住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

マンション購入者がたどった検討ステップ③

実際にマンションを購入した方はどんな検討プロセスをたどったのか。本記事では、それについて解説します。

物件の情報収集をするイメージ写真

マンションを実際に購入した人は、興味を持ち始めた時から購入に至るまで、どのタイミングでどんな情報源にあたり、どんな行動や判断をしていったのか。マイリノジャーナルでは、実際に購入された方を対象にした調査を踏まえ、その購入までのSTEPを大きく5つに分けました。その全体的な流れをこちらの記事にて、そして5STEPのうち前半の2STEPについての詳細をこちらの記事にて紹介させて頂きました。

今一度、全体の5STEPを見ましょう。

STEP 1. マイホームがほしいと自覚する

STEP 2. マイホームに関する大まかな希望条件を検討する

STEP 3. 購入候補となる物件を探す

STEP 4. 購入候補物件を詳細にわたり、比較検討する

STEP 5. 物件を絞りこみ、申し込む

今回は、この5STEPのうち後半のSTEP3からSTEP5について、詳しく解説いたします。他記事とあわせて一読いただき、実際に購入に至った人がどんなアクションをしていったかを知っていただき、マンション選び・マイホーム選びの参考にしていただければと思います。

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■ステップ3. 購入したい物件を探す

STEP2は、マイホームを買うつもりで徐々にアクションをし始めると同時に、漠然とした希望条件がある状態でした。しかし、相場観は形成していく途中の段階で、自分の経済力で買えるかどうかの不安もあり、希望条件が具体的に煮詰まってもいない状態でした。

STEP3はそこから大きく進み、物件探しの行動が一気に本格化します。STEP2との大きな違いは、「自分にも買える物件があるとわかっている」状態になっていることで、実際に購入できる物件があると分かったことで、情報収集に割く時間も大きく増えます。結果、様々な点で、購入に向けて加速していきます。

・購入意欲はどこまで高まっているの?

前述のように、「自分でも買えるかどうかわからない」という不安な状態を脱し、「自分にも買える」と確信を持っている状態になっています。つまり、この段階では、多くの方が購入意欲がある・ないというより、購入する前提で物事を検討していくことになります

・希望条件はどこまでつめているの?

STEP2以後、物件情報にあたりながら相場観を形成していき、それと同時によい物件の選び方やローンの内容など購入に関するノウハウや知識を蓄積していきます。このように広く情報収集を行っていくことで、地域・広さやその他条件ごとの価格帯などの相場観がある程度できとともに、市区レベルのエリアや間取り・部屋数などについて、大まかな希望条件が決まってきます。

先ほど、購入意欲については「購入する前提で検討していく」と述べましたが、これも情報収集を積み重ねることで、希望条件が決まってくるだけでなく、「購入できる」と自信を持つにいたる、というのが実情でしょう。

ただし、予算や物件のスペック(エリア、設備、新築か中古か、広さ、部屋位置、築年数など…)については、大まかな条件はあるものの、それぞれの優先順位はまだ細かくつききっていない、という方が多いです。

・どんなアクションを取ればよいの?

この段階では、STEP2までのように物件情報を継続的に集めつつも、自分の希望条件を具体化し優先順位を整理しに行くことになります。

・チラシ/不動産情報誌/インターネットの不動産サイトの物件情報や記事を閲覧する

・購入した友人に、購入を考えたきっかけ、購入を決意した背景、物件の探し方などを聞いてみる

・モデルルームを訪れて、住んでいるイメージが湧くかどうかを試してみる

というSTEP2までの情報収集を相変わらず続けながら、

・住宅購入者や購入検討者のブログや日記

などを見て、優先順位の整理や、判断基準の設定の仕方を決めにいきます。また、気になる物件が現れると、その物件について「購入して住むことになった」時のことを想定し、

・分譲会社の信頼性

・物件の周辺環境

・他者からの評価

・資産価値

といった物件ごとの細かい個別情報も気になりはじめます。

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■ステップ4.購入候補物件を詳細にわたり、比較検討する

「欲しい」と思える購入候補となる物件にも出会い、物件ごとに比較検討する時期です。立地、広さ、住居の性能・設備等の希望条件が洗い出されたうえで、それぞれ優先順位がつき、予算や支払計画も具体化しています。また、情報収集については、物件情報を広く集めていた段階から、物件ごとの個別の情報収集へと大きくシフトしていきます。

・希望条件はどこまでつめているの?

