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ピクチャーレールとは?種類や選び方、耐荷重や取り付け方、選び方をわかりやすく解説!

ピクチャーレールとは?種類や選び方、耐荷重や取り付け方、選び方をわかりやすく解説!

リビングや寝室に絵画や写真などのアートを飾りたいとき、役に立つのが「ピクチャーレール」です。額縁に入った絵画のような重量のあるものも飾れて、上下左右に位置を動かすこともできます。レイアウトを変えても壁に穴が残らないので、定期的に別の絵に掛け替えたい方にもおすすめです。今回はピクチャーレールの種類や選び方などについて詳しく解説していきます。

こんな方におすすめの記事です
  • 住まいに絵画や写真などのアートを飾りたい方
  • 定期的なアートの入れ替えで壁に余計な穴が残るのを避けたい方
  • 戸建て住宅やマンションでピクチャーレールを設置する方法を知りたい方

■ピクチャーレールとは?

ピクチャーレールとは?

ピクチャーレールとは、絵画や写真などを飾るためのレールのこと。壁や天井に固定して、フックなどを使って絵画や写真を吊るします。カーテンレールのような構造になっており、フックの位置や数などを自由に変えられるのが魅力です。ワイヤーが付いたハンガーという部品で吊るすことで、展示物の高さ調整もできます。

また、ピクチャーレールにアート以外を掛ける活用方法もあります。例えばデスク前にピクチャーレールを固定すると、カレンダーやプリントを掲示したり、アクセサリーやメガネなどの一時置きができたりと便利です。玄関やクローゼット内にピクチャーレールを設置して、カバンや帽子の壁掛け収納として使うこともあります。

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■ピクチャーレールの種類は?

ピクチャーレールには大きく分けて、壁に取り付ける「壁付け」と天井に取り付ける「天井付け」の2種類があります。取り付ける壁や天井の強度、飾りたいものの重量などを確認して、どちらを選ぶか決めましょう。また商品によっては、壁付けと天井付けの両方に対応できるものもあります。

種類①壁に取り付ける「壁付け」

壁の方が強度が高い場合、壁付けのピクチャーレールを使うとよいでしょう。天井との境目に取り付けることが多いですが、デスクの正面など下の方に取り付けることもできます。レールが目に入りやすいので、木製のレールを選ぶなどお部屋のアクセントにするのもおすすめです。

種類②天井に取り付ける「天井付け」

天井の方が強度が高い場合、天井付けのピクチャーレールを使うとよいでしょう。壁との境目に取り付ければ、壁付けに比べてワイヤーを壁の近くに下げることができます。またレールが目立ちにくいのもメリットです。躯体壁へのビス打ちが管理規約で制限されているマンションで、壁へのビス打ちを避けるために天井付けが選ばれることもあります。

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■ピクチャーレールの取り付け方

ピクチャーレールの取り付け方には、「先付け(埋め込み)」と「後付け」の2種類があります。どちらを選ぶかで、完成時の見た目が変わります。

取り付け方①先付け(埋め込み)

先付けは、壁や天井の下地工事のときにピクチャーレールを埋め込む方法です。すっきりとした見た目に仕上がり、耐荷重も大きくなります。主に新築やリフォーム時にピクチャーレールを付ける際に検討されますが、簡単に位置を変更することはできません。

取り付け方②後付け

後付けは、壁や天井の仕上げ工事が完了したあとにピクチャーレールを取り付ける方法です。壁や天井の表面から出っ張るような形でレールが固定されます。DIYなどでピクチャーレールをつける場合、後付けの方が簡単です。

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■ピクチャーレールの選び方

ピクチャーレールを選ぶときは、設置場所と本体の素材や色味、耐荷重を考慮しましょう。

選び方①設置場所を決める

まずはピクチャーレールの設置場所を決めましょう。一般的な住宅の壁や天井には石膏ボードが使われており、裏側で間柱が壁を支えています。ピクチャーレールを取り付けるときは、下地となる間柱を探して位置を決めるのが一般的です。

