コンサバトリーとは?魅力的なメリットやリノベーション事例までをご紹介

コンサバトリーとは?魅力的なメリットやリノベーション事例までをご紹介

天井や壁がガラス張りのコンサバトリーは、自然光を取り入れた屋外と屋内をつなぐ空間です。本来のコンサバトリーは戸建てに設けられるものですが、マンションでもコンサバトリーに近い空間が設けられていることがあります。

ここでは戸建てで設置されるコンサバトリーを中心に取り上げながら、マンションにコンサバトリーを取り入れたリノベーション事例についても触れていきます。

こんな方におすすめの記事です
  • コンサバトリーとは何か知りたい方
  • コンサバトリーのメリット・デメリットを知りたい方
  • マンションにコンサバトリーを設けたリノベーション事例を見たい方

CONTENTS

■結論|コンサバトリーは“自然を感じながら暮らせる空間”だが、設計次第で満足度が大きく変わります

コンサバトリーとは、天井や壁をガラスで覆い、自然光をたっぷりと室内に取り込む空間です。室内にいながら庭や外の景色を感じることができ、セカンドリビングやガーデニングスペースとして多様に活用できます。

一方で、「夏は暑くて使えない」「思ったより費用がかかった」といった後悔の声も聞かれます。コンサバトリーで後悔しないためには、断熱・遮熱対策の徹底と用途を明確にした設計計画が重要なポイントになります。

■コンサバトリーの基本知識

コンサバトリーの基本知識

コンサバトリーは現在ではガーデニングのための温室として使われるほか、セカンドダイニングやセカンドリビングなど、住まいの一部として設けられています。コンサバトリーの定義や歴史についてみていきます。

・コンサバトリーとは

コンサバトリー(conservatory)とは、温室やサンルーム、貯蔵庫といった意味を持つ言葉です。もともとコンサバトリーは庭に張り出すように造られた、天井や壁がガラス張りの空間をいい、一部屋分の広さがあります。

ただし、「コンサバトリー=サンルーム」ではありません。サンルームよりも広く、庭に突き出すように設けられたもののみをコンサバトリーと呼ぶこともあります。

昨今ではコンサバトリーは住まいの一部として設けられ、屋外と屋内をつなぐ空間としても位置付けられています。コンサバトリーは温室やサンルーム以外にも、第二のダイニングやリビングのほか、趣味のスペースなどの多目的スペースとしても用いられています。

・コンサバトリーの起源と歴史

コンサバトリーが生まれたのは、18世紀ごろのイギリスとされています。コンサバトリーは、もともとは南国の果物や植物の貯蔵庫として設けられていました。その後、コンサバトリーは、植物を育てるための温室として使われるようになりました。

さらに建築技術が発達したことにより、コンサバトリーは住まいの一部として発展してきました。現代ではコンサバトリーは庭とリビングをつなぐ住空間として設けられることが多く、快適に過ごせるようにエアコンなどが設置されていることもあります。

また、日本では広義の意味になりますが、マンションのインナーテラスもコンサバトリーのように活用できる空間として、図面集などでコンサバトリーと表記されることが一般的になってきました。

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■コンサバトリーとサンルームの違い

コンサバトリーと混同されやすい空間に「サンルーム」があります。どちらもガラス面を多く取り入れ、日差しを活かす空間という点では共通ですが、重視する役割やデザイン性、施工の考え方に違いがあります。

項目コンサバトリーサンルーム
主な用途くつろぎ/ガーデニング/読書/カフェスペース/セカンドリビングなど洗濯物干し/家事・作業スペースなど
位置づけ居住空間の一部実用的な付属スペース
デザイン性インテリア性を重視機能性を優先するケースが多い
費用感仕様により高くなりやすい比較的シンプルに計画しやすい

・違い1:用途の違い

まず「コンサバトリー」は、くつろぎや趣味を楽しむための居住空間として計画されることが多いです。たとえば、観葉植物を育てるガーデニングスペース、読書を楽しむ場所、朝食やティータイムを過ごすカフェのような空間など、暮らしを豊かにする使い方ができます。

