縦長リビングをおしゃれなレイアウトにするには?10畳〜20畳の実例とポイント

マンションの主なリビングダイニングの形状は、縦長リビングと横長リビングに分けられます。縦長リビングのリビングダイニングは、間口に対して奥行があるのが特徴です。

今回は縦長リビングのメリット・デメリットを押さえたうえで、家具のレイアウトの基本や畳数別のポイントについてご紹介していきます。

縦長リビングをおしゃれなレイアウトにするには?10畳〜20畳の実例とポイント
こんな方におすすめの記事です
  • 縦長リビングのメリット・デメリットを知りたい方
  • 縦長リビングの畳数別の家具配置のポイントを知りたい方
  • 縦長リビングのリノベーション事例をチェックしたい方

CONTENTS

■縦長リビングダイニングとは?特徴やメリット、デメリット

縦長リビングダイニングとは?特徴やメリット、デメリット

縦長リビングとは、キッチンとダイニング、リビングが縦に並んで配置された間取りをいいます。

縦長リビングには奥行方向に広い壁面があるため、家具がレイアウトしやすく、壁面を活用しやすい点もメリットに挙げられます。また、バルコニーにリビングが面していている配置が多く、隣接した部屋をフレキシブルに使いやすいのも利点です。一方で、間口方向にある窓の大きさや部屋の広さによっては、キッチンまで光が届きにくく薄暗い可能性があります。

・縦長リビングダイニング間取りの特徴

新築マンションでは縦長リビングは、田の字型の間取りに多くみられます。田の字型とは、廊下を挟んで左右に部屋があり、リビングダイニングに隣接してもう一部屋設けられた間取りを指します。

縦長リビングはバルコニーに面して縦長に配置されているのが一般的で、間口方向が狭く奥行があります。バルコニーまで視線が抜けることから、奥行を活かした空間の広がりを感じられる空間をつくりやすいのが特徴です。

また、オープンキッチンの場合は、キッチンからダイニング、リビングまで見渡しやすいというメリットもあります。

・縦長リビングのメリット

縦長リビングは奥行方向に広い壁があるのが特徴です。これにより、家具を壁に沿って配置しやすい、壁を活用できるというメリットがあります。ただし、家具の配置によっては圧迫感が生じる可能性があるため、デメリットに後述するようにレイアウトに工夫が必要です。

また、縦長リビングには、田の字型の間取りならではのメリットもあります。

*メリット①家具をレイアウトしやすい

縦長リビングは、窓は間口に合わせてバルコニーに面して設けられているのが一般的です。奥行方向の両側、もしくは片側に広い壁面があるため、壁に沿って家具を配置しやすいというメリットがあります。

奥行方向の両側に壁がある場合には、片側にテレビ台やサイドボード、もう一方にソファを置けます。リビングダイニングの広さにもよりますが、ゆったりとしたサイズ感のソファや大きなサイドボードを置いても、すっきりと見せやすいです。

*メリット②壁面を活用しやすい

縦長リビングは奥行方向の両側、もしくは片側に広い壁面があるため、壁面を活用しやすいこともメリットに挙げられます。

広い壁面を利用して壁面収納を設けると、生活感のないすっきりとした空間をつくれます。リビングダイニングに収納が足りないと、雑然とした状態になってしまいがちです。

あるいは壁面の空いたスペースを利用して、アートや時計、オブジェを飾るといった使い方もできます。フォーカルポイントをつくることで、空間にメリハリが生まれます。

*メリット③隣接する部屋をフレキシブルに使いやすい

横長リビングでは窓のない中和室が設けられることが多いのに対して、田の字型の縦長リビングは、バルコニーに面した隣室が配置されている間取りが一般的です。隣接する部屋も窓に面していることから、フレキシブルに使いやすいというメリットがあります。

隣接する部屋にも窓があるため、独立した部屋として利用できます。あるいはリビングダイニングと引き戸や吊り戸で仕切る場合には、一体化して使うことも可能です。普段はリビングダイニングと一体化して使い、ゲストが泊まる際には仕切るといった使い方ができます。

*縦長リビングのデメリット・注意点

縦長リビングは奥行がある一方、間口が狭いという特徴から、ダイニング側へ光が届きにくい可能性があります。また、家具の選び方やレイアウトなどによっては圧迫感が生じやすい点に注意が必要です。ダイニングとリビングがつながっているため、ダイニングのレイアウトを検討する際には、リビングへの動線にも配慮しましょう。

