところが狭い場合には、排水管の勾配の確保の問題から、移動できる範囲に制約が生じます。

築古マンションの一部では、排水管が床スラブと下階の天井裏の間を通っているため、排水管の位置を移動できないことから、水回りの移動ができません。

配管位置の問題で水回りの移動が難しい場合には、床をかさ上げする方法もありますが、天井高が低くなります。

・管理規約を確認する必要がある

ほとんどのマンションでは管理規約でリフォームに関する規定が設けられており、事前管理組合への届出や承認が必要なのが一般的です。また、使用細則などによって、「8時~17時のみ」など、工事を行える時間のルールが決められているケースもあります。

また、管理規約によって水回りの移動が禁止されているケースでは、構造上の問題はなくても、水回りの移動はできません。

水回りリフォームを行う前に管理規約を確認しておきましょう。

・専有部だけでなく共用部確認も重要

中古マンションの購入を検討する際には専有部のみを見てしまいがちですが、特に築古物件では、共用部の確認も重要です。先述した排水管の配管の位置のほかに、水回りリフォームに関連するところでは、竪管の交換の問題があります。

マンションの排水管は各階を貫く竪管は共用部、竪管から各住戸の専有部の床下を通る横引菅は専有部です。リフォームの際に専有部の配管を新しくしても、共用部の配管が古いままでは漏水の恐れがあります。

長期修繕計画や修繕履歴で竪管の交換時期を確認しましょう。

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■水回りリフォーム事例

水回りリフォームによって、住まいをデザイン性の高い空間に変えることができます。

水回りリフォームでは、壁付けキッチンから対面キッチンに変更すると、リビングダイニングと一体化された空間となり、開放感が生まれます。ホテルライクな浴室を実現するためには、ガラスドアは欠かせない要素です。

また、洗面所とトイレを一体感のあるデザインにするには、洗面台と手洗い器のデザインを合わせるのがポイントです。また、洗面所とトイレの壁材や床材は同じものを使用します。

グローバルベイスのマイリノのリフォーム事例から、「対面キッチンへ変更した事例」「ホテルライクな浴室に変更した事例」「トイレを統一感ある空間にした事例」の3つを紹介します。

・事例1:対面キッチンへ変更した事例

事例1:対面キッチンへ変更した事例

リフォームによって壁付けキッチンから対面キッチンに変更し、開放感のあるリビングダイニングキッチンを実現した事例です。

キッチンは腰壁の立ち上がりやコンロ前の壁のないペニンシュラキッチン。リフォームで1LDKから2LDKに間取りを変更していますが、キッチンとリビングダイニングが一体化した空間で、キッチン部分を含めて折り上げ天井が設えられているため、広々と感じられます。

キッチンからリビングダイニングを見渡せるので、お子様の様子を見守れます。

→このリノベーション事例を詳しく見たい方はこちら

・事例2:ホテルライクな浴室に変更した事例

事例2:ホテルライクな浴室に変更した事例

まるで在来浴室のようなユニットバスを用いた、ホテルライクな高級感のある浴室にリノベーションした事例です。

ユニットバスでありながらも、ガラスドアや腰壁の上部にガラスが採用されたホテルライクなデザイン。ユニットバスはグレーを基調としていますが、ガラスが多用されているため、開放感もあります。頭上からお湯を浴びられるオーバーヘッドシャワーも設置されています。

また、洗面所から浴室までタイルの目地がつながっていて一体感があり、デザイン性の高さが感じられます。

→このリノベーション事例を詳しく見たい方はこちら

・事例3:洗面・トイレを統一感ある空間にした事例

事例3:洗面・トイレを統一感ある空間にした事例
事例3:洗面・トイレを統一感ある空間にした事例

リフォームで洗面所とトイレを木を用いた統一感ある空間にした事例です。

洗面所の洗面台の下部の棚板と、トイレの手洗いカウンターに同じ色目の木を使用していることから、統一感が生まれています。洗面所のミラーにも同じ色目の木のフレームがあしらわれています。

また、洗面所もトイレも壁は白系のクロスで、床材は大判のタイルに統一されています。

洗面所とトイレのデザインに統一感があると、住まい全体にまとまりが感じられます。

→このリノベーション事例を詳しく見たい方はこちら

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■水回りリフォーム業者の選び方

水回りリフォーム業者の選び方

水回りのリフォームを扱う業者は数多くあるため、業者選びに不安を感じたことはありませんか?リフォーム業者によって提案力や施工品質には差があります。

また、水回りリフォームを扱う業者には、水回り専門のリフォーム会社や工務店系のリフォーム会社、住宅設備系のリフォーム会社、設計事務所系のリフォーム会社、ハウスメーカー系のリフォーム会社などがあり、得手・不得手があります。

たとえば、システムキッチンの交換リフォームは、水回り専門の業者や住宅設備系のリフォーム会社への依頼が向いています。しかし、キッチンなどの水回りの移動を伴うリフォームや、間取り変更を伴うリフォームの場合は、大がかりなリフォームの経験が豊富な会社が安心です。