一方「サンルーム」は、日当たりを活かした洗濯物干しスペースや、雨の日でも使いやすい家事スペースとして設けられることが多いです。雨や風の影響を受けない空間として、実用性を重視する方に向いています。

もちろん、コンサバトリーをサンルームのように使うことも可能です。ただし、その場合も単に洗濯物を干すためだけの場所ではなく、室内の雰囲気や過ごしやすさも含めて計画することで、空間としての満足度が高まりやすくなります。

・違い2:デザイン性の違い

コンサバトリーは、ガラス張りの開放感やクラシカルなデザインを活かし、住まいの印象を高める空間として計画されることが多いです。海外の住宅に見られるような、庭とつながる優雅な空間をイメージすると分かりやすいでしょう。

サンルームは、機能性を重視してつくられることが多く、シンプルな外観・内装になる傾向があります。デザイン性の高いサンルームもありますが、一般的にはコンサバトリーのほうが空間演出やインテリアとの調和を重視しやすいといえます。

・違い3:費用や施工方法の違い

コンサバトリーはフルオーダーの設計・施工が基本となるため、費用が高くなりやすい傾向があります。一方、サンルームは既製品のユニットを設置するケースも多く、比較的低コストで導入が可能です。

ただし、実際の費用は広さや設置場所、デザイン、使用する材料、建物の状態によって大きく異なります。設置する目的や住まいの条件に合わせて、どのような仕様にするかを検討しましょう。

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■コンサバトリーのメリット

コンサバトリーのメリット

リノベーションなどでコンサバトリーを設けると、明るく開放的な室内空間ができるため、冬場でもリラックスして過ごせる空間ができることがメリットです。また、コンサバトリーの設置による居住性の向上から、資産価値がアップすることも期待されます。

・明るい室内空間の提供

コンサバトリーを設けると、住まいに自然光を取り入れた明るく開放的な室内空間がつくれることがメリットです。

コンサバトリーは空や庭などの自然に触れながら、リビングやダイニングの延長として活用できる場所です。セカンドリビングとしてお茶を飲んだり、セカンドダイニングとして食事を楽しんだりするなどして過ごすことができます。

また、本来のコンサバトリーの用途とは異なりますが、洗濯物を干す場所としても向いています。コンサバトリーなら雨や花粉の付着の心配をすることなく、室内干しで自然光で洗濯物を乾かすことが可能です。

・季節を問わないリラックス空間

コンサバトリーはガラス張りの空間のため、季節を問わず明るい空間が広がることもメリットです。日照時間が短い冬でも自然光を取り入れたリラックススペースとして、あたたかな環境で過ごせます。日差しの中でまどろんで過ごせるスペースとなります。

また、LDKと隣接してコンサバトリーを設けた場合には、リビングダイニングまで冬場でも自然光が差し込むことが期待できます。コンサバトリーを設けると、夏場はコンサバトリー自体は日差しがきついケースもありますが、隣接するリビングダイニングにはやわらいだ自然光が入ることもメリットといえます。

・家の資産価値の向上

リノベーションでコンサバトリーを設けると、居住スペースが広がるため、家の資産価値が向上することが期待できます。単純にコンサバトリーの分だけ、床面積が広がるだけではありません。室内と外をつなぐコンサバトリーはセカンドダイニングやセカンドリビングとして活用できるなど、心地よく過ごせる空間があることで、住まいの居住性が高まることが魅力です。

ただし、実際に資産価値が向上するかはケースバイケースです。住み心地の向上による住宅の価値の向上が資産価値の向上につながる可能性があるというくらいに捉えておきましょう。

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■コンサバトリーで後悔しやすいポイント

コンサバトリーを見た目の美しさや憧れだけで計画すると、「こんなはずじゃなかった」と、完成後に後悔するケースもあります。メリットだけでなく、使いにくさにつながりやすいポイントも事前に理解しておきましょう。

・後悔1:夏は暑く冬は寒い

コンサバトリーで特に後悔しやすいのが、室温の問題です。断熱性の低いガラスやサッシを使用すると、夏は太陽の熱で室内が高温になり、冬は外気の冷たさが気になります。一年を通して使いやすい空間にするには、方角や日射の入り方を確認したうえで、断熱性を重視した計画を立てましょう。