*デメリット①ダイニング側まで光が届きにくい

縦長リビングは間口が狭く奥行があり、リビングダイニングに面して掃き出し窓が設けられていても、ダイニング側まで光が届きにくいのがデメリットです。間口方向に窓がある横長リビングと比較して、窓の面積は比較的小さいです。

そのため、縦長リビングは隣接する建物などの環境面、あるいは部屋の広さや形状、窓の大きさなどによっては、日中でもダイニング側が薄暗く感じて、昼間も照明器具の使用が必要になる可能性があります。

*デメリット②圧迫感が生じることがある

縦長リビングは天井が低い場合のほか、家具の選び方やレイアウトによっては圧迫感が生じやすいこともデメリットです。

縦長リビングは奥行があることから、入口からバルコニーまで視線が通ると、空間の広がりが感じられますが、家具で視線が遮られると圧迫感が生じます。

たとえば、縦長リビングに背もたれの高いダイニングチェアを置くと、部屋の広さや天井高によっては圧迫感が生じる要因となります。背の高い家具は、壁際や部屋の奥に配置するのが基本です。

*デメリット③ダイニングとリビングを分けて使いにくい

縦長リビングはダイニングとリビングが縦につながっていることから、明確に区切るものがなく、分けて使いにくいことが、デメリットに感じる可能性もあります。サイドボードなどでダイニングとリビングを仕切るには、空間にゆとりが必要です。

また、縦長リビングはダイニングを通ってリビングに行く動線になります。動線を考えて家具配置をしないと、ダイニングに人がいるときにリビングに行き来がしにくくなる点に注意が必要です。

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■縦長リビングレイアウトの基本

縦長リビングレイアウトの基本

縦長リビングの家具のレイアウトを検討する際には、ストレスなくダイニングからリビング、さらには窓やバルコニーに行き来できるように、動線に配慮することが大切です。通路幅が十分に確保されていないと、暮らしにくさを感じることが考えられます。

サイドボートなどの収納家具は、スペースにゆとりがある場合に検討しましょう。

また、縦長リビングはダイニングとリビングが一体化したスペースとなっていますが、ゾーニングをすることでそれぞれの空間にまとまりが生まれます。

・動線確保

縦長リビングでは、キッチンからダイニングを通ってリビング、バルコニーへアクセスする動線となります。また、反対にリビングからダイニングを通って玄関へアクセスします。

リビングダイニングの家具のレイアウトを考える際には、人が通る場所には必要な通路幅を確保するのが基本です。通路幅は最低でも60㎝は必要であり、70㎝~80㎝程度あると、荷物を持っていても通りやすくなります。

ダイニングで食事中の人がいるときに、リビングへスムーズにアクセスするには、ダイニングテーブルから壁までの距離は、椅子の出し入れのスペースと通路スペースを含め、100㎝程度は必要です。

また、バルコニーの近くの壁の片側にテレビ、もう一方の壁に沿ってソファを配置し、間にローテーブルを置く場合には、バルコニーへ出る動線に配慮します。ローテーブルとソファ、もしくはローテーブルとテレビの間に通路スペースを確保しましょう。

・ゾーニング計画

縦長リビングはダイニングとリビングの間に明確な仕切りがないため、ラグでゾーニングするのがおすすめです。ラグなら空間に圧迫感を与えることなく、スペースを緩やかに視覚的に仕切れ、それぞれの空間にまとまりも生まれます。リビングのソファの前にラグを敷く方法のほか、ダイニングの方にもラグを敷くと、床へのキズの防止や階下への音の軽減にも役立ちます。

ダイニングとリビングのゾーニングには、仕切りとしてサイドボードや低めのシェルフなどの家具を置く方法もあります。ただし、ダイニングとリビングの間に家具を置くには、ゆとりある広さが必要です。空間に対して家具が占める面積が多く余白が少ないと、圧迫感が生じる要因になりやすい点に注意しましょう。

・家具配置の優先順位

縦長リビングでは、奥行方向の両側の壁にテレビとソファを配置するのが基本です。テレビとソファの距離は、テレビの画面の高さの3倍が目安です。テレビとソファの距離に配慮して、テレビの大きさを検討します。また、窓への動線を確保したうえで、スペースにゆとりがあれば、ローテーブルを配置できます。

