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押入れをクローゼットにリフォームした事例12選!費用相場や注意点も解説!

昔ながらの収納「押入れ」に使いづらさを感じている人は多いのではないでしょうか。せっかくの収納スペースを無駄なく活かすために、使いやすいクローゼットにリフォームしてみませんか?デッドスペースを作らないためのポイントや費用の目安、リフォーム事例を紹介します。

クローゼット リフォーム
こんな方におすすめの記事です
  • 押入れをクローゼットにリフォームしたいと検討中の方
  • 押入れをクローゼットに変更した場合の工事費用を知りたい方
  • 押入れをクローゼットにリフォームした事例を見たい方

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CONTENTS

■押入れをクローゼットにリフォームする理由とメリットは?

押入れは、布団を毎日上げ下ろしする和式の生活に適した収納です。現代はライフスタイルの洋式化にともない、押入れのサイズや内部形状に不便を感じる人が多くなりました。そんな押入れも、クローゼットにリフォームすることで使いやすく生まれ変わらせることができます。

押入れは布団を収納するのには適していますが、そのほかの用途で使おうとすると、奥行がありすぎるために不便に感じがちです。また、長い衣類をかけることができません。

そこで、押入れをクローゼットにリフォームすることで、衣類の収納に向いたスペースに変えられるというメリットがあります。

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■押入れからクローゼットへのリフォーム事例12選!

・子ども部屋の押入れをクローゼットにリフォーム

子ども部屋の押入れをクローゼットにリフォームした事例です。床のベニヤ板をフローリングへ張り替え、引き戸から4枚の折れ戸へ交換しています。中段を撤去し、上段の補強ののちにハンガーパイプを設置して、洋服を収納できるようになりました。天袋を解体してクローゼットに替える選択肢もありましたが、今回は解体せずにそのまま使用することにしたそうです。

https://kojima-life.co.jp/examples-of-armoire-to-closet

・押入れをモダンなクローゼットにリフォーム

マンションの全面改装に合わせ、昔ながらの押入れをクローゼットにリフォームした事例です。天袋まで含めた押入れ全体を解体し、内部にハンガーパイプや棚を設けて収納力抜群のクローゼットになりました。床はフローリングに張り替え、ふすまは折れ戸に交換。白とダークブラウンのコントラストがモダンな空間に生まれ変わりました。

https://www.homepro.jp/jirei/B75183.html

・一間半の押入れをクローゼットにリフォーム

マンションの押入れをクローゼットにリフォームした事例です。天袋は撤去し、3枚のふすまからフルオープンできる折れ戸に変更して、使いやすい収納になりました。左半分は中段を撤去し、ハンガーパイプを設置して洋服を収納できるクローゼットに、右側は既存の棚を活用しています。床は、階下に音が響きにくいよう、カーペット貼りにしています。

https://palette-reform.com/closet

・床の間と押入れをクローゼットにリフォーム

床の間と押入れを解体し、クローゼットにリフォームした事例です。梁の補強を施し、天井まで高さのある大容量の収納にしています。和室の畳を無垢フローリングに張り替え、ライトブラウンのクローゼット扉と調和する和モダンの空間に生まれ変わりました。

https://palette-reform.com/closet

・押入れを大容量クローゼットにリフォーム

リビングの押入れをクローゼットにリフォームした事例です。せっかく大きな収納スペースなのに、あまり活用できていない空間だったとのこと。沢山お持ちの洋服や鞄をすっきりと仕舞えるよう、収納するものに合わせて無駄のないプランニングをした大容量のクローゼットです。ハンガーパイプを4本設置しており、丈の長さに合わせて洋服を掛けることができます。棚の設置のほか内側にクロスを張っていますが、引き戸は既存のものを活かしています。

https://www.web-soken.co.jp/case/9703.php

・押入れを使いやすいクローゼットにリフォーム

マンションの和室改装にともない、押入れをリフォームした事例です。天袋も解体し、クローゼットの高さを天井までにしています。右側には奥行き30cmの棚を造作し、洋服を2段掛けられるよう4本のハンガーパイプを設置。左側の棚は押し入れと同じ奥行きのため、畳んだ布団を仕舞うことができます。床は居室と高さを合わせ、同じ種類のフローリングを張ったことで、統一感のある仕上がりになりました。ダークブラウンの折れ戸がモダンな印象です。

http://www.renolabo.com/osire.html

・前後から開けられるクローゼットにリフォーム

使い勝手が悪かった1間半の押し入れを、折れ戸のクローゼットにリフォームした事例です。ハンガーパイプを設置して、洋服が掛けられるようになりました。和室はそのまま畳敷きでご使用のため、左側には布団を収められるスペースを確保しています。そして、右側は廊下に面した壁を撤去して、観音扉(開き戸)を設置。和室と廊下の両方から使用可能な、使いやすいクローゼットに生まれ変わりました。

