予算1000万円でどこまでリノベーションできる？
施行部位ごとの費用や施工事例も

予算1,000万円でどのようなリノベーションができるのか、5つの施工事例をご紹介します。いずれも住まい全体を刷新したフルリノベーション事例です。

工事費	1,000万円
間取り	1LDK
専有面積	58.16㎡

コロナ禍の在宅勤務をきっかけに中古マンションを購入し、リノベーションした事例です。キッチンの一角に奥さまの作業デスク、ご主人さまには納戸としても使用できるワークスペースを設けて、在宅勤務に対応しています。
LDKに面する寝室の壁をアールにして、優しい雰囲気に。寝室のベッドサイドにはホテルで見て気に入ったヘッドボードを造作しました。シックなデザインのブラケットライトをシンメトリーに配置して、ホテルライクな雰囲気を高めています。

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工事費	1,000万円
間取り	1LDK
専有面積	38.88㎡

こちらはユナイテッドアローズ社監修のリノベーション事例です。もともとは２DKでしたが、大きく間取りを変更してゆったりとした１LDKに。キッチンも玄関側から明るいバルコニーに面した窓際に移動しました。スタイリッシュな木目のアイランドキッチンはオリジナルで作成しています。

LDKに隣接する寝室のクリアな間仕切りは、閉めていても伸びやかさを損ないません。床にレールのない吊り戸タイプのため、空間の連続性がより強調されています。

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工事費	1,000万円
間取り	1LDK
専有面積	47.98㎡

こちらもユナイテッドアローズ監修のリノベーション事例です。壁付けキッチンを移動して、開放的な対面キッチンに変更しました。キッチンに立ち黒いアイアンの窓枠越しに隣の居室を眺めれば、その先のバルコニーまで視線が延びます。

モノトーンのスタイリッシュなアイランドキッチン。ワイドなフラットカウンターのため、ダイニング側に椅子を置けば食事をしたり書き物をしたりするスペースになります。

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工事費	1,100万円
間取り	1R
専有面積	67.60㎡

「間仕切りのない広いワンルーム」をテーマにしたリノベーション事例です。もともとは和室のある１LDKでしたが、すべての壁を取り払いスタイリッシュなワンルームに生まれ変わりました。天井はあえてむき出しのまま、ラフでインダストリアルな空間です。

プロジェクターを投影するために設けた白い壁。その裏には収納力たっぷりのウォークインクローゼットを設けました。扉のないオープンタイプで、出入りもスムーズです。

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工事費	1,100万円
間取り	1LDK＋WIC
専有面積	53.20㎡

田園調布動物病院とのコラボレーション「マイリノペットforねこ」のリノベーション事例です。壁にはキャットステップ、天井にはキャットウォークを造作して、愛猫がのびのびと過ごせるように。家具と色味を統一しているため、インテリアのナチュラルな雰囲気を壊しません。

洗面台の下に設けたのは、猫のトイレスペース。足元に換気システムを設置しているため、ニオイが室内に広がりません。床材は汚れに強く掃除しやすいフロアタイルを採用しています。

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工事費	1,100万円
間取り	2LDK
専有面積	54.97㎡

カリフォルニアの明るい海をイメージしたリノベーション事例です。３DKの間取りを２LDKに変更し、独立キッチンは位置を変えて対面型に。キッチンには白を基調に、キッチンにはブルーグリーンのタイル、ダイニングにはシェブロン張りのブルーの壁を採用しました。キッチンカウンターにはカリフォルニアでも注目されている穴あきブロックを使用して、個性的な印象に。

「Tシャツとデニムスタイル」をイメージして、個室の壁にはデニム柄のクロスを張りました。クローゼットにはルーバー扉を採用し、リゾート感を演出しています。

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予算1,000万円では、どこまでの範囲の工事が可能なのでしょうか。リノベーションの内容は千差万別で、採用する建具や設備のグレードによっては工事費用にかなりの差が出てきますが、一般的な内容のリフォームにかかる費用の目安をご紹介します。

また、部分リフォームを少しずつ何度も行うと、合計金額は割高になります。気になる部分がいくつもあるのなら、一度にまとめて行ってしまうのがおすすめです。

リフォーム箇所	費用相場
キッチン	約50〜120万円（キッチンのみ交換） 約100〜150万円（周囲の内装も含む）
トイレ	約10〜25万円（便器のみ交換） 約25〜50万円（内装まで一新）
浴室	約50〜140万円（システムバスからシステムバスへ） 約65〜150万円（在来工法からシステムバスへ）
洗面室	〜約30万円（洗面台のみ交換） 約20〜50万円（内装まで一新）

リフォーム箇所	費用相場
クロス（壁紙）張り替え	約2.6〜4.8万円（6畳・スタンダード） 約4.0〜6.8万円（6畳・ハイグレード）
フローリング張り替え	約10〜15万円（6畳・スタンダード） 約14〜17万円（6畳・遮音フローリング）

リフォーム箇所	費用相場
玄関ドアの塗り替え	約2〜10万円
玄関ドアの交換	約30〜60万円

リフォーム箇所	費用相場
外壁の塗装	約80〜140万円（40坪の戸建て）
屋根の塗装	約30〜40万円（外壁塗装にプラスした場合）

リフォーム箇所	費用相場
窓の断熱工事（カバー工法）	約17万円〜／1箇所
窓の断熱工事（内窓の追加）	約8万円〜／1箇所
壁の断熱工事（内断熱 120㎡）	約100〜150万円
天井の断熱工事（解体なし 60㎡）	約7〜20万円
増築工事（木造戸建て 1階）	約70万円／坪

リフォーム箇所	費用相場
居室を２つに分ける	約10〜20万円
2つの居室を１つにつなげる	約40〜100万円
キッチンの移動およびLDKの一新	約100〜300万円
スケルトンリフォーム（マンション70㎡）	約800〜1,500万円

リノベーション費用に充てるために「リフォームローン」で資金を借り入れすることができます。リフォームローンは住宅ローンに比べて審査基準が緩めですが、金利が高めなことが特徴です。また、中古住宅を購入してリノベーションする場合は、工事費用を住宅ローンに組み込むことも可能です。ただし家を購入した後からリフォーム費用を住宅ローンに追加して借り入れすることはできないため、物件探しとリノベーション会社選びを同時に進めておく必要があります。

リノベーションの内容が「省エネルギー（断熱）」「バリアフリー」「耐震補強」に関して一定の要件を満たす場合、所得税あるいは固定資産税の控除を受けることができます。また、自治体ごとに独自の補助金制度を設けていることもあるため、市区町村のウェブサイトや役場窓口で確認してみましょう。

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予算1,000万円であれば、クロスや床材の交換、水まわりの設備の入れ替えだけでなく、住まい全体を一新するマンションリノベーションもできます。ありきたりの家にはしたくない、胸に描く理想の住まいがある、新築物件の売出しがない利便性の高いエリアに住みたい、そんな人にはリノベーションがおすすめです。リノベーションで、新築住宅では実現できない自由な発想の住まいを実現してみませんか。