ダイニングテーブルをキッチンに寄せてレイアウトした場合は、ソファとのスペースを広めにとれます。奥行方向の壁付けに配置すると、リビングへアクセスする動線を広く確保できますが、テレビが見にくくなることに留意が必要です。

テレビとソファ、ダイニングテーブル、ダイニングチェアの配置を決めた後、スペースにゆとりある場合には、サイドボードなどの収納家具の設置を検討します。

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■畳数別レイアウト実例

畳数別レイアウト実例

縦長リビングに限ったことではありませんが、畳数によって配置できる家具の大きさや数などが異なります。また、広いリビングダイニングは余白の使い方にもコツがあります。

10畳から20畳以上までの畳数別の家具のレイアウトのポイントについて、実例を挙げながら紹介していきます。

・10畳・11畳の縦長リビングダイニングレイアウト

10畳・11畳の縦長リビングダイニングレイアウト

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10畳・11畳の比較的コンパクトな縦型リビングでは、圧迫感を感じさせない家具選びとレイアウトが重要です。必ずしもダイニングテーブルとダイニングチェア、ソファのすべてを置く必要はありません。

こちらの事例では、ダイニングテーブルはキッチンのカウンターと一体化し、ベンチを壁付けで造作することで、広々とした空間を実現しています。

*① ダイニングテーブルを壁付けにする

特に間口が狭い場合には、ダイニングテーブルを奥行方向の壁付けにレイアウトするのがおすすめです。ダイニングテーブルを壁付けにすると、リビングへの通路を広く確保できるため、スムーズに行き来しやすくなるというメリットが生まれます。

ただし、リビングのテレビが見にくくなりやすい点に留意しましょう。

*② 2人掛けのソファを採用する

10畳・11畳のリビングダイニングに向いているソファのサイズは、2人掛けのタイプです。

アームレスソファは肘掛がない分コンパクトなサイズのものが多いです。あるいは木製の肘掛のタイプのソファも比較的コンパクトなものが多く、空間に抜け感が生まれます。ただし、肘掛のないソファは小さなお子様が横からも落下するリスクがある点に留意が必要です。

また、ダイニングテーブルを2人用のタイプにすると、空間にゆとりが生まれます。

*③リビングとダイニングを兼ねる

10畳・11畳のリビングダイニングでは、ダイニングテーブル・ダイニングチェアとソファの両方を置かず、ソファダイニングセットで兼ねるという選択肢もあります。

たとえば、4人家族の場合はどちらも小ぶりなタイプのものを選ぶと、使う人数に対して中途半端になってしまうことが考えられます。

ロータイプのダイニングテーブルと肘掛のついたソファに近い椅子を組み合わせた、ソファダイニングセットを配置することも検討してみましょう。

・12畳・13畳の縦長リビングダイニングレイアウト

12畳・13畳の縦長リビングダイニングレイアウト

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縦長リビングの12畳・13畳はファミリー向けの新築マンションに多い広さです。

部屋の形状にもよりますが、4人用のダイニングテーブルとテレビ台、ローテーブル、2.5人掛け~3人掛けのソファをバランスよく配置できる広さがあります。また、ソファとテレビは窓側に配置するのがスタンダードなレイアウトになります。

*コツ①ソファとテレビを窓側に配置する

12畳・13畳の広さでは、窓側にソファとテレビ台を配置し、間にローテーブルを置く、縦長リビングの基本的なレイアウトが向いています。ソファとテレビ台は、それぞれ奥行方向の壁際に配置します。

ソファとテレビ台を壁際に配置することで、出入口から窓やバルコニーまで視線が抜けるため、広々と感じられます。また、バルコニーに面して掃き出し窓が設置されている場合は、バルコニーへの出入りがしやすいレイアウトでもあります。

*コツ② 4人用のダイニングテーブルを選択する

12畳・13畳のリビングダイニングには、4人用のダイニングテーブルを配置できる広さです。ただし、4人用のダイニングテーブルのサイズには、おおむね幅120㎝~150㎝まで幅があります。

大人4人で日常的に使うには幅120cmのタイプはやや窮屈なため、幅135㎝程度のタイプが理想的です。幅150㎝あると来客時にも使いやすいですが、リビングとの間のスペースにゆとりがあまりなく、圧迫感が生じる可能性があります。来客に備えるには、伸長式のエクステンションテーブルがおすすめです。