また、間取り変更を伴う水回りリフォームは、リノベーション会社に依頼するという選択肢もあります。

・ポイント1:施工実績を確認する

リフォーム業者のホームページなどで施工実績を確認すると、豊富な施工実績を持っているか、どのような分野のリフォームを得意としているかといった点を把握できます。施工実績と希望するリフォームのイメージが合うかチェックしましょう。

また、マンションの水回りリフォームでは、床下の構造や管理規約の問題があり、工事に着工する前に管理組合への届出も必要です。そのため、マンションでの施工実績が豊富な業者を選ぶとスムーズです。

・ポイント2:見積内容を比較する

複数のリフォーム業者から見積書をとり、見積内容を比較することもポイントです。見積書の金額を比較するだけではなく、見積内容をチェックします。○○設備工事といった工事名や数量、設備機器のメーカーや機種、施工面積や数量、単価など、工事内容の詳細が書かれているか確認しましょう。

見積書に「工事一式」の記載が多い場合は、金額が含まれている範囲が曖昧でわかりにくいことから、追加費用が発生するリスクがあります。内訳が細かく記載されている業者の方が安心です。

・ポイント3:リノベーション会社も検討する

間取り変更を伴う水回りリフォームを行う場合には、リノベーション会社も依頼先の選択肢の一つとなります。

リノベーション会社の多くは大がかりなリノベーションの施工実績を豊富に持っています。リノベーション会社は設計力があるため、家族構成やライフスタイル、嗜好などに合わせたリフォームプランの提案が受けられます。また、リノベーション会社によっては、オリジナリティのあるリフォームプランの提案が受けられることも期待できます。

■よくある質問(FAQ)

よくある質問(FAQ)

ここまで水回りリフォームに関して解説してきましたが、水回りリフォームが初めての方は多くの疑問点をお持ちではないでしょうか?

そこで、水回りリフォームに関して、検索エンジンや生成AIで聞かれることの多い内容について、要点をQ&A形式でまとめました。「水回りリフォームは何年ごとに必要?」「水回り4点セットのリフォーム費用はどのくらい?」「水回りリフォームはまとめてやるべき?」といった疑問にお答えしています。

・Q1. 水回りリフォームは何年ごとに必要ですか?

A:水回りリフォームはキッチンやトイレは15年~20年程度、洗面所は10年~20年程度、ユニットバスは20年程度が目安です。

ただし、老朽化による劣化で汚れが落ちにくくなってきたときや、故障や不具合が起きているときは、リフォームを検討するべきタイミングです。子どもの誕生、もしくは独立、リモートワークによる在宅時間の増加、あるいは老後など、ライフスタイルやライフステージの変化に伴い、水回りが使いにくくなったときもリフォームを検討してみましょう。

・Q2. 水回り4点セットの費用相場はいくらですか?

A:水回り4点セットの費用相場は100万円~200万円程度で、ボリュームゾーンは150万円前後です。300万円程度のグレードの高いプランを用意するリフォーム会社もあります。

水回り4点セットには、システムキッチンやユニットバス、洗面台、トイレの各設備の価格と工事費用が含まれています。内装工事を含むプランを用意するリフォーム会社もあります。

ただし、現場調査を行った結果、標準工事では対応できないケースでは、追加費用を含む見積書が提示されることもあります。

・Q3. 水回りリフォームはまとめてやるべきですか?

A:水回りリフォームは個別に依頼するよりも、まとめて依頼した方が、トータル費用を比較するとコストを抑えられます。まとめて工事を実施することで、職人の人件費や養生費などを抑えられるためです。

また、個別に依頼するよりも工期も短縮できます。業者が出入りして落ち着かない期間が短くなり、立ち合いの手間も軽減できます。

近い将来、水回り設備でリフォームを予定している箇所が複数ある場合には、まとめて行うのがおすすめです。

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■まとめ|水回りリフォームは“費用”だけでなく“暮らしやすさ”も重要

水回りは住宅設備の中でも劣化しやすく、10年~20年程度が交換リフォームを行う目安です。水回りを快適に使うには、老朽化が気になったタイミングのほか、ライフステージの変化によって使いにくくなったときに、リフォームを行うという選択肢もあります。水回りをリフォームで整えることで、より快適な暮らしを実現できます。

また、中古マンションを購入して水回りを含むフルリノベーションを行うと、家族やライフスタイルに合った住まいを手に入れられます。グローバルベイスでは、物件探しからリノベーションの設計・施工までワンストップで対応できます。間取り変更を伴う水回りのリフォームやフルリノベーションはグローバルベイスにお気軽にご相談ください。

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執筆者情報マイリノジャーナル編集部
■ 編集者:村田日菜子

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建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

■ 監修者:原田 直生之

宅地建物取引士の有資格者

→詳しいプロフィール
編集者: 村田日菜子

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