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【費用別】実家リノベーションは建て替えよりいい?注意点やおしゃれ施工事例を合わせて紹介

実家リノベーションは建て替えよりいい?注意点やおしゃれ施工事例を合わせて紹介

実家のリノベーション/リフォームが注目を集めています。親が暮らす実家はすでに築年数が古くなっていることが多いため、建て替えに踏み切ったほうが良いのか、とお悩みの人も少なくないのではないでしょうか。そこでこの記事では実家リノベーション/リフォームのメリット・デメリット、建て替えるべきかどうかの見極め方を解説します。

こんな方におすすめの記事です
  • 実家をリノベーション/リフォームしたい
  • 建て替えかリノベーション/リフォームか迷っている
  • リノベーション/リフォームの事例が見たい

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■実家リノベーション/リフォームって?

「高齢になった親を見守りたい」「出かけるときに小さな子どもを見てもらいたい」「生まれ育った街でまた暮らしたい」「都心から地元に帰りたい」…そんな方を中心に、実家のリノベーション/リフォームが注目を集めています。

これまで日本では、家が古くなってきたら「取り壊して建て替える(戸建て)」あるいは「売却して新築に住み替える(マンション)」といった、新築神話とも呼ばれる価値観が主流でした。

しかし近年は若年代を中心に「品質の良いものを手入れしながら長く使いたい」「築年数にこだわるよりもライフスタイルに合った住まいを選びたい」と考える人が増えてきました。実際にかつて首都圏では中古マンションの成約件数よりも新築マンションの供給戸数が上回っていましたが、2016年以降はその関係が逆転し、中古マンションの成約戸数が伸び続けています。

また、コロナ禍をきっかけにリモートワークが急速に普及したことで、勤務先までの距離に縛られずに住まい選びができる人が増えました。そのような理由からも、都市部の賃貸住宅を引き払い、郊外の実家に戻るという選択肢が生まれています。

また、住宅は都市部よりも郊外、築浅物件よりも築古物件になるほど平均専有面積が広くなる傾向があります。つまり郊外の実家をリフォームすれば、広さに余裕のある暮らしが実現できるということになります。フルリフォームであれば、内装は新築同様に一新することが可能です。また、親の持ち物がぎっしりと詰まった実家であれば、大規模なリノベーション/リフォームが不用品を整理するチャンスにもなります。

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■実家リノベーション/リフォームのメリット

実家リノベーション/リフォームのメリット

新築住宅の購入や建て替えではなく、実家をリノベーション/リフォームすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?確認してみましょう。

・建て替えよりも安く済む

実家を取り壊して建て替えずに、建物を活かしてリノベーション/リフォームすれば建築コストを抑えることができます。具体的にどれくらいの費用が掛かるか比較してみしょう。

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、2021年に注文住宅(土地の取得費用を含まず)の建築に掛かった平均費用は全国で3,572万円、首都圏で3,899万円。平均床面積はいずれも123.8㎡でした。平米あたりの建築費用に換算すると、全国で28.9万/㎡、首都圏で31.5万円/㎡ということになります。なお、実家がマンションの場合は個人で建て替えることはできないため、必然的にリノベーション/リフォームを選択することになります。

リノベーション/リフォームにかかる費用は工事の範囲や規模により異なりますが、家の内部をできるだけ解体してから行うスケルトンリフォームの場合、マンションで約15〜20万円/㎡、戸建てで約20〜25万円/㎡ほどが目安です。

また、リフォームの場合、建物の状況や予算に応じて工事の範囲を選ぶことができるため、部分リフォームで済ませれば大幅に費用を抑えることが可能です。例えば、内装の傷みや設備の陳腐化が気になりやすい水回り(トイレ・浴室・キッチン)を入れ替えて刷新するだけでも、住み心地は大きく向上します。

出典:フラット35利用者調査│住宅金融支援機構

・補助金が使える可能性がある

近年、政府の方針として中古住宅の品質向上が推進されています。そのため、リノベーション/リフォームの内容が一定の要件に当てはまる場合は、国や地方自治体が提供する補助金制度や助成制度を利用することが可能です。補助金の支給を受けるためには原則的に着工前の許可申請が必要であるため、利用したい制度の要件を早めに確認しておきましょう。実施期間も決まっており、予算の消化状況によっては早期終了する場合もあります。下記は、補助金の対象となるリノベーション/リフォームの一例です。