*コツ③2.5人掛け~3人掛けのソファを選択する

12畳・13畳のリビングダイニングには、2.5人掛け~3人掛けのソファを設置できる広さです。

部屋の形状にもよりますが、ローテーブルをコンパクトなものにしたり、あるいはソファに差し込むタイプのサイドテーブルを置いたりする場合には、無理なくカウチソファが置けることもあります。

また、ソファを壁際に配置することで、背もたれの高さはそこまで気になりにくいですが、ハイバックソファは圧迫感が生じることもあります。

・14畳・15畳の縦長リビングダイニングレイアウト

14畳・15畳の縦長リビングダイニングレイアウト

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14畳・15畳のリビングダイニングは、ダイニングテーブルとテレビ台、ローテーブルをゆとりを持ってレイアウトできる広さがあります。そこで、ラグでリビングダイニングをゾーニングすると、空間にまとまりが生まれます。

また、ストレートソファ以外にも、カウチソファや小ぶりのL字型ソファを選ぶという選択肢もあります。

*コツ①ラグで空間を分ける

14畳・15畳のリビングダイニングは、ダイニングテーブルとテレビ台、ローテーブルをゆとりを持って配置できるため、ラグでゾーニングしてまとまりを持たせるのがおすすめです。

14畳・15畳の縦型リビングでは、サイドボートやシェルフなどの家具でダイニングとリビングを仕切る方法をとると、出入り口側から見たときに、圧迫感が生じる可能性があります。 ラグでのゾーニングであれば視線を遮ることなく、空間に余白も残せます。

*コツ②照明を使い分ける

14畳・15畳以上のリビングダイニングでは、照明を使い分けて陰影のある空間をつくるのがおすすめです。

たとえば、ダイニングにはペンダントライトを設置し、リビングは折り上げ天井を設えてコープ照明とし、間接照明の柔らかな光を放つようにして、ダウンライトで明るさを補うといった方法があります。コーブ照明は建築物に照明器具を組みこむ建築化照明のなかでも、天井を間接照明で照らす手法です。

あるいは、この事例のようにダクトレールを設置して、ダイニングにはペンダントライト、リビングにはスポットライトを使うと、スタイリッシュな印象になります。

*コツ③カウチソファを置く

部屋の形状や間口にもよりますが、14畳・15畳のリビングダイニングではカウチソファや小ぶりのL字型ソファを選ぶことも選択肢となります。これらのソファは奥行があり、ストレートソファよりも設置スペースを必要とするためです。

ただし、バルコニーに面した縦長リビングでは、リビングの掃き出し窓からバルコニーに出入りするため、奥行のあるカウチソファを設置して、無理なく通路スペースが確保できるかという点に留意しましょう。

・16畳・17畳の縦長リビングダイニングレイアウト

16畳・17畳の縦長リビングダイニングレイアウト

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16畳・17畳の縦長のリビングダイニングでは、ソファを組み合わせたり、収納家具を設置したりするなど、家具のレイアウトの自由度が高まります。また、5~6人用のダイニングテーブルを設置するゆとりもあります。

こちらのリノベーション事例では、奥行のあるストレートソファにオットマンを組み合わせています。また、壁際にコンソールテーブルを配置して、アートなどを飾っています。

*コツ① ソファを組み合わせる

16畳・17畳のリビングダイニングはゆとりある広さのため、ストレートソファとイージーチェアやオットマンを組み合わせて配置するゆとりがあります。あるいは、カウチソファやL字型ソファも選択肢となります。

ストレートソファとオットマンを組み合わせると、カウチソファのように脚を伸ばして座れるほか、来客時には1人用のソファとして活用できます。

この場合も、リビングからバルコニーに出入りする動線に配慮しましょう。

*コツ② 収納家具で仕切る

縦型リビングではダイニングとリビングを収納家具で仕切ると、圧迫感が生じやすいため、相応の広さが必要です。部屋の形状にもよりますが、16畳・17畳のリビングダイニングなら、収納家具でダイニングとリビングを仕切るゆとりがあります。

ただし、収納家具の周囲に通路スペースが必要となることを踏まえて、レイアウトを検討することが大切です。また、出入り口から窓やバルコニーまで視線が通るように、低めの家具を選ぶのもポイントです。

*コツ③ 5~6人用のダイニングテーブルを選択する

くつろぎを重視するなら大きなソファを置くという選択肢もありますが、ダイニングテーブルとソファのサイズ感が合っていると、リビングダイニング全体のバランスがよくなります。