STEP3までの段階で、通勤や周辺環境などを考慮して、沿線や市区郡レベルの地域がほぼ決まり、それと同時に広さや間取りなど大まかな条件を検討しました。STEP4に差し掛かると、地域や大まかな条件をある程度満たしていることを前提として、

・設備の仕様(オール電化、床暖房などの設備の有無・機能レベル)

・専有面積

・建物の構造(主に耐震・免震・制震などの構造)

・立地の周辺環境や住戸の位置(『南向き』などの方角など)

・施工会社の評価

等、それぞれの物件ごとの詳細要素についても、希望の有無を検討し、さらには優先順位を整理しにいきます。これらの要素は個別の物件ごとに異なるため、実際には物件単位で比較検討しにいくことが多くなります。結果的に、それぞれの物件ごとに価格がついてもいるため、予算や支払計画も、この時点でかなり具体的に決めていくことになります。

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・どんなアクションを取ればよいの?

STEP3の部分で、物件情報を広く集め続ける一方で、よさそうな物件については、

・分譲会社の信頼性

・物件の周辺環境

・他者からの評価

・資産価値

といった物件ごとの詳細情報もだんだん検討しだすと述べました。STEP4になると、物件情報を広く集める段階は一段落し、希望条件も具体的になっているため、このような詳細情報の収集に大きく時間を割くようになる方が多いようです。これらの情報を集めるため、

・実際に自分の目で確かめにいくべく、モデルルームの見学に行く

・分譲会社や物件のサイトの閲覧

・インターネットのQ&Aサイトや掲示板の閲覧

などを行うことが多くなるようです。

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■ステップ5.物件を絞りこみ、申し込む

物件をさらに詳細に検討し、購入申し込み(仮予約)をする段階です。購入物件も決まり、相場観や判断基準にも自信を持って申し込みます。新たに必要な情報は少なくなっており、物件のイメージを確認する為や手続きをするためモデルルームや不動産会社を訪れる、という段階になっていきます。

・どんなアクションを取ればよいの?

ここまでの段階で、多くの情報にあたってきたことで、不動産市況の相場観や、物件の選別眼についても十分自信を持っています。

購入候補となっている物件・分譲会社のサイトを訪れたり、キーワード検索をしたり、モデルルームを訪れたりもしますが、これは新たな情報を必要として、というより、確認や手続きのためにすることがほとんどです。

この段階になると、物件を購入するために、どのような銀行であれば有利なローン契約が可能か、あるいは支払方法はどのようなものが良いか、など、最後の手続きに必要な情報を集めることはあります。

以上、実際にマイホームを購入した人が、興味を頂いたところからどんな行動をとり、購入に至ってきたか、その大まかなパターンを見てきました。

もちろん、人それぞれ、行動するタイミングや、ひとつひとつのSTEPにかける時間も異なります。また、STEP3まで進んだ人が必ずSTEP4に進むということでもなく、迷った挙句STEPをさかのぼる、というケースもあります。その意味では、決まった形というのはありません。最終的には「自分の納得できる形で情報収集をしていく」というのが何よりも望ましいことでしょう

本記事は、あくまでも一つの典型的なパターンとして、どんなSTEPがあるのか、を示させていただきました。住居探しは何から始めればよいかわからない、という方は特に、本記事の内容も参考にしてみてください。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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