住まい選びを変える 中古マンション×リノベーション

キッチンリフォームの費用と相場・DIYでもできることとは??

毎日、使用するキッチンは、日々使っている中で傷んできたり、不便に感じている部分が出てきてたりしてしまいがちです。また、中古マンションを購入し、キッチンを一新するケースもあります。そこで、キッチンリフォームの費用と相場、DIYでできることやリフォームで失敗しないコツをお届けします。

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■キッチンタイプ別のメリット・デメリット

キッチンタイプ別にメリット・デメリットをご紹介します。

キッチンの種類については、『キッチンにはどんなバリエーションがある?』でも詳しく紹介していますで、ぜひご覧ください。

・Ⅰ型

Ⅰ型のキッチン

I型はシンクとコンロ、調理台が横に並んでいるため、限られたスペースであっても設置しやすいことがメリットです。シンプルな形状のため、他のタイプよりも費用を抑えられます。調理や配膳、食器洗いなどの際に、横移動するだけで済むため、使い勝手もよいです。ただし、幅が広い場合は、横移動する距離が長くなるため、使いにくさを感じやすいことがデメリットになります。また、I型の場合、壁付けに配置すると、リビングからキッチンが丸見えになってしまいます。

・Ⅱ型

Ⅱ型のキッチン

Ⅱ型はシンクとコンロが並列の調理台に配置されているため、作業動線が短いことがメリットです。冷蔵庫を含めたワークトライアングルも短い距離をとりやすいタイプです。また、作業スペースや収納を広く確保しやすいこともメリットに挙げられます。一方、調理台が2つに分かれているため、シンクからコンロ側の調理台に食材や食器を運ぶときに、床に水を垂らしてしまいやすいことがデメリットです。また、Ⅱ型は調理台を2つ設置するため、広いスペースを必要とします。

・L型

L字のキッチン

L型はシンクとコンロが90度の位置関係にあるため、作業動線が短いことがメリット。シンクとコンロ、冷蔵庫を結んだワークトライアングルの距離を短く設計しやすいです。また、作業スペースや収納も広く確保できます。一方、L型を設置するには、広いスペースが必要となることがデメリットです。また、コーナー部分がデッドスペースになりやすく、上の収納棚に手が届きにくいため、コーナー部分の使い方に工夫が必要になります。

・U型

U型のキッチン

U型は調理台がコの字型になっているため、三方に広い作業スペースが確保できることがメリットです。シンクとコンロも体の向きを変えるだけで利用できるため、作業効率もよいです。さらに、収納スペースも多く確保することができます。ただし、コーナー部分が2箇所あり、デッドスペースになりやすいため、収納に工夫が必要です。また、U型キッチンを設置するには広いスペースが必要であり、狭いスペースに設置すると、圧迫感がある場合があります。

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■キッチンの種類によるリフォーム費用の違い

キッチンの寿命は10年~20年程度とされています。レンジフードやガスコンロ、IHクッキングヒーターなど、設備機器の寿命は10~15年程度です。設備機器のみの交換もできますが、全体的に汚れや不具合が目立つようになったときには、キッチン全体の交換リフォームを検討しましょう。

キッチンリフォームの費用は、種類やサイズ、グレードなどによって異なります。キッチンの交換リフォームでは、キッチン自体の費用や設置工事費用の他、既存のキッチンの撤去費用や床や壁の補修費用が必要です。また、リフォームでキッチンの位置を移動する場合は、ガス管やレンジフードの換気ダクトの配管や電気の配線を移設する工事がかかります。壁の撤去や設置を行ったり、床や壁の補修範囲が広がったりすることからも、リフォーム費用がアップします。あるいは、キッチンパネルを新しくする場合も追加で費用が必要です。

・Ⅰ型のリフォーム費用

I型キッチンは、シンクとコンロ、調理台が一列に収まったキッチンです。I型キッチンは狭いスペースでも設置することが可能で、スペースを効率よく使えることが特徴になります。I型キッチンのリフォーム費用は、グレードや間口サイズによる違いもありますが、50万円~120万円程度が目安です。

・Ⅱ型のリフォーム費用

Ⅱ型キッチンは、2つの調理台にシンクとコンロが分かれて設置されているキッチンです。Ⅱ型キッチンは作業スペースを広くとれることや、シンクとコンロと移動距離が短く、作業効率がよいことがメリットです。しかし、キッチンに多くのスペースを必要とします。Ⅱ型キッチンは調理台が2つあるため、I型キッチンよりも本体価格が高くなり、リフォーム費用は100万円~250万円が相場です。

・L型・U型のリフォーム費用

L型キッチンはL字型、U型キッチンはコの字型の形状のキッチンです。L型キッチンは作業スペースが広くとれることや、作業動線が短く作業効率よいことがメリットです。U型は作業スペースをさらに確保できるため、複数人でも調理がしやすいです。ただし、角の部分がデッドスペースになりやすい、広い設置スペースが必要といったデメリットもあります。

リフォーム費用は、L型キッチンは100万円~180万円程度、U型キッチンは150万円~200万円程度が相場です。

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■DIYでできるキッチンリフォーム

キッチンのリフォームは、DIYでできることとできないことがあります。ビルトインガスコンロの交換は、ガス可とう管接続工事監督者という資格が必要なため、一般の人が自分で設置することができません。また、一般的なシステムキッチンは、工場でシンクと天板がビス止めされてつくられているため、DIYでシンクを交換するのは困難です。

