住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

リノベーション工事のプロセス

リノベーションの工事はどんなプロセスを経て進められるのでしょうか。本記事ではリノベーション工事のプロセスについて解説します。

スケルトン状態の写真

物件を購入して、いよいよリノベーション工事の開始。設計にも関与して自分の意見も充分伝えたから、ここからは施工業者の出番。工事が終わったら夢のマイルームでの生活が始まる…

…と、お考えの方はちょっとお待ちを。工事の間はすべて業者任せ…というのは、ベストな選択肢ではありません。もちろん、設計も施工もプロがやってくれるわけですから、ほとんどのケースで問題は無いでしょう。しかし、実際に設計するのはあくまでも図面上のお話。設計図上で満足のいく出来になったとしても、フタを開けてみれば設計通りに施工できない、というケースも中にはあるのです。あるいは、実際に工事に取り掛かった後、実際の物件の状態を考えてみると、設計通りでなく多少当初のプランを変えたほうが自分の要望が叶う、というケースも。

本当に満足できる状態に仕上げるためには、工事の依頼者も、「どんな風に工事が進み、どの局面でどんな介在をすればよいのか」知っておいた方が良いでしょう。

本記事では、工事のプロセスがどのように進んでいくか、その全体観をお伝えします。実際にどのような工事をするのか、そして何に注意すれば良いか、ざっくりイメージを掴んでいただければと思います。また、各プロセスの中で、具体的に細かくチェックすべきこと別記事でお伝えしますが、ここでは簡単にそのポイントもお伝えします。

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■ステップ1.解体⼯事・スケルトン化

リノベーション工事の最初のステップは、ここから始まります。リノベーション工事をする中古物件を解体して、柱や梁などの骨組み(スケルトン)だけの状態にします。壁や床、そして設備なども全て撤去するところからリノベーション工事ははじまります。

スケルトン状態にすることではじめて、壁や床などに隠れて見えなかった部分があらわになります。壁や床があった状態で行われる設計の段階ではわからなかった裏側の部分、つまり、給水管、排水管、ガス管などの状態がここであきらかになります。

この段階で、柱や梁などの状態次第では、当初想定した計画の実現が難しくなる、ということも可能性としてはあります。もちろんそう多くはありませんし、経験豊富な施工業者に依頼することでそうした事態は基本的に回避できます。しかし、念には念を入れ、

・スケルトン状態のお部屋は、設計段階での想定通りか

・当初の設計通りにリノベーション工事は進められそうか

といった部分について、施工業者と目線合わせはしっかり行いたいですね。

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■ステップ2.配管⼯事

配管工事は、間取りに応じて給排水管・ガス管・換気口などの位置を変更するために行う工事です。間取り変更を行い、水まわりなどを移動する場合は、配管工事は必須になります。配管関係が老朽化していた場合には、配管の交換を行う場合もあります。配管交換はそれなりに費用が掛かりますので、見積り段階で費用が計上されていることがほとんどです。ただし、配管交換費用だけを切り出して見積りに提示するケースはあまりなく、ほとんどの場合、工事費用の中に組み込まれています。また、配管交換をしないケースもありますので、気になる場合は、設計・見積り段階できちんと話をしておきたいものです。

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■ステップ3.下地組み(⾻組み)

スケルトン状態の部屋に骨組みをしていきます。骨組みとは、壁や天井などの位置に応じて、基礎となる枠などを組んでいくことです。この段階で、各部屋の壁の枠など、文字どおり「部屋の骨格」とも言うべき部分が出来上がります。

収納の大きさ、部屋の大きさなどもこの段階で決まってきますので、設計段階でイメージしていた大きさと差が無いか、調整はした方が良いか、ここでチェックしたいですね。図面で見るのと実物とでは、広さのイメージが異なってくる場合もありますので、このタイミングでチェックしましょう。

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■ステップ4.浴室・キッチンなどの設置

骨組みが終われば、浴室やキッチン設備など、比較的大きな設備機器を設置していきます。浴室やキッチン設備はそうしてもサイズが大きくなりますので、壁や建具など、モノを運び込む際に障害物になりそうなものが設置される前に、運び込んで設置してしまいます。

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■ステップ5.配線⼯事

次に、室内のコンセントをはじめとした配線工事を行います。具体的には、電気配線や照明、TVアンテナなどを設置していきます。

この時点で、あらためてコンセントやTVアンテナの位置は確認しておきたいですね。もちろん、コンセントやTVアンテナの位置は、設計段階で一旦決定しています。しかし、設計段階では購入予定でなかった家具や家電製品を新たに購入した・する、ということもあるでしょうし、設計後に改めて考えた結果、TVを見る居室を増やしたい、ということもあるでしょう。場合によっては位置変更を検討したほうがよいこともありますので、入居後の生活導線や家具の設置のイメージをあらためて検討し、確認はしておきましょう。

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■ステップ6.下地組み(ボード貼り付け)

骨組みと配線工事が終われば、下地を設置します。下地とはボードのことで、壁紙の裏にある少し硬めの部材、壁部分のことです。ボードを貼ることで部屋の形はある程度最終形に近い状態に仕上がってきます。

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■ステップ7.フローリング・クロスなどの貼り付け

下地であるボードを設置したら、その上にクロスやフローリングを貼り付けていきます。この時点で、ほぼ完成形に近づきます。

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■ステップ8.建具・その他設備の設置∼完成

最後に、室内の扉や収納扉などの建具を設置していきます。また、洗面台やトイレなどの設備も設置し、その部分のクロスなどを調整して完成となります。

そうしてリノベーション工事が完了したら、全体の確認を行います。たとえば、クロスのつなぎ目が粗くないか?フローリングに段差が出ていないか?建具の開け閉めしやすいか?など、機能的な部分に支障がないかの確認をして引渡を受けましょう。

以上が、リノベーション工事の全体の流れと、各プロセスでのチェックポイントの概要です。別記事にて、各プロセスでチェックしたいことの詳細もあらためてお伝えしますので、そちらもあわせてご確認ください。

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編集者: マイリノジャーナル編集部
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