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おしゃれな室内窓の事例17選!アイアンや木製が人気

室内窓を設けるリノベーションプランが人気です。室内窓があると、インテリアがおしゃれになる以外にどのようなメリットが期待できるのでしょうか?特徴やデメリット・注意点を解説し、実際に室内窓を採用したリノベーション事例をご紹介します。

室内窓越しにお子さまを見守る
こんな方におすすめの記事です
  • 室内窓とは何なのか、特徴やメリットが知りたい
  • 室内窓のおしゃれなリノベーション事例や施工費用を知りたい
  • 室内窓を取り入れる際に注意することが知りたい

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■室内窓の特徴とメリット

「室内窓」とは、その名の通り室内の間仕切り壁に設けた窓のこと。近年、リノベーションの際に室内窓を採用したプランニングが人気です。住まいに室内窓を設けることで、どのようなメリットが得られるのでしょうか?

・採光を確保できる

「外に面した窓がなく、昼間でも照明を点けている」「窓のそばに隣の建物が迫っていて薄暗い」このようなお悩みは少なくありません。特にマンションの中部屋(角部屋ではない部屋)の場合、その構造上どうしても窓のない部屋ができやすいもの。暗い部屋に室内窓を設ければ、隣接する空間から光を届けることが可能になります。

・通風を確保できる

薄暗い部屋は、風通しも良くないことが多くニオイや湿気がこもりがちです。室内窓を開閉可能なタイプにすれば、風の通り道を確保できるため、すっきりと換気できるようになります。

・空間に開放感が生まれる

室内窓を設けることで隣接する部屋にも視線が届くようになり、空間が伸びやかになります。コンパクトな空間の閉塞感を緩和するのにも有効です。

・インテリアの構成要素になる

窓枠やガラスのデザインにこだわることで、室内窓の存在自体がインテリアの一部になります。黒く塗装したアイアンの格子窓や、ナチュラルな木製の窓枠などが人気です。

・家族の様子を伺うことができる

室内窓があれば、適度な距離感を保ちつつ隣の部屋の様子をうかがうことができます。お子さまが小さい家庭や、いつも家族の雰囲気を感じたい人におすすめです。

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■室内窓のデメリット

メリットの多い室内窓ですが、デメリットも知っておきましょう。

・断熱性が下がる

ガラスの断熱性能は間仕切り壁に比べて低いため、隣接する部屋からの暑さや寒さが伝わりやすくなります。

・防音性が下がる

室内窓を設けると、音が伝わりやすくなります。オーディオルームなど、防音性能を重視したい部屋の場合は、2重窓にするなどの工夫をしたほうが良いでしょう。

・背の高い家具が置きにくくなる

室内窓を設けることで壁の面積が減り、特に背の高い家具が置きにくくなります。間取りのプランニングの際に家具の配置も考えておくと良いでしょう。

・空間の独立性が下がる

室内窓によって隣接する空間とのつながりが強調されることで、空間の独立性は下がります。カーテンやブラインドを設けておけば、必要に応じて視線を遮ることができます。

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■おしゃれな室内窓の施工事例17選

・事例1:窓のない寝室に設けた室内窓

窓のない寝室に設けた室内窓

LDKに隣接する寝室に、室内窓を設けたリノベーション事例です。窓のない寝室は光が入らず安眠に適しているのですが、寝過ごしやすいというデメリットも。そこでこのように室内窓を設けることで、朝にバルコニーからの光が届くようになり、自然に目覚めやすくなります。高窓タイプのため、プライベートな空間の独立性を保ちながら、ほどよい空間のつながりが生まれました。

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・事例2:室内窓越しに眺めるグリーン

室内窓越しに眺めるグリーン

こちらは、室内緑化に特化したリノベーションプラン【GREEN DAYS】の事例です。バルコニーの内側に空間を設け、インナーバルコニーとしました。間仕切り壁の代わりに室内窓を設けているため、隣接するLDKの明るさも確保しています。室内側から、アイアンの窓枠越しに緑を眺めることができる癒やしの空間です。

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・事例3:カフェ風キッチンの室内窓

カフェ風キッチンの室内窓

カフェ風キッチンの正面にある寝室に、室内窓を設けたリノベーション事例です。上部は跳ね上げ式で、実用性とともにおしゃれなアクセントになっています。窓枠とペンダントライトのレールをブラックで揃え、爽やかな空間を引き締める効果も。キッチンの背面側からの窓からの光と風を、寝室にまっすぐに届ける室内窓です。