https://www.daikou-r.jp/case/2176.php

・押入れをウォークインクローゼットにリフォーム

1DKのお部屋をリノベーションした事例です。全面的なリフォームにともない、既存の押入れスペースを拡大。棚とハンガーパイプを設置して、大容量のウォークインクローゼットに生まれ変わらせました。全開できなかった引き戸は折れ戸へ変更。もともとの収納が押し入れのみだったため、クローゼットの外側にも棚を新設して住まい全体の収納量をアップしています。

http://blue-f.net/publics/index/38/

・押入れをシンプルなクローゼットにリフォーム

和室から洋室へのリノベーションに合わせ、押入れをクローゼットにリフォームした事例です。引き戸で隠れている左側には、押入れと同様の寸法で中段を設置しているため、たたんだ布団を収納することができます。右側には洋服を掛けられるように、ハンガーパイプを設置。お手持ちの収納家具を活用できるよう、あえて棚を設けないシンプルな構成としています。白で統一したクローゼットと、ダークブラウンのフローリングのコントラストがモダンな洋室に生まれ変わりました。

https://www.ktn-works.com/works/others_reform/washitsu_youshitsu.html

・洋室と押入れをつなげたWIC

押入れとクローゼットをつなげて、ウォークインクローゼットにリフォームした事例です。背中合わせに位置していた和室の押入れとリビングのクローゼットを、ひとつの空間につなげています。押入れの襖は開口部を小さくして、開き戸を設置。リビング側の扉はあえてふさぎ壁としたことで、テレビ台等の家具が置けるようになりました。

http://modern-living.co.jp/?portfolio=押入れをウォークインクローゼットにリフォーム

・押入れの奥行を浅くして引き戸のクローゼットに

押入れの奥行を浅くして引き戸のクローゼットに

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=144

この事例ではリフォームで和室とLDKを一体化し、押入れだった箇所は奥行を浅くしてクローゼットに作り変えられました。引き戸にしたことで、リビングになじむすっきりとしたデザインになっています。

・押し入れを拡張してウォークインクローゼットに

押し入れを拡張してウォークインクローゼットに

https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=159

和室から洋室にリフォームして、押入れであった箇所を拡張してウォークインクローゼットにした事例です。L字型にハンガーパイプが設置されています。白い引き戸は壁と同じカラーのため、すっきりと見えます。

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■押入れをクローゼットへリフォームする際にかかる費用と施工期間

・襖を交換する場合

押入れリフォームのなかでも手軽にできるものが、開口部の交換です。標準的な押入れは引違いの襖(ふすま)2枚で構成されているため、全開にしてもふすま1枚分の幅しか開けることができません。ふすまを折れ戸や開き戸に交換することで、押し入れの中を大きく開いて見渡しやすくなります。

◇①折れ戸

折れ戸は、クローゼットの扉としてもっとも一般的な扉です。収納をフルオープンにすることができます。折りたたむように開閉するため、手前に物があると開けることができません。また、構造が複雑なので、ほかの扉に比べると故障しやすいです。
費用目安:5~15万円
工期目安:1~2日

◇②引き戸

引き戸は、ふすまと同様に左右にすべらせて開閉する扉です。前に物があっても開けられるため、ベッド等の家具がある場合に便利です。引き戸の枚数が多いほど開放できる幅が広くなりますが、原則的にフルオープンはできません。
費用目安:5~15万円
工期目安:1~2日

◇③開き戸

開き戸は、一般的な居室ドアのように手前に引いて開ける扉です。収納をフルオープンすることが可能ですが、ほかの扉に比べて開閉に必要な空間が大きくなります。
費用目安:5~10万円
工期目安:1~2日

◇④オープン収納

あえて扉を設置せずに、オープン収納にするという選択肢もあります。収納している物が把握しやすくなりますが、生活感が出やすいというデメリットもあります。目隠しのために、上部にレールを取り付けてカーテンを設置するのも良いでしょう。
費用目安:2万円~(襖の撤去およびレール設置)
工期目安:半日

・中段を撤去する場合

押し入れの大きさに統一された規格はありませんが、中段の高さは90~100cmほどです。洋服を掛けられるよう上段にハンガーパイプ等を取り付けると、シャツやジャケットは掛けられますが、コートやワンピースといった身丈の長い服は裾を引きずってしまいます。そこで、中段を撤去してしまえばクローゼットのように洋服を収納できるようになり、使い勝手が大きく向上するでしょう。また、壁に棚受けレールを取り付ければ、収納するものに合わせて自由に棚板の位置を変更できる収納になります。レールやパイプを設置する際、取り付け場所の状態によっては補強工事が必要になるケースもあります。

