住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

リモデルとは?リトイレの意味、メリットデメリットを解説

リモデルとは?リトイレの意味、メリットデメリットを解説

「リモデル」「リフォーム」「リノベーション」似たような意味で使われる言葉ですが、違いをご存知ですか?それぞれの意味を確認してみましょう。また、トイレをリフォームする際の選択肢である「リモデルトイレ」「リトイレ」について、その特徴やメリット。デメリットを解説します。

こんな方におすすめの記事です
  • リモデルとリフォームの違いを知りたい
  • リモデルトイレやリトイレの特徴を知りたい
  • リモデルトイレの注意点を知りたい

■リモデルとは?

「リモデル」とは、リフォームとほぼ同じ意味ですが、古くなった内装や故障した設備をただ単に取り替えて新しくするだけなく、暮らしを変えるような住まいに作り変えることを目的としています。プランニングの際に、住み手が不便だと感じていることのほか、あまり意識していない潜在的な問題も洗い出すことで、“期待以上の暮らし”を提供することを目指すものです。

リモデルの概念を提唱しているのは、住宅設備の大手メーカー、TOTO(トイレ・浴室・キッチン等)、DAIKEN(フローリングや室内ドア等)、YKK ap(窓・サッシ・玄関ドア等)です。3社はそれぞれの頭文字を合わせた「TDY」として、リモデル分野で2002年から業務提携を結んでおり、日本各地に合同ショールームを展開しています。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■リフォームやリノベーションとの違い

リフォームとは、経年劣化した内装や壊れた住宅機器を新しくして、住まいを修理・修繕することです。その施工範囲はさまざまで、住まいの一部だけを交換する工事は「部分リフォーム」や「プチリフォーム」、住まい全体に手を入れる工事は「フルリフォーム」と呼ばれます。

リノベーションもリフォームの一種ですが、ただ単に内装や設備を新しくするだけでなく、家族構成やライフスタイル・価値観に合わせて空間を生まれ変わらせ、住まいに新しい価値を作り出すことを目的としています。そのためリノベーションは、間取りを変更したり、キッチンの向きを変えたりするような大規模なリフォームになることが多いです。

さらに、TDY3社が提唱する「リモデル」は、住み手の潜在的な困りごとや不便を拾い上げることで、期待を超えた快適な暮らしを提供することを目指しています。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■リトイレとリモデルトイレとの違いとは?

「リトイレ」とは、LIXIL社が提供するリフォーム用トイレのシリーズ名です。同様にTOTO社ではリフォーム用製品を「リモデルトイレ」や「リモデル便器」と呼んでいます。

現在、トイレにおける排水管の位置はほぼ統一されていますが、昔のトイレではまちまちでした。そのため、トイレをリフォームするとき、新しい便器に合わせて配管工事をするために、たとえ便器のみを交換したい場合でも床や壁も解体の必要があるケースが多かったのです。リフォーム用トイレは、そのような現場でも、便器のみの交換ができる機能を搭載した製品です。アジャスター配管を調整することで、排水管の位置がずれていても繋ぐことができます。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■リモデルトイレのメリット

・工事期間が短いこと

トイレの配管工事が必要な場合、必然的に個室全体をリフォームすることになります。リフォームの大まかなステップは、既存の便器の撤去→床や壁の解体→配管工事→床や壁の張りなおし→新しい便器の設置する、となり3〜5日ほどの工期がかかります。また、その間トイレは使用できません。

リモデルトイレであれば、既存の便器を取り外して新しい便器を設置するのみで済むため、工期は半日程度です。クロスと床(クッションフロア)の張替えを行う場合でも、1〜2日程度になります。

・工事費用が抑えられること

リフォームの際にリモデルトイレを選べば、便器のみの交換で済むため工事費用を抑えることができます。費用はトイレのグレードにより異なりますが、製品+工事費込みで10〜30万円ほどが目安です。さらに予算に合わせてクロスや床の張替えを追加することもできます。

・排水管位置調整が不要なこと

リモデルトイレなら、既存の排水管の位置に合わせて便器の位置を調整する必要がありません。付属のアジャスター配管を調整することで、排水管がずれていても繋ぐことができるためです。また、既存の給水管から分岐・排水管へ合流することで、新規に配管を設置せずにトイレ内に手洗い器を新設できる製品もあります。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■リモデルトイレのデメリット

通常、トイレと排水管が直線でつながっているため、スムーズに流れやすくなっています。その点、リモデルトイレは位置のずれをアジャスター配管で調整するため、排水管に曲がりが生じ、どうしても“詰まり”のリスクが出てくるというデメリットがあるのです。

特に過去にリフォームを繰り返している場合、曲がりの箇所が増えることで排水の詰まりやすさも上がってしまいます。家の築年数が古く、トイレを何回かリフォームをしている場合は、リモデルトイレを選択するか配管からやり直すべきかを、施工業者によく相談しましょう。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■リモデルトイレの見極め方

メーカーのカタログ等には、既存の便器の品番と、取り替え可能なリモデルトイレの対応表が記載されています。品番が分かれば、リフォーム業者への相談や問い合せの際もスムーズです。便器の品番は、正面から見て左下に記載されています。タンクに記載されているのはタンクの品番なので、便器の方を確認しましょう。

理想の住まいをワンストップで実現できるリノベーションサービス「MyRENO マイリノ」

詳しくはこちら>>
お探しの情報が見つかります

■まとめ

「リモデル」とは、リフォームにより“期待以上の暮らし”を作り出すことを目的とした、TOTO、DAIKEN、YKK apの3社により提唱されている概念です。リフォーム用のトイレとして、TOTOからは「リモデルトイレ」、LIXILからは「リトイレ」が提供されています。リモデルトイレは大掛かりな配管工事をせずに便器のみ交換できるため、リフォーム費用を抑えて工期を短縮することが可能です。ただし既存の排水管の状況によっては、“詰まり”が生じやすくなるので注意しましょう。

■ご希望に合わせたトイレに関するリノベーション相談ならグローバルベイスへ

「使いにくい便器を新しくしたい」「トイレを心地よい空間にしたい」そうお考えなら、住まいをリフォームして、毎日をより快適な暮らしにしませんか?グローバルベイスでは、リフォームに関するセミナーや個別相談を実施しています。ご相談はすべて無料ですので、お気軽にお問い合わせください。

編集者: 山口美智子

ウェブデザイナーを経て2014年よりフリーライターに。おもに住まいに関する記事を執筆しています。猫が大好きで、自宅のDIYリフォームが趣味。
監修者:原田 直生之
宅地建物取引士の有資格者。

お探しの情報が見つかります