●バリアフリー・介護リフォーム
・床の段差解消やスロープの設置
・開き戸(ドア)から引き戸への変更
・車椅子で通れるように廊下の幅を拡大する
・和式便器から洋式便器へ入れ替え
・滑りにくい床材への張替え
など

●エコ・省エネリフォーム
・床・壁・天井への断熱材追加
・内窓の設置による二重窓化
・断熱性が高いサッシ・複層ガラスへの入れ替え
・太陽発電システム・蓄電システムの新設
・エコ設備(節水型トイレ・保温浴槽等)への入れ替え
など

●耐震リフォーム
・旧耐震基準の木造住宅の耐震診断
・耐震リフォーム(耐震パネル、耐震金具の追加等)
など

●同居対応・子育て対応リフォーム
・水回り(トイレ・浴室・キッチン)の増設
・玄関の増設
・遮音性能や防犯性能の高いドア・窓への変更
・キッチンを対面化するリフォーム
など

関連リンク:【2022年最新版】リフォームに活用できる補助金・助成金制度を徹底解説

・減税できる可能性がある

実家のリノベーション/リフォームは建て替えよりも固定資産税の面で有利です。固定資産税は不動産を所有する人に毎年の支払い義務がある税金で、税額は不動産の評価額に基づき算出されます。建物部分の評価額は新築時がもっとも高く、築年数に応じて「経年減点補正率」を乗じることで下がっていき、下限の20%に達したらそれ以上は下がらなくなります。なお土地部分にかかる固定資産税は建物の築年数の影響を受けません。

実家の建物を建て替えるとそれまでの経年減点補正率はなくなるため、固定資産税額が上がってしまいます。その点、リフォームであれば、内装が新築同様でも建物の評価額に影響を与えないため、固定資産税がアップすることはありません。ただし増築をともなうリフォームや、用途変更(例:住宅から事務所や店舗に変更する)をする場合については、固定資産税が上がる可能性があります。

・親からの相続時に有利

親が亡くなり、所有していた住宅を受け継ぐ際に、相続税が発生することがあります。相続税額は、預貯金については額面そのまま、不動産については相続税評価額から算出されます。相続税評価額は固定資産税評価額の110%ほどが目安です。このとき、相続する人が親と生計を一(いつ)にしている場合は「小規模宅地等の特例」の対象となり、330㎡までの土地の評価額を80%減とすることができます。「生計を一にする」とは、同じ家に同居していて、生活費をお互いに出し合って暮らしているということです。

「相続税が掛かるのはお金持ちだけ」「うちの実家にはお金がないから大丈夫」と思っている人もいるかもしれません。平成26年までは相続税の基礎控除額が「5,000万円+1,000万円×法定相続人の数」だったため、法定相続人が1人であれば6,000万円までは非課税でした。ところが税制改正により平成27年より基礎控除額が「3,000万円+600万円×法定相続人の数」となったため、相続税の課税対象になる人が大幅に増えました。特に都心部では地価の上昇が続いていることもあるため、例え親の預貯金が多くなくても実家の立地によっては相続税対策を考えておいたほうがよいケースがあります。

・思い出のままの家で暮らせる

実家は家族や友人と共に過ごした時間や特別な出来事など、数え切れないほどの思い出が詰まった特別な場所です。取り壊してしまうのは寂しい…と思う人も多いはず。しかし、年月の経過とともに建物や設備の劣化が進んでしまうのも事実です。そこでリノベーション/リフォームを施せば、思い出の住まいを活かしながら、現在のライフスタイルに合った空間に生まれ変わらせることができます。

また、子育て世帯であれば、慣れ親しんだ街で子どもを育てていくことができます。地元出身ということで、子供会などのコミュニティにも参加しやすいでしょう。実家をリノベーション/リフォームすることは、新しい生活を始めるだけでなく、思い出を大切にしつつ、より快適な暮らしを送るための一つの方法です。

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■実家リノベーション/リフォーム時の注意点

実家リノベーション/リフォーム時の注意点

実家をリノベーションまたはリフォームする際に知っておきたい、いくつかの注意点があります。確認しておきましょう。

・家のバリアフリー化

実家のバリアフリーリフォームは、高齢者が自立して暮らせる環境を整えることと、将来的な介護の必要性を軽減する効果の両方が期待できることから、ぜひ検討したいポイントです。