・後悔2:メンテナンスが大変

コンサバトリーは天井や壁がガラス張りのため、汚れや水垢が目立ちやすいです。きれいな状態を保つには手間がかかり、特に屋根部分や高い位置のガラスは、掃除が難しいケースもあります。また、外気との温度差が大きい季節には、結露が生じることも。結露を放置するとカビやサッシまわりの傷みにつながる可能性があるため、換気や拭き取りなどの日常的な管理が必要です。

・後悔3:使わなくなるケースがある

コンサバトリーを、なんとなく多目的に使える空間として計画すると、かえって使い方が定まらず、次第に物置化してしまうケースがあります。それを防ぐためには、「何をするか」「どのような空間にするか」を具体的に考えるのがおすすめです。

・後悔4:設置費用が想定より高い

コンサバトリーにかかる費用は本体・基礎工事・断熱対策・設備工事などを合わせると、一般的な居室に比べて高額になりやすいです。見積もりを取る際は合計金額だけで判断せず、設備・工事ごとに内容を確認しましょう。最初の段階で「どこまで本格的につくるか」「何を優先するか」を整理し、予算の中で計画することが大切です。

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■コンサバトリーで後悔しないためのポイント

コンサバトリーを設けて後悔しないためには、実際の使い方や快適性まで具体的に考えておくことが大切です。特に気をつけたい6つのポイントを解説します。

・どのような目的で使う空間なのか用途を明確にする
・夏の暑さ・冬の寒さに備えて断熱・遮熱対策を行う
・家具・インテリアまで含めて計画する
・日当たり・方角を確認する
・掃除やメンテナンスのしやすさを考える
・隣家や外部からの視線を確認する

・ポイント1:用途を明確にする

まず「ランドリールームとして使う」「植物を育てるガーデニングスペースにする」「読書や趣味のリラックス空間にする」など、どのように使いたいかを決めましょう。用途が明確であれば、必要な広さ・設備・動線も自然と定まります。計画段階で家族全員の意見をすり合わせておくことも大切です。

・ポイント2:断熱・遮熱対策を行う

コンサバトリーはガラス面が多いため、夏の暑さや冬の寒さを和らげるための断熱対策が欠かせません。ガラスはLow-E複層ガラス、サッシは樹脂製または樹脂アルミ複合タイプを選ぶことで、断熱性能が大きく向上します。また、ルーフカーテンやロールスクリーン、ブラインドなどを組み合わせると、日差しの入り方を細やかに調整しやすくなります。

また、空調や換気の計画も大切です。日差しが強い場所にあるコンサバトリーは、短時間で室温が上がることがあります。「窓を開けて風を通せるか」「換気扇を設けられるか」「隣接するリビングの空調でまかなえるか」などを確認しておきましょう。

・ポイント3:家具・インテリアまで計画する

コンサバトリーの完成度を高めるために、設計段階から家具や照明のサイズや配置まで考えておきましょう。計画が不十分だと「置きたい家具が入らなかった」「何を置けばいいか分からない」といった問題が起きることがあります。

たとえば、読書やカフェスペースとして使うなら、座り心地のよいチェア、小さなテーブル、手元を照らす照明。植物を楽しむ場所にするなら、鉢を並べる棚やスタンド、汚れに強い床材。ランドリースペースとして使う場合は、物干しバーや作業台、ハンガーをしまう収納。…と具体的にイメージして計画しましょう。

・日当たり・方角を確認する

コンサバトリーは方角によって過ごしやすさが大きく変わります。周辺の建物や樹木等との位置関係も合わせて確認し、光の入り方に応じた遮熱対策を計画しましょう。

南向きは冬の日当たりに優れる反面、夏は気温が上がりすぎる傾向があります。西向きは午後に日差しが入り夕方の室温が上がりやすいです。東向きは朝の光を取り入れやすく、朝食や植物の管理を楽しむ空間に向いています。北向きは直射日光が入りにくいものの、やわらかな光を活かした落ち着いた空間にできる可能性があります。