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・事例4:ヴィンテージな室内窓

ヴィンテージな室内窓

南向きのLDKに隣接する、寝室に設けた室内窓のリノベーション事例です。パブリックとプライベートをゆるやかに間仕切りしつつ、ワンルームのような開放感のある住まいとなっています。こちらの窓枠は、リノベーション前に使用されていたものを再利用しました。新品の製品にはないヴィンテージ感が、やさしいインテリアに調和しています。

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・事例5:仕事部屋を快適にする室内窓

仕事部屋を快適にする室内窓

新築マンションの一部をリノベーションして、理想の住まいづくりをかなえた事例です。なかでもこちらの室内窓は、一番こだわった部分なのだとか。ご主人はイラストレーターで、自宅でお仕事をしています。仕事部屋として使う予定の部屋には窓がひとつしかなかったため、リビングに面した壁に大きな室内窓を設けました。さらに廊下側にも室内窓を設けており、3面から光が入る開放的で明るい空間となりました。リビングのヴィンテージ家具に合わせて、木の窓枠をチョイスしています。

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・事例6:レンガの壁に似合う室内窓

レンガの壁に似合う室内窓

ウォークインクローゼットの一角に設けた書斎に、室内窓を設けました。コンパクトな空間ですが、室内窓によってLDKとの空間の連続性が確保できるため、閉塞感はありません。LDKからはアイアンの窓枠越しにレンガ柄の壁紙が見え、インテリアのアクセントとなっています。室内窓の上部を開閉できるため、窓や扉を開放してバルコニー〜LDK〜書斎・クローゼット〜玄関まで一直線に空気の通り道を確保することが可能です。

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・事例7:ドアと室内窓で寝室を明るく

ドアと室内窓で寝室を明るく

キッチン・ダイニングの向かいに室内窓を設けたリノベーション事例です。ドアの上部にもガラスを入れ、窓のない寝室に明るさを確保しました。パーケット張りの無垢フローリングや、配線がむき出しとなった天井のコンクリートの質感を、室内窓やドアのブラックがほどよく引き締め、ラフなブルックリンスタイルを演出しています。

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・事例8:型板ガラスの室内窓

型板ガラスの室内窓

アールの壁が印象的な、LDKの壁に室内窓を設けたリノベーション事例です。レトロな印象のある型板ガラス(表面を凸凹に加工したガラス)をセレクトしているので、隣接する寝室に採光を確保しつつ、ほどよく視線を遮る効果があります。室内窓は引き戸で開閉できるタイプのため、リビングの空調を寝室に取り入れることが可能です。

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・事例9:室内窓越しにお子さまを見守る

室内窓越しにお子さまを見守る

ホームパーティーができるよう広さを確保したLDK、その一角に室内窓を設けました。室内窓の向こうの居室には、外に面した窓もあるため採光性が高く、両方の窓を開放すれば風が通り抜ける心地よい居室です。窓枠のデザインは正方形にこだわり、9つに区切られたものを探しました。室内窓があれば、隣の部屋からもお子さまの様子に目を配ることができます。

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・事例10:寝室を明るくする大きな室内窓

寝室を明るくする大きな室内窓

寝室のLDKに面する壁に、大きな室内窓を設けたリノベーション事例です。お友達が遊びに来ることが多いそうですが、カーテンを引けばプライベートな空間を目隠しすることができます。インテリアをブラウン〜ダークブラウンで揃えており、窓枠も木製で統一。LDK・寝室ともにナチュラルで落ち着いた空間となっています。

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・事例11:寝室に朝日を届ける室内窓

寝室に朝日を届ける室内窓

ブルーが印象的なLDKの壁に室内窓を設けました。カーテンの向こうは寝室です。LDKが東向きのため、朝日を感じながら気持ちよく目覚めることができます。こだわりの無垢フローリングに合わせ、窓枠は落ち着いたブラウンの木製をセレクト。躯体あらわしの高い天井とともに、室内窓の先に視線が伸びる開放的な空間となっています。

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・事例12:コーナータイプの室内窓

コーナータイプの室内窓

LDKに隣接する窓のない空間に、室内窓を設けたリノベーション事例です。約3.2畳のコンパクトな空間ですが、室内窓から2方向に視線が伸びるため、閉塞感はありません。木目のキッチンキャビネットに木の窓枠、ナチュラルブラウンのフローリングと、木をふんだんに使用したあたたかな印象の住まいです。カーテンレールを設置しているため、必要に応じて目隠しすることもできます。

