住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

駐車場・防音・収納・日当たり…快適な住まいの選び方を項目別に解説

住宅に求める条件や優先順位は人それぞれですが、防音性能や日当りは基本的な要件として重視したい人が多いのではないでしょうか。この記事では、住まいの駐車場・防音・収納・日当たりについて、暮らしやすい住宅の選び方を項目ごとに解説します。

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■駐車場の選び方

・駐車場の種類と価格

駐車場には、屋根のない場所への平置き・シャッター付きガレージ・地下駐車場・機械式の立体駐車場などいくつかのタイプがあります。高級車や目立つ車は、盗難やいたずらに遭いやすいため外から目に付かないガレージや立体駐車場がおすすめです。毎月の駐車場代は平置きタイプが最も安く、ガレージや立体駐車場は設備の維持管理費が上乗せされるため高めになる傾向があります。

・駐車場があっても空きがない場合がある

アパートやマンションに住む場合、敷地内に駐車場があると便利です。物件探しの際は駐車場の空きがあるかどうかを確認しましょう。住人の数に対して駐車スペースが少ない場合は、しばらく待っても空きが出ない可能性もあります。

・検討エリアを広げてみる

通勤等で毎日車を使うのであれば家の近くの駐車場に停めたいものですが、車を使うのは週末のみという場合であれば、家から離れた場所の駐車場を選択肢に加えてみるのも良いかもしれません。検討エリアを少し変えるだけで、駐車場代の相場がぐっと下がることもあります。

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■防音性能の高い住まいの選び方

住まいの防音対策には2つの目的があります。外からの騒音を軽減することと、室内から発生する音の漏れを防ぐことです。

・防音性が高い建物の構造

一般的に、マンションに多いRC(鉄筋コンクリート)造の建物は、アパートに多い木造や軽量鉄骨造に比べて防音性能が高いです。ただし、断熱材の厚さや内装材の種類によっても変わってきます。

アパートやマンションの場合、隣家との間に収納を挟むような間取りだと、生活音が伝わりにくいです。また、ワンフロア(1階に1戸だけ)の物件であれば、隣家との騒音問題を心配する必要がありません。

・防音効果の高い窓

自動車のエンジン音や人の話し声など、外部からの騒音の大部分は窓から伝わります。窓の防音対策には、1枚の窓が2重ガラスとなっている「ペアガラス」や、窓枠の中に窓が2枚入っている「2重サッシ」がおすすめです。ペアガラスかつ2重サッシの窓が最も防音効果に優れており、断熱効果も期待できます。

・遮音等級と防音フローリング

床に物を落とす音・足音・椅子を引く音といった、床から階下に伝わる音を床衝撃音といいます。フローリングにおける床衝撃音の伝わりやすさを示す表示が「L値」です。数値が小さいほど防音性能が高く、集合住宅ではLL-45以下のフローリング材の使用が推奨されています。

・室内からの音漏れを防止する方法

‣小型の防音室を購入する

アパートやマンションで楽器を演奏するなら、市販の防音室の設置がおすすめです。0.6畳ほどのコンパクトな製品からピアノが入る大きな製品まであり、楽器の種類に応じて大きさを選べます。吸音素材でできた簡易的な製品なら、自分で組み立て・分解が可能です。フレームと遮音パネルで構成された本格的なタイプなら、高い防音効果が期待できます。

‣防音室にリノベーションする

持ち家であれば、防音リノベーションもおすすめです。静かに眠れる寝室から、大型の楽器の演奏が可能な防音室まで、ライフスタイルに応じた住まいづくりが実現できます。

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■収納が充実した住まいの選び方

・奥行きが深すぎない・出し入れしやすい

住まいに求める条件として、収納の充実を挙げる人は多いもの。しかし、収納は単純な大きさだけでなく、使いやすさが大切です。仕舞いたい物に対して奥行きが深すぎると、デッドスペースが生まれてしまいます。また、手が届きにくい位置の収納は、物を仕舞い込んだままになりがちです。仕舞いたいもののサイズに合っていることと、出し入れしやすいことが使い勝手の良い収納といえます。

・収納と生活動線が一致している

物が仕舞いやすい収納でも、使いたい場所からの距離があると片付けが面倒になりがちです。収納の位置と生活動線が一致していると、必要なときにすぐに出し入れしやすくなります。

・リノベーションで使いやすい収納に

リノベーションをするなら、収納にもこだわって片付けやすい住まいを実現しましょう。つい収納からあふれがちな物、散らかりやすい場所、手が届きにくく活用できない場所など、日頃から不便を感じている点を具体的に書き出しておくとプランが立てやすくなります。

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■日当たり・風通しが良い住まいの選び方

・建物の方角と日当たりの関係

太陽は東から昇り、南の空を横切り、西へと沈んでいきます。南向きの住まいは昼間の長い時間日が当たるため暖かく、夕方まで照明を点ける必要がありません。そのため、一般的に南向きの住宅が最も人気が高いです。仕事などで家を空ける時間が長く帰宅はいつも夜、という生活であれば、日当たりはそれほど重視しなくても良いポイントかもしません。