・掃除・メンテナンスのしやすさを計画する

掃除しにくいコンサバトリーは、次第に使う頻度が下がってしまうことがあります。美しい状態を無理なく保てるよう、どう掃除するかを設計段階から考えておくことが大切です。

特に注意したいのは、手の届きにくい高窓や天井まわり。大きなガラス面を設ける場合は、どこまで日常的に掃除できるのか、専門業者に依頼する必要があるかを確認しておきましょう。また、植物を置く場合は土や落ち葉・水やりによる汚れも発生します。床材は汚れや水に強い素材にすると安心です。結露やカビを防ぐために、換気のしやすさも確認しておきましょう。

・隣家や外部からの視線を確認する

コンサバトリーはガラス面が多く、外とのつながりを感じやすい反面、外部からの視線が気になりやすい空間でもあります。特に隣家との距離が近い住宅地や、向かいの建物から室内が見えやすいマンションでは、フロストガラスなどでプライバシーを守る工夫を検討しましょう。夜はさらに室内の照明によって外から見えやすくなります。昼間だけでなく、夜の見え方も想定して、カーテンやブラインド、ロールスクリーンを設置すると安心です。

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■コンサバトリーが向いている人とは?

コンサバトリーは、自然光や外の景色を暮らしの中に取り入れたい人に向いている空間です。

単に部屋を広げるというよりも
「家の中にいながら自然を感じたい」
「趣味や家事に使える心地よい場所がほしい」
「住まいの印象をもっとおしゃれにしたい」
といった方に適しています。

・自然を感じながら暮らしたい人

コンサバトリーは、日差しや空の明るさ・庭や植物の緑・季節の移ろいを身近に感じながら過ごしたい人に向いています。ガラス面が多いため外とのつながりを感じやすく、室内にいながら開放的な気分を味わえます。たとえば、朝の光を浴びながらコーヒーを飲んだり、休日に植物の手入れをしたり、雨の日に外を眺めながら読書をしたりと、日常の中に小さな楽しみをつくることができます。

・住まいのデザイン性を高めたい人

ガラスと光が織りなす空間は、リビングとの連続性を演出しながら、住まい全体のデザインレベルを引き上げてくれます。インテリアや住まい全体の雰囲気にこだわりがある方、ゲストの印象に残る家にしたいという方におすすめです。たとえば、リビングの延長にコンサバトリーを設ければ、空間に奥行きが生まれ、住まい全体が明るく伸びやかな印象になります。

・趣味や家事に使える多目的空間がほしい人

コンサバトリーは、趣味や家事に使える多目的な空間がほしい人にもおすすめです。たとえば「ハンドメイドや読書を楽しむ」「朝日を浴びながらヨガを行う」「在宅ワークの気分転換」「洗濯物を干すランドリースペース」など、さまざまな使い方が考えられます。ただし、用途を広げすぎると使いにくくなることもあるため、メインの使い方を定めるのがよいでしょう。

■マンションでもコンサバトリーは作れる?

コンサバトリーをマンションに設けることは可能なのでしょうか?答えを先に述べると、戸建てのようにガラス張りの空間を増築するのは、マンションの構造や管理規約から基本的に難しいです。ここでは、コンサバトリーが持つ自然光・開放感・緑との共存といったエッセンスを、マンションに取り入れる考え方を紹介します。

・マンションでは「コンサバトリー風」の空間づくりが現実的

マンションでは共用部分にあたる外壁や構造躯体に手を加えることができないため、室外にガラス張り空間を増築することは基本的にできません。そのため「コンサバトリーを新設する」というよりも、「室内にコンサバトリー風の空間をつくる」方法が現実的です。窓辺や玄関まわりの土間スペースなどを活用して、コンサバトリーのように開放的な雰囲気を演出するアプローチが有効になります。

・バルコニー・窓・外壁まわりは管理規約の確認が必要

マンションでリノベーションを計画する際に、注意したいのが管理規約です。たとえば、バルコニーは住人が専用で使える場所ではありますが、マンションでは原則的に共用部分として扱われます。そのため、バルコニーを囲って室内化する、床や壁に固定物を設置する、避難経路を塞ぐといった工事は認められません。

