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ヌックとは?小さなスペースで暮らしを豊かに

「ヌック」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?日本ではあまり馴染みのない言葉ですが、海外の住宅ではよく取り入れられる「こぢんまりとした居心地の良い空間」のことです。今回は、家族やひとりでの時間をもっと充実させるヌックの魅力や空間づくりのポイント、費用などを解説します。

ひとりでホッと一息
こんな方におすすめの記事です
  • 読書や休憩スペースがほしい
  • 遊びゴコロのある個性的な家にしたい
  • 家族またはひとりで落ち着ける空間がほしい

■ヌックとは?

ヌックはスコットランド語の「neuk(ヌーク)」が語源。家のなかのちょっとしたスペースを活用してつくる、暖かく居心地の良い空間のことです。

中世スコットランドの石造りの家では、建物から屋外に突き出すような形で暖炉をつくり、その両サイドに向かい合うような腰掛けを配置していました。これを「アングル・ヌック(暖炉の火の近くの腰掛け)」と呼んでいたそうです。

この暖炉横の腰掛けがもつ、暖かく居心地の良いイメージが元になって、「こぢんまりとした快適な場所=ヌック」という言葉が使われるようになりました。ヌックというと狭くて小さな場所を指すことが多いですが、大きさよりも「居心地の良さ」や「心のゆとり」といった面が重視されます。

■ヌックの使い方と魅力

こぢんまりして居心地の良い場所ヌック。ライフスタイルによって、さまざまな使い方がされます。

・ 家族の団らんを楽しむ

家族の団らんを楽しむ

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ヌックは居心地の良い場所なので、自然と家族が集まる場所となります。ちょっとした空きスペースにソファやベンチ、クッションなどを置けば、快適な空間に。ダイニングほど大げさでなく、家族で会話をしながらちょっとコーヒーを飲んだり軽食をとったりできるスペースとして活用されます。「キッチン・ヌック」といって、キッチンやダイニングの一角に座る場所をつくり、家事の合間にちょっと休憩するスペースとして使うこともあります。

・ひとりでホッと一息

ひとりでホッと一息

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広く開放的なリビングは素敵ですが、ひとりで考え事をするなど落ち着いて過ごせる場所もほしいもの。おこもり感のあるヌックは、そんなひとり時間をすごす場所にももってこいです。
LDKの一角にヌックをつくれば、家族が同じ空間にいながらも、それぞれテレビを見たり読書をしたりと、程よい距離感で思い思いの時間を過ごせるでしょう。階段下のデッドスペースに隠れ家のようなスペースをつくるのもおすすめ。「コージー・ヌック」と呼ばれ、海外ではよく取り入れられる手法です。

・本を読むスペースとして

本を読むスペースとして

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本棚やイスを設けた「リーディング・ヌック」も人気のスタイル。居心地の良い空間で、本の世界に没頭することができます。リビングの一角だけでなく、おこもり感のある階段下のスペースや、外の光や風を浴びながらリラックスできる窓辺など、さまざまな場所を活用できそうです。

・子どもたちの秘密基地に

子どもたちの秘密基地に

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小さな子どもは、秘密基地のような狭いスペースが大好き。大きなリビングの一角をゆるやかにゾーニングして、子どものプレイスペースとしてヌックを設けるのもおすすめです。子どもが集中して自分の遊びに没頭でき、おもちゃも外まで散らかりにくいというメリットも。洞窟のような小部屋をつくったり、小上がりやロフトなど高さで仕切ったりとさまざまな方法があります。

■居心地良いヌックをつくるポイント

ヌックには「このように作らなければならない」という明確なルールはありません。しかし居心地の良い空間をつくるにはいくつかポイントがあるので見ていきましょう。

・小さなスペースでOK

ヌックには、広いスペースは不要。むしろ広すぎずこぢんまりとした空間のほうが、ほっと落ち着ける空間になります。目安としては2~3畳ほど確保できれば、家族でシェアできるでしょう。

・暖かく落ち着ける場所につくる

もともとヌックは暖炉横につくられたことからも分かるように、暖かく快適な場所につくるというのがポイントです。暖炉はなくても、ポカポカと日の当たる窓辺につくったり、ソファやじゅうたんを置いてごろんと寝転がれるようにしたりと、さまざまな工夫ができます。

・ゆるやかにゾーニングする

ただソファやクッションを置くだけでなく、ゆるやかにゾーニングして落ち着ける空間をつくるというのもポイント。ただし間仕切り壁やドアをつくって完全に仕切る必要はありません。

天井を下げて少し違った空間にしつらえたり、床を上げて小上がりのようにしたり。天井・床・壁に手を加えるのが難しければ、お部屋の隅にカーペットやイスなどを置いて、独立した印象のスペースをつくるのもおすすめです。

■ヌックの施工費用の相場

ヌックをつくるには、さまざまな手法があります。どんな工事にどのくらいの費用がかかるのか、相場を見ていきましょう。

・ベンチを造作する費用

窓際にベンチをつくったり、階段下にベンチをつくってリーディング・ヌックにしたり。家具屋さんで売っている既製品のベンチを置く方法もありますが、大工さんの造作ならスペースにちょうど良いサイズのものを造り付けることができます。

費用は10~20万円ほど。簡単なつくりのベンチにするのか、下に収納などをつくるのか、どんな材料を使うのか・・・など作業内容によって費用が変わります。また、ベンチの造作単独でお願いするのか、他の工事のついでに余った材料を用いてつくるのかによっても費用は大きく変わるでしょう。

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・ロフトを増設する費用

ロフトをつくり、秘密基地のようなヌックにするという方法も。余った空間を有効活用して、生活スペースを増やすことができます。

マンションでロフトを増設する費用は、6畳程度で50万円から。断熱材追加や照明増設などの工事をする場合、100万円ほどかかるケースもあるでしょう。ロフトは法律上の規定があるので、きちんと確認して工事を行うことが大切です。

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・間仕切りを新設する費用

新しく間仕切りをつくるなら、1つの壁につき20~30万円程度の費用が目安です。もし新しい間仕切りに合わせて部屋全体の壁紙も張り替える場合、追加で費用がかかります。

リビングなどの一角をゆるやかに仕切れば、視界が遮られてより落ち着ける秘密基地のようなヌックに。子どもの遊び場や、大人の書斎、読書スペースなど、特別感のある空間がつくれるでしょう。

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・フルリノベーションする費用

家全体をリフォーム・リノベーションする際に、いっしょにヌックを取り入れるのもおすすめです。フルリノベーションにかかる費用は、1,000万円前後が相場。天井を下げたり、スキップフロアにしたりと、思い切った空間演出でさらに居心地の良いヌックが叶えられます。

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■まとめ

こぢんまりとした居心地の良いヌックをつくることで、家族の会話が増えたり、ひとりの時間を快適に過ごせたりと、おうち時間がより楽しめます。ヌックには明確な定義もないので、家族のライフスタイルや希望に合わせて、さまざまなプランに落とし込むことが可能です。ぜひリフォーム会社に、「落ち着いて読書できる空間がほしい」「子どもが集中して遊べるプレイスペースがほしい」など希望を伝えてみてくださいね。

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