16畳・17畳の広さのリビングダイニングには、幅150㎝の5人用や幅180㎝の6人用といったサイズのダイニングテーブルが向いています。ホームパーティーなどで来客が多い場合には、エクステンションテーブル選ぶと、大人数での食事にも対応できます。

・18畳・19畳の縦長リビングダイニングレイアウト

18畳・19畳でおしゃれな縦長リビングをつくるには、家具やカーテン、雑貨などのインテリアテイストを統一します。また、ダイニングテーブルやソファといった家具のサイズのバランスを考えつつ、適度な余白を残すことを重視したいところです。

ワークスペースを設ける場合には、リビングダイニングに溶け込むデザインを意識しましょう。

*コツ① ワークスペースを組み込む

18畳・19畳のリビングダイニングでは、ワークスペースといった食事やくつろぎ以外の目的のスペースを組みこむことが可能です。

子どもの学習や在宅勤務のためのワークスペースをリビングダイニングに設ける場合は、壁面に造作のデスクやカウンターを設けると、統一感のあるデザインでスペースを効率よく使えます。また、ダイニングテーブルと同様に、椅子を出し入れするためのスペースや通路スペースに留意する必要があります。

*コツ② L字型ソファを選択する

18・19畳のリビングダイニングには空間の広さとのバランスからも、多人数で座れるL字型ソファ(コーナーソファ)が向いています。L字型ソファ(コーナーソファ)には、顔を見合わせて会話がしやすいといったメリットがあります。

L字型ソファ(コーナーソファ)を配置しても空間の広がりが感じられ、スペースを有効に活用できるのは、壁際に沿って配置するレイアウトです。中央に配置する場合には背もたれの低いタイプを選ぶと、大型のソファでも圧迫感を与えにくくなります。

*コツ③フォーカルポイントを設ける

18畳・19畳のリビングダイニングは広さにゆとりがあるため、フォーカルポイントをつくるのもポイントです。

フォーカルポイントによって印象的な空間を演出できるほか、空間を引き締める、空間に奥行を与えるといった効果があります。縦長リビングでは、フォーカルポイントによって奥行き感を際立たせられます。

フォーカルポイントになるアイテムには、アートや時計、オブジェ、観葉植物などが挙げられます。あるいは広い壁を活かして、壁面の飾り棚全体をフォーカルポイントとするといった方法もあります。

・20畳以上の縦長リビングダイニングレイアウト

20畳以上の縦長リビングダイニングレイアウト

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20畳以上の縦長リビングダイニングは広々としたゆとりある空間が魅力ですが、一方で広さを活かして家具をレイアウトする難しさが生じる広さです。

空間の余白を残すことを意識しつつ、いかに活用していくかがポイントになります。また、大型のダイニングテーブルやソファを選択するなど、空間の大きさに合った家具選びも重要です。

*コツ① アイランド的な家具配置

20畳以上のリビングダイニングでは家具のボリュームにもよりますが、家具をすべて壁際に配置すると、中央部分にゆとりが生じすぎて、やや殺風景で淋しげな印象になってしまいがちです。

そこで、壁から離してダイニングテーブルやソファをレイアウトして、ラグでゾーニングするアイランド的な家具配置がおすすめです。ただし、ソファを中央に配置した場合には回遊性を持たせるために通路幅を確保するとともに、縦長リビングでは背もたれの低いタイプを選ぶようにしましょう。

*コツ② 大型のダイニングテーブルを選択する

20畳以上のリビングダイニングには、幅200㎝以上の大型のダイニングテーブルを配置できるゆとりある広さがあります。大人数が座れるコーナーソファや大型のダイニングテーブルをレイアウトすると、20畳以上のもの広さに対する家具のバランスがよくなります。

また、特にホームパーティーを頻繁に開く場合には、ダイニングの中央にダイニングテーブルを配置するのがおすすめです。配膳やゲストの出入りのときの通路スペースをスムーズに確保できます。

*コツ③余白を活用する

20畳以上のリビングダイニングは、床はもちろん、壁の面積も広く、余白をいかに残して活用するかがおしゃれな空間をつくるためのポイントとなります。

部屋の隅が空いている場合には、観葉植物やスタンドライトを設置します。何もない広い壁にはアートを飾るほか、コンソールテーブルを配置してオブジェやテーブルスタンド、季節の花を飾るといった方法もあります。