費用目安:3万円~
工期目安:1日

・収納の大きさを変える場合

押入れは布団を畳んで仕舞えるように、奥行きが80~90cmほどあります。そのため、物を前後に重ねるように置いてしまうと、手前ばかりを使って奥側がデッドスペースになりがちです。また、押入れの上部収納「天袋」は踏み台に乗っても奥が見えづらいため、「何を仕舞ったのか思い出せない…」というケースも珍しくありません。リフォームによって奥行きの浅いクローゼットにすると、デッドスペースが生まれにくくなり、全体の収納量が減っても無駄なく収納できるようになります。なお、洋服を掛けるために必要な奥行きは60cmほどです。

さらに大掛かりなリフォームをするなら、収納スペースを広げてWIC(ウォークインクローゼット)やWTC(ウォークスルークローゼット)へ変更するという選択肢もあります。洋服だけでなく、大きなスーツケースや季節外れの家電等も楽々収納することが可能です。WICやWTCを設置するときには人が出入りする分、広い面積の確保が必要になります。

費用目安:20~150万円
工期目安:3~7日

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■DIYで押入れをクローゼットにする方法は?

DIYで押入れをクローゼットにする場合は、よほど慣れた人を除くと、中段を撤去するのは難しく、簡易的な方法になります。比較的DIYで取り組みやすい押入れをクローゼットにする方法をまとめました。

・ロールスクリーンやカーテンを設置

襖がある状態では、引き出し収納は襖の位置で分けて設置することになるため、デッドスペースができてしまいやすくなります。そこで、襖を外してロールスクリーンやカーテンを取り付けると、全開して使うことが可能です。カーテンはカーテンレールを取り付ける方法のほかに、突っ張り棒で設置することもできます。

・ハンガーラックを置く

押入れをクローゼットとして使うために、ハンガーパイプ設置する簡単な方法は、ハンガーラックを置く方法です。押し入れは奥行があるため、ハンガーパイプが高さ違いで前後2段になっているタイプや、奥が収納棚になっているタイプを選ぶと、空間を有効活用できます。

・突っ張り式のハンガーポールを取り付ける

押入れに活用できるハンガーポールは様々なタイプが市販されています。一間分タイプは左右の壁と中央の支柱で上下でも固定するタイプが主流で、半間分程度の大きさでは、2本の支柱を上下で固定するタイプなどがあります。また、このほかには、奥行方向に設置して、前後にスライドするタイプの突っ張り棒も、出し入れがしやすく便利です。突っ張り棒を使用する際には耐荷重を守ることが大切です。

・押入れ用のハンガーポールを取り付ける

ハンガーポールを取り付けると、ハンガーラックを置いた場合や突っ張り棒を取り付けた場合よりも、安定していることがメリットです。ただし、押入れにハンガーポールを取り付ける場合は、桟がある場所や下地がある場所しか設置できないという点に注意が必要です。ハンガーポールも奥行方向に設置して、スライドするタイプもあります。

・ディアウォールを使ってハンガーポールを取り付ける

下地がない場合などにハンガーポールを取り付けたい場合には、ディアウォールを設置しておく方法もとれます。ディアウォールは木材を上下で突っ張らせて設置するためのツールです。一般的にディアウォールは突っ張り棒よりも耐荷重があります。

あらかじめ押入れにディアウォールで支柱を設置して、次に支柱にハンガーポールを取り付けるという手順になります。

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■押入れからクローゼットへリフォームする際の注意点

・補強工事が必要な場合がある

押入れのリフォームをする際、現場の状況によっては想定以上の費用が掛かってしまう可能性もあります。特に築年数が古い住まいでは、押入れの内側には薄いベニヤ板が貼られているだけのことも珍しくありません。そのような場合、クローゼットへリフォームするにあたり、補強工事が必要になるでしょう。

・結露が生じやすい場合は断熱材を入れる

長年物置状態になっていてカビが発生している場合には、壁の張替えが必要です。断熱性能が低く結露が生じやすい場合には、壁の内側に断熱材を入れて対応します。

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■まとめ

押入れをクローゼットに変えるリフォームをご紹介しました。デッドスペースのできやすい押入れも、使いやすく生まれ変わらせることができます。どのような使い方をしたいのかをできるだけ具体的に考えると、リフォームの種類や規模が決めやすくなるでしょう。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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