バリアフリーとは、高齢者や体が不自由な人でも、自立して生活を送ることができるように、住宅内にバリア(障害)をなくした状態のこと。実家のバリアフリーリフォームは、これから年齢を重ねていく親との暮らしのためにぜひ取り入れたい工事です。具体的には、段差のないフラットな床やスロープ、手すりの設置、浴槽の入り口を低くするなどの改修が挙げられます。これらの改修により、安心して日常生活を送ることができるようになるでしょう。

また、実家のバリアフリーリフォームは、高齢者本人のみならず介護する人にとっても大切です。高齢者が暮らしやすい住まいにすることで、日常生活の自立度を上げ、同居する家族の負担を軽減することにつながります。さらに、現在だけでなく将来的な予防策としても有効です。誰でも年齢を重ねていくことで身体的な制限を受ける可能性があるため、あらかじめ住環境を整えておくことで、事故を予防して安全に暮らすことができます。

・家のヒートショック対策

ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が上下することで起きる健康被害です。立ちくらみやめまいなどの軽症で済むこともありますが、心筋梗塞や脳卒中など、命に関わる発作を発症するケースも少なくありません。ヒートショックになる人は高齢者に多いですが、実はすべての年代で起きる可能性があります。

築年数の古い家は断熱性能が低い傾向があり、特に冬場は暖房が効いた部屋と寒い部屋との温度差が大きくなりやすく、ヒートショックに繋がりやすいです。なかでもお風呂は寒い浴室→熱いお湯を張った浴槽→寒い脱衣所のように、温度が極端に上下しやすいため事故が多くなっています。

リノベーション/リフォームによるヒートショック対策としては、家全体の断熱性能を高めることが有効です。具体的には床・壁・天井への断熱材の追加、窓に内窓を追加する(二重化)、樹脂サッシへの変更、複層ガラスへの入れ替えなどがあります。

・建物の耐震性/耐久性を鑑みる

実家のリノベーション/リフォームは、建て替えに比べてコストが安く済むことが多いです。ただし「建物の柱や梁が腐食している」「屋根や外壁に深い亀裂が入っている」「耐震性能が著しく低い」など、根本的な修繕工事が必要な場合は注意が必要です。補強工事に掛かる費用がかさむと、建て替えと総コストが変わらないか、かえって高くついてしまう可能性もあります。そのような場合には、建て替えを検討することも重要です。

築年数が古い実家をリノベーション/リフォームするか建て替えるかを判断するには、ホームインスペクション(第三者による住宅診断)がおすすめです。専門家による住宅の劣化状況、欠陥の有無、補強工事の必要性、工事にどれくらいの費用が掛かりそうかの診断を受けることができます。ホームインスペクションの費用は住宅の種類や広さにより異なりますが、大まかな目安は5〜7万円ほど、目視では確認できない場所の詳細な調査も行う場合は10〜12万円ほどです。

また、住宅の耐震性能の目安となるものが、建築時期が1981年(昭和56年)よりも前か後かどうかという点です。この年の法改正により、新築の建物に求められる耐震性能の基準が見直されました。旧耐震基準では「震度5程度の揺れで倒壊しない」ように設計基準が定められていますが、新耐震基準では「震度6強〜7の揺れで倒壊・崩壊しない」という内容に改正されています。

ただし1981年以前の建物でも新耐震基準を満たすしっかりとした作りの住宅もありますし、新築時には新耐震基準を満たしていたものの経年劣化により耐震性能が大幅に低下している場合もあります。建築時期はあくまでも判断の目安とお考えください。

・将来のライフスタイルに合わせた施工

将来的に家族構成やライフスタイルの変化によって、住まいの使い方が変わる可能性があります。例えば「親の介護が必要になる」「子どもが生まれる」「子どもが独立して家を出ていく」などの変化です。そのような場合は「床の段差を解消してバリアフリー化する」「間仕切り壁を追加すれば子ども部屋ができる間取りにする」といった、将来的に必要になる改修をあらかじめ行っておくプランで対応できます。

もちろん、はるか先の将来を過度に心配する必要はありませんが、そう遠くない未来に予想されることについては一度のリノベーション/リフォームで対応しておくのがおすすめです。短期間にリフォームを繰り返さずに済み、工事費用の総額も割安になります。