モノを置き過ぎて抜け感を損なわない程度のバランスで、上手に余白を活用しましょう。

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■縦長リビングをおしゃれに見せるポイント

縦長リビングをおしゃれに見せるポイント

縦長リビングをおしゃれで快適に過ごせる空間にするには、動線設計や家具の高さ、カラーや素材の統一感がポイントになります。また、ライフスタイルに合わせた家具選びやレイアウトも大切です。これらについて紹介していきます。

・快適な動線設計

縦長リビングでは、キッチンからダイニング、リビング、さらにはバルコニーにアクセスするための動線を確保することが大切です。通路幅の目安は60㎝以上ですが、ダイニングからリビングへの通路幅は80㎝以上あると、荷物を持った状態でスムーズに行き来できます。

・家具高さのコントロール

縦長リビングには奥行があり、背の高い家具で視線が遮られると圧迫感があります。そこで、背の高い家具は壁際の奥にレイアウトするのが基本です。

また、ダイニングとリビングを家具でゾーニングする場合には、背の低い家具を選びましょう。

・ライフスタイル別の工夫

*子育て世帯のリビングダイニングの工夫

子育て世帯では、子どもが走りまわったときに危なくないように、家具配置にゆとりを持たせるのがポイントです。ラグでダイニングとリビングがゾーニングされていると、空間の役割を認識しやすくなります。リビングダイニングに子どものおもちゃを置く場合には、リビングの一角に収納スペースを設けておきましょう。

また、リビングダイニングの広さにゆとりがある場合には、家族で使えるワークスペースを設けると、自然に勉強を見守れます。

*二人暮らしのリビングダイニングの工夫

二人暮らしではスペースにゆとりがあれば、カウチソファを置いたり、ストレートソファとオットマンを組み合わせたりするなど、くつろいで過ごしやすいリビングつくりの工夫をしましょう。

また、リビングダイニングで仕事をするかどうかも、レイアウトのポイントになります。リビングダイニングで仕事をする場合には、幅120㎝以上の4人用のダイニングテーブルを選ぶか、造作のデスクカウンターなどのワークスペースを設けます。

*単身世帯のリビングダイニングの工夫

単身世帯のリビングダイニングを過ごしやすい空間にするには、広さを考慮したうえで、どのような使い方をしたいかをベースに考えます。

たとえば、ソファでくつろいで過ごしたい場合には2人用のコンパクトなダイニングテーブルとソファを置きます。リビングダイニングで仕事をする場合には、幅120㎝以上の4人用のダイニングテーブルを置くことを優先しましょう。

あるいはホームパーティーを開くことが多いケースで、ダイニングセットとソファを置くのが難しい場合には、ソファダイニングセットが向いています。

*シニア夫婦暮らしのリビングダイニングの工夫

シニア夫婦暮らしのリビングダイニングは転倒のリスクを軽減するために、家具の配置にゆとりを持たせて、通路幅を十分に確保しておきます。

また、キッチンからダイニングの動線をなるべく短くし、配膳や片付けの負担を軽減できるようにダイニングテーブルのレイアウトを考えます。ダイニングテーブルは子どもや孫、友人などの来客に対応できるサイズ感にします。スペースにゆとりがない場合にはエクステンションテーブルを選びましょう。

・インテリアの統一感

居心地のよいスタイリッシュなリビングダイニングを実現するには、インテリアに統一感を持たせることも大切です。

カラーは基本となる色を3色以内とし、明度や彩度によるトーンの違うカラーを組み合わせると、メリハリが感じられるまとまりのある空間となります。

家具の素材は木や金属からメインとなる素材を決めて、それに合わせて組み合わせていきます。たとえば、木製のダイニングテーブルを選んだ場合には木製の家具で統一すると、まとまりある落ち着いた空間になります。あるいは木製でガラス天板のローテーブルや木製で金属脚のサイドボードを組み合わせると、まとまりの中に変化が生まれ、メリハリある空間となります。

壁際に家具を並べて配置するときは高さを揃えるようにしましょう。

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■実例に学ぶレイアウトアイデア

実例に学ぶレイアウトアイデア

コンパクトな縦長リビングを広く見せるには、家具の選び方やレイアウト、カラーコーディネートの工夫が必要です。また、縦長リビングは横長リビングとは異なり、ダイニングとリビングを家具でゾーニングしようとすると、圧迫感が出やすいという難しさがあります。

