マンションなどの図面で目にすることのある「LDK」。似たものに「DK」がありますが、どのような違いがあるか知っていますか?LDKのある住まいが向いている人もいれば、DKの方が暮らしやすい人もいます。
今回はLDKとは何か、DKとの違いや向き・不向きについて解説したうえで、LDKのリノベーション事例も紹介していきます。
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LDKとは、「L:リビング」、「D:ダイニング」、「K:キッチン」の3つのスペースが一つになった空間をいいます。リビングは家族や団らんをするためのスペースで、居間とも呼ばれています。ダイニングは食事をするためのスペース、すなわち食堂です。キッチンは料理をするためのスペースで、台所ともいいます。
LDKにはキッチンがあり、食事をするためのダイニングセットや、くつろいで過ごすためのソファを設置することが多いです。
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詳しくはこちら>>LDKのほかにDKという間取りもあります。DKはダイニングとキッチンが一つになった空間で、料理や食事をするためのスペースです。LDKは団らんためのスペースが含まれているのに対して、DKには含まれていないのが違いです。また、LDKの方がDKよりも、リビングが含まれている分、広いスペースとなるため、開放感が感じられやすいです。
LDKとDKには明確な定義はありません。ただし、不動産公正取引協議会連合会では「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」で、広さによる目安を設けています。キッチンがある部屋以外の部屋の数によって、目安となる広さは異なります。
部屋が1つの場合は、キッチンがある部屋の広さが4.5帖以上8帖未満であればDK、8.5帖以上はLDKです。部屋が2つ以上ある場合は、キッチンがある部屋が6帖以上10帖未満であればDK、10帖以上はLDKになります。
出典:不動産公正取引協議会連合会「不動産の表示に関する公正競争規約施行規則」
http://www.rftc.jp/webkanri/kanri/wp-content/uploads/2019/02/h_sekoukisoku.pdf
(http://www.rftc.jp/koseikyosokiyaku/)
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詳しくはこちら>>LDKはDKよりも広いスペースであり、団らんのためのスペースを確保することができます。LDKが向いている人は、台所や食堂、居間の機能が1箇所にまとまっていた方が使いやすい人や広い共有スペースが必要な人などです。
料理や食事をしたり、くつろいだりするためのスペースが、1つの空間に欲しい人には、LDKが向いています。たとえば、小さなお子さんがいる場合、キッチンで料理や片付けをしながら、様子を見られるので安心です。
また、LDKは料理をする・食事をする・団らんをするという3つの機能が1箇所にまとまっているため、家族でコミュニケーションを取りやすいというメリットもあります。
3人以上の家族では、DKの広さで家族がくつろいで過ごすスペースを確保するのは難しいです。家族がゆとりを持って共用スペースで過ごすには、LDKが向いています。
家具が多い場合も、LDKの広さがあった方が無理なく家具をレイアウトできます。家具のサイズなどにもよりますが、ダイニングセットとソファを置きたい場合には、一般的にLDKの広さが必要です。
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詳しくはこちら>>DKが向いているのは、LDKほどの広さを必要としない人やリビングを独立して設けるのが向いている人です。
1~2人暮らしの場合は、キッチンとダイニング、寝室に間仕切りを設けず、ワンルームにするという選択肢もあります。1~2人暮らしでは、食事ができるスペースがあれば十分で、LDKほどの広さを必要としない人もいます。リビングのスペースは不要で、食事スペースと寝室を分けたい場合にはDKが向いています。
家具が少なく、リビングのスペースを必要としない場合もDKが向いています。ダイニングセットとソファ・リビングテーブルのいずれかしか設置しない場合には、ダイニングの広さでも対応できます。ただし、ソファとリビングテーブルの組み合わせは、食事をしにくいため、日常的に食事に利用するのはおすすめできません。
リビングをDKとは別のスペースとしたい人も、DKが向いています。リビングを独立したスペースにすることで、よりくつろいで過ごせる空間になり、シアタールームとしてゆっくり映画を楽しめる空間にもできます。来客時にキッチンやダイニングをゲストに見せたくない人にも向いています。あるいは、リビングを独立させることでゲストルームを兼ねることも可能です。
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詳しくはこちら>>LDKのリノベーションの施工費用の相場について、2つのケースをもとにみていきます。
マンションでは、LDKの隣室に和室がある間取りがよくみられます。リノベーションで和室をLDKと一体化することで、広く開放的な空間に生まれ変わります。
隣室の和室をLDKと一体化する際には、LDKと和室の間にある間仕切り壁や建具の撤去費用と和室を洋室化する費用が必要です。和室を洋室化する度合いや、LDKの内装材の張り替えの有無などによって費用に違いが生じます。
一般的な広さのLDKと和室の間の間仕切り壁や建具の撤去し、畳を撤去してリビングと高さが合うように調整してフローリングを張り、和室部分の壁紙を張り替えた場合は40万円前後が目安です。この場合、和室部分とリビング部分のフローリングや壁紙の違いが気になる可能性があります。
フローリングや壁紙をLDK部分まで張り替える場合は、トータルで70万円~80万円程度が目安です。また、障子の枠を洋風の窓枠に交換する費用や押し入れをクローゼットに変える費用を含めると100万円程度が相場になります。
LDKの壁紙やフローリングの張り替え費用は、50万円~100万円が相場です。キッチンの交換費用はキッチンのグレードやサイズによって異なりますが、一般的には50万円~150万円程度です。LDKの内装やキッチンをリノベーションで一新すると、100万円~250万円程度の費用がかかります。
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詳しくはこちら>>マンションのリノベーションでは、構造上の制約がある場合などを除いて、LDKの位置を変更することや広げることが可能です。マンションのリノベーションによって、ライフスタイルに合った住み心地の良いLDKを手に入れた施工事例を紹介します。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=140
元の間取りでは、奥の室内窓がついた洋室部分がDKで、手前のバルコニー側に和室が2部屋並んでいました。リノベーションで和室が2部屋あった部分をLDKとしたことで、生活のメインとなる場所が明るく開放的な空間となりました。
一人暮らしの住まいで、キッチンまわりのカウンターのコンパクトなスペースをダイニングとしていて、空間にゆとりが感じられます。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=125
「ホームパーティーができる家にしたい」という施主の希望により、リノベーションでLDKに隣接する和室を一体化した事例です。ソファやラグが置かれているあたりが、元の間取りでは和室であった場所です。
壁付けのL型キッチンからアイランドキッチンに変更したことで、家族やゲストとコミュニケーションが取りやすいキッチンになっています。間取りとキッチンなどを変えたことで、開放感がある広々としたLDKが実現しました。
https://www.globalbase.jp/case/detail.php?jid=73
元の間取りでは、バルコニーに面してLDKと洋室が並ぶ「縦長リビング」でしたが、リノベーションで大きく変更し、「横長リビング」にした事例です。
横長リビングにしたことで、明るく開放感のある空間になっています。横長リビングは窓のない部屋ができることがデメリットとされることがありますが、隣接する洋室との間に室内窓を設けて光や風を取り込むことでカバーしています。
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詳しくはこちら>>LDKはリビングとダイニングとキッチンが一つになった空間です。DKよりもLDKの方が広く、団らんのためのスペースを確保することができます。リノベーションなら、家族構成やライフスタイルに合ったLDKをつくることが可能です。