・二世帯住宅は特に注意

親世帯との同居にあたり、二世帯住宅へリノベーション/リフォームしたいとお考えの人も多いのではないでしょうか。二世帯住宅の形態は、居住スペースの分離度が高い順に「完全分離型」「部分分離型」「完全同居型」の3種類に分けることができます。「完全分離型」は玄関や水回りなど居住空間がすべて分かれている住居形態、「部分分離型は」住まいの一部を共用するタイプ(例:玄関は1つでLDKが2つある)、「完全同居型」は寝室などの個室以外すべてを親子世帯で共用とする“サザエさん”宅のような暮らし方です。

部分分離型の二世帯住宅は、住宅設備や住空間をどこまでを共用とするかでさまざまなパターンがあります。分離度が高い二世帯住宅はお互いの世帯の適度な距離感を保ちやすいため、同居トラブルの回避に効果的です。その一方、広い床面積が必要になり、住宅設備が増えるほどリフォーム費用も高額になります。

ただし将来的な売却を視野に入れている場合は、分離度の高い二世帯住宅へのリノベーション/リフォームは注意が必要かもしれません。中古住宅はごく一般的なファミリー向け物件が売れやすく、特殊な間取りや個性的な内装の物件は売れにくい傾向があるためです。中古住宅探しの条件として「二世帯住宅が欲しい」と考えている人は少なく、希望の価格で売却ができない場合があります。

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■【予算別】実家をリノベーション/リフォームする際の参考事例

実家をリノベーションするとき、どれくらいの費用で、どのような住まいが実現できるのでしょうか。費用別に施工事例をご紹介しますので、プランニングの参考になさってください。

・【550万円】ヘリンボーンが美しい住まい

工事費:550万円
間取り:2LDK
専有面積:68.73㎡
築年月:昭和52年3月

3LDKの住まいを伸びやかな2LDKへとリノベーションした事例です。もともとの間取りを最大限に活かしつつ、隣接していた居室を取り込むことでLDKを拡大しています。

床はランダムな色目が表情豊かなヘリンボーン柄のフロアタイル、白いクロスは塗り壁のようなマットな質感のものをセレクトしました。スイッチやドアノブは真鍮で統一しています。キッチンの開口部はアーチにすることで、優しい印象に。シンプルななかに素材感が光る、上品な住まいに仕上がりました。インスタグラムなどを参考にして、ご希望の内装イメージをはっきりとお持ちだったため、打ち合わせがスムーズに進んだそうです。

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・【990万円】ナチュラルなヨーロピアン

工事費:990万円
間取り:2LDK+S
専有面積:68.82㎡
築年月:昭和46年9月

こちらは細かく間仕切りされた4LDKから、広々とした2LDKにリフォームした事例です。隣接していた和室を取り込むことでLDKを拡大し、対面キッチンの開放的な空間が生まれました。リビングの一角にはアール壁と室内窓が印象的なフリースペースを設けています。お子さまの遊び場としても、リモートワークの書斎としても、多目的に使用できる空間です。

ピンクの珪藻土を塗った壁、キッチンカウンターに貼ったモザイクタイルなど、素朴であたたかな素材を多用してほっこりとやさしい印象に。寝室には大容量のウォークインクローゼットを新設して、家族の持ち物がすっきりと収まるようにしています。

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・【1,100万円】圧倒的な開放感の住まい

工事費:1,100万円
間取り:3LDK+WIC
専有面積:101.30㎡
築年月:昭和47年4月

100㎡を超えるヴィンテージマンションをリノベーションした事例です。築古物件に多く見られる細かく区切られた5LDKの間取りが、ゆったりとした3LDK+WICへ生まれ変わりました。バルコニーに面した和室と洋室を取り込み、LDKを大幅に拡大。3面から光が入る約23.4帖の開放的な空間となっています。玄関から各居室へと続いていた廊下も極力減らした、無駄のない間取りです。

家の奥にあった独立キッチンはLDKの中心に移動して、住まいの主役に。ナチュラルな木目と落ち着いたトーンでまとめた伸びやかな空間で、思い思いの時間を過ごすことができます。

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・【1,200万円】ルーフバルコニーとインダストリアル

工事費:1,200万円
間取り:2LDK
専有面積:75.73㎡
築年月:平成3年2月

大きなルーフバルコニーに面したマンションをリノベーションした事例です。和室を取り込むことで生まれた約21.0帖の広々としたLDK。独立型の壁付けキッチンは中心に移動して、カウンター付きの対面型にしました。躯体現しにした天井に、モルタルで造作したカウンターやステンレスのキッチン。頭上にはアイアンのオープンラックを設けて、まるでバーのようなスタイリッシュな空間に仕上げています。