こうした課題のほか、照明による演出や造作家具の活用に関して、縦長リビングのレイアウトのアイデアをグローバルベイスのリノベーション事例をもとに紹介していきます。

*コンパクト空間の広見せ工夫

コンパクト空間の広見せ工夫

こちらの事例はキッチンを含めて広さは11畳。食事のときもくつろぐときも利用できる、ソファダイニングセットを置いたゆとりあるレイアウトです。星の形の照明がフォーカルポイントとなっています。

ガラス入りの引き戸で仕切られた隣接するマスターベッドルームと緩やかにつながっており、リビングとしても活用できます。

このリノベーション事例を詳し く見る

リビングダイニングにはカウンター用のスツールと1人用のソファ

こちらの事例ではキッチンの天板やカウンターを広くとり、リビングダイニングにはカウンター用のスツールと1人用のソファを置いています。

「白×ナチュラル」のカラーコーディネートで、大きく余白を残したことからも空間の広がりが感じられます。ウィンドートリートメントも、カーテンクリップでとめたシアーカーテンのみで抜け感があり、開放感あふれるリビングダイニングとなりました。

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*家具でのゾーニング

家具でのゾーニング

こちらの事例では、ダイニングとリビングの間にベンチやワゴンがレイアウトされ、緩やかにゾーニングされています。

いずれの家具も高さが低く、脚が細いため抜け感があります。ダイニング側からリビングを見たときにも、窓まで視線が抜けて空間の広がりが損なわれておらず、グリーンに彩られた軽やかな印象の空間となっています。

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ダイニングとリビングを背の高いシェルフでゾーニングした事例

ダイニングとリビングを背の高いシェルフでゾーニングした事例です。

本来であれば、背の高い家具を部屋の中央に置くのは圧迫感が生じやすいため、避けるのがセオリーです。しかし、こちらの事例ではメッシュの抜け感のあるシェルフを壁際に置いているため、圧迫感がありません。カフェのような開放感のあるスタイリッシュな空間を実現しています。

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*照明による演出

照明による演出

こちらの事例では、折り上げ天井に照明器具を埋め込んだコーブ照明の柔らかな光がリビングダイニングを包みこんでいます。折り上げ天井により、縦長リビングならでは縦の長さが引き立ち、空間に広がりが感じられます。

また、折り上げ天井の中に明るさを補うためのダウンライトが設置されているほか、部屋の隅にはスタンドライトが設置され、陰影による趣を感じる空間が演出されています。

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ダクトレールを設置して、ダイニングにペンダントライト、リビングにはスポットライトを取り付けた事例

こちらはダクトレールを設置して、ダイニングにペンダントライト、リビングにはスポットライトを取り付けた事例です。異なる種類の照明器具を組み合わせることにより、空間にメリハリが生まれています。

また、ダクトレールと照明器具の黒が、空間を引き締める役割も果たしています。

→このリノベーション事例を詳しく見る

*造作家具の活用

造作家具の活用

こちらの事例では、壁一面にワークスペースとして利用できるデスクカウンターと可動棚を設けています。反対側の壁にも可動棚とカウンターがあり、壁面を作業スペースと収納スペースとして効率よく活用しています。

デスクカウンターはローチェアに合わせた高さで、リビングのローテーブル(こたつ)との調和がとれています。

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ダイニング側に壁面収納として造作の本棚を設置

こちらの事例ではダイニング側に壁面収納として造作の本棚を設置しました。本棚はダイニングとリビングを視覚的に仕切る役割も担っています。

本棚を含め、リノベーションで住まい全体の造作に木をふんだんに使用していることから、木のぬくもりを感じる住まいとなりました。建具を極力なくしたことで、広がりが感じられる空間でもあります。

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■リノベーションによる改善方法

リノベーションによる改善方法

今の住まいの縦長リビングダイニングに暮らしにくさを感じている場合は、リノベーションで改善するという選択肢もあります。リノベーションによって間取り変更や造作家具の設置を行うと、快適な住まいを実現できます。

・間取り変更

縦長リビングの間取り変更で多いのは、隣接する部屋を一体化するパターンです。縦長リビングで隣接する部屋を一体化すると、横長リビングやL型リビングとなります。隣接する部屋の分の窓が増えることからも、開放的で広々とした空間を実現できます。