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・事例13:跳ね上げ式の白い室内窓

跳ね上げ式の白い室内窓

LDKに隣接する居室に、跳ね上げ式の室内窓を設けたリノベーション事例です。LDK・居室ともにバルコニーがある間取りのため、それぞれの窓を開放すれば気持ちの良い風の通り道が生まれます。高窓なので、その下の壁に棚を設けたり、背の高い家具を置いたりすることが可能です。また、視界を遮りつつ採光を確保できるすりガラスのドアを採用しており、自然光を最大限に取り込む明るい住まいとなっています。

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・事例14:視線が一直線に延びる室内窓

視線が一直線に延びる室内窓

「広く感じる間取り」をテーマに、寝室とLDKの間に室内窓を設けたリノベーション事例です。寝室の奥はオープンタイプのウォークスルークローゼット、その先はシューズクロークの玄関土間となっています。室内窓を設けたことで、LDKから玄関土間の窓まで一直線に視線が伸び、コンパクトな空間に開放感をもたらしました。海が好きな施主さまらしい爽やかな空間となるよう、薄いブルーに塗装した窓枠を採用しています。

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・事例15:ブルックリンスタイルの室内窓

ブルックリンスタイルの室内窓

LDKとベッドルームの間に、室内窓を設けたリノベーション事例です。黒いスチールの窓枠が、ラフな素材感がスタイリッシュなブルックリンスタイルに調和しています。大きなコーナー窓のため、空間の連続性を最大限に保ちつつ空間をゾーニング。ワンルームのような開放感がありながら、冷暖房効率は良いというメリットもあります。

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・事例16:3つの室内窓が並ぶLDK

3つの室内窓が並ぶLDK

縦長のLDKに面する3つの居室に、それぞれ異なる大きさの室内窓を設けたリノベーション事例です。一直線に窓とブラケットライト(壁付け照明)が並ぶさまは、まるで室内にもうひとつの家があるような、ユニークな印象となっています。細い窓枠をセレクトし、シンプルで繊細なイメージに仕上げています。奥の2つの居室には外に面した窓がありませんが、室内窓を設けたことで自然光が届くようになりました。

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・事例17:爽やかなブルーの室内窓

爽やかなブルーの室内窓

躯体現しの高い天井のLDK。その一角に、室内窓を設けた事例です。室内窓により空間の連続性を保ちながら、ほどよくゾーニング。ドアを設けず、壁のみで間仕切りした開放的な間取りとしました。白いストーンタイルを貼った壁に、ブルーの窓枠が爽やかな差し色となっています

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■室内窓にリフォームする際の注意点

・既存の壁には設置できない場合がある

既存の壁に室内窓を設けたい場合、建物の構造を確認する必要があります。構造壁(建物を支える役割を持つ壁)や筋交い(柱と柱の間に斜めに設置する補強材)の入った壁には、室内窓を設けることができません。ただし筋交いの場合は、室内窓を設けながら筋交いを見せて、デザインのアクセントにするという選択肢もあります。

・室内窓を設置する目的を明確にする

「なんとなくおしゃれだから」「流行っているから」といった理由で室内窓を設けると、のちのち使いづらさを感じる可能性があります。室内窓のデメリットも確認した上で、なぜ室内窓を設置するのか目的を明確にして、採用するかどうかの判断をしたほうが良いでしょう。

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■室内窓を設置する費用の目安

室内窓を既存の壁に設置する場合、窓の大きさにもよりますが1か所10〜30万円ほどが目安です。FIX窓(はめ殺し窓)よりも、開閉できるタイプのほうが高くなります。また、オーダーメイドの室内窓は高額になるので、費用を抑えるためには既製品を選ぶと良いでしょう。

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■まとめ

室内窓を設ければ、窓のない部屋にも光を届けることが可能になり、視線が伸びることで開放的な空間になります。空気がこもりそうな居室には、開閉できるタイプの室内窓がおすすめです。閉塞的になりそうな居室なら、室内窓を設けておしゃれで快適な住まいにリノベーションしませんか。

編集者: 美智子山口

ウェブデザイナーを経て2014年よりフリーライターに。おもに住まいに関する記事を執筆しています。猫が大好きで、自宅のDIYリフォームが趣味。

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