壁裏は見えないので、正確な間柱の位置を調べるには、下地探知機を使います。道具がなければ、壁を叩く音でおおまかな下地の位置を調べることも。下地がない場所はコンコンと空洞に響くような音がしますが、下地がある場所は硬い音がします。

選び方②本体の素材や色味を決める

ピクチャーレールの素材には、アルミ・スチール・木などの素材があります。色味もホワイト・シルバー・ブラウン・ブラックなどさまざま。商品によっては赤や青、緑などのカラフルなものもあります。

レール自体を目立たせたくない場合は、壁や天井と同色を選ぶとよいでしょう。逆に目立つカラーを選んで、レールをアクセントにする方法もあります。

選び方③耐荷重から決める

耐荷重とは、ピクチャーレールが安全に支えられる重量の最大値のこと。耐荷重を超えてアートなどを吊るすと、レールの破損やアートの落下などの危険があります。商品によって耐荷重は異なるため、吊るしたいものの重量を考えて、十分な耐荷重をもった商品を選びましょう。

一般的なピクチャーレールの耐荷重は、1mあたり30kg程度まで。一般住宅で飾るようなアートであれば、問題なく対応できます。 ただし、レール自体の耐荷重はあくまでも目安であり、壁や天井の強度によっても安全に支えられる重量は異なります。特に大きなアートや複数の額縁を飾りたい場合は、専門家に相談しながら選ぶのがおすすめです。

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■ピクチャーレール取り付け時の注意点

ピクチャーレールを取り付けるとき、重要なのが下地の有無です。下地がないところにビス打ちしても、すぐに外れてしまいます。

下地が入っていない壁や天井に設置したいときは、石膏ボードに固定できる釘を使う方法もあります。レールを外したあとの穴も目立ちにくいので、賃貸マンションなどにもおすすめです。

ただし石膏ボードの場合、軽量のものしか飾れません。重量物を飾りたい場合は、下地補強などが必要なのでリフォーム会社に相談しましょう。

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■ピクチャーレール取り付けの依頼先は?

ピクチャーレールの取り付けは、ピクチャーレール専門店・工務店・リフォーム会社・内装会社などに依頼できます。

依頼先①ピクチャーレール専門店

ピクチャーレール専門店では、豊富な種類のピクチャーレールを取り扱っています。また専門的な知識を持ったスタッフが、お部屋の雰囲気や状態に合わせて最適なピクチャーレールを提案してくれるのも魅力です。美術館や博物館の大型展示もできるような、耐荷重の大きいレールを取り扱っている業者もあります。

依頼先②工務店

工務店は、住宅の新築や修繕、リフォームなどを請け負っている会社です。ピクチャーレールの取り付けとともに他のリフォーム工事も依頼でき、費用や手間を抑えられるでしょう。壁や天井の構造にも詳しく、確実な取り付けが期待できます。

依頼先③リフォーム会社

リフォーム会社では、ピクチャーレールの取り付けだけでなく、壁紙の張り替えや造作家具など幅広いリフォームを依頼できます。トータルでコーディネートしてもらうことで、統一感のあるお部屋をつくれるでしょう。また間取り変更や、キッチンやトイレなどの水回り設備の交換など、内装以外のリフォームも同時に依頼できます。

依頼先④内装会社

内装会社は、壁紙の張り替えやフローリングの交換、照明器具やカーテンの取り付けなど、建物内部の仕上げを請け負う会社です。工務店やリフォーム会社に比べると対応業務の幅は狭いこともありますが、内装について専門的な知識を持っているのが強みです。

依頼先⑤その他

インターネットやホームセンターなどでピクチャーレールを購入して、自分で取り付ける方法もあります。ピクチャーレールが長すぎる場合はカットして、下地の位置に合わせてネジで固定します。作業自体は比較的簡単ですが、下地探しや強度確認には知識が必要です。特に重量物を吊るしたい場合は、DIYではなく業者に依頼したほうがよいでしょう。

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■ピクチャーレール取り付けの費用相場は?

