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シアタールームがあれば自宅が映画館に!リフォームのコツは?

映画やスポーツ鑑賞が趣味の人の多くが、一度はシアタールームが欲しいと思ったことがあるのではないでしょうか?自宅にシアタールームがあれば、いつでも迫力の大画面と臨場感のある音響を楽しむことが可能です。この記事では、シアタールームづくりのポイント、施工費用の目安、施工事例をご紹介します。

すっきりスピーカーのリビングシアター
こんな方におすすめの記事です
  • シアタールームの楽しみ方・作る際のポイントを知りたい
  • シアタールームの施工費用相場を知りたい
  • おしゃれなシアタールームの施工事例を見たい

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■シアタルームの魅力と特徴

・迫力の大画面

近年はテレビの大型化が進み、50インチ以上のテレビも一般的になりましたが、せっかくシアタールームをつくるなら、さらなる大画面を導入したいもの。プロジェクターで白い壁やスクリーンに投影すれば、100インチ以上の大画面で迫力の映像を楽しむことができるようになります。なお、同じ場所にテレビとスクリーンの両方を設置することも可能です。ふだんはスクリーンを天井側に巻き取っておき、使用するときのみ降ろします。

・臨場感のある音響システム

シアタールームに、5つ以上のスピーカーで視聴者を囲むように配置する「サラウンドシステム」を導入すれば、まるで本当にその場にいるかのような立体的で臨場感のある音響を再現することが可能になります。

・ゲームやスポーツ、オンラインライブも

シアタールームでの迫力の大画面と臨場感のある音響は、映像のなかに居るような没入感をつくり出します。映画はもちろんのこと、ゲームやスポーツ観戦にもおすすめです。昨今はスポーツの試合やライブ・コンサートのオンライン配信も増えてきているので、お気に入りのチームやアーティストのプレイをリアルタイムで楽しむこともできます。

・いつでも気兼ねなく楽しめる

自宅にシアタールームがあれば、映画館のような環境で、周囲を気にすることなくいつでも自分のペースで映画を楽しむことができます。「お子さまがまだ小さい」「持病があり長時間の外出が困難」といった理由で映画館に出向くのが難しい人もいるでしょう。近年は劇場公開から、販売/配信開始までの期間が短くなる傾向があるため(3.5〜6.5ヶ月程度)、それほど待たずに自宅で鑑賞できるようになっています。もちろん、映画館で観たお気に入りの映画を何度も見返す楽しみ方もありますね。

・関連リンク
→映画もスポーツ観戦も!ホームシアターがある家

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■リビングシアターとシアタールームの違い

ホームシアターの種類には、おもに「リビングシアター」と「シアタールーム」の2タイプがあります。まずリビングシアターとは、家族が過ごすリビングのテレビスペースにホームシアターシステムを設置したもの。リビングとしての機能を邪魔しないようにプランニングすることが大切です。次にシアタールームとは、ホームシアター専用に設けた個室のこと。独立した空間に本格的な機材を採用することで、より高い没入感をつくり出すことができます。

リビングシアターは、既存のリビングに部分リフォームで導入することもできる一方、シアタールームは新築や大規模リフォームの際に導入するのが一般的です。どちらを選択するかは、ホームシアターに対するこだわりの度合い、家族のライフスタイル、住まいの床面積との兼ね合い、といった要素により決めることになるでしょう。

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■快適なシアタールームづくりのポイント

・光の漏れを防ぐ

テレビシアター」の場合は、テレビ自体が光を発するため、周囲が明るくても見やすい映像を再生することが可能です。一方、スクリーンに投影する「プロジェクターシアター」の場合は、周囲が明るいと色が薄くぼやけ気味に見えてしまうため、鮮明な映像を再現するためには周囲を暗くすることが大切になります。シアタールームをつくるなら、照明を消したときに真っ暗な空間になるよう窓やドアからの光漏れを防ぎましょう。

窓がある部屋の場合、遮光等級の高いカーテンの採用がおすすめです。また、カーテン自体の遮光性能が高くても窓と壁の隙間から光が漏れてしまうことがあるので、ほんの少しの光漏れも防ぎたい場合には、隙間がほとんどできないタイプのシェードカーテンを採用すると良いでしょう

・防音、遮音対策

よりこだわったシアタールームをつくるなら、防音・遮音対策にも気を配りましょう。「外から入ってくる騒音を防ぎ没入感を高める」、「外への音漏れを防ぎ近所迷惑を防ぐ」という2つの効果があります。部屋を防音仕様にすれば、楽器の演奏やカラオケにも適した空間になります。

特に深夜にも気兼ねなく大音量を楽しみたいという場合には、レベルの高い防音・遮音工事が必要になってくるでしょう。音の伝わりを軽減するためには、窓を2重化する、床や壁の内部に空間を設ける、配管部に消音部品を設ける、といった方法があります。

・配線を隠してすっきり

シアタールームには、テレビやプロジェクター、音響再生機器に複数のスピーカーといった、たくさんの機材を設置することになるため、それぞれをつなぐ配線も多くなりがちです。ケーブルが床を這い回り視界に入るようでは、せっかくの没入空間が美しさに欠けてしまいます。そこで、各種AV(オーディオ・ビジュアル)機器および配線と電源の位置関係を把握し、配線を隠せるようにプランニングをしましょう。配線を隠すことは、空間の見た目を美しくするだけでなく、ホコリの蓄積を防いだり、小さなお子さまやペットによる思わぬいたずらを防いだりできるメリットもあります。

・家具の快適性にもこだわる

シアタールームをつくるなら、AV機器だけでなく家具にも妥協したくないもの。ラウンジチェアやソファは長時間座っていても疲れない製品を選び、デザイン性にもこだわって、お気入りの空間に仕上げたいですね。