・東向き:早朝から午前中にかけて明るい
・南向き:一日を通して明るい
・西向き:夏場は西日がきつい、冬は暖かい
・北向き:家具や本などが日焼けしにくい

・季節と建物の構造による日差しの変化

季節によって太陽の角度が変わります。夏は角度が高いため室内に光が入りにくいですが、冬は角度が下がるため部屋の奥まで光が入りやすくなります。物件の内覧時には、季節による日当たりの変化を加味しておくと良いでしょう。また、窓辺の庇(ひさし)の有無によって、光の入りやすさに差が生じます。

・日差しを遮る建物の有無

住まいの南側に大きな建物がある場合、日差しに影響を及ぼす可能性があります。夏場は問題なくても、冬は影が長くなるため日陰になってしまうケースもあるので注意が必要です。また、近隣に工場跡地など広い土地がある場合は、今後マンションが建つ可能性もあります。

・風の入り口と出口を確認しよう

風通しが悪い住まいは湿気が溜まりがちで、カビが生えやすかったり、洗濯物が乾きにくかったりします。しかし窓が大きければ風通しが良いというわけではなく、効率の良い換気のためには、空気の入り口とともに出口も必要です。そのため、住まいを風が通り抜けるように窓の配置や位置関係を考慮した換気計画を立てる必要があります。

・日当たりが良すぎるケース

一般的には南向きの住戸が好まれますが、タワーマンションの高層階では好まれない場合もあります。タワーマンションは周辺に光を遮るものが全くないため、南向きだと日当たりが良すぎ、特に夏場は暑くなりすぎる傾向があるからです。高層階は外からの視線が気にならず、カーテンを閉めずに過ごせるため、北向きでも一日を通して柔らかな明るさを確保できます。

・風が強すぎるケース

地上から離れるほど強い風が吹きやすいため、高層階では窓が開けられない建物も多いです。また、大きな建物の周辺では、地上付近でもビル風と呼ばれる強風が生じるケースがあります。ビルやマンションが多いエリアでは、特に冬場は非常に強い風になりやすいです。

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■耐震性の高い住まいの選び方

・新耐震基準と建築時期

住宅は、建築基準法による一定の基準を満たした設計で建築する必要があります。1981年の建築基準法大改正では、耐震性能に関して大きな変更があったためこれより前の基準を「旧耐震」、後のものを「新耐震」と呼びます。

旧耐震基準は震度5程度の地震に耐える内容でしたが、新耐震基準は震度6強でも建物が倒壊しない内容です。ただし1981年以前の建築物でも、耐震補強工事の実施により新耐震基準に適合していることもあります。

・耐震基準と耐震等級の違い

耐震等級は「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で定められた、住まいの耐震性能を3段階で表示する方法です。等級が高いほどより大きな地震にも耐えられる性能を有することを示します。

・耐震等級1:新耐震基準と同等の耐震性能
・耐震等級2:耐震等級1の1.25倍の耐震性能
・耐震等級3:耐震等級1の1.5倍の耐震性能

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■プライバシーを守れる住まいの選び方

・マンションの内廊下と外廊下の特徴

マンションの廊下には、建物の内側にある「内廊下」と、建物の外側に面した「外廊下」の2種類があります。

内廊下は、玄関からの出入りが外部から見えないためプライバシーが守りやすいです。ただし、人目が届かないぶん犯罪が起きたときに目撃されにくい側面もあるため、防犯カメラが設置されていると安心です。

外廊下は外気に面しているため、外廊下側に窓があれば、風や光を取り入れやすいです。玄関からの出入りが外部から見えてしまうため、ドアの正面のみ目隠しを設けている建物もあります。

・プライバシーを守りやすい間取り

玄関からリビングまでが直線で結べる住まいは、来訪者から室内が丸見えになりがちです。また、光をふんだんに取り込む大きな窓は魅力的ですが、マンションの1階や一戸建ての場合、敷地に面した通りから室内が丸見えになってしまう可能性もあります。

隣家との距離が近い場合、お互いの窓の位置が重なってしまうと、視線や生活音が気になります。必要に応じた目隠しの設置や、視線の入らない位置に窓を配置した住まいがプライバシーを守りやすいです。

・最新のセキュリティー設備

新築のマンションでは、カメラ付きインターホンや、エントランスの宅配ボックスも標準的な設備になってきています。これまでのインターホンは、応対がなければ不在であることが分かってしまいましたが、近年はネットワーク対応の製品も登場しており、外出先でもスマホで来客に応対することが可能です。

そのほかにも、家電の操作がインターネットからできるようになりました。自宅のルーターに専用リモコンを接続し、既存の照明器具を対応LEDに交換すれば、外出先からスマホで点灯・消灯ができます。帰宅が遅くなる場合や出張や旅行で長期不在の場合でも、夜間に照明を点灯することで在宅のように見せることが可能です。

・プライバシーを守るための意識

家族構成が分かるものを外から見える場所に出しておかないようにしましょう。女性の一人暮らしの場合は、下着は室内干しがおすすめです。マンションやアパートの廊下に子供向けの遊具やベビーカーが置かれたままのケースが見受けられますが、家族構成を推測される恐れがあることに合わせて、そもそも廊下は共用部分のため私物を置くべきではありません。

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■まとめ

駐車場・防音・収納・日当たり等について、考え方や選び方のポイントを解説しました。暮らしを快適にするための設備や製品は、新しいものが続々と登場しています。便利な製品や住宅の性能表示制度を活用して、自身のライフスタイルに合った条件の住まいを見つけてください。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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