では、DIYできるキッチンリフォームにはどんなことがあるのか、一例を挙げていきます。

・キッチンカウンターを設置する

LDKやDKに壁付きのI型キッチンがある場合、調理スペースが狭かったり、キッチンが丸見えになるのが気になったりします。そこで、キッチンカウンターを設けると、調理中の料理や材料を置くことができ、手元を隠せるうえに、収納も増やせるので便利です。

キッチンカウンターはカラーボックスを活用すると、DIYで簡単に製作することが可能です。まず、カラーボックスを2つか3つ並べて、背面に強力スポンジ両面テープでベニヤ板を貼ります。次に、100均でも売っているリメイクシートやレンガシートなどを背面と側面に貼ります。そして、天板となる板を載せてビスで固定するか、耐震マットや滑り止めゴムを敷いた上に置けば完成です。

・壁や扉にリメイクシートを貼る

キッチンの壁や扉のイメージを変えたいとき、貼るだけでDIYができる便利なアイテムがリメイクシートです。100均のリメイクシートは木目柄やタイル柄、レンガ柄など柄物が中心ですが、通販サイトでは無地のタイプも展開されています。扉に取っ手がついている場合は、取っ手を外して貼ってから戻すと、きれいに貼れます。

・突っ張り棒で収納力アップ

突っ張り棒を活用すると、キッチンの収納を手軽に増やすことができます。突っ張り棒をつけてS字フックをかけると、マグカップや調理器具をかける収納スペースになります。シンク下などのデッドスペースは、突っ張り棒を複数渡して板を載せると、棚として使うことが可能です。また、突っ張り棒を縦に2本設置し、間にワイヤーネットを結束バンドで取り付け、ワイヤーラックをかけると、調味料などの収納スペースとして便利な壁面収納ができます。

【事例で見る】おしゃれで使い勝手の良いキッチンを作るポイント教えます!』では、キッチンのおしゃれな収納のコツなどを紹介しているので、チェックしてみてください。

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■失敗しないキッチンリフォームのコツお教えします

キッチンリフォームでの失敗を防ぐために、よくある失敗事例をもとにリフォームのコツをまとめました。

・キッチンの高さが合わない

システムキッチンの高さは、85cmと90cmの2種類、あるいは、80cmを含めた3種類から選べる商品が多いです。キッチンの高さが低すぎると、前かがみの姿勢になりやすいため腰に負担がかかり、キッチンの高さが高すぎると、肩や肘を上げた状態で調理などをするため、肩や肘の筋肉に負担がかかります。キッチンの高さは「身長÷2+5cm」が目安です。たとえば、160cmの人の場合、85cmが適切な高さになります。ただし、体格によって個人差があり、ヒールのあるスリッパを履くと変わってきます。キッチンのショールームに足を運ぶと、キッチンの高さを体感して選ぶことが可能です。

・複数人で調理するのに通路幅が狭い

キッチンの通路幅は、狭すぎると2人以上で調理をするときに移動しにくく、広すぎると作業効率が悪くなります。そのため、通路幅は、主に1人で調理をする場合は90㎝程度でも問題ありませんが、頻繁に2人以上で調理をする場合は、120cm程度確保できているとすれ違いやすいです。

・オープンキッチンで臭いや視線が気になる

ダイニングやリビングと壁で仕切られていない、オープンキッチンは開放感があり、調理をしながら、家族やゲストとコミュニケーションをとりやすいことから人気があります。しかし、調理による臭いや煙がダイニングやリビングまでまわってしまったり、来客時にキッチンが丸見えになったりしてしまい、失敗したと感じるケースもあります。臭いや煙が広がるのを避けるためには、ガスコンロの前に壁を配置する、性能のよいレンジフードを使うといった対策が必要です。また、キッチンの天板から立ち上がりを設けてカウンターを設置すると、手元を隠すことができます。

・コンセントの数が足りない、コンセントが届かない

キッチンでは、オーブンレンジやトースター、炊飯器から、人によっては電気ポットやコーヒーメーカー、フードプロセッサーなど、様々な家電を使います。キッチンリフォームをしたことで、コンセントの数が足りなくなったり、コンセントまで届かなくなったりするケースが見られます。キッチンのコンセントは、家電を使う場所の近くに配置するようにし、同時に使用する家電の数の分は設けるようにしましょう。

・ゴミ箱を置くスペースを考慮していない

キッチンのリフォームをするとき、キッチンや食器棚、冷蔵庫をスペースいっぱいに配置してしまい、ゴミ箱を置くスペースがないケースがあります。食器棚などの下部をゴミ箱のスペースにするか、ゴミを置くスペースを考慮してプランを考えるようにしましょう。また、ゴミ箱には上下に設置できるタイプもあり、スペースを有効に使えます。

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■まとめ

キッチンリフォームでは、DIYでできることは限られていますので、キッチン全体のリフォームや設備機器の交換はリフォーム会社などに依頼するのが基本です。同じサイズのキッチンであっても、商品やグレードによって価格は異なりますので、予算に合わせて選びましょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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