リビングダイニングと隣接する部屋を一体化する方法は、住まい全体の間取りを変更する場合よりも、コストを抑えられます。

また、住まい全体の間取りを変更する場合など、大幅な間取り変更を伴うケースでは、廊下をなくしてリビングダイニングに取り込むという方法もあります。昨今では限られたスペースを有効活用するために、リノベーションでは廊下を極力つくらないプランニングが目立つようになりました。

・造作家具導入

縦型リビングで、限られたスペースを有効に使うには造作家具の設置が有効です。造作家具は部屋のサイズに合わせてオーダーメードで作るため、無駄なスペースが生じにくいというメリットがあります。

特に縦長リビングは奥行方向に広い壁があるため、大型の壁面収納を設置しやすいのが特徴です。壁面収納は壁一面に設けても圧迫感が生じにくく、豊富な収納力があります。置き家具で収納家具を設置することもできますが、壁面収納なら壁がフラットになることから、部屋をすっきりと見せられます。

壁面収納や収納棚などの造作家具を設置する際には、しまうものに合わせて棚の高さをフレキシブルに変えられるように、棚は可動棚にするのがおすすめです。

・将来を見据えた設計

縦長リビングに限ったことではありませんが、リノベーションプランを検討する際には、将来を見据えた設計にすることも大切です。

たとえば、二人暮らしでも将来的に子どもを持つことを想定している場合には、リビングダイニングの一部を子ども部屋できるような可変性のあるプランにすることが考えられます。

また、シニア夫婦の場合は、建具を引き戸にして通路スペースにゆとりを持たせておくと、介護が必要になったときにも暮らしやすくなります。

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■チェックリスト

チェックリスト

縦長リビングでおしゃれで快適な空間をつくるためのポイントをチェックリストとしてまとめました。

<縦長リビングの家具レイアウトのチェックリスト>
・キッチンから、ダイニングやリビング、バルコニーに行き来するための通路スペースが確保されている。
・ダイニングテーブルの配置に関して、通路スペースに加えて椅子を出し入れするためのスペースが考慮されている。
・出入り口から窓やバルコニーまで視線が通るような家具の選び方・レイアウトになっている。
・リビングダイニングの広さに対して、家具のサイズや数などのボリュームのバランスがよい。
・中央にソファを設置する場合には、背もたれの低いタイプを選んでいる。
・ダイニングとリビングがラグや家具でゾーニングされ、まとまりが感じられる。
・ダイニングとリビングを家具でゾーニングする場合には、高さを押さえた収納家具を選択し、視線を遮っていない。
・背の高い家具は壁際の奥に配置している。
・造作家具を設置するなど、必要な収納力が確保されている。
・家具やカーテン、ラグなどのインテリアに3色以内のカラーを使用し、トーンの違いでメリハリを出している。
・家具の素材にまとまりがある。
・余白を適度に残し、フォーカルポイントを設けている。

■まとめ|縦長リビングをおしゃれなレイアウトにするには?

縦長リビングは家具のレイアウトがしやすく、工夫次第でおしゃれで快適な空間をつくれます。家具の選び方やレイアウト次第で出入り口からの窓やバルコニーまで視線が通る、奥行を活かした広がりが感じられる空間を作れるのが特徴です。

縦長リビングでは、ダイニングテーブルやソファといった家具のサイズやレイアウトに配慮し、リビングやダイニングに通路スペースを確保することが大切です。高さのある家具は壁際の奥へレイアウトします。

また、既存の縦長リビングに閉塞感を覚えていたり、狭くて使いにくさを感じていたりする場合は、家族構成やライフスタイルに合わせてリノベーションをするという選択肢があります。

グローバルベイスは設計力に定評があり、躯体まで解体してフルリノベーションを行うスケルトンリノベーションを得意としています。たとえば、3LDKから1LDKに間取り変更し、広々としたリビングダイニングを設けるなど、ゼロからプランニングすることも可能です。柔軟な発想をもとに、家族構成やライフスタイルに合わせたリノベーションプランを提案しています。

縦長リビングなどのリビングダイニングや住まい全体のリノベーションなら、ぜひグローバルベイスへご相談ください。

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執筆者情報マイリノジャーナル編集部
■ 編集者:村田日菜子

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建築学科卒業後、住宅ジャンルを専門とするライターに。住宅購入からリフォーム、資金計画まで、難しい情報も分かりやすくお伝えします。

■ 監修者:原田 直生之

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