取り付け方法費用相場
プロに依頼する1mあたり1〜5万円程度
DIYで取り付ける1mあたり5千〜1万円程度

リフォーム会社や内装会社などにピクチャーレールの取り付けを依頼する場合、1mあたり1〜5万円程度が目安です。1mあたり1〜3万円程度に収まることが多いですが、下地補強が必要になる場合や、レールを埋め込みたい場合などは費用がアップします。

DIYの場合、レールだけでなくフックやハンガーなどの部品を購入しなければなりません。展示物の数にもよりますが、必要部品を揃えると商品代は1mあたり5千〜1万円程度かかります。デザインにこだわったレールや、耐荷重の大きいレールなどを使う場合、値段が上がる可能性があります。

部品価格の目安
レール1mあたり1,000〜2,500円
フック1個あたり200〜1,000円
ハンガー1個あたり1,000〜4,000円
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■ピクチャーレール取り付けの費用を抑えるコツは?

DIYで取り付け作業をすれば、費用を安く抑えられます。後付けタイプなら作業自体はあまり難しくなく、かかるのは商品代のみ。長いレールは水平に保つのが難しいので、複数人で作業をするとよいでしょう。

ただしDIYにはリスクもあります。下地の位置を判断するのが難しく、うまく固定できないと展示物の落下で怪我をする恐れも。DIYに慣れていない方や重量物を飾りたい方は、業者に依頼するのがおすすめです。

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■ピクチャーレールを使った施工事例

ここからはグローバルベイスが手がけた、ピクチャーレールを使ったリフォーム事例をご紹介します。

事例①アートを楽しむ代官山のヴィンテージマンション

事例①アートを楽しむ代官山のヴィンテージマンション

まずご紹介するのは、代官山エリアにあるヴィンテージマンション。リビングのサイドの壁にピクチャーレールを取り付けて、絵画を飾れるようにしました。天井の真ん中には照明を自由に移動できるライティングレールもあるので、家具配置に合わせて絵画や照明の位置や数をカスタマイズできます。

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

事例②アートギャラリーのような洗練された空間

事例②アートギャラリーのような洗練された空間

次にご紹介するのは、以前からコレクションされていた鮮やかなアートを空間に取り込んだリノベーション事例です。お部屋の中にギャラリーを作るというコンセプトのもと、玄関ホールから廊下まで長いピクチャーレールを設置しました。

天井いっぱいのガラス引き戸が美しいワークスペース

リビングの奥には、天井いっぱいのガラス引き戸が美しいワークスペースを。奥の壁面にはガラスタイルをアクセントウォールとして施工し、右の壁面にはピクチャーレールを設置しています。玄関から廊下、LDK、ワークスペースまでアートを飾ることで、一体感のある住まいになりました。

玄関から廊下、LDK、ワークスペースまでアートを飾ることで、一体感のある住まいになりました

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

事例③趣味をとことん楽しむ夫婦の住まい

事例③趣味をとことん楽しむ夫婦の住まい

最後にご紹介するのは、趣味を楽しむご夫婦のマンションリノベーション事例です。前のお住まいから大切にしてきた重厚感のあるキャビネットが置けるよう、リビングはアンティーク調の内装に。上品なブルーグレーのアクセントクロスを取り入れ、絵画を飾れるピクチャーレールを取り付けました。ピクチャーレールと並行してライティングレールも設置しており、スポットライトで絵画を照らすこともできます。

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■ピクチャーレールを使ったリノベーション物件が欲しくなったらグローバルベイスまで

住まいにピクチャーレールを取り入れると、絵画や写真などを自由に飾ることができ、インテリアの幅が広がります。リノベーションやDIYでも手軽に後付けできるので、オリジナリティあふれる空間づくりに挑戦したい方はぜひ取り入れてみてください。

ピクチャーレールを使ったリノベーション物件に興味がある方は、グローバルベイスにご相談を。最新のトレンドを取り入れた、お客様らしい空間づくりをお手伝いいたします。東京・渋谷と大阪・梅田には、リノベーションに特化したショールームもご用意していますので、ぜひお気軽にお越しください。

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編集者: 村田日菜子

みなさんの豊かな暮らしと住まいづくりをサポートしたい!建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

監修者:原田 直生之
宅地建物取引士の有資格者。

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