・ホームコントローラーの導入

シアタールームには電動スクリーン、テレビ、調光照明、各種AV機器、電動カーテンといったたくさんの機器があり、電気制御の製品が増えるほどリモコンの数も増えて煩雑になりがちです。そんな環境では、ホームコントローラーを導入することで、複数のリモコンをまとめ一括で操作することが可能になります。メーカーにより専用のコントローラーが用意されている場合と、スマートフォンやタブレットのアプリに対応している場合があります。

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■シアタールーム作成のおおまかな手順

自宅にリフォーム・リノベーションでシアタールームをつくる際の、大まかな施工手順を確認してみましょう。新築の場合は、最初の解体の工程のみ読み飛ばしてください。

・養生、解体

いちばん最初の準備として、養生をします。養生とは、リフォームをしない部分に汚れや傷がつかないよう、養生材(テープやビニール等)で覆って保護することです。つぎにプラニングに不要な壁や天井材等を撤去していきます。既存の間取りをそのまま活かすプランの場合は、壁や床の下地を壊さないよう特に丁寧に解体する必要があります。

・配線工事

照明やスイッチ、コンセントの位置などに合わせて電気の配線を行います。なお、電気配線の施工は電気工事士の資格を持つ人が行わなければなりません。間違った電気工事は漏電や火災につながる可能性もあるため、DIYでシアタールームを作りたいと考えている人も、配線工事はプロに依頼しましょう。

・下地作成、防音工事

壁や天井の下地作成、防音工事、造作家具などの設置をします。

・クロス・フローリングの仕上げ

クロス(壁紙)やフローリングを張って内装を仕上げていきます。

・AV機器の設置

最後にAV機器を搬入して設定や微調整を行い、晴れてシアタールームが完成します。

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■ホームシアター、シアタールームの施工事例6選

シアタールームおよびリビングシアターの施工事例をご紹介します。

・タワーマンションのリビングシアター

タワーマンションのリビングシアター

美しい東京の夜景を一望できる、タワーマンションのリビングにフルリノベーションにあわせてホームシアターを設けた事例です。4K対応のプロジェクターと5.1chサラウンドを導入しています。

スピーカー周りの床にフローリングと同じ素材で蓋を作成して配線を隠せるようにしています

配線をできるだけ隠したいというオーナーさまの希望から、スピーカー周りの床にフローリングと同じ素材で蓋を作成して配線を隠せるようにしています。自由に開閉ができるため、見た目の美しさだけでなくメンテナンス性にも優れています。

→このホームシアター施工事例を詳しく見たい方はこちら

・吹き抜けリビングに130インチの大画面

吹き抜けリビングに130インチの大画面

天井高4.5mの開放的な吹き抜け空間に、リビングシアターを設けた事例です。4K対応の130インチプロジェクター、5.1.2chサラウンドを設置。スクリーンは130インチですが、天井に納めるスクリーンケースは200インチ用という特注仕様となっています。

プロジェクターは昇降機に設置

プロジェクターは昇降機に設置。ふだんは天井内にすっきりと納められており、使用するときのみ降りてきます。なお、壁の左右にある四角いものはスピーカーです。

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・すっきりスピーカーのリビングシアター

すっきりスピーカーのリビングシアター

テレビの前に100インチ対応のスクリーンを設置した、リビングシアターの事例です。ネットワークプレーヤー対応のAVアンプは、スマホから音楽再生を楽しむこともできます。

スクリーンを収納した様子

こちらは、スクリーンを収納した様子です。スピーカーはすべて天井に埋め込まれているので、シンプルですっきりとした印象になっています。

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・最大160インチ超のシアタールーム

最大160インチ超のシアタールーム

カラオケ&シアタールームの事例です。最大163インチの大画面をかなえるためにスクリーンを設けず、プロジェクターから直接壁面に投影しています。

5.1.4chサラウンドで、包み込まれるような音響を実現

5.1.4chサラウンドで、包み込まれるような音響を実現。防音仕様のため、いつでも気兼ねせずに大音量を楽しむことができる空間です。

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・インダストリアルなリビングシアター

インダストリアルなリビングシアター

ダイニングバーのようなLDKに、リビングシアターを設けたリノベーション事例です。構造上撤去できない梁を有効活用し、スクリーンを取り付けるバーをあえてむき出しに設置することで、インダストリアルなインテリアの一部としています。一人暮らしのこだわりがつまった住まいです。

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・ロールスクリーンを活かしたリビングシアター

ロールスクリーンを活かしたリビングシアター

こちらは、ユナイテッドアローズ社とのコラボレーションによるリノベーション事例。窓にかけたロールスクリーンをスクリーン代わりに、プロジェクターから投影したライブ映像や映画を楽しんでいるそうです。テレビの配置が難しい場所でも、スクリーンなら設置しやすいというメリットがあります。

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■シアタールーム導入の費用目安

シアタールームの施工費用は、インストール(ホームシアターの設計・機材提案等)費用、工事費用、機材費用の合計になります。トータル費用は、導入する設備のグレードによって大きく変わってくることが特徴です。設置費用を抑えめにしたい場合は、トータル80万円ほどから。ハイグレードな機器を導入する場合は300〜500万円、さらに部屋の防音工事も行う場合は合計1,000万円近くなるケースもあります。

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■まとめ

シアタールームがあれば、映画だけでなくスポーツ観戦やライブ鑑賞も、より臨場感のある環境で楽しむことができます。気になる施工費用は、工事費や機材費を合わせて80万円ほどからとなっています。住まいをリノベーションするなら、没入感のあるこだわりのシアタールームをつくってみませんか?

編集者: マイリノジャーナル編集部
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