また、窓やサッシも共用部分にあたり、無断で交換したり穴を開けたりすることはできません。窓の断熱性を高めたい場合、外窓そのものを交換するのではなく、室内側に内窓を設置する方法が一般的です。ただし、窓の老朽化が進んでいる場合は、管理組合に相談の上で似たデザインのサッシに交換できるケースがあります。

マンションリノベーションの経験が豊富な会社に相談すれば、できること・できないことを整理しながら、現実的なプランを検討しやすくなります。

・室内窓やグリーンで開放感を演出する

マンションでコンサバトリーらしい雰囲気を出すには、室内窓やグリーンの活用がおすすめです。室内窓とは部屋と部屋の間に設ける窓で、外に面していない部屋にも光を届け、空間同士のつながりを感じさせてくれます。

たとえば、リビングと隣接する部屋の間に室内窓を設けると、光や視線が抜けて空間に伸びやかな広がりが生まれます。窓辺に植物を置き、室内窓越しにグリーンが見えるようにすれば、住まいの奥にいても自然を感じられるはずです。

・窓辺や土間を活かしてインナーテラス風に仕上げる

マンションでコンサバトリーのような空間をつくるなら、窓辺や土間を活かしたインナーテラス風の仕上げもおすすめです。たとえば、大きな窓に面した一角を土間仕上げにしたり、タイルや石材を使ったゾーンを設けたりすることで、屋外と室内をつなぐ空間に。ここに植物やアウトドアチェアを置けば、コンサバトリーの持つ「暮らしと自然の境界線を曖昧にする」感覚を、マンションの中でも再現できます。

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■コンサバトリーのおすすめ活用方法

コンサバトリーは使い方次第で、暮らしの質を大きく高められる空間。どんな風に使えばいいかイメージが湧かない方のために、実際の暮らしに根ざした活用方法を3つご紹介します。

・活用方法1:アウトドアリビング

コンサバトリーは、アウトドアリビングとして活用できます。アウトドアリビングとは、庭やバルコニー、テラスなどをリビングの延長とする考え方。コンサバトリーは屋根や壁に囲まれているため、天候に左右されずにアウトドアの雰囲気を味わえます。リビングとつながる位置に設ければ、家族がそれぞれの居場所を持ちながら、ゆるやかにつながれるセカンドリビングとしても活用できます。

・活用方法2:ガーデニングスペース

光が豊富に差し込むコンサバトリーは、植物とも相性が良い空間です。観葉植物からハーブ、季節の花、寒さに弱い植物も管理しやすく、グリーンを置くことで、空間に彩りややわらかさが生まれ室内の印象も明るくなります。なお、植物によって必要な日照量や温度が異なるため、置く場所の環境に合った品種を選びましょう。

・活用方法3:ランドリールーム

日当たりの良いコンサバトリーは、洗濯物を干す空間としても便利です。天候・花粉・虫の付着を気にせずに干すことができます。ランドリールームとして使う場合は、物干しバーや室内物干し、除湿機、換気設備などを計画に盛り込むのがおすすめです。洗濯機からの距離が近い場所に設ければ、「洗う・干す・たたむ・しまう」の流れがスムーズになり、家事の負担を軽減しやすくなります。なお、来客時に洗濯物が見えやすい位置にある場合は、ロールスクリーンなどの配置で視線を調整できるようにしておく安心です。

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■コンサバトリーの施工費用相場

コンサバトリーのデメリット

コンサバトリーの施工費用は、広さや仕様、設置場所、断熱・遮熱対策の内容によって大きく変わります。特に本格的なコンサバトリーはガラス面を多く使うため、一般的な内装リフォームよりも費用が高くなりやすいです。

ここでは、戸建てで本格的に設置する場合と、マンションでコンサバトリー風の空間をつくる場合に分けて、費用の考え方を整理します。

・戸建てで本格的に設置する場合の費用相場

戸建て住宅に本格的なコンサバトリーを増築・新設する場合の費用は、規模や仕様にもよりますが100〜300万円程度が目安となります。シンプルなサンルームやテラス囲いであれば費用を抑えられますが、断熱性能にこだわったLow-E複層ガラスや樹脂サッシを採用し、エアコンや換気設備まで整えると、300万円を超えるケースも珍しくありません。また、防火地域・準防火地域での増築や、10㎡(約6畳)を超える規模の場合は建築確認申請が必要となるため、その費用と期間も見込んでおく必要があります。