そのほか洗面台や玄関もモルタルで造作し、スイッチはトグルタイプをセレクトするなど、細部までインダストリアルなデザインにこだわりました。バルコニーから東京スカイツリーを臨むキッチンで、料理のモチベーションもアップしたそうです。

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・【1,500万円】グリーンと暮らす毎日

工事費:1,500万円
間取り:2LDK
専有面積:72.14㎡
築年月:昭和53年11月

こちらはグローバルベイスとparkERsのコラボプラン「GREEN DAYS」による、植物との暮らしをテーマにしたリノベーション事例です。グリーンと心地よく暮らすために設計されたオリジナル家具を設置し、内装の色味や素材感は緑を引き立てるものをセレクトしています。クロスは塗り壁のようなやさしい質感のエコフリースを採用。張り替えをせずにそのまま塗り重ねができるエコな素材です。床はグリーンとの相性が良いブラックチェリーの突板フローリングで、傷がつきにくくメンテンナスしやすいことも魅力です。

住まいの一番奥にあり壁付けだったキッチンは明るい窓際に移動。グリーンで満たされた空間をアイランドキッチンから見渡せるようにしました。2LDKの部屋数は変更していませんが、LDKを広げることで家族や友人との時間をゆったりと過ごせるようにしています。

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・【1,620万円】都心のリゾート

工事費:1,620万円
間取り:2LDK
専有面積:100.38㎡
築年月:昭和53年6月

都心にある100㎡超えのマンションを、街の喧騒を忘れられるリゾートをイメージしてリノベーションした事例です。もともとの3LDKから大幅な間取り変更はしていませんが、ひと部屋を大きなウォークインクローゼットに変え、収納を一元化することですっきりとした暮らしを保ちやすいようにしています。

壁付けだったキッチンは、料理に集中しやすいよう効率的な動線のコの字型キッチンにしました。LDKの天井には天然オイルを施したウエスタンレッドシダーを張り、木のぬくもりに包まれるような落ち着いた空間に。玄関やキッチンの壁には石目タイルを張り、シンプルな空間に上質な素材が彩りを添える、ラグジュアリーな住まいに仕上げています。

→こちらのリノベーション事例を詳しく見る

・【1,900万円】部屋からの眺望に一目ぼれ

工事費:1,900万円
間取り:2LDK+S
専有面積:75.97㎡
築年月:昭和45年11月

こちらはグローバルベイスとユナイテッドアローズの最初のコラボ物件。家具もすべてセレクトしたプランです。スケルトンリフォームによりもともとの3DKから伸びやかな2LDKへと、大幅に間取り変更しています。バルコニーに面していた2つの和室と、住まいの奥にあったダイニングキッチンをつなげて、窓からの開放的な眺望を楽しめるくつろぎのLDKが生まれました。

床はヘリンボーン張りのフローリングで統一しているため、玄関を入ったときから、廊下・居室・LDKへと空間の連続性を強調します。キッチンはオリジナルで作成したもの。カウンターの外側はガラス扉のキャビネットのため、お気に入りの食器を飾りながら収納できます。LDKの一角に設けたアイアン格子とガラスで間仕切りした居室は、洋館にある温室のような佇まいの空間。引き戸を閉めれば視界を遮らずに音を遮断することができるため、リモートワークにもぴったりです。

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■まとめ

実家をリノベーション/リフォームすることで、安全性や快適性を向上して居心地の良い空間を作ることができます。思い入れのある住まいを活かすことができ、相続対策として有利になることもあります。自由に間取りや設備を決めることができるため、介護の準備、二世帯同居、三世帯同居など、家族構成やライフスタイルに応じた住まいを実現でき、多くの場合で建て替えよりも費用を抑えることが可能です。さらにリノベーション/リフォームのコストを下げるためには、補助金制度や減税制度を上手に利用すると良いでしょう。ただし、建物の劣化状況が酷かったり、強度が著しく不足したりしている場合は建て替えのほうが安く済む可能性もあります。そのため築年数が古い物件ではまず専門家によるホームインスペクションを受けてみるのがおすすめです。

編集者: マイリノジャーナル編集部
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