仕様例費用目安
シンプル仕様(ポリカ屋根・アルミサッシ)100〜150万円程度
標準仕様(複層ガラス・アルミ樹脂複合サッシ)150〜220万円程度
高断熱仕様(Low-Eガラス・樹脂サッシ・設備込み)250〜300万円以上

・マンションでコンサバトリー風に仕上げる場合の費用目安

マンションのリノベーションでインナーテラスや窓辺スペースをコンサバトリー風に仕上げる場合の費用目安は、50〜150万円程度です。土間仕上げや室内窓の設置、床材・照明の変更など、どこまで手を加えるかによって変動します。マンションの場合は増築ではなく既存空間の活用になるため、戸建てに比べてコストを抑えやすいです。

工事例費用目安
窓辺の床材変更+照明設置30〜60万円程度
室内窓設置+土間仕上げ60〜100万円程度
インナーテラス全体の内装工事100〜150万円程度

・費用が高くなりやすいポイント

コンサバトリーの費用が高くなりやすいポイントには、断熱・遮熱性能、デザイン性、施工条件などがあります。

・ガラス・サッシの高性能化
Low-E複層ガラスや樹脂サッシへ交換する費用がかかります。
・冷暖房・換気設備の新設
専用エアコンや熱交換換気システムの導入費用がかかります。
・基礎・構造工事
既存の建物に増築する場合、基礎補強が必要になることがあります。
・建築確認申請
防火地域や10㎡超の増築では申請費用と期間が加わります。
・オーダーメイドのデザイン
既製品ではなくフルオーダーで設計する場合、設計・施工費が高くなります。

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■コンサバトリーのリノベーション事例

新築マンションには、コンサバトリーが設けられていることもありますが、中古マンションにもコンサバトリーに近い機能を持つ空間を設けることは可能です。中古物件をリノベーションしてコンサバトリーを設けたグローバルベイスの事例を紹介します。

・事例①リビングとつながる緑化されたコンサバトリー

リビングとつながる緑化されたコンサバトリー
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=165

植物との暮らしに特化したリノベーションプラン『GREEN DAYS』により、リノベーションでバルコニーとリビングの間に、インナーバルコニーとしてコンサバトリーを設けた事例です。室内緑化とソファなどの家具の設置により、植物に囲まれながら縁側のようにくつろいで過ごせる、コンサバトリーらしい空間を実現しています。

コンサバトリーとリビングとの間は全面をガラス戸にしているため、リビングにも明るい光が降り注いでいます。

・事例②多用途で活用できる部屋の形状を活かした空間

多用途で活用できる部屋の形状を活かした空間
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=148

窓際の洋室の一部だった場所をリノベーションで、インナーテラスとして多目的に活用できるコンサバトリーにした事例です。

リノベーションで間取りを大胆に変更し、洋室はLDKの一部となりましたが、出っ張っている部分があり、2方向に窓があることから、部屋の形状を活かすために生まれたアイデアです。こちらの事例もLDKとの間をガラス戸として、光が通るつくりとしています。

楽器の演奏を楽しむほか、テーブルを置いて仕事をすることもあるなど、多様な用途で活用されています。

・事例③洗濯物を干す場所にも!コンサバトリー風洗面室

洗濯物を干す場所にも!コンサバトリー風洗面室
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=130

リノベーションで広い洗面室を確保し、コンサバトリーと呼べるような明るい室内空間を確保した事例です。窓側には洗濯機の設置スペースがあり、洗濯物を干すこともできるようなゆとりがあります。

さらに、洗面台の前はたとえば、イージーチェアを置いたり、フローリング部分でヨガやピラティスなどを楽しんだりすることもできる広さがあります。一室分のゆとりある洗面室のため、お風呂上りのリラックスタイムを過ごす場所としても、洗濯物を干すスペースとしても、多目的に活用できます。

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■よくある質問(FAQ)

ここでは、コンサバトリーについてよく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。基本的な疑問を整理しておきましょう。

Q1. コンサバトリーとは何ですか?

→A. ガラスの天井や壁で構成された、屋内と屋外をつなぐ空間です。

コンサバトリーとは、天井や壁をガラスで構成し、自然光と外の景色を室内に取り込む空間です。リビングの延長やガーデニングスペース、趣味の部屋、ランドリースペースなど、多目的に活用できます。サンルームよりもデザイン性が高いことが特徴で、開放感のある住まいにしたい方におすすめです。

・Q2. コンサバトリーで後悔しやすい点は?

→A. 最も多い後悔は、暑さ・寒さに関するものです。

コンサバトリーはガラスの面積が大きいため、断熱対策が不十分だと夏は暑く、冬は冷え込みやすくなります。また、ガラスの汚れや結露など、日常的な掃除や管理も必要なため、事前に清掃方法やメンテナンス計画を考慮しておくと安心です。さらに、何となく作ったコンサバトリーは物置化することもあるため、用途を明確にしておくことが大切です。

・Q3. マンションでもコンサバトリーは作れますか?

→A. コンサバトリー風の空間を作ることは可能です。

マンションでは、構造や規約上の制約から建物の外側へガラス張りの空間を増築することは基本的にできません。ただし、窓辺や土間スペースをコンサバトリー風に仕上げるインナーテラス的なアプローチであれば、リノベーションで実現が可能です。マンションリノベーションの実績が豊富な会社に相談すれば、制約を踏まえながら、ライフスタイルに合ったプランを検討しやすくなります。

■まとめ:コンサバトリーを取り入れる魅力と注意点

まとめ:コンサバトリーを取り入れる魅力と注意点

コンサバトリーをリノベーションなどで設置すると、明るく開放的な空間がつくれ、ガーデニングスペースやセカンドリビング、セカンドダイニング、パーティースペース、趣味の部屋など、多用途で活用できるのが魅力です。

ただし、リノベーションでコンサバトリーを防火地域や準防火地域に増築する場合や、10平米を超える増築となる場合には、建築確認申請が必要となります。また、コンサバトリーの増築によって、固定資産税が上がる可能性がある点にも注意が必要です。

■コンサバトリーのリノベーションにご興味あればグローバルベイスへ

マンションの場合、戸建てのように本格的なガラス張りのコンサバトリーを増築するのは難しいです。しかし、窓辺やリビングの一角・土間スペース・室内窓・グリーン・照明などを組み合わせることで、コンサバトリーのような開放感や自然を感じられる空間をつくることができます。

大切なのは、「どのような暮らしをしたいか」から考えること。「植物を楽しみたい」「明るい場所で読書をしたい」「洗濯や家事を快適にしたい」「リビングにもうひとつ居場所をつくりたい」など、目的を明確にすることで計画が立てやすくなります。

グローバルベイスは、中古マンションのリノベーションでインナーテラスやコンサバトリー風空間をかなえた実績が豊富です。家族構成・ライフスタイル・ご予算に合わせて、理想の空間づくりをワンストップでご提案いたします。まずは気軽に、オンライン相談会からご参加してみませんか?住まいの可能性を知ることで、今まで気づかなかったリノベーションの選択肢が見えてくるかもしれません。

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執筆者情報マイリノジャーナル編集部
■ 編集者:村田日菜子

みなさんの豊かな暮らしと住まいづくりをサポートしたい!
建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

■ 監修者:原田 直生之

宅地建物取引士の有資格者

→詳しいプロフィール
編集者: u-room

メーカー勤務のかたわらインテリアスクールに通い、インテリアコーディネーターに転身した経歴を持つ。現在はフリーランスのライターとして、住宅関係のほか、求人広告やインタビュー取材などの執筆を手掛ける。インテリアコーディネーター資格を保有。ワインとビール、インテリアショップ&美術館巡りが好き。夫と2人の息子の4人家族。
監修者:原田 直生之
宅地建